基本スペック

駆動方式:FR / ミッション:5速
初期馬力:330ps / カーナンバー:49-57


全長:4,447mm/全幅:1,836mm/全高:1,313mm/最高速度
プレイカテゴリー 称号
ワンメイクバトル 【】
エンジン形式バトル 【】
期間限定TA•1 【】
期間限定TA•2 【俺の928GT】

特記事項

この車両はドレスアップパーツの獲得・装着ができない。しかし更新カラーは存在する。
またS13やS130Zなどと同様、基本チューニングの段階でロールケージが組まれ、車高は落ち、マフラーは砲弾タイプとなる。

備考

マキシ6より登場。まずはマサキが原作中に試乗した車としてストーリーモードで先行して収録され、2019年7月17日に実施された「2019年7月アップデート」にて正式に追加。プレイアブルカーとして使用可能となった。

性能面では高いレベルでまとまっており、対戦・TAを問わずに活躍できる下地はある。
加速は良好、最高速も同門の911系に比肩しうるスペックの高さを誇り、直進安定性も随一。
ハンドリングに関しては大排気量のFR車らしく滑り出しが早いものの、回頭・旋回性ともに優れ減速率も低い。素早く適切な量のカウンターを当てれる腕があれば、相当に速い一台になるだろう。
対戦面においてはブーストの効きが強い反面、おしなべて対接触性能がいまひとつ。インガリでの突破力はあるが、テールの踏ん張りが甘いからかバチコンされたときにアウト側へ流されやすい。実戦では持ち前のブーストを活かしつつ後ろのポジションで戦況をうかがい、終盤でこちら側からバチコンを仕掛けていくのが良いだろう。
性能の高さは初心者にもおすすめできるものの、上記の特性を踏まえると湾岸マキシに慣れた中級レベルのプレイヤーが搭乗してこそ真価を発揮できる車両といえる。

選択可能カラー

インディアンレッド
シルバーメタリック
グランプリホワイト
ブラック
ダークブルー
ムラーノグリーン

更新回数及び追加カラー

1 イエローグリーン 21
2 ダークレッド
メタリック
22
3 ライトブラウン
メタリック
23
4 ブロンズ
メタリック
24
5 オリーブ
メタリック
25
6 オリーブ 26
7 ライトパープル
メタリック
27
8 ゴールド 28
9 グリーン 29
10 グレー
メタリック
30
11 マルーン 31
12 ダークグリーン
メタリック
32
13 ベージュ
メタリック
33
14 ペールブルー2 34
15 ピンク 35
16 36
17 37
18 38
19 39
20 40

雑記

  • 湾岸マキシに収録されたものは1990年に発売された928GTと呼ばれるグレードで、インテークポートやカムシャフトの変更で330psを発生するまでエンジンを鍛え、最高速度275km/hを叩き出すまでにチューンアップされたスポーツグレードである。これに対応したサスペンションチューニングも施され、5速MTのみの設定というスパルタンなモデルであった。

  • 車名の由来は諸説ありハッキリとしたものは明らかになっていないが、928はポルシェのスタンダードである911の上級モデルとして企画された経緯があり、数字も大きいものが採用されている。

  • 1978年、先述の通り911の上級モデルとしてデビュー。その5年前に当時のポルシェ社長であったエルンスト・フールマンの「自社の911に代わる新しいポルシェのスタンダードとして、またジャガーやアストン・マーチン、フェラーリのV12モデルに対抗する車種を送り出そう」という大号令のもと開発が進められた。911と共有する部品は皆無と言えるほど、専用設計を徹底した贅沢な一台である。
    • 外見は卵型の丸みを帯びたシルエットに、エクステリアでのアイコンともいえるポップアップ式ヘッドライトを採用。ライト消灯時はレンズ部が上方向を向いて格納されているが、点灯時には目が前方に飛び出しているようになる。
    • 駆動方式はトランスアクスルを用いたFRで、前後重量配分は50:50の理想値を確保している。その当時まだ空冷だった911(Type930)と違い最新鋭の水冷式システムを搭載、伝達機構はコグドベルト駆動*1、エンジン自体にもハイドロリンク・タペット*2を用いるなど、当時考えうる技術の隋が盛り込まれた。バッテリーボックスに至っては重量バランスに配慮するとともに共振を抑えるスタビライザーとして、トランスアクスルとなるギアボックスに固定されるという徹底ぶりである。
    • トランスミッションは自社製の5速MTないしはメルセデス・ベンツ製の3速ATが選択できたものの、こと日本市場においては928GTなどのスポーツグレードを除き、ATの購入層が圧倒的に多かった。また1987年より販売された928S4からはATが4速に多段化され、厚いトルク特性を持つエンジンに合わせて通常のDレンジでの発進時は2速ホールドとする制御が組み込まれた。
    • 意外かも知れないが、928の登場は多くの自動車メーカーや販売車種に影響を与えたと言われている。一例として、
      • ヴァイザッハ・アクスル機構*3は日本車における4WSシステムや、メルセデス・ベンツが190Eより採用を始めて世界のベンチマークと称されるまでになったマルチリンクサスペンションの礎になった。
      • T字型でなだらかな曲線を描く高級感あふれるダッシュボードは、20型ソアラ、Z32型フェアレディZ、NA1/2型NSXなどの日本におけるハイエンドカーに影響を与えた。
      • 進化形のS4に関しては、そのコンセプト自体がフェラーリのテスタロッサや456を生み出す原動力になったと言われている...などがあり、928なくしてハイエンドモデルの繁栄は無いと断言できるほどのカリスマ性を持っていた。

  • 1978年の誕生以降コンセプトモデルを除いて実に7度ものビッグマイチェンを受けて、17年間に渡って生産が続けられてきたが、ポルシェの経営が傾いたことで1995年にカタログ落ちを喫してしまう。以降実質的な後継車は存在していないが、FR駆動の4人乗りというパッケージングは2009年にデビューしたパナメーラが受け継いで今に至る。
    • 余談だが、2020年に928の後継モデルがデビューするのでは?という期待が持ち上がっている。ポルシェ初の4ドアサルーン・パナメーラと911の中間を埋めるポジションで復活が目されているという。既にパナメーラをベースにした開発車両が本国でテストを積み重ねているというスクープもあり、車名に「929」をひっさげるという噂もある。

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最終更新:2022年09月05日 23:03

*1 代表的なものでタイミングベルトが知られている歯車式のベルトのことで、それまでの金属プーリー式と比べて伝達効率・機械損失の両面で高い妥協点を誇る。欠点としては経年劣化による機能低下が顕著で、またある程度のスペースを求められるため小型化には不向きなこと。

*2 いわゆるラッシュアジャスターのことで、自動的にバルブクリアランスを0に調整してくれる。これによりメンテナンスフリーになってエンジンの信頼性が向上した。

*3 コーナリング中に発生した横荷重に応じて、アウト側の後輪が機械的に最大2度のトーインをつけることでオーバーステアを抑え、安定した挙動を実現するシステム。