moedra @Wiki内検索 / 「毛か鱗かつるぷにか」で検索した結果

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  • 毛か鱗かつるぷにか
    同じドラゴンでも表現の仕方で大まかに3つ分けられます。 けもりぅ 体全体或は一部にでも体毛がありふさふさしている竜の総称。 最低ふさふさポイントは手首や首周り胸あたりたてがみだと思われる。 主に可愛い竜を指す時に用いられる事が多い。 竜を愛でるうちにとある人物のキャラにより生まれたとされる? ひんやりな印象を持つ鱗とは正反対の温かみのある存在で根強いファンが存在する。 =ファードラ(好まれない) つるぷに(ドラゴン) 鱗表現・体毛表現の両者とも違うつるつるでぷにぷにな竜の総称。 毛や鱗は一切或は大半持たないでテカる柔らかい皮膚を持つ事が条件と思われる。 主に可愛い竜を指す時に用いられる事が多いが、特に幼生のものが目立つようだ。 人や時と場合により様々な印象を持つため広く受け入れられている存在だと言える。 =ぷにドラ ≒ショタドラ・ロリドラ (鱗)ドラ...
  • 考察
    ...(体)について ┣毛か鱗かつるぷにか ┣四足か二足か ┗腕か翼か 生殖器等について ┣♂ 獣形か人形か爬虫類形か ┣♂ 金玉は出すべきか隠すべきか ┣♀ 縦割れか横割れか ┣♀ 胸有りか胸無しか ┗♂♀ 総合排泄口かどうか こちらもご参考までに。▼ 『Wikipedia 日本語版』より 【竜】──東洋龍について 【ドラゴン】──西洋竜について
  • シャオルーン
    PS2「テイルズ オブ リバース」に登場する水の聖獣。 イルカと犬と東洋龍を足して3で割ったような外見で、所謂つるぷに龍、立派なマフラーをしている。 ヒトに強い興味を示しているようで、ゲーム中盤に登場して以降はヒトについて知る為に主人公達に同行し、移動手段として活躍する。 犬顔であるためドラゴンではないのでは?という声も。 ●専用スレ● TORのシャオルーンはケモショタ可愛い Part2 ttp //game13.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1168251757/
  • 竜神恋譚2
    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ちゅむっ。 誓約の口付け。互いの意志を確認しあった我と好美は自然と行為に及んでいた。軽く触れ 合った先から甘い情念が染み込んでくる様でなんとも心地良い。 『……っ。ぷはぁ。アタシの初めて……どう?』 (た、たまらぬ……ん? んん?) 我は気が付いてしまった。まさか……これが『もらって欲しい』なのか? 我はてっきり ……む、無論口付けだけでも何とも言えぬ至福ではあるのだが、何故か残念な気持を拭う 事が出来ぬ。 『また余計な事考えてる……このカタブツ』 むーと頬を膨らまして好美が我を睨み付ける。相手を喜ばせるのが自身の務めである筈な のだが、全くここの所不覚続きだ。己の不甲斐なさを恥じるものの、どうしてよいかはさ っぱり分からない。 おろお...

  • ふと気がつくと、俺は見知らぬ世界にいた。 空は薄暗い群青色の雲に覆われ、赤茶けた大地がどこまでも広がっている。 「な、なんだここは?」 混乱と恐怖に駆られて俺はペタンと尻餅をついた・・・はずだった。 スラッと細長い不思議な体が視界に入り、尻をつく感触もないまま 俺はいつの間にか完全に仰向けに転んでいた。 慌てて自分の体を見回して驚く。緑色の細かい鱗に覆われた背中、何段にも横筋の入った白い腹。 そして、3本の指が生えた異常に短い手足・・・ 「これは・・・」 まるで龍のようだ。自分の顔がどうなっているのかはわからなかったが、口を開けると視界が天を仰ぐ。 ウネウネと長い体を巡らしながら変貌を遂げた自分の体を探っていくと、股間に当たる部分に不思議な花が咲いていた。光沢のあるぷっくりとした赤い花びらが広がり、中央は穴になっているようだ。 試しに力を入れてみると、その割れ目がクパ...
  • ♀:縦割れか横割れか
    東洋竜のような長い胴体を持つドラゴンは縦割れ。 それ以外の場合は尻尾の付け根に横割れというケースが多いようだ。 同様に雄の性器(格納型の場合)も、縦割れ横割れでそれぞれ格納されている様子。 ただ、長い胴体を持つドラゴンの横割れはあまり見ないが、やはりドラゴン好きと言えど描くのは人間のせいか、一般的なドラゴンに縦割れというケースはよくある。 イルカのように腹部がつるつるの場合は縦、いわゆる蛇腹の場合は横が多い。 (注:あくまで個人的な見かた)
  • シグ1
    朝っぱらからインターホンを鳴らしまくる無礼な訪問者に、俺は心底ご機嫌斜めだった。何たって朝の4時である。 普通なら1回鳴らすだけでもはばかられるような時間なのに、こいつは毎秒2回、正確無比なリズムできっちりと鳴らしやがる。 22回目のドアベルが鳴ったときに、堪忍袋の緒が切れた。 場合によっては本気でぶん殴るつもりで、玄関のドアを開けた。チェーンを外してしまったのは、不用心だったかもしれない。 「てめぇ、今何時だと思って………」 扉を開けた瞬間、玄関に飛び込んでくる青い物体。かわす暇もなく俺は突き飛ばされてしまった。 重い。さっきの青いのが俺の上に乗っているようだ。視界がふさがって何も見えなかったが、青いのが俺の上でもぞもぞしているのだけは判った。 ドアが閉まる音、チェーンもかけられたようだ。 「……あっ」 子供っぽい声。青いのが急に軽くなった。いや、軽くなったという...
  • 押掛女房朱鷺色恋記
     ……来てしまった。  とうとうここまで来てしまった。  後ろ足だけで歩いたせいか疲れがひどい。人間に化けず本来の姿で来た方がよかっただろうか、と思うものの、竜の姿では見つかる危険の方が大きいから仕方がない。 とにかくここが森の、人間の住処との境目だ。この橋を渡ればもう引き返せない。何度も練習を重ねて覚悟を決めた筈なのに、胸の高鳴りが苦しくて動けなくなる。  『でも、もうすぐあえへ、あっ、あ――会える』  多少もつれはしたが、人間の言葉もちゃんと話せる。大丈夫。大丈夫だと私は自分を励ました。私にはおばあさまもついている。それに何より自分の気持ちを――今更抑える事などできない。  ――あの人に会いたい。そして……。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  『はっくしゅん!』  ヴィス...
  • 裏窓2
    「うわ・・・。」 吐いてきてよかったと思った。 「見事だなこりゃ・・・。」 桐生がフィアと同じことを言った。 窓から入った銃弾は、若干身を乗り出していた竜人の眼窩を見事に打ち抜き、あたりに脳漿をばら撒きながら頭蓋骨を破壊し、ビルの壁にめり込んでいた。 あまり見ないようにする。 「でしょ?初めてでこれは・・・。」 フィアが桐生に同意し、賞賛の意味を込めて俺を見やる。 俺は正直複雑な心境なわけだが・・・。 「ん?」 桐生が足元に目を落とす。 「おい・・・これってM249じゃないか?」 「へ?」 フィアが間の抜けた声で答え、俺は名前だけは聞いたことがあるその銃を近くで見ようと、桐生の傍に寄る。 見かけは通常のライフルとあまり変わりないが、弾倉部分に台形をしたマガジンが付いている。 桐生がそのマガジンをはずすと、中からベルト状に繋がった5.56mmがジャラジャラと連な...
  • 剛と柔
    鋭く切り立った断崖と険しい丘陵に囲まれた、誰1人として人間の踏み入ったことのない深い森。 その森の奥では、快適な住み処を求めて数多くのドラゴン達が身を寄せ合って暮らしていた。 翼を持つ者は外界から食料を調達し、暖かい体毛を身に纏った者は冬の寒い時期に仲間達から重宝され、限られた洞窟の中で親の異なるドラゴン達がまるで家族のように静かな夜を過ごしているのだ。 そんな中、森の端の小さな洞窟で長い間共に暮らしている2匹のドラゴン達がいた。 全身をまるで苔むしたかのような深緑の鱗で覆った初老のドラゴン、グレン。 そしてグレンとは対照的に黄みがかった山吹色の体毛に身を包んだ若いドラゴン、サントロ。 明らかな外見の相違からも判る通り、彼らの間に血の繋がりは無い。 だがそんな彼らが心を通わせ共に暮らすようになったのは、ある雷雨の夜だった。 ドオオオオン!!ゴロゴロゴロ・・・ 耳を劈...
  • 地に墜ちた女王2
    「何?もうあの雌火竜を手懐けたと申すのか!?」 翌朝僕の報告を聞いた時の王女の喜びようは、とても言葉では言い表せないものがあった。 「はい・・・ですが彼女・・・レイアとの信頼をより深めるには、あの口輪をも外してやる必要があります」 「なんじゃと?ならん!それはならんぞ!万が一にもまた暴れられてはかなわぬからな」 「で、ですが・・・」 だが王女は言いかけた僕の言葉を手で制すると、椅子からピョコンと飛び降りていた。 「くどいぞ。前の雄火竜などは口輪をつけなかったせいで取り押さえられず、結局死なせてしまったではないか」 確かに僕がこの王宮で職についた直後、今のように頑丈ではない庭園の小屋で小柄なリオレウスが飼われていたのが記憶に残っている。 だが小柄とはいえ流石は飛竜の王というべきか、甲高い咆哮を上げながら小屋を破壊し辺りを飛び回る雄火竜に手を焼き、結局数人のハンター達を雇って討...
  • 龍根奇話2
     【あ、あぁ――我は】  『俺はぁ――あぁっ』  刹那の絶頂には無い、圧倒的な灼熱がゆっくりと、意識を完全に溶かしつくし、て。  【『おおうううっ。……ううっ』】  自然に響き合う嬌声に、僅かばかり互いを取り戻した。  『ハァッ!ハッ。ハァーッ……ハァハァ』  『グオオ、おうっ。フゥーッ……グルルル』  襲い掛かる疲労と脱力感に身を任せるまま、近くのベットに沈みこむ。お互いを庇う様 に、惜しむように抱き合いながら。  【ふ、情、上出来、じゃ……なかなか、スジがある、ではないか】  『お、ほめに預かり、こ、光栄ってヤツかな』  【思っても無い事を抜かし、よって。じゃが良い。ぬしは実に、良い】  『もっと…・・・イケルぜ。そっちはまだ満足していないだろう?』  回復を待つ間も、互いの睦言は絶える...
  • シグ2
    「トードー? ねぇトードー」 暖かな冬の布団に全身を埋めて、今まさに寝入らんとする俺の頭を揺さぶる奴がいる。 「起きてる? トードー?」 揺さぶり方がだんだん大きくなってきた。これはこれで心地いいものだが、残念ながら頭を揺らしながら寝られるほど俺は呑気ではない。 夢の沼に沈みつつあった俺の意識はすんでの所で現実に引き戻された。 しかし、徹夜が明けてやっと寝床についた人間にこの仕打ちは少々酷ではないかと、俺はんんと一言、鼻で反論した。 「トードー、ちょっとマズいことになってるんだ。ちょっと着いてきてもらうよ」 耳元でささやく声が聞こえて、夢うつつのまま、俺の体は宙に持ち上がった。 アルミサッシが軽い音を立てて開き、冷たい風が頬をなでる。 「寒いぞ」 「寒いよそりゃ」 早朝の風が容赦なく眠気を剥ぎ取っていく。目が開いた。 「………」 眼下に広がるのは...
  • 渇望の日々
    深い木々の生い茂る密林の洞窟であのリオレイアと不思議な一夜を過ごしてから数ヶ月・・・ 僕は毎日のように護身用の弓を携えながら、彼女のもとへと足を運び続けていた。 もちろんこれは、巨大な雌火竜に対する警戒のためではない。 季節は暑さの厳しかった温暖期から早くも夜の冷え込む寒冷期へと移り変わり、食料の乏しさから空腹で凶暴化した獣達が森のそこかしこで跋扈しているからだ。 尤もそれは当の彼女も同じであるらしく、僕も最近はポーチの中に詰め込めるだけの生肉を押し込んでいる。 そして冷たい風の吹き込む巨洞の中で蹲った彼女と出会う度、僕はその骨付き肉を彼女の口元にそっと運ぶのだ。 プシュン!・・・ズバッ! 身の丈程もある大弓から勢いよく放たれた幾本もの矢の雨が、僕の周囲に五月蠅く付き纏っていた毒針を持つ大きな羽虫を正確に捉えていた。 その激しい射撃の衝撃で、憐れな的となった獲物が緑色...
  • stray dragon
    プロローグ ヨーロッパで最初のドラゴンが発見されてから20~30年は経っただろうか。 ドラゴン本来の能力、知性と人間の科学力によっていまやドラゴンは犬や猫と 同じほど人間のパートナーとしてメジャーになった。 いや、人間と会話できる分ドラゴンのほうが人気が勝っていただろうか。 だが10年前のドラゴンペットブームも過ぎ、今は世間のドラゴン熱も落ち着いて ペットショップでも普通に猫や犬と同じに扱われていた(正確には会話ができるので他の動物より2ランクほど上の住まい、値段だが) もちろん人気のある種類(翼がある飛行タイプ、火を吐けるブレスタイプなど)は今でも人気で 普通のサラリーマンの月給ではとても届かない値段で扱われていた。 しかし、翼もなく火も吐けない特徴のないドラゴンも生まれる場合があり そういうドラゴンは値段も他と比べると安かった。 それでも養育費で...
  • 忘れようとした記憶
    Lioleia-side Hunter-side また、茹だるような暑さの照り付ける季節がやってきた。 不思議な絆で結ばれた人間と愛娘を森に残してこの鬱蒼とした木々の茂る密林に移り住んでから早4週間。 毎晩のように降り頻る激しい雨や涼しい洞窟の中に巣食う不快な虫どもに幾度となく辟易しながらも、私は何とか新たな塒となりそうな美しい縦穴のある洞窟を見つけてほっと胸を撫で下ろしていた。 今頃はもう、あの娘も成体といって差し支えない程に大きく成長しているに違いない。 それにあの人間も・・・ 私はそこまで考えると、滝の流れる涼しげな巨洞の地面に蹲ったまま大きく溜息をついた。 この先、もう人間如きとあれ程深く関わることはないだろう。 この密林には私の敵となるハンター以外の人間などは滅多に訪れぬだろうし、あの可愛い娘と離れてしまった今となっては目の前に現れた人間どもを生かし...
  • 氷炎の恋物語2
    掟を破ったことでどんな咎めを受けるのかなど、最早知ったことではない。 だが失意の底に溺れながら火山地帯へと向かって飛ぶ間、私はずっと彼女のことばかり考え続けていた。 彼女のあの悲しげな表情が脳裏に浮かんでくる度に、すぐにでも引き返したくなる衝動を必死に押さえ付ける。 やがて不安と後悔を胸に秘めたまま住み処の傍までやってくると、案の定数匹の仲間達がまるで周囲を監視するかのように待ち構えていた。 そんな不穏な雰囲気の山間部へ向かって、堂々と正面から降りていく。 その瞬間私の姿を見つけた仲間の1匹が、慌てた様子で私のもとへとやってきた。 「おい、最長老様がお前のことを探していたぞ。何かやったのか?」 どうやら、彼らは事の詳細を知らされぬまま私を探していたらしい。 もし彼に真実を告げたなら、彼は一体どんな反応を示すのだろうか? 「ああ・・・わかっている」 私は力無くそれだ...
  • ドラゴン学者
    ドラゴン。 そう呼ばれる種族の多くは巨大な体を持ち、外見は固い鱗でびっしりと覆われていたり、フサフサの柔らかい毛が生えていたり、はたまたつるつると光沢のある滑らかな肌をしていたりと様々で、太くて逞しい尻尾を持ち、大きく広がる翼や立派な角や恐ろしい爪や牙があり・・・ 驚くべきことに、中には人の言葉を話すことができるほど賢い者もいるという。 僕が若くしてドラゴンに興味を持ち始めたのは、ひょんな偶然からある遊び心たっぷりの書物に出会ったからだった。 その書物には、ほとんど誰も見たことのないドラゴンについての詳しい研究の記録が示されており、ドラゴンという生き物の少なくとも一部を理解するのには十分過ぎるほどの素晴らしいものだった。 ドラゴンが何を主食にしているのか、どんな攻撃方法を持つのか、体の造りはどうなっているのか、中にはドラゴンとの接し方や彼らの特異な習性、住んでいる地域までが...
  • 押掛女房朱鷺色恋記2
     エプロンの紐がキツイのか、尻尾で押し上げた瞬間はっきりと。思ったよりこじんまりとしておくゆかしい奥さんタイプというか。あ、いやもとい。  (俺はいったい……どうしてしまったんだぁ!)  ヴィストは己の下半身を呪いながら、とり急ぎ顔を背け緊急避難。しかし彼の眼球は大胆にも主人に異を唱えた。くねくねと大胆に踊る雌竜の尻尾。その下にある秘密の場所に視線を送り込もうと反抗を続ける。  (ウソだうそだろ嘘だって! 俺は人間以外に欲情したりしねぇええええ)  また、見えた。踏ん張ったせいか今度はよりしっかりと――御開帳。  自身の唾を呑む音が、やけに大きく聞こえた。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  ――ゴクッ!  また聞こえた。ヴィストさんが唾を飲み込む音。いい匂いが辺りに立ち込めてい...
  • 深淵の冷熱
    雲1つない快晴の空から降り注ぐ眩い陽光が、遥か彼方まで続く真っ青な海を照らし出している。 そんな優しげなそよ風に揺れる海面の数メートル下で、全身を黄緑色の鱗で覆った1匹の雄龍と、キラキラと水中に差し込む陽光を反射する紫色の雌海竜が戯れるようにして泳いでいた。 彼らはほんの数日前、大陸棚の水底にその口を開ける海中洞窟で出会った新たな番い。 水を掻き尾を靡かせて泳ぐ龍と大きな胸ビレを巧みに操ってその身を躍らせる海竜は、種族こそ違えど互いに深い理解と愛情を交わし合った仲だった。 初めて海竜と過ごした幻想的な一夜から3日後、ワシはすでに日課となりつつある妻との狩りにでかけていた。 ワシがかつて住んでいた湖とは違い、この海には実にたくさんの獲物となる魚達が住んでいる。 だがこの数日間妻とともに過ごして学んだことは、海で魚を狩ることがいかに難しく、そしてワシがいかに井の中の蛙だったか...
  • ヴァルバジア
    NINTENDO64 「ゼルダの伝説 時のオカリナ」に登場するドラゴン。 主人公の少年、リンクがある日屋台で見つけたドラゴンのヒナ。 なけなしのお金で引き取ったはいいがぜんぜん懐かない。 しかしある日リンクがモンスターに襲われたのを助けたことで仲良しに。 そしてリンクは時を越えて青年となり、世界を荒廃させた魔王を封印する為の助けを求め火山へ向かうが、そこには魔王の力で変わり果てたかつての友竜が。 必死で友に呼びかけるリンク、答えず暴れ襲いかかるヴァルバジア。 リンクは悩んだ。友は魔王に操られているだけだ。だが止めなければ火山に住む多くの人々が死んでしまう…。 彼が悩んでいる間に、非情にもリンクにヴァルバジアが襲いかかってくる。 喰われる――その瞬間、リンクの弓矢がヴァルバジアの眼を射抜き、そしてリンクの剣が―― ヴァルバジアは崩れ落ちた。すると友の眼が昔の純粋だった頃...
  • お絵かき/お絵かき掲示板ログ/8
    みんなで活気付けようよ -- 匿名戦隊K (2007-04-11 22 35 28) 色使いとアイデアがいいね -- 名無しさん (2007-04-12 22 00 56) いつの間にかこんなに絵が投下されていたとは -- 名無しさん (2007-04-13 21 27 04) 住み着く人がいればいいと思うよ -- 名無しさん (2007-04-14 16 47 54) レアサーバーみたいな扱いだしな -- 名無しさん (2007-04-22 21 13 52) もっと絵を増やして楽しいスレにしようよ -- 神龍 (2007-04-22 22 13 01) さあ!皆で!…って?(よっしゃ!きたー!) -- nakachik (2007-08-16 14 01 00) ...
  • 裏窓3
    鼻を突く異臭で目を覚ました。 目の前に、さっきのでかい方の竜人。 ああ、ここ、公園のトイレか。 小便器4つに、小部屋が2つ。 それに、おそらく掃除用具置き場であろう空間が一つ。 俺達意識喪失組は、その一番奥の壁にもたれかかるように、床に直接足を伸ばして座らされていた。 目の前の竜人がガスマスクをはずす。 長い銀髪が姿を現した。 身長は、おそらく2m近いだろう。 上半身は黒のランニングシャツ、下半身も黒基調のミリタリーパンツ。 シルエットだけでは、上半身裸に見えたのは、こいつの体色が黒だから。 「平気か?」 黒いのが聞いた。 何とか頷く。 実際、あの至近距離であんなものぶっ放された日には全然平気じゃないんだけども。 「元々、火薬の量減らしてはいたが、まさかあの距離で撃つとはな・・・。」 口元を緩めながら頭をかく。 「撃たせるつもりはなかったんだが、あいつはこ...
  • 美女と野竜2
    第3章 「全ての責任は私にあります。本当に申し訳ございません!」 大きなベッドから体を起こしたワシの傍らで、シーラの乗る馬車を操っていた御者が深く頭を下げていた。 「それで・・・シーラの行方は?」 「はっ・・・今も姫様が転落したと思われる辺りを数十人の兵士が捜索を続けております。ですが・・・」 「ですが・・・なんだ?」 後に付け加えられた御者の不穏に一言に、思わず聞き返してしまう。 「転落されたときに怪我を負ったのか、所々に血痕が残っておりました。それと共に、大きな獣の足跡が・・・」 「なんということだ・・・」 最悪の事態を想像し、ワシは頭を抱えた。 「とにかく・・・何か手がかりを見つけるまで捜索を続けるのだ・・・」 「もちろんそのつもりでございます」 「うむ・・・さがってよいぞ・・・」 重責にうろたえる御者をさがらせると、ワシは自分の愚かさを呪った。 軽...
  • ラーゲル クヴィストの雫
    ラーゲルクヴィストの雫 龍が、舞い上がる。 風という踊る舞台を与えられ、地面から舞い上がる木の葉が、 狂ったように私の前をちらつく。 時折、私の眼にめがけてワルツを踊り、 近づいてくる木の葉を訝しそうに手で払う。 龍の翼を広げたその体は、ただ禍々しく私の視界を埋め尽くす。 翼がひとつ羽ばたくたびに、私の体から覇気が削がれていく。 削がれていく覇気を逃すまいと、私はその手に握った木の枝を握りなおした。 私は、がむしゃらに突進する。 もちろん、届かないことは承知の上、 逃げるその背中に一撃を加えられ、犬死するより、 このまま体に開いた傷から血が流れ落ち尽くして、犬死するより、 勇敢に立ち向かって犬死する方が、格好が付く。 死ぬと分かりきれば、どんな事をすることもできるのだ。 翼がひとつ羽ばたく間に、私は十の歩を進める。 間合いが詰...
  • 三十路旦那鋼尾談
    『はぁいアナタ……あ~んっ♪』 『あ、あ~ん』  愛妻から差し出された木さじ一杯。その旨みを心行くまで堪能してから嚥下し、ヴィス トは苦笑まじりに諭す。 『うん……美味いっ。けどな……その』 (一口ごとにそれじゃ、いつまで経っても食事が終わらないぞ?)  手料理を妻が夫に手づから食べさせる。新婚夫婦によくある仲睦まじい光景だ。  ――そう。食事に時間と愛情がたっぷり掛かるのは、良くある事。  ――ただし。  妻が人間より遥かに強靭な竜の場合は……なんというか、その非常に稀有な光景と言え るかもしれない。  『その……なんですか? あっ……』  妻の黄色と赤、左右色違いの瞳がたちまち潤み始める。不用意な発言をヴィストは悔い たがもう遅かった。 『味付けが濃すぎましたか? 健康に良くないって言うし……...
  • ラーゲル クヴィストの雫2
    ラーゲルクヴィストの雫 ELSE the father of dragonoid この国には、兵役がある。 しかし、一般人が戦うのは近隣諸国との武力抗争だけではなく、 人間の脅威となりえる生物の早期駆逐のほうが多い。 既に、人間同士の戦争は、コンピュータ同士が操作する 人間達自身が到底及ばないハイレベルな層に達しており、 はっきり言って、一般人上がりの人間などお荷物でしかないのである。 生物駆逐などという、劣等な仕事こそ、一般人の士気向上とコストの面で最も人間に相応しい。 それは、コンピュータの出した淡白な結果だった。 「グレン!」 後ろから声をかけられた。 振り返るとそこには、ウェル伍長が立っていた。 「命令だ。今日も害獣駆逐に行くぞ。 装備を整えたら、1300時に格納庫B3に来るように。」 「はい、了解したしました。」 ウェル総長の私び...
  • 龍の棲む湖
    すでに辺りは薄暗くなってきていた。 山は日が暮れるのが早いというけれどまさかこんなに早いとは。 つい1時間ほど前まではまだ明るかったのに、もう5メートル先もよく見えない。 俺は真っ暗なという表現がしっくりくる森を手探りで足早に歩いた。 時々蜘蛛の巣やら小枝やらが体に当たって不快な気分になる。 だが、冷静になって考えてみれば今の俺は遭難してるんだな。はっきり言ってマズイが俺にはどうすることもできなかった。とにかく俺は元来た(と思われる)方向に向かって手探りで進んで行くしかなかったんだ。突然、バサッという音とともに視界が開けた。 空はまだほんの少し明るく、大きな湖が透き通った水を湛えていた。 「今夜はここで寝るか」 もう遭難している事などどうでもいい。 とにかく暗闇の中を歩き回って疲れた体を休める場所が俺には必要だった。 最後の力を振り絞ってテントを張り、寝袋に包まる。 ...
  • 紅き大老
    「ぐ・・・うぅ・・・」 幾本もの燭台に灯された淡い蝋燭の明かりの中に、初老の男の苦しげな呻き声が響き渡っている。 「お、王様・・・あまり無理をされてはお体に障りますぞ」 「ふふふ・・・ワ、ワシも歳を取ったものだな・・・この程度で・・・ぐ・・・体が音を上げるとは・・・」 ほんの数日前、彼はここ最近親愛なる城下の民を苦しめていた毒の息を吐く悪竜の退治へと向かった。 そして東の山奥に潜んでいたその悪竜の住み処を数人の腕の立つ兵士達とともに急襲し、奇跡的に1人の犠牲者も出すことなく討伐に成功した・・・はずだったのだが・・・ 「兵長の具合はどうなのだ?ワシよりも大分苦しんでおったようだが・・・」 「はっ・・・タルカス殿は今朝から昏睡状態に陥ってしまい、つい先ほど息を引き取られました」 「そうか・・・」 毒竜の退治に向かった男達の全滅の報告を聞いて、王と呼ばれた男は巨大なベッドの中で...
  • 渇望の日々2
    「グオオオオオオオオン!」 再び雨に濡れそぼった密林を震わせる落雷のような咆哮が聞こえ、僕は彼女のいるであろう方角を目指して走り出していた。 一体何が起こっているというのだろうか? 今の咆哮が、僕にはまるで彼女の泣き声のように聞こえたのだ。 それは大切な何かを失った者だけが発することのできる、魂を引き千切られるような鬼哭の調べ。 やがて否応無しに早まった鼓動を抑えながら広い草原に飛び出すと、僕はようやく彼女の姿を捉えていた。 彼女の周りにはハンターと見える2人の男が傷だらけの無残な姿で転がっていて、最後の標的になった男が粉々に砕けた飛竜の卵の傍で絶望に跪いている。 だが彼女は最早抵抗する気力も失ったその無防備なハンターを冷たい殺意のこもった眼で睨み付けると、低く身構えながらほんの数歩だけ獲物から離れるようにその巨体を引いていた。 まずい・・・彼女は、あのハンターを殺す...
  • 語らい
    荒野を旅する人間。 目の前に山のようにうずくまったままの龍に、旅人が声を掛ける。 他愛もない話は、いつしか旅人が信ずる神の問いかけに変わる。 「では聞くが、お前はどんな神を崇めているのだ?」 眠ったように目も開けず、龍がそう聞いた。 「私にはこれといって崇める神はいない。」 「ほう、全ての道は己が切り開いてきたとでも?」 龍がそう聞くと、人間は肩をすくめた。 「いや、そうはいっていない。 私にとっての真実とは、万物に神は宿るということだ。 そう、例えば、この石ころひとつにだって、神は潜んでいる。」 人間は、足元に転がっていた石を拾い上げて見せた。 「ふふ、それはそれは…。面白い考えだな。」 龍は静かに笑った。 「では聞くが、お前の足元にある枯葉にも神は宿っているのか?」 「もちろん。」 人間は深く頷いた。 「では聞こう。お前の足元にある何千と言う砂...
  • 裏窓5
    ――がしゃん。 目が冴える。 眠れない。 寝るまで黒とイリスの喧嘩聞かされた上に、それ聞いてたリオンは泣き出すし。 おめーらは悪くねえと怒鳴り散らす黒。 多かれ少なかれ責任感じてるときにそーゆーこと言わないで欲しい。 で、その音。 皺だらけの敷物から這いだして、テントの外を窺う。 イリスの背中。 小さく見える。 その足下に崩れたジェリ缶の山。 小声で、内容の聞き取れない悪態を連発しながら座り込む。 頭を掻き毟る。 寝られなくなる確信があったが、俺はそのまま寝床に戻った。 結局、イリスは明け方に戻ってきて、俺のすぐ横に体を投げたし、尾を俺の腰に乗せて爆睡し始めた。 寝る前に目が合い、まだ起きてたのかと言われた。 次の日俺は、朝飯の配給時間が終わるまでテントから出なかった。 黒達には起きたくないと言った。 イリスも一緒に寝ていたが、大して気になら...
  • 兄はやり手のドラゴンマスター
    「10歳のドラゴンマスター(見習い)」 僕が兄と一緒にドラゴンマスターを目指して何年が経っただろう? 今も兄と一頭のメスドラゴンと一緒に旅をしているが、まだまだ兄のようにドラゴンと心を通わせられない自分がくやしかった。 その夜もいつものように山の途中で野宿をしていたのだが、その不安を紛らわすには寝るのが一番簡単だった。 しかし、今日はあまりうまく寝付けなかったせいか変な声で目を覚ましてしまった。 反射的に周りを見回したが兄とメスドラゴンのソウルが自分の近くにはおらず 不安になって焚き火の周りを探し始めた。 「グゥッ・・・フルゥ・・・」 ソウルの鳴き声が聞こえたがいつものような勇ましい声ではなかった。 「ふふふ、ソウルったらいつものような大声はどうしたんだい」 兄の声もそのあとに聞こえてきた。 何を話しているのか理解できず、勇気を出してもっと近寄って...
  • ペット
    朝目が覚めると、僕は裸で見知らぬ部屋にいた。 明らかに自分のものとは異なるベッド、テーブル、調度品。 そしてなにより、独特な獣の臭い。 ええと、昨日の夜は何をしていたっけ? 必死に記憶を辿る。確か、友達と飲んで、酔って帰る途中だったのは覚えている。 でもそこから先の記憶がない。 ということは、どこかで倒れて誰かの家で介抱されたのか? でもそんな見知らぬ酔っ払いを普通こんないいベッドに寝せるものなのかな?しかも服も着せずに。 みれば、僕のいた部屋は綺麗に片付けられていて、ホコリ一つ落ちていない。 その上ベッドときたら2メートル四方の大きなもので、明らかに部屋の中で異常な占有率を誇っていた。 僕はとりあえずベッドから這い出すと、窓を覗き込んで驚いた。 「一体何階建てなんだこの家は!?」 窓の外には霞がかった一面の空の下に深緑の絨毯が敷いてあるように見えた。 だが...
  • 蜂蜜
    秋も深まってきた山の小道を、3匹のドラゴン達が歩いていた。 薄いピンク色、水色がかった白色、そして鮮やかな抹茶色。 1番右を歩いていた白いドラゴンのバーグは、気の弱そうな面持ちでピンク色をした姉の顔色をうかがった。 いつもはやれ暇つぶしだのストレス解消だのと不穏で理不尽な名目のもとにいじめられていたバーグだったが、今日は散歩に誘ってくれるなどどことなく機嫌のよさそうな姉の様子に少しばかり安心する。 「あー、お腹空いたわ~」 ピンク色のフサフサな毛並みに覆われた姉のサフランが、あくびをしながらぼそりと呟いた。 「そんなこと言ったって食べるものなんてないよ」 「なんか甘いものがいいな~」 僕の話など全く聞いている様子もなく、サフランは次々とあれが食べたいこれが食べたいと欲望の対象を生み出していった。 抹茶色をしたの若い兄のマッチャも、ひたすら甘美な妄想に耽る姉に閉口し、...
  • 奪われた平穏
    「ゴホッ・・・ゴホッゴホッゴホホッ・・・」 「大丈夫?どうしよう・・・この子、咳が止まらないわ。それに熱もあるようだし・・・」 昼過ぎになって突然苦しげに咳き込み始めた小さな男の子が、心配そうな表情を浮かべる母親に付き添われながら布団の中でブルブルと身を震わせている。 「風邪でもひいたんじゃないのか?今日の朝方は随分と冷え込んだからな」 「ただの風邪ならいいけど、ちょっと咳が酷いから心配なのよ。私、竜神様の所へ行ってくるわ」 「ああ、そうだな・・・それがいい。ちゃんとお供え物は持って行けよ」 その言葉に妻が無言で頷いたのを確認すると、父が代わって咳き込む息子の傍らへと身を寄せていた。 一面深い森に覆われた大きな山の麓に、その村は静かに佇んでいた。 一見するとどこにでもあるような農作の盛んな村でしかないのだが、ここにはたった1つだけ決定的に他の町や村とは異なる点がある。...
  • エルアール
    空を飛んでいるドラゴンを、人は、神の使いとして憧れと尊敬の目で見つめる。 中には、悪の根源のようにドラゴンを憎んでにらみあげている者もいたが、 どちらにも共通していえることは、何故神の使いなのか、何故悪の根源なのか、 確固たる証拠を持っていないことだった。 二匹のドラゴンは、少々平和ボケしていたのかもしれない。 相変わらずのどかな空を滑空する二匹のドラゴンは、 人間たちが打ち出した鋼鉄の網にまんまと引っかかった。 互いに動転して、思い思いの方向に逃げようとしたため、 網が複雑に絡まって、二匹は地面へと落ちた。 地面に着いたら人間の占めたもの、 飴に群がるアリよろしく、ドラゴンにわっとたかり込んで、あっという間に縛り上げてしまった。 「ねぇ、エル。私たち、何とかならないのかしら…。」 薄緑の肌を持ったドラゴンが、強い藍色が栄えるドラゴンに話しかけている...
  • 湖の邂逅
    正直、私は暇だった。 いつ見ても変わらぬ輝きを放つ金や銀の財宝の山の上で、私は大きなあくびをした。 ゴォーという低く重い音が洞窟中に響き渡り、周辺にいた動物達が恐れをなして草陰に飛び込む。 この洞窟に篭って早100年。時折人間の町を襲っては、世に宝物と呼ばれる金品の類を奪い集めていたが、同胞の多くが持つこの趣味に、私は既に飽きていた。 もし、この洞窟に人間がくるようなことがあったら、ちょいと気晴らしにおちょくった後にでもこの財宝の山を全部くれてやろうかとも思っていた。 ぽっかり見える洞窟の入り口は燦燦と降り注ぐ太陽の光を乱反射して真っ白に輝いている。 そうだ、ここでボーッとしているくらいなら、近くにある湖にでもでかけてみようか。 どうせこんな山奥に財宝を求めて入ってくる人間などいまい。 いや、そもそももう財宝などに未練はないのだから、人間がきたなら好きに持って行けばい...
  • ドラゴンステーキ
    もうそろそろ、この商売にも飽きてきた。 初めはスリルと興奮のある職業だと思っていたが、今では事が思い通りに運びすぎる程つまらない事はないって痛感している。 俺の仕事っていうのはそう、ドラゴンの捕獲だ。毎日毎日、依頼がある度に俺は巨大なドラゴンの巣の中に忍び込む。そして予め大量の眠り薬を仕込んだ餌を置いておき、巣に戻ってきたドラゴンに盛って眠らせる。後は急いで依頼者に知らせて一軒落着というわけだ。 まあ、全くスリルがないと言えば嘘になる。 でもそれは凶悪なドラゴンと殺るか殺られるかっていうような殺伐としたスリルなんかじゃなくて、予定通り餌を食ってくれるかどうかってことだ。 人間なんかより何倍も頭の良いドラゴン様のことだ。こんな今時ガキでも引っかからないような単純な罠に、俺はまさかドラゴンが引っかかるはずはないと思ってた。 古参の捕獲者に初めてドラゴンの捕獲方法を聞いた時は呆れ返っ...
  • 我が翼を想いて2
    翌朝、僕は彼女の大きな腹の上で心地良い眠りから目を覚ましていた。 柔らかな体毛に覆われた彼女の体はさながら高級な羽毛布団のような暖かさと肌触りを兼ね備えていて、昨夜は満腹の腹を摩りながら彼女に抱かれた途端に眠りに落ちてしまったのを薄っすらと覚えている。 「よく眠れたか?」 「うん、とっても気持ち良かったよ」 僕はそう言うと、のそのそと藁の敷かれた地面の上へと滑り降りていた。 「それで、今日はどうするの?」 「そうだな・・・今日はここの訓練所へ行ってみるというのはどうだ?他の竜達が戦い合う所を見られるぞ」 「本当?行くよ!」 だが僕が勢い込んでそう言うと、彼女が小さく息をついて半ば起こしていた体を再び藁の上へと横たえる。 「竜達の訓練が始まるのは午後からだ。それまでは、もうしばらくここで休んでいてもよかろう?」 「そっか・・・じゃあ・・・」 その不意に何かを思い付...
  • 珠玉の命
    「ああ・・・今年もまたこの時期がやってきてしまった・・・」 深刻そうに悩みながら、全身を濃い紫色の毛皮に覆われたドラゴンがトボトボと森の中を歩いていた。 この時期・・・毎年春から夏にかけて、ドラゴン達はお互い気に入った相手と交尾をすることで卵を産み、子供を育てる。 数少ない雄のドラゴンを奪い合い、相手に認められたものだけが無事に卵を産むことができるのだ。 だが私は、この数十年間1度も卵を産む機会に恵まれたことはなかった。 自信がなかったのだ。交尾という未知の領域に踏み込むには、今の私にはまだ勇気が足りない。 昼を少し過ぎて太陽が空高く昇った頃、私は大きな木の根元に蹲りながら、先行きにたち込める暗雲に飲み込まれていくように暖かい日光が運んでくる睡魔に身を委ねていた。 ガサッ 突然聞こえた足音にふと顔を上げると、大きな荷物を背負った人間が私の方を見ながら固まっていた...
  • MH小説
    リオレイア ─ 竜盤目・獣脚亜目・甲殻竜下目・飛竜上科・リオス科 この世界の全域に広く生息するワイバーンの雌。 強靭な脚と鋼にも匹敵する強固な甲殻を有し、陸の女王とも呼ばれる。 全身は美しい鱗に覆われ、生態素材としての価値は高い。 繁殖期には卵を守るために凶暴化する。 古代文明の遺跡からは飛竜種と人間が共同生活を営んでいるかのような壁画が幾つか発見されており、 学者の中には彼らの知能レベルが人間に匹敵するのではないかと唱える者もいる。 ──今まさに、その雌火竜と対峙している一人のハンターがいた。 いや、彼が獲物といったほうが正しいのかもしれない。 彼の手に握られた大型のナイフは大きく刃毀れし、 ナイフと対になって左手に握られるはずの盾は雌火竜の足元で鉄屑と化していた。 後ろは高さ数十メートルはあろうかと思われる断崖絶壁。 幸い下に広がっているのはマリンブル...
  • 悠久の欠片
    歴史に残る雄大な伝説と、歴史から忘れ去られてしまいそうな儚い寂寥感・・・ その両方が同居したある小さな村が、緑の森と丘に囲まれながら静かに佇んでいた。 ココット村・・・この村に暮らしている村長は、かつて山のように巨大な龍を片手で扱えるような小さな剣で打ち破ったことがあるという、伝説のハンターだ。 今でこそハンターの仕事からも足を洗って平和なこの村をまとめ上げてはいるものの、あの老人を慕ってこの村にやってくる者は後を絶たない。 だが俺はハンターのような過酷な職業になど興味はなかったものの、こんな村に住んでいるが故にかつてとても奇妙な体験をしたことがあった。 それを、これから話そう・・・ 今から10年程前、まだ俺が20歳になる直前の頃だっただろうか。 そういえば、村に新しく住み込みのハンターがやってきて間もない頃だったと思う。 それまではやたらと武勇伝を吹聴しているいけ好...
  • 裏窓4
    「ねえ。」 「んー?」 「へーさん達、いつ頃になるかな?」 「さあ。」 「先に夕飯食べてる?」 リオンが腕時計を確認しながら言う。 俺も横から覗き込んだ。 「もうそろそろご飯食べてもいいくらいの時間だけど・・・。」 「・・・まあ、それほど時間かかる事じゃないし、先に済ませちまおうか。風呂入るときもその方が楽だし・・・。」 シャワールームとトイレは全員共用なので、全員が決まって利用するような時間帯はものすごく混む。 飯の類も配当制なので、それらしい時間には竜人が殺到するのだ。 「じゃ、貰ってこようか。」 リオンがそう言ったので、俺も付き合うことにする。 テントを出ると、いつもよりも大分竜出が少なかった。 代わりに、午前中に来た人間の集団が一箇所に固まって飯を食んでいる。 テントから竜人と一緒に出てきた俺を見て、怪訝な顔を浮かべるものも多い。 「君さ。」 「ん...
  • 竜の女王
    見渡す限りの大海原。穏やかに揺れる船の舳先が、紺碧の水面を滑らかに滑っていく。 俺は甲板で辺りにたち込める潮の香りを一杯に吸い込むと、船室で待っていた船長のもとへと急いだ。 そろそろ、待ちくたびれた船長が葉巻をふかし始める頃合だろう。 二十歳を迎えた俺は、学生時代にせっせと貯めたお金で世界旅行を計画した。 だが、所詮バイトで稼いだ額など高が知れている。 さすがに飛行機で各地を回ることはできず、俺はしかたなく遠洋漁業用の船に乗せてもらうことにしたのだ。 「すみません、遅れちゃって」 「遅れるのは構わんさ。時間はたっぷりある。だが、ワシが待っていられるのはこの葉巻がある間だけだぞ」 そういうと、すでに3本目に突入していた茶色い筒を口から離して船長が笑った。 「それで?目的地はどこだったかな・・・ああ、ここか・・・ふーむ・・・」 テーブルの上に広げられた海図に指を這わせ...
  • 奪われた平穏3
    ギュウッ・・・! 「ウガッ・・・グ・・・グアァッ・・・!」 やがて必死に快楽に耐えようと歪めていたワシの顔をうっとりと眺めながら、突然雌竜がそのドロドロに蕩けた火所に呑み込んでいる無力な贄を思い切り押し潰す。 そして堪えようもなく迸ったその雄の悲鳴を堪能すると、雌竜が肉欲に火照った艶のある声を漏らしていた。 「おやおや・・・この様子だと、今夜もたっぷりと快楽に泣き叫ぶ声を聞かせてくれそうだねぇ・・・」 「ア・・・ガゥ・・・こ、これ程までにワシを弄んで・・・い、一体お前は何が望みなのだ・・・?」 「お前はあの村の人間どもを守りたいんだろう?だから、あたしがその望みを叶えさせてやってるのさ」 望みを叶えさせてやっているだと・・・? ワシの望みは、あの村の人間達とともに平和に暮らすことだけだ。 なのにこ奴は村人の1人を無残に食い殺したばかりか、彼らが神と崇める存在を自らの手で貶...
  • 我が翼を想いて3
    バサ・・・バァサ・・・バァサ・・・ やがて10分程もそうして翼を動かし続けていると、突然体が軽くなったかのような感覚が全身を駆け巡っていく。 効率のよい羽ばたき方が体でわかってきたのか、翼や筋肉の疲れ方も先程に比べると大分楽になったようだ。 「こ、こんな感じかな?」 「そうだ。だが、空を飛んでいる間中ずっと羽ばたいている必要はないぞ。風を利用して、緩やかに飛ぶのだ」 彼女はそう言うと、僕の上達振りに満足したのか相変わらずたどたどしい歩き方で僕の方へと近付いてきた。 そしておもむろに僕の肩口の毛を両手で引っ張りながら、彼女が何やらウンウンと唸り始める。 どうかしたのだろうか? 「全く・・・人間とは思ったよりも随分と不便なものなのだな・・・尾が無くては、歩きにくくて仕方がない」 だがその全く予想だにしていなかった彼女の愚痴を聞いて、つい笑いを堪えられずに噴き出してしまう。 ...
  • 私の隣には
     私が目を覚ますと、そこには晴れ渡る青空が広がっていた。 サワサワという涼しげな音が、辺りを駆け抜けている。 数秒ぼんやりとしていたが、やがて理解に至る。 この草原に休憩がてら訪れてぼんやりと空を眺めているうちに、いつの間にか眠ってしまっていたらしい。  ふいに、風が傍らをすり抜けた。まるで私が一人であることを強調するかのように。 隣には誰もいない。そのことに微妙な違和感を感じてしまう。 一部だけ切り取られた風景を見ているような違和感が。 突然不安が押し寄せ、私は慌てて辺りを見回す。 するとすぐに、何メートルか先にうずくまる、蒼と紅の大きな姿が目に入ってきた。 ――よかった。 ――居た。  蒼い体を草原に横たえ、眠っている。 大きな紅の翼も、今は元気なく垂れ下がっていた。 私はほっとして近づこうとしたが、何歩か進んで躊躇いが生まれる。 本当はす...
  • 受け継がれた救い
    「まあ予想はしていたけど・・・こりゃ相当古い建物だな・・・」 鬱蒼と木々の生い茂る森の中に建てられた、小さな木造の山小屋。 辛うじて家としての体裁は保っているものの今にも崩れ落ちてしまいそうなその様子を目の当たりにして、僕は別荘での一人暮らしを決めたことを既に後悔し始めていた。 家の玄関口にかけられている"アイザック"と書かれた古ぼけた表札が、この家が先祖代々受け継がれてきた遺産であることを物語っている。 アイザック・ヴァルアス・ウィリアム、それが僕の名前だ。 学者の家系の子として生まれはしたものの、僕は正直落ちこぼれだった。 お世辞にも頭がいいとは言えなかったし、こんな隙間風の吹き込んでくるような酷い山小屋で暮らすことを決意したのだって、もともとは両親に勉強を強要されるのが嫌だったからなのだ。 ミドルネームの意味は知らないが、父も祖父も曽祖父までもがVと...
  • 捨てたはずの剣2
    「さあ、我を満足させるのだ・・・もし爪や牙を立てたりしたら、どうなるかわかっておるだろうな・・・?」 私はその言葉に震える両手で雄竜のモノをそっと掴むと、ゴクリと大きく息を呑んだ。 決して爪を立てないように柔らかな皮膜に覆われた指の腹でゆっくりと極太の肉棒を扱き上げながら、その先端を静かに口に含んでいく。 「ふ・・・ふぐ・・・」 やがて屈辱的な奉仕をさせられているというのに逆らうこともできない悔しさと情けなさに、きつく瞑った目からポロポロと大粒の涙が溢れてきた。 ともすれば抑え切れなくなった激情にまかせて思い切りこの肉棒を噛み千切ってしまいたくなるが、そんなことをすればまず間違いなく恐ろしい目に遭わされた挙句に殺されてしまうだろう。 何とか命を繋ぐためにも、今はひたすらに耐えるしか他に道はないらしい。 レロ・・・ヌチュ・・・シュル・・・ やがて心の中では強硬に反発しながらも...
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