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NIGHTMARE CITY in morara view - (2007/01/14 (日) 15:00:37) のソース
「・・協力出来ないならそれでもいい」 「・・・・・・・・・・・」 「ただ・・邪魔はするな」 「・・・・・・・・・・・」 「お前が向かってくれば・・」 「・・・・・・・・・・・」 「俺も容赦は出来ない」 うずくまるピンク色の少女を残して、青色の少年は姿を消した。 「・・・・わたしは・・・・・・」 少女は顔を上げ、虚空を見つめ、視線を再び下に落とした。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「手間取ってるようじゃないかモナ?」 手傷を負ったつーにモナーが話しかける。 「うるさいな・・ちょっと油断しただけだよ・・」 ただのAAに傷つけられたのが腹立たしいらしく、つーの口調は苛立っている。 「まーそう邪険にするなよ。手を貸してやるモナ」 「・・・・・・・」 つーは意外そうにモナーを見る。 「・・へぇ・・どういう風の吹き回し?」 モナーは笑みを浮かべる。 その笑みは見る者が見れば分かる。 不機嫌な時の表情だ。 「別に・・僕も獲物を逃してね・・モナ」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「・・くっ・・・・・」 息を切らしながらフサは街を歩く。 今モナーと出会ったら勝ち目は無いだろう。 怪我をした腕は痛みを通り越し、感覚を失いつつある。 「・・!」 そんなフサの目に、AA仲間ギコの姿が映った。 「・・なっ・・!?」 そして、彼の横には、人口AIの一つ・・すなわちフサ達を殲滅する存在、Cの姿があった。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「しぃ・・どうして・・」 ギコはしぃに詰め寄る。 どうしてあの時あの場に残ったのか・・。 そして、あのモララーを相手に生き残れたのか・・・。 「・・しぃ・・」 しぃは顔を伏せたまま、答えようとしない。 ギコはしぃに近づこうと手を伸ばした。 その時 「離れろ!ギコ!」 見ると、手傷を負ったフサの姿がそこにはあった。 「フサ!?無事で・・」 「そいつはAIだ!」 「!」 フサの言葉に、ギコは目を見開いた。 「え・・?」 「この世界には四つの人口孤立AIと複数の素体を持つAI(八頭身ね)が存在する!そいつは、最後の一人だ!」 ギコは目を見開いたまま、しぃに視線を移す。 「・・しぃ・・?」 しぃの姿勢は変わらない。 しかし、ギコが名前を呼んだ時、彼女の肩が一瞬震えたように見えた。 「・・・・・・!」 その様子を見守っていたフサの顔が気色めく。 「モララー!!」 ギコとしぃの視線が道路に向く。 見ると赤い光の刃を手にした青いAIの姿がそこにはあった。 「・・次は・・・・容赦しない・・・!」 「・・!!」 しぃは一度瞳を閉じ、それから強い視線でモララーを睨み付け、光の弓矢を産み出した。 「しぃ・・!それは・・・!」 ギコが言う間にもモララーは襲いかかってくる。 「・・!くそっ!!」 ギコは水の剣を生み出し、モララーに立ち向かった。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「1さーん、もう諦めなよー」 逃走を続けてきていた1さんとおにぎりは量産型八頭身に追いつめられていた。 「もしも1さんが僕のものになるんだったらモララーに頼んでAIシステムとして生き続けさせてあげるよ」 「・・・誰が・・お前みたいなキモイ奴に・・・」 「うー、残念だなぁ・・・それじゃあ・・・殺すしかないじゃんかよぉ・・・」 八頭身達の手に光る鞭が表われる。 (ここまでか・・・) 1さんは目をつぶった。 「いくよー!」 八頭身達が地面を蹴る。 1さんとおにぎりは身構えた。 だが、いつまでたっても八頭身達は来なかった。 「・・・・あ・・!」 恐る恐る目を開けた1さんの目に飛び込んできたのは仲間達の姿だった。 「おそいょ・・・」 つぶやいて、おにぎりはがっくりと膝を落とした。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「来るよ!!」 妹者の声に反応して、兄者、弟者は引き金を引く。 しかし、敵―モナー、つーのコンビ―は三人の攻撃を容易く避け、自身の攻撃の間合いに入る。 「小娘はわたしがやる!借りがあるからな!!」 「御勝手に。僕は残りの二匹をもらうモラよ」 二手に分れ、つーは