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オーバーホール - (2006/05/23 (火) 16:56:24) の編集履歴(バックアップ)


オーバーホール(overhaul(英語))

機械を全バラシ(未作成)にして、掃除、消耗部品(未作成)の交換を行い、
再度組み直して調整を行う徹底的な整備(未作成)のこと。
重大なトラブルが発生した時や
主要な部品の寿命が訪れた時に行われる。

どんな機械でも徹底整備はオーバーホールだが、
バイクにおいては特に
が、よく言われるオーバーホール対象の部分。

新品同様とまでは行かないが、
それに近い状態まで回復させられる効果は絶大だが、
作業には高い技術が必要で、時間もお金もかかる。
ショップ(未作成)に頼んだ場合の金銭負担は非常に大きく、
適当な店に適当に頼むべき作業ではない。
エンジンの場合には、やりたがらない店もある。

各部品ごとのポイント

ブレーキキャリパー(未作成)

さほど大袈裟な話ではない。
ピストン(未作成)シール(未作成)を交換するのが主要な目的で、
特に目安となる走行距離は無い。
ある程度の器用さとサービスマニュアルか経験があれば、
素人でも敷居の高くないオーバーホール。
ショップ(未作成)に頼んでも数千円である。

フロントフォーク(未作成)

フォークのシール(未作成)や破れたり
オイル漏れが見つかった場合には必須。
サスペンション(未作成)に一家言あるなら、定期的にもやっておきたい。
単なるフォークオイル(未作成)交換とはまるで違う効果が得られる。

定期の場合、特に目安となる走行距離はないが、
フォークオイル(未作成)交換(10,000~25,000km程度)
2回につき1回といったペースで行うと、快調を維持できる。
難易度は中程度。
コツとなるポイントが多く、いきなりは難しい。
ショップ(未作成)に頼んだ場合は30,000~50,000円程度。

リアショックアブソーバー(未作成)

フロントフォーク(未作成)ほど消耗しないため、
寿命がきたら交換されてしまいがちな部分。
定期的にと考えても、よほどのこだわりがなければ
フロントフォーク(未作成)の1.5~2倍程度の距離でも良い。

ただし、純正品(未作成)の場合は分解不可能な場合が多く、
スペシャルショップ(未作成)系でも断られることがよくある。
社外品(未作成)の場合は、
  • 可能だがシール(未作成)の寿命が短いので分解頻度が高い
  • 製造メーカーでないとオーバーホール不可能
ということもあって、なかなか悩ましい。
価格はたいてい1本ごとに設定されており、
1本当たり15,000~25,000円程度。

キャブレター(未作成)

何かと不調の原因となりやすく、
場合によってはえらく高い頻度での作業を余儀なくされる。

精密機械ではあるが、
各場所の仕様がわかっており、手先の器用さが十分にあって、
部品の位置と数さえこまめにチェックすれば、
作業自体の難易度はそれほど高くなく、
サンデーメカニック(未作成)レベルでも可能な範囲。
しかし、
2気筒以上の場合は同調(未作成)を取る必要があるなど、
難しいのは分解組立よりも調整の部分である。

また、分解してシール(未作成)を交換して組みなおせば
何でも回復する訳ではなく、
各部品の状態をしっかり見極めておく必要がある。
スプリング(未作成)ダイヤフラム(未作成)関係は
おかしければ潔く交換した方がよい。
この辺りは、ショップ(未作成)でも手を抜きがちなので注意。

几帳面な人は30,000km程度でも定期的に行うが、
少なくとも100,000kmまでには1度行っておきたい。
ショップ(未作成)での価格は、
工賃だけで1気筒分当たり10,000~20,000円。

エンジン

当然、最も重たい作業。
2ストロークエンジン(未作成)はいくぶん安くなるが、
ショップ(未作成)に頼んだ場合、
原付2種(未作成)以下でも100,000円、
普通自動二輪車(未作成)以上は気筒数によって
250,000~600,000円という総額になってしまう。

つまり、ほとんど新しく買い直せるような価格であるため、
普通は、相応の思い入れがなければ、
廃車(未作成)エンジン乗せ換えとてんびんにかけることになる。
一方、これを定期的に行うライダー(未作成)もおり、
乗車頻度にもよるが50,000~100,000km程度で行われる。

腕がないと仕上がりに問題が出るリスクが高いため、
ショップ(未作成)の選択は入念に行う必要がある。
自前で行う場合は、いわゆるレストア(未作成)の状態。

略語「OH(未作成)
関連語「タペット調整(未作成)
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