機体名:試作重機動型ジェガン-推力強化型(通称ジェガン・ランサー=ob(オーバーブースト))
型式番号:AIC-01-C(RGM-89XX-C)
オットー・A・レクシオードとの戦闘で大破した01を修復し、同時にパイロットであるハーディ・ロックバーンの提出プランを元に改修を施した機体。
トールギスⅢの機動力とニュータイプの反応速度に対抗する為、02の予備パーツを用いてバックパックを大型化。さらに腰部にプロペラトタンクと推進器を一体化した大型のシュツルムスラスターユニットを追加装備。「読めていても避けられない」攻撃の実現の為に推力周りを大幅に強化している。
また、この時関節周りを中心とした各部にパイロットには無断でバイオ・センサーが組み込まれたものの、オールドタイプであるハーディ・ロックバーンがその機能を発揮することは最後まで無かった。むしろその改造は、本来のパイロットであった
エルカ・パッドによる運用を見越してのものだったのかもしれない。
大型化したバックパックとシュツルムスラスターによる推力はジェガンの大柄な機体を以ってしてMA並みかそれ以上の大加速を実現したものの、その代償は慣性相殺に表れてしまい、バーニアを全開とした際の負荷はあっという間にブラックアウトを引き起こし、パイロットの意識を奪い去る。
強靭な肉体を持つハーディ・ロックバーンとてその例外では無く、連続しての全開機動は精々数秒程度が限度であり、その明らかに過剰なスペックから機体にはオーバーブーストの名が冠せられることとなった。
改修に伴い宇宙戦用の装備調整も行われたらしく、ビーム・スピアを保持した状態で用いることの出来る射撃武器が追加されている。
改修後武装:
頭部バルカン砲(60mm)
胸部バルカン砲(60mm)×2
12.7mm対歩兵用旋回式バルカン
3連装グレネードランチャー
ビーム・ダガー(腰部保持)
ツイン・ビーム・スピア
(シールド内蔵式武装)
ミサイル・ランチャー×4
ビーム・サーベル×2
ツイン・ビーム・ライフル
最終更新:2007年09月03日 21:59