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~あらすじ~

『シャカリ』城下で再会した3人の『異世界からの勇者』。しかし、あと一人足りない。その仲間を救うため、今ここに、3人の思いがひとつになった。しかし、付添い人(?)のマークに、賢者シリウスの口から衝撃の真実が告げられた・・・。
果たして、一夫は助かるのか、知られざる『5人目の勇者』の驚きの正体とはいかに!

出発の時、3人はマークと女将に見送られ、それぞれが持つ最高の装備と王国から派遣された精鋭の兵士をもって城下町を後にした。そう、一夫を本気で救うために・・・。

~数時間前~
シャカリ王「フム、お前らが将来有望な勇者か。・・・ほほーう、皆そのような目をしておる。それで、どのような理由で砦を征伐しようと?」
康成「・・・仲間を救いたいんです。今、そこには僕の親友が捕まっています。僕はこの手でそれを救いたいんです。どうか、協力してくださいませんか・・・?」
シャカリ王「ウム、実にすばらしい決意と勇気を持っておる。かといって、お主らだけで行かせるのも王としてしてはならないことだ。・・・よし、それではワシができる限りの精鋭兵士を送り込んであげよう。なあに、心配はいらんよ。」
康成「ありがとうございます・・・。こんな僕らのために・・・。」
シャカリ王「ホッホッホ、じゃあ出発は今日の正午だ。できるだけ遅れないように!・・・あ、別にトイレで遅れるのは構わんのだがな。」
康成「(あ、それはいいんだ・・・。)は、はい!」
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康成「あ、兵士の皆さんは先に行っててください!僕らは後から行きます!」
裕太「(何でお前が仕切ってるんだよ・・・。)」
弘樹「(ま、まあ、いいじゃないか。そのリーダーシップが未来を動かすのかもしれないし。)」
兵隊長「わかりました。それでは・・・目標地点、これより西に7.12km!行くぞぉーーー!我に続けぇぇぇぇーー!!」
兵士達「おぉーーー!!!」
~5分後~
康成「さて、俺らも行くか。」
裕太「そうだな。」
弘樹「わかった。」
康成「それでは・・・(ゴホン!)目標地点、これより西に7.12km!行くぞぉーーー!俺に続けぇぇぇぇーー!!」
裕太&弘樹「おぉーーー!!!」
裕太「・・・って、ただのパクリだろ・・・。」
康成「パクリじゃない。いい言葉だったから取り入れてみたんだ。」
弘樹「(それって、普通のパクリと変わらないんじゃ・・・?)」
そういいながら、3人はシャカリ城下を後にした。
2km地点ぐらいだろうか。なにやら着の後ろで誰かがうずくまっている。ショートカットでピンク色の髪の女の子。どこかで見たような制服。もしかして、これは・・・。
弘樹は真っ先に気づいた。
弘樹「と、朋美ちゃん・・・?!」
康成&裕太「ど、どうした?!」
弘樹「ほ、ほら見て、あの木陰。誰か、いるんだよ!それも、どう考えたってあの子にそっくりなんだ!」
康成「・・・おい。行くぞお前ら!」
そう言って彼らは康成に続いてその木陰へと走っていった。少しやせ細ってはいたがこれは紛れも泣く朋美だった。
朋美「うーん・・・ハッ?!だれ、キミ達!」
弘樹「あ、やっぱりそうだったんだ!僕だよ、わかる?!」
すると予想だにしなかった言葉が彼女の口から出てきた。
朋美「うーん・・・誰・・・だったっけ・・・思い出せない・・・。」
少し間をおいて弘樹はまだ真実を飲み込めていないような目で、
弘樹「ウソだ・・・記憶が、ないだって・・・。う、ウソだ、ウソだぁぁぁ!」
裕太「フム・・・これはおそらく『記憶喪失』というヤツだな。こういうパターンってよくゲームにもあるけど、しばらくすれば、絶対何か思い出してくれるパターンが多いな。多分、ここも言えばゲームの世界だから・・・」
康成「なあ、君、何かわかるか?ほら、ここまで来た経緯とか・・・。」
朋美「(首を横に振る)分からない・・・。ボクが誰なのかも、どうしてここまで来たのかも・・・。」
康成「(裕太に振り向く)・・・うん、コイツ確実に記憶喪失だ。」
裕太「(それを俺に言われてもな・・・ん?!)」
裕太が急に何かひらめいた。
裕太「そうだ!このゲームって確か記憶喪失の子がいて、どっかに落ちてる『記憶の断片』ってヤツを拾って食わせれば元に戻るはず!うん、絶対いける!」
康成「オイオイ、いくら同じゲームの世界だと言っても、必ず同じ展開になるとは限らんのだぜ?」
すると、弘樹が泣きながら聞いた。
弘樹「うっ、うっ・・・そ、そうしたら、朋美ちゃんも元に戻る・・・また、いつもみたいに・・・えぐっ」
裕太は弘樹の方を叩きながら、
裕太「大丈夫さ。絶対俺らが何とかする。いや、できないと困る。というよりここでやらんとどこでやる?・・・心配するな。だって俺ら、仲間だろ?」
その言葉に弘樹は泣きながら必死にうなずいた。
康成「フッ、誰が『俺はこなくていい』だ?俺だって行くさ。だって、俺ら親友だろ?そんなの当たり前だ。」
裕太「(言ってないけどな・・・)よし、決まりだ!兵士さんには悪いが、すこし遅れるぜ!皆、行くぞ!俺に続け!!」
康成「(いつの間に立場変わってるんだ・・・。)おーーー!」
弘樹も泣くのをやめ、渾身の一声。
弘樹「(これで朋美ちゃんが元に戻るなら・・・!)おぉぉぉぉぉぉぉーーっっっっ!!!!!」
こうして、朋美の『記憶の断片』を探す『寄り道』が始まった・・・。

~あとがき・反省~
とりあえず、5人目の『勇者』が出てきました、が。彼女は記憶を失って登場。・・・裕太のゲーム脳も意外に役立つんですね。驚きです。
続きもがんばって考えます。では、アディオス。
最終更新:2010年01月04日 10:43