~あらすじ~
ドルムとの戦闘に(一方的に)勝った康成たち。しかしつかまっていた一夫のことを忘れた報いが弘樹に(だけ)襲い掛かり、全治二週間の怪我をしてしまう。(一夫のせいで)・・・何はともあれ、ようやくそろった4人の『勇者』たち。
果たして、このまま何も無いまま魔王を倒せるのか、そして元の世界へと戻れるのだろうか・・・。
―――あれから約二週間。前回で怪我を負った弘樹も元気になり、いざ出発のとき。
康成「・・・ったく、一夫のせいなんだぞ?2週間も遅れちまったよ。どうやって遅れを取り戻す気なんだ?」
一夫「・・・先輩も斬り刻んで差し上げましょうか?」
弘樹「まあまあ、前のは僕らが悪かったんだし、一夫君も反省してるから、仲良く行こうよ!」
裕太「んだな。仲間との連携はとても重要なんだぞ?それを乱してたらいつまでたってもクリアできんぞ?」
康成「・・・すみません。」
一夫「す、すみません。」
弘樹「(・・・声、そろってないよ?)」
裕太「・・・そろそろ行こうぜ。早くラスボスを拝みたいしさ。」
康成「・・・いつも気が早すぎんだよお前は。まだ道のりは険しそうだし。」
話していると、誰かが突然入ってきた。
一同「うわぁっ?!」
どうやら、女将が話を聞いていたようだ。
女将「驚かしてゴメンよ。・・・もう行くんだって?それなら、城で王様に『冒険者』の称号をもらいに行きな。そうしたらいろいろ行く先の人々が助けてくれるだろうし、同じ志を持った人が旅に同行してくれる、って言うこともあるかもしれないしね。」
康成「で、でも・・・俺らなんかにできますかね?そんなこと。」
女将「なあに、あの時の手柄ですぐにでも認めてくださるはずだよ!それに、この城下でも、もうすでに大きな話題になってるしね♪(ドルム討伐翌日の写真を見せる)」
弘樹「うわぁ!!」
裕太「お、俺らのことが・・・新聞に?!!」
康成「ほほう・・・そういうことですか。なら、胸を張っていけ、ということですね!」
女将「(目に涙を浮かべながらうなずく)・・・早く行きな、涙が出てくるじゃないか。」
康成「・・・はい、こちらこそこんな僕らを一度ならず二度までも泊めてくださって、ありがとうございます!」
弘樹「・・・みんな、行くよ。・・・僕に続けぇぇぇ!!!」
一同「おぉーーーっ!!」
康成「(・・・いつの間にあいつがリーダー役になってるんだ?)」
~シャカリ城・国王の間~
シャカリ王(以下、王)「お、ようやく来てくれたか。・・・弘樹、怪我は大丈夫なのか?」
弘樹「あ、はい、優しいお言葉、感謝いたします・・・。」
王「そうかそうか、それはよかった!どうだ、お主ら、すこしワシと話をせんかね?」
康成「(・・・相変わらず軽いな。)」
~約30分後~
王「・・・ワシの話は以上だ。お主らも何か話したいことはあるかの?」
康成「(やっと終わった・・・)じゃあ・・・。突然ですみませんが、僕らを『冒険者』として認めてはくださいませんか?」
国王の間にしばしの沈黙が走る。しばらく経ってから国王は答えた。
王「・・・ホッホッホ、お主らならきっとそう言ってくれるとおもったぞ!なあに、手続きはワシのほうでしておく、お主らはすぐに船に乗って次の大陸『フィニー』大陸へと行くのじゃ!」
裕太「(・・・いまさっきの間はなんだったんだ?)」
弘樹「・・・ありがとうございます!」
王「・・・では、ワシはここで失礼するぞい!・・・健闘を祈るぞ!」
そういうと、シャカリ王はその場から立ち去っていった。康成たちはそれを目で見送った。その先に康成は何かを発見したようだ。
康成「・・・ん、何か落ちてるぞ?」
弘樹「え、どこ?」
康成「ほら、あそこ・・・。」
裕太「・・・なんだアレ?」
一夫「モップの・・・先にも見えますが・・・いや、あれは、まさか・・・ヅラ?!!」
康成「何ぃぃぃぃぃぃぃっ!!!・・・どうしよどうしよ、どうしよーーー!!」
裕太「・・・届けに行くか?」
康成「・・・やめとく。」
裕太「・・・いいよな。じゃあ・・・」
弘樹「あー、(裕太の頭を押さえる)みんな、行くよーー!!僕に続けぇー!」
一同「おぉーーーーっ!!」
そういって、4人はさっさと港町『アルカント』へ行くことにした・・・。
~数十分後。国王の間~
王「・・・ヅラ、ヅラ・・・あった!よかったー、見つかって。これがないと生きて行けん。」
大臣「もう・・・気をつけてくださいよ?」
王「サーセン。」
最終更新:2010年01月09日 19:35