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今日は珍しく幸雄が康成たち6人を呼び出した。
いつものように、元気に家に集まる6人。・・・が、いつもとは彼の様子がまるで違った。
幸雄「・・・・・・・・・・・・・・・。」
康成「・・・どうした?」
裕太「・・・用件があるんだったら早く言ってくれたまえ。」
弘樹「大家さん、今日は今までとまるで様子が違うよ?」
一夫「・・・何か、あったんですか?」
朋美「何だろう・・・何か不祥事でも起こしたの?」
歌乃「いや、違いますから。」
ざわつく6人に、幸雄がついにその重い口を開いた・・・その時だった。
ドアをバタンと開け、遅れて入ってきたのはmugen-yarouze(以下、ムゲン)だった。
ムゲン「き、聞きましたよ、真下先生!先生・・・本当に、僕らを置いて単身赴任するんですか?!」
幸雄は、それを聞くと、小さくうなずいた。
まだ何も知らされてなかった6人は、もう驚く以外に何もできなかった。
一同「え、えええええぇぇぇぇぇーーーーっ?!!」
康成「お、おい、ちょっと待てよ!それ、本気で言ってるのか!」
裕太「・・・君が居なくなったら、僕たちはどうなるんだい?」
弘樹「そうだよ!僕たち、どうなるんだい?!」
一夫「小説は消えてなくなるでしょうし、当然僕たちも・・・。」
朋美「え、そ、そんなのヤだよ!!!」
歌乃「まだ・・・康成さんと、皆さんと一緒にいたいです!」
慌てる6人に、幸雄が告げる。
幸雄「・・・まぁ、そう慌てるな。その手の事なら、そこにいるムゲンに頼むとしよう。・・・できるな?」
突然の言葉に、さすがのムゲンも驚いたようだ。
ムゲン「・・・え?」
ムゲンは、しばらく考えた後、全てを理解したような顔で、言った。
ムゲン「・・・分かりました。このmugen-yarouze、全身全霊を込めてこの小説を続けていきたいと思います!・・・いいですよね、皆さん。」
ふとムゲンが顔を上げると、康成の目に光るものが見えた。
康成「・・・。うっ、くっ・・・。」
ムゲン「え、康成さん、泣いてるんですか・・・?」
裕太「おい、どうしたんだよ・・・。」
次の瞬間、康成は部屋じゅうに響くような大あくびをした。
康成「・・・ふぁぁ~あっ!そうか、大家さん、がんばってくれよ!・・・ん?大家さん?」
幸雄は、知らないうちに、風呂敷を背負って玄関の外に出ていた。
幸雄「・・・もう知らん!こんなところ・・・!」
その目には涙があった。やはり最後まで迷惑をかけたことを悔やんでいるらしかった。
康成「・・・そうか・・・。悔やんでるんだな・・・」
裕太「・・・何だかんだ言って、実は溜め込んでたんだねぇ。」
康成「・・・ゴメン、大家さん。・・・絶対に、帰って来いよ。」
ムゲン「・・・大丈夫ですよ、必ず幸雄先生は帰ってきます。だから、元気出してください。僕もできる限りがんばりますから!」
康成「・・・そうだな。俺らも頑張らんとな!・・・っしゃー!これからも、気合入れていくぞおぉぉー!(手を前にやる)」
裕太「・・・フッ、そうだね。(手を康成の手の上に置く)」
弘樹「・・・うん!(手を裕太の手の上に置く)」
一夫「・・・はい!(手を弘樹の手の上に置く)」
朋美「うん、頑張ろう!(手を一夫の手の上に置く)」
歌乃「・・・私も!(手を朋美の手の上に置く)」
ムゲン「じゃあ、皆さんで、行きましょう!(手を一番上に置く)・・・ファイトー・・・」
一同「イッパーーーーーツ!!!!」

こうして、康成たちは決意を新たに、新しい一歩を踏み出したのであった・・・。
最終更新:2010年02月09日 19:49