二つ名:従僕の勇者
名前:アルク
詳細:
女神教の教会に拾われて育った青年。拾われた恩義故にどんな雑用でさえ何も言わずにこなすが、それは恩義を返すためなだけであって女神に対する信仰はあまりない。子供のころから力持ちだった。
性別:男
年齢:20才(外見年齢は10代前半で止まっている)
一人称:僕
二人称:あなた、○○さん(勇者/魔王は[二つ名]さん)
三人称:彼、彼女、○○さん(勇者/魔王は[二つ名]の勇者さん、[二つ名]の魔王様)
寡黙で無表情な少年。常に礼儀正しいが、どこか皮肉めいた態度の事が多い。
女神への信仰はほぼ無く、各地で人助けをしながら旅をしている。
杖で殴るか瞬間移動しながらの精神攻撃を主な攻撃手段とするが、ほぼただの人間で非常に打たれ弱い。勇者の中でも屈指の弱さと死亡回数を誇るゾンビ勇者筆頭組。死んでからリスポーンするまでが異常に早いという噂がある。
主夫力が高く、家事全般を難なくこなす。特に料理が得意。
魂の鎖が擦り切れており、魂の魔王に移植してもらった白い犬の鎖を頼りとしている。
好きな物:子供、暖かいパンとスープ、自分の料理を美味しく食べてくれる人
嫌いな物:雨、子供を傷つける人
得意な物:料理、お菓子作り
苦手な物:魔術、人の顔を覚える事
元々は貧しい家庭の一人息子だったが、虐待の末にスラム街に捨てられ、死にそうになっているところを神父に拾われた。しばらくは家事の手伝いなどをしていたが、ある日女神様から勇者の力を授けられる。
神殿のために日々働く彼だったが、初めて自分を守ってくれた大人である神父への依存を深めていき、神父の死によって暴走してしまう(蒼黒の悪夢事件)。しかし、多くの勇者・魔王の助けで多くの人々から与えられていた愛を知り、依存から脱する事ができた。
その後は国と神殿を離れて放浪の旅を続け、勇者としての自身の在り方を考えている。
髪の色はライトグレーだが、よく見ると白髪や黒いままの毛が混じっていてあまりきれいではない。目の色は深い青。髪に隠れた部分は皮膚が爛れており、緑色のガラスの破片がいくつか皮膚に埋まって癒着してしまっている。視力に問題はない。
服装は常に黒いカソックを着て、白い手袋をし、勇者の証を見える所に下げている。カソックの中からは様々な物(主にお菓子と家事用具)が現れる。
無表情だが、感情はしっかり存在し、赤面・冷や汗等の生理現象も起こる。家事全般はそつなくこなすが、記憶力が悪く方向音痴。誰に対しても礼儀正しい態度と敬語を崩さないが、常に言葉の端々に皮肉めいた態度を滲ませている。
暴走を経て以前よりは感情豊かになったが、表情を抑える事で相手のペースに巻き込まれる事を防げると考えているため、無表情はデフォルトのままである。
自分が認めた相手の役に立つことを喜び、あれこれと世話を焼くことを好む。誰かを率いるよりも、誰かに付き従う方が性に合っており、また能力を十全に発揮できる。
死亡とリスポーンを繰り返しており、死に対する忌避感が極めて薄い。基本的に自分の価値を低く見積もり、他人と天秤にかけた時に躊躇いなく自分を犠牲にしてしまう。決して死を望んでいる訳ではないが、死ねない理由が無い限りは死んでも良いと判断してしまう所がある。
魔力を持たず身体能力もほぼ強化されなかったが、女神に思考干渉と瞬間移動の能力を与えられた。これらの能力は魔力に依存したものではなく、超能力に近い。
生まれつき腕力が強く、鉄製の大きな杖を振り回す事ができる。魔力を持っていないせいで、強い魔力を持つ者に近づいたり魔力成分の多い空間にいると魔力酔いを起こして気持ち悪くなる。
従僕の勇者が常に持ち歩いている杖。特別な力があるわけではなく、ただの鉄の塊に近い。重量を生かして打撃を与える事をメインの用途としている。
また、頭部を外して鉄棒として扱う事もできる。
脳に干渉し、思考を読み取りもしくは転送する能力。いわゆるテレパシー。
発動条件は対象と言葉で会話を交わした経験があること。脳に干渉する能力のため、脳を持たない相手には使用できない。一度に複数人に対して使用できるが、処理が煩雑になれば本人の注意力は当然下がる。
読み取り:相手の現在の思考をそのまま読み取る事ができる。内容を選んで読み取る事はできないので、相手によっては従僕が精神的ダメージを受ける可能性がある。あくまで頭の中にある内容を直接覗き見る様なものであるため、従僕の知識レベルを越えている内容は読み取れても理解できない。
転送:自分の思考を相手の脳内に転送する事ができる。この行為に同意は必要なく、発動条件さえ足りていれば無理矢理相手に思考をねじ込む事も可能。相手のトラウマや弱点を突き、精神的にダメージを与える。また単純に連絡ツールとしてとても便利。
自分のいる場所から別の場所へ瞬時に移動する能力。
発動条件は勇者の証に手が触れている事と、移動先へ視線が通っている事である。持ち物は一緒に移動できるが、他の生物を連れていくことはできない。
覚醒によって判明している変化は以下の物である。
髪が大幅に伸び、外見が成長する。成長後の外見年齢は実際の年齢に関わらず20歳前後である。
通常のテレパシー能力に加えて、強力なサイコメトリーが行使可能になる。範囲内にある対象の記憶を引き出し、テレパシーと同様に扱う事ができる。対象は生死あるいは有機無機を問わず、最大出力であれば(理論上は)世界を対象にする事も可能。ただし当然ながら、対象が多く大きく古い程自身の脳に負荷がかかる。
サイコメトリーにより、相手の人格(脳内に存在する記憶・思考を全てまとめたもの)をそっくりそのまま読み取り自分の中に保存する事ができるようになる。これを任意の他人に無理矢理転送する事で人格の移植が可能になるが、移植先の人格は上書きされるため失われてしまう。
術の魔王に譲ってもらった指輪の助けを借りて、意図的に覚醒を再現した状態。実際の覚醒状態とは異なり、サイコメトリー能力はない代わりに思考干渉が大きく強化され、脳を対象にしていれば普段は読み取れない部分の思考や記憶まで見ることが可能。ただし深い部分を見たければ従僕が「潜る」必要があり、潜っている間は記憶や思考の影響をまるで実際に経験しているかのように強く受けてしまう。
あくまで「平均より力が強い人間」程度の身体能力しか持っていない事。非常に打たれ弱く、本人の死への忌避感が薄いこともあり、勇者の中ではダントツで死亡回数が多い。
濃い魔力に弱く魔力酔いする事。強い魔力を持つ魔王や勇者、また魔力が溢れているような魔界に影響されてめまいや吐き気などの症状が起き、場合によっては気絶する。それほど魔力が強くなくても影響を受け続ければ酔いは蓄積されていく。
陣取りゲームに関しては様々な勇者魔王から得た情報により性質上なんとなく察してはいるが、きちんとしたことは知らない。
現在は放浪中だが、割と頻繁に国に帰っては神殿に顔を出したり母親に会ったりしている。
従僕の勇者が杖(鈍器)を使うのは、初めて魔族を殺した時に使った武器が剣であり、その時の感触が非常に嫌な物として記憶に残っているからである。これにより、彼は生きている物に対して刃物を使う事を嫌う。
灰煙の勇者:敵対者として認識している。ペースに乗せられがちであり、苦手意識を抱いている。
軍師の勇者:従僕の国は軍師の国の隣国である。以前は直々に戦術の稽古をつけて貰っていた。従僕が勇者になる前から唯一名前を知っていた憧れの存在であり、純粋に慕っているが、側にいたいと思う反面自分が釣り合わないことを自覚し、悩んでいる。
戦の魔王:孤児を預かる代わりに攻め込まないという協定を結んでいる。
招致の勇者:契約を結んでいる。
菓の魔王:お菓子作りにおいて一方的に対抗心を燃やしている。が、魔力酔いで勝てない。
忠誠の勇者:紅茶で通じあった仲。
流動の勇者:たまに神殿に来てスライムと一緒に孤児達と遊んでくれる。
妄信の勇者:お菓子をおいしそうに食べてくれる人。やたらと心配してくれる。
竜騎の勇者:魔力ヤバい。現状近づくのは辛い。
魂の魔王:魂の鎖を繋ぎなおしてもらった。従僕自身はその事実をはっきりとは認識できていない。
堕の魔王:童貞連盟。変な人物だが一緒にいる時は魔力を抑えてもらっているのでたまに申し訳ないと思う。
静の魔王:童貞連盟。頼れるいい人だけどたまに変な喋り方をするので不思議に思っている。
術の魔王:知り合い、時々知恵を借りる。が、7割くらい何を言っているのか分からない。
外の魔王:オリジナル魔王。従僕の勇者を何故か気にかけている。