二つ名：灰煙の勇者
名前：
詳細：
幻覚を伴う煙を発生させる能力を持つ勇者。ある時は老人、ある時は女性に見せかけているが、実際は街を震撼させた殺人鬼である。魔王も殺せるのであれば勇者も悪くないと思っている
名前：不明
性別：男
年齢：不詳。20代と見られる
一人称：僕
二人称：君、○○君(勇者/魔王は[二つ名]で呼び捨て)
三人称：彼、彼女、○○君(勇者/魔王は[二つ名]で呼び捨て)
常に余裕のある笑みを讃えた、飄々とした男性。どんな相手にも好意的に接する。
幻覚で人を惑わせ、殺人や殺人教唆を繰り返しながら各地を放浪している。常に誰かのふりをしており、本人の素顔が見られることはほぼ無い。
「人に考えさせる」ことを最大の楽しみとしており、そのためならどのような犯罪も厭わない刹那的な享楽主義者。
その一方で自らの死を大いに恐れている。
好きな物：考えること、考えさせること
嫌いな物：考えない生き物全般
得意な物：人心掌握、暗殺術、料理
苦手な物：格闘戦、誠意のある交渉
出生不明。灰と煙の中が落ち着くと語る。
銀髪に色白い肌をした長身痩躯の男性。
その素顔を見せることは稀だが、どのような姿をしていても灰色の瞳だけは隠すことができない。また、常に煙管を持ち歩いている。
やや胡散臭い所はあるものの、基本的には礼節を弁えた好青年。興が乗ると多弁になりがち。
しかしその態度は殺人の現場を見つけられた場合ですら変わらないため、一転して狂気じみて見えることもある。
倫理を理解していない訳ではなく、道徳を理解した上で故意にそれを無視し、自身の欲求を優先して行動する。
人間やそれに類する思考能力を持つ存在が考え、思考を巡らせている様を見聞きすることを最大の楽しみとしており、「人が最も自由に考えられるのは死を確信した瞬間である」という持論のもとに殺人を繰り返す。
とはいえ殺人はあくまで人を死なせるための手段であり、自ら手を汚すよりも能力を用いて人が死ぬように誘導する事の方が多い。
煙を口から吐き出し、自在に操ることができる。呼吸に伴って発揮される能力のため制約は多いが、逆に呼吸さえしていれば常に煙を生み出し続ける事が可能。
煙そのものに視覚・聴覚・嗅覚・魔力に対する幻覚作用があり、纏わせたり漂わせることで生物を欺く。また煙に毒性を持たせ、吸い込ませることで直接相手を死に追いやることもできる。
煙には実体が無いため、触覚と味覚を変えることはできない。しかし人は得てして自分に都合よく五感の情報を解釈するため、よほど敏い相手か、五感で得られる情報の間に大きな矛盾が無い限りは本人の機転で誤魔化せてしまう。
煙の見た目や色も自由に変更できる。能力の詳細を隠すため、人前で能力を使用する際は煙管から煙が発生する様に見せかける。
煙を身に纏い、他人のふりをする。声色まで変えることができるが、本人の体の形状は変わらないため、大きく体格の異なる人物に化けることはできない。細かな仕草は本人の演技力の賜物である。
煙を漂わせ、あるはずのものを隠したり、無いはずのものを見せたりする。それと疑った上で触れて確かめなければ看破は難しい。
幻覚の内容には2種類あり、具体的な幻覚と曖昧な幻覚がある。具体的な幻覚は使用者が知っているものしか再現できないが、非常に精巧な幻覚となる。曖昧な幻覚は使用者が知らないものについても再現が可能だが、その解釈は幻覚を見る側に拠るため、人によって見えるものが違うといった事態が起こり得る。
煙そのものがごく薄い魔力を帯びている他、煙の粒子に魔力を吸収・放出させることで魔力の濃度を偽装することができる。あくまで煙がある位置にしか効果がなく、能力のある魔術師等にはすぐに看破されてしまうが、計器類が相手ならば十分な効果がある。
煙そのものに毒性を持たせ、吸い込んだ人物に効果を与える。主に興奮や酩酊といった麻薬的な効果を薄く発揮するものを吸い込ませ、相手を操るのに使用する。使用者本人はこの毒に耐性がある。
肉弾戦となった場合は主にナイフや周りの物を使用し、急所を狙って一撃必殺を狙う。戦闘は本分では無いため、初撃に失敗した場合は逃走に切り替える場合も多い。
能力を全て煙に依存しているため、強風や水中など、煙が漂う状態を維持できない場所に弱い。扇子の風程度ならば能力で煙を保持することができ、水中ならば息を吐けるなら煙を生み出すこと自体は可能。
戦闘そのものが不得手であり、正体を特定され戦いに持ち込まれた時点で幻覚を疑われてしまうため、かなり不利になる。
リスポーンを経験したことが無く、死ぬことを恐れている。
