竜騎の勇者


二つ名:竜騎の勇者


名前:クラウン・マーシャル


(竜)т`_т)<どうも。竜騎っす

詳細:

貴族の馬の世話で生計を立てていた青年。女神から自分の心を竜として具現化する力を与えられた。
髪と同じ色のタテガミと、同じ色の目を持つ竜は本人の心の状態によって強さが増減する


【基礎情報】

本名:クラウン・マーシャル
身長:180cm
体重:約82kg
身体年齢:22歳
呼称:オレ/君/~さん、~くんorちゃん(親しい年下に限る)

貴族の下での生活で丁寧語を擦り込まれ、体育会系の言葉遣いに帰着した。

赤毛に空色の瞳を持ち、マント付きの軽鎧を纏う青年。同じ配色の竜を連れていて非常に目立つ。
厳つい外見と明快な性格のギャップは印象に残りやすく、着実に実績を重ねて急速に知れ渡った。
古くから彼を知る地元衆からは、その台頭速度と空を飛ぶ際の炎光をかけて「彗星」とも称される。

 

〈人物像〉

好奇心旺盛で極めて衝動的。常に新たな知見を求めて世界中を文字通り飛び回っている。
感情が噴出して理性を欠き、大きなトラブルを招くことが少なからずあるものの、世界の自由や平和の為に尽力し、助けを求める人々を見過ごせない優しさこそが彼の本質である。
争い事を嫌悪し、暴力を諫めるような時でも手荒な真似は望まない平和主義者だが、他者の自由を蔑ろにする思想や行為にだけは力づくの反発も辞さないほどの怒りを露にする。

純粋すぎて幻惑耐性が無く、嘘をつくのも疑うのも苦手。親しい者相手だとより容易く騙される。
難しいことを考えたり覚えたりも苦手で、理解が及ばなかった物事には殆ど興味を示さなくなる。
一方、感受性が強く心情を察する力に長けるだけあって「生物に対する洞察力」は卓越している。特に害意に対しては異常なまでに鋭く、幻術以外の手段で出し抜かれることはまずない。
思考の転換も早く、不正確な情報に囚われることもない。

重大な難点として、母との死別以来重度のPTSDに陥っており、心が健全に成長できていない。膨大な水や己の未熟さなど、母の死因に関わるものを認識した途端に発作が出てしまう。
少しでも多くの者を救い続けることが母に生かされた自分の責務だと信じ込んでいるせいで、敵対者や辛い現実に対してシビアになれず必要以上に苦痛を抱え込む点もよろしくない。特に命を顧みない行動は母の願いに背く禁忌に等しく、折角の蘇生能力をまるで活かしていない。まあ勇者とて死なずに済むのはいいことだが…

 

・ 勇者としてのスタンス

「盤上の遊戯」のことは親しい魔王から早々に教わった。元々魔族への過剰な偏見や女神から漂う胡散臭さに疑念を抱いていたこともあり、あっさり納得した。かといって遊戯そのものに抗う秘策が閃くはずもなく、旅を続けながら様子を伺っている状態にある。
たとえ目的地が魔界であっても初見の場所には女神の間を頼らずに向かい、その過程を楽しんだり、厚遇されることを嫌って勇者の身分を隠したりと、根本的に贅沢を好まない様子が伺える。
謝礼も一切求めないが、固辞するわけでもない。資金不足は物々交換やサバイバル術で補う。

 

【経歴】

戦争国家ネロートリアの田舎町出身。父は物心つく前に病死し母子家庭、一人っ子。昔から母譲りで優しく、自身の貧しさよりも戦争の被害を直に受ける人達の身を憂う少年だった。
しかし10歳の頃、氾濫した川に誤って転落、助けに入った母が犠牲になってしまい孤児となる。己の弱さや愚かさが許せず自殺すら考えたが、母の死を無駄にしたくない意志が勝り持ち堪えた。
一転して生に縋り始めた結果、自分に近付く者に神経を尖らせ本性を探る癖がついてしまった。

やがて中流貴族バーバネロ家の下に行き着き、雇用契約として厩の管理を任される。その内実は屋敷への立ち入りを許され、愛情や教養に飢えることのない家族同然の待遇だった。
恵まれた環境のおかげで荒んだ心は和らぎ、4年程で完全に自力で生活できるまでに回復。書物や外交情報に触れるうちにまだ見ぬ世界に思いを馳せていき、活気に満ちた青年へと成長した。…精神医療の遅れによりトラウマは殆ど治せなかったが。
悪癖だった洞察力も、性悪揃いの他の貴族達を反面教師にして善悪を見定める力に昇華する。
この十余年が濃密すぎたため、50年以上経つ今も人間性は殆ど変わらない。

既に多くの無害な魔王達と友好関係を築いており、気に入った魔界には頻繁に出没する。一方では強大な魔王との一騎打ちを制したり、逆に勇者の横暴から魔族を護ったこともある。老いたバーバネロ家との交流も続いており、土産を届ける、英気を養う等の理由で年に数回帰省する。

 

〈ネロートリアについて〉

政体:外見的立憲君主制(上流階級と軍の力が強い)
寒冷で農業に適さない代わりに軍事工業で栄えたとある自治州を起源とする「兵器の国」。軍事力で国を掌握し領土を拡げ続け、いつしか無神論の実力主義が主流となり女神信仰は廃れた。
戦争の旨味だけを吸い続けた上層部は勇者を重要な戦力としか認識しないほど腐りきっていたが、竜騎の強さに逆に気圧される形で体制の改善が進み始め、主にバーバネロ家がその指揮を執っている。特に国交の変化が大きく、竜騎と交流のある勇者を擁する国との関係は概ね安定化した。

 

〈バーバネロ家について〉

構成:両親と娘二人(姉妹共にクラウンより年下)、次女の婿と孫二人
階級:中流貴族→上流貴族
ネロートリアでは数少ない平和思想の貴族。身分に驕らず気さくな性格の者ばかりで、何代にも渡って貧者や孤児を積極的に支援している。
クラウンを保護した旦那は魔物とも渡り合える実力者だった元軍隊長という異色の経歴を持ち、上層部への不満を公言していたことからバーバネロ家と打ち解け、婿入りと共に活動家に転向した。クラウンが勇者に選ばれた際は旦那自ら剣術指南を行い、特注の剣まで用意して門出を祝った。今では勇者を育てた家として格上げされ、老齢の夫婦に代わり娘達が改革の陣頭に立っている。
長女はクラウンへの恋心が未練となって結婚できずにいる。

 


【戦闘能力】

直接的な肉体強化は無く、魔法は全く扱えず、武器操術も苦手。唯一特訓した剣術ですら心許ない。よって戦闘の殆どは授かった能力「精神の竜」に頼りきりで、その竜の力も士気の強弱に依存する。精神的な弱みを突かれれば無能と化すし、本気になれれば竜の姿に相応しい破壊力を発揮できる。
なお、人間基準なら生身でも十分強い。魔力が豊富な環境では更に身体能力が増す。
士気向上のために技名を考える癖がある。

 

・ 飛竜剣

バーバネロ旦那が知り合いの職人に作らせクラウンに託した、翼と爪の意匠を施された長剣。クラウンが生み出す竜の炎にも耐えうるよう加工難度が極めて高い硬い金属が使われており、耐衝撃性・耐熱性共に鉄剣の比ではない。
宝の持ち腐れだって?わかる

 

・ 肉体の特異性

彼は魔力操作の才能を失う代償にあらゆる魔力に適合できる特異体質である。
その肉体は如何なる魔力からも害されず、平等に寄せ集め己の魔力や生命力に変えてしまう。魔王が己の魔界に流れる魔力を集めて行う回復・強化が無差別に発動するようなものである。あまりの吸着力で魔法からも魔力を奪い取り、触れた魔力の輪郭を捉え動かすこともできる。五感すらも魔力に適合しており、独立した魔力探知に範囲では劣るが知覚精度は段違い。
それでも魔法を扱えない点は戦闘において致命的であり、魔法学上は「先天性の呪い」とされる。

 

〈固有能力:精神の竜〉

勇者の気力から形成される疑似的な魂を魔力で象り具現化させる能力と、その産物たる竜の仮称。
命の創造は神の御業。それに限りなく近いことを人の身で行うのだから燃費は恐ろしく悪い。魔力が機能せずとも小さな幻像程度は生み出せるが、気力の消耗速度も上がる。女神の思惑通り、クラウンは漲る活力と異常な魔力補充能力で燃費の欠点を踏み倒しており、能力に抗う形で魔力総量は更に増し、今や移動手段としてなら無休で維持できるまでに至っている。
ただ、魔力を制御できない肉体は能力発動中に魔力を過剰に放出し、周辺生物を侵すリスクも孕む。幸いにも余分な魔力の再吸収は絶えず行われるため、濃度が際限なく高まる心配はない。

有翼の竜の姿はクラウンの心髄にある自由と勇猛さを象ったもの。心境に応じて多少の変化はするが全く別物に変身することはなく、個体数も一体まで。
体の一部を個々に具現化することはでき、この場合は遠隔操作も可能な武具のように用いて戦う。完全具現化時には竜に自我が宿り、本体とは別の知性や感覚を使い自主的に行動できる。
羽や鱗などの極小部位なら意図的に剥がせば残留し、御守り兼発信機になる。迫り来る敵に炎を放つ正真正銘の御守りであり、羽一枚でも威力は侮れない。

クラウンが普段使いする竜の体長は15~20m程度。
彼は戦意の有無が顕著なため竜の外見変化も大きく、2つの形態に大別できる。普段は翼まで羽毛に覆われ身軽な体格の飛行形態で、戦闘時はより屈強で羽毛の少ない戦闘形態に遷移する。
竜は火属性を扱える。これはクラウンの潜在的な属性が火だからであり姿との因果関係は無い。併せ持つ風属性の力で凝縮された火は爆発熱線として発現し、威力は絶大な分調節が難しい。爆炎は噴出方向を絞ることで推進力にもなる。飛行形態であれば超音速での飛行も可能。また、生来の気質と闘志が共に高まるとその気質が技として具現化され、以降は自由に扱える

具現体の攻撃による自爆を防ぐ加護の力も能力に含まれており、精神の竜は強烈な熱や風を発するため、それらを遮断する効果になっている。自然現象や敵の魔法でも遮断できるが、持続的な大気の異常や高密度の攻撃までは防ぎきれない。加護は本体が触れているもの(竜を含む)にも伝播する。裏を返せば敵にすら伝播してしまう。

 

〈冷厳状態〉

企画「蒼黒の悪夢」にて若干の描写あり。

精神を侵蝕され、発狂を免れるために心に蓋をしてしまった場合、生存本能が暴走して陥る特殊形態。熱を失った心の影響で属性が炎から氷に反転、蒼白の冷気で外敵を一掃するまで淡々と力を振るう。口調も冷淡で、会話は成立するが説得は不可能。ただし何かの拍子に激情が呼び起こされれば元に戻る。
彼の心の脆弱性を示す望まぬ形態であり、この力の封印を当面の目標としている。


〈邪葬の輝炎〉
企画「望の魔王奪還ゲーム」にて獲得。

現世に巣食う遺恨の塊と対峙したクラウンが「相手を救う力」を渇望したことで誕生した。
慈愛の心を具現化した黄金に煌めく炎で、呪いなどの「害を齎す負の感情」のみを焼き払う。肉体や魂に全く負荷をかけず地縛霊すら完全に浄化できる力がありながら、気力の消耗は殆ど無い。外見的にも実際の炎とは少し異なり、大きさに関わらず星の瞬きのような静かな揺らめきを保つ。竜の姿も飛行形態ベースの細身に眩いタテガミという風貌に変化する。
的確に使える状況は限られるものの、「無害な炎」という観点から演出目的で多用されている。

 

〈覚醒〉

強大な力と害意を持つ者による危機と相対し、死をも恐れぬ覚悟が定まった時に自然発動。敵が消え士気が鎮まるか、肉体・精神共に限界に達すると自然解除。心の弱さから脱却すればより自由に行使できるはず。

精神の竜の力をより強い女神の力で魔力ごと体内に留め、自身が竜人化する。竜らしく角や鱗、鉤爪が生え、髪は炎の如く立ち昇る。マントも翼状に変形し火が灯る。
未覚醒・本気時の竜を凌駕する身体能力を本体がより高い精度で行使できるだけでなく、加護を必要としない頑丈な肉体と迷いを断った心により、弱点だった要素を全て克服している。魔力を肉体に留める仕様自体も、魔力による硬化や爆炎の操作性向上といった恩恵を齎している。
炎の噴射で空中を自在に舞い、爆炎も織り交ぜた格闘戦に持ち込む戦い方を得意とする

解除後には強すぎる力を宿した反動で熱傷や体内破壊が発生。この負傷の再生には寿命を消費するうえ、再生中は能力も使えない。最大出力で5分も戦えば反動の再生に24時間と寿命を1年相当失う。残された寿命を使い切ってしまうと急速に老衰し、二度と蘇生できない。反動の負荷で死に至った場合、蘇生はできても何かしら後遺症が残る可能性がある。

 

~覚醒中の技~

・ 爆竜焔武

硬化した四肢を赤熱させ、打撃の圧力で瞬時に体表を起爆し追撃を行う。起爆時の衝撃の強さ以外で爆発力を調節できず、激しい乱打戦に対応できるほどの持続力は無い。
体術自体も強化されるが、全力の一撃より爆撃が上手く重複した時の方が威力が出ることに気付き、最大十本の指を同時に突き立て、内側を爆風で圧縮粉砕する独特の打法に辿り着いている。

 

・ 徹甲竜角

全速力で爆竜焔武状態の貫手を放ち、爆撃の破壊力を全て一点に捻じ込む、貫通力特化の技。直線的な動きになるため、通常の爆竜焔武が通じない硬度や物量に対してのみ使う。

 

・ 装焔飛竜剣

飛竜剣の刃に爆炎を伝わせて振るい、延長線上一帯を鋭い烈風と高熱で消し飛ばす。連発すると飛竜剣の強度を以てしても無傷では済まないが、威力・範囲・速度の全てを兼ね備える。

 


【オリジナル魔王】

〈流(る)の魔王〉

本名:クヴェレ
聖界の東の地で神獣とされる龍に近い姿を持つ魔王。普段は角以外は完璧な人の姿に変身している。周囲に存在するあらゆる「流れ」を支配する、という上手く使えば極めて危険な能力を有するが、当人は手を下さず傍観する方が好みで、予測を超える変化を見せる聖界を気に入り居ついている。
実はかつて溺れたクラウンを助けたのは人に扮したクヴェレである。能力の使用を自制したために止められる洪水を放置してクラウンの母を救助しそびれてしまい、彼を苦しめたことを酷く後悔していたが、許されてからは友として彼を諭し、時々弄り倒す。

 

〈穿(せん)の魔王〉

本名:ケイル(先代本名:ガロン)
重く鋭い鎧で身を纏う好戦的な魔王。真の姿は節足動物にも見えるが、中身の不定形部分が本体である。魔力を超硬物質に変換・放出する「昌化」の能力を持ち、肉弾戦と魔法の両方に適性がある。
先代が力に固執するあまり聖界で暴れ回り、クラウンの逆鱗に触れて死闘の末に倒されたものの、クラウンの意向で穿の世界が存続したことで二番手のケイルが三代目として力と世界を引き継いだ。当代は「遊戯の生き残り」を考えて内政にも注力しているため、住民からも信頼されている。
クラウンには一定の敬意を払うが、望みである力比べは全力で嫌がられ一度も実現できずにいる。

 


【他キャラとの関係性(確定分のみ)】

随時募集中。

 

裏表のない性格ゆえに信頼されており、よく付き添いを頼まれる。竜騎側も王女の責務や魔王との関わり方に悩む彼女は気がかりだし、随伴した先で自身の見聞が深まる利点もある。また、竜騎の視力の良さと「具現化能力」、「心を覗く能力」が噛み合うことで視覚の共有が可能。これも関係の深さに一役買っている。

 

竜騎の故郷ネロートリアと日輪さんの擁する国ルノイアは仲が悪い。目的は違えど共に他国に進軍する国だからだ。しかし両国に挟まれるセレニタを擁する読心さんの計らいでお茶会友達となり、国も衝突を免れている。竜騎もトラウマを持つ者、日輪さんにもそれがあることを理解しており、少しずつ共有できれば互いの心も軽くなるのではないかと考えている。

 

読心さんの縁で大牢獄の世界に赴き、彼の本体と対面している。同じく人助けを本業としているが精神の熟練度は完敗しており、陣取りゲームへの向き合い方などについて交わした言葉は少ないながらも少なからぬ影響を受けた。分身とは未対面。

 

読心さんと連絡を取るための通信機を作った人物。それ以上の関係は無いが、科学に疎い竜騎は彼を素直に尊敬している。

 

彼の故郷の孤児院を偶然訪れ鉢合わせたのが最初。短い付き合いだが、自分自身のための生き方を見出せずにいる様子の彼を気にかけていた。彼が自分探しと贖罪の旅に出たことを知ると、自身が彼の支えとなるべく決意を新たにした。と言っても従僕くんは竜騎の魔力で簡単に酔い潰れるため、物理的に支えることはできないのだが。

 

空飛ぶ国に偶然辿り着いて以来気に入っており、時々入国許可も無視して遊びに行く。空帝さんからすれば本当に無益な邪魔者である。

 

空飛ぶ国で出会い、剣だけで生きてきた彼に「遊び」を教える。時折空帝さんを困らせること以外では好感を持たれるようになり、実績に関しては彼の目標にすらなっている。傷心した姿を見せていない状態での評価ではあるが…

 

一度だけ正式に来訪した。竜騎の洞察力の話を少し知っていたが故に技術の漏洩を恐れた軍師さんは早急な立ち退きを要求するも、好奇心に負けて意地を張ろうとしたのが軍師さんの癪に障ってしまい出禁を食らっている。何度か殺意マシマシの攻撃を受けているが自業自得なので嫌いになったりはしない。

 

軍師さんの下で動く存在ではあるが、機士さん自身の意志で竜騎を攻撃することはなく、逆に竜騎の豊かな感情に関心がある様子。また、竜騎は機士さんを「変わった人間」程度にしか理解していないため、騎士さん視点では気楽に素を晒せる相手かもしれない。

 

竜騎は情報源として図書館を訪れ、一方で書館くんは竜騎から体験談を聞いては文章に起こすことを新たな楽しみとしており、一定の相利関係がある。あわよくば自ら外の世界に踏み出してくれることを期待していたのだが、話だけで満足する姿を見て若干後悔している。

 

竜騎が撒き散らした魔力の痕跡を辿られる形で出会う。常に膨大な魔力を貯蔵しているのに魔法が使えない竜騎が興味深いようで、適した魔法具を売りつけ、あわよくば製品の質の向上を図りたいと一方的に動向を追われている。実際に竜騎の能力に関しては彼に厳密に解析されたことで双方に利益をもたらしている。

 

竜騎に会うためにわざわざ祖国を訪ねてきた珍しい相手。邪気を払う輝炎の力に切実な思いで縋りに来た。結果として多少効果はあったものの根本的には解決できず、厄除けの情報収集を手伝うようになった。同席した流の魔王の分析によれば、両者とも「魂の次元から例外的」らしい。魂ちゃん、詳しく教えてくれ。

 

 

飛べる勇者魔王を激しく憎悪している点と、それ抜きにしても破壊衝動の強い魔王として恐れている。過去に一度だけ休憩中を襲われて翼をもがれかけた。自分が下手に接触しない方が聖界への被害は減ることを竜騎も気付いていて意図的に避けている。

 

能力柄、存在を知るやいなや衝動的に訪問しに行った。純粋に気が合う友達でもある。いつか自身も頭が上がらない強大な力を持つ竜になるのかなと期待しており、将来への意気込みも十分な竜さんを全力応援中。一緒に自由に空中散歩する日を夢見ている。

 

昔は馬の世話をしていたため、美しい馬の下半身を持つ駿さんに一目惚れ。彼に認められるために魔力が働かない中で何とか竜を召喚してみせ(といってもごく小さな幻像)、大層気に入られるようになった。以後頻繁に遊びに付き合っているが、駿さんの側近達には妬かれている。

 

視さん側は千里眼により、竜騎の存在を一方的に視認していた。いざ自分の世界に現れた竜騎が魔族達と親しげな様子を視て安全を確認し、招き入れた。お互いに自分の視てきたものを語り合える貴重な存在、かつより面白いものを探す競争相手だと考えており、それなりに良好な関係を保っている。

 

疲労が重なった時の竜騎を最も気楽に受け入れてくれる魔王(と世界)。種族を問わず友好的で乱暴者が嫌いなところまで似通っており、お互いに困ったら頼りにしてもよいという共通認識を持っている。

 

概ね泡ちゃんと同じ。猫達に怖がられるので極力能力を使わないようにしている。

 

最近の彼女は頻繁に大図書館に出没するため、よく遭遇する。偶然獣の姿を見たことがあるが、あの竜騎が恐れるはずもなく、それを以て「いい人」だと判断された模様。体得したてだった輝炎の発動練習も兼ねて行われた「世界一派手で安全な火遊び」は今やお決まりの遊戯となっている。恋の相談はされてもちょっと分からない。

 

旅先の街外れで放浪中の金ちゃんに金品をせがまれた竜騎が、ただの物欲であることを汲み取って善意で殆ど譲ってしまい、滅茶苦茶懐かれたのがきっかけ。友情の証に金色の炎を披露しあった。盗むなら守銭奴を狙い、貧しい人々に分け与えれば喜ばれるぞと竜騎から提案され、襲撃先の選定に必要な洞察力を養うべく時々彼の度に追随する。

 

はじめは竜騎が不自然な魔力の波に気付き探索した結果、人に化けた魔族が人を歌で魅了して集めており、警戒しながら接触するという微妙な出会いだった。誤解はすぐに解け仲良くなる。魔力の幻惑が通じない竜騎は歌さんにとってありのままの歌唱を聴いてくれる大切な人であり、その気持ちを汲んだ竜騎も以前より音楽に浸るようになっている。

 

実は蒼の世界自体は見知った場所だが、知り合う機会も理由も無いので魔王とは面識が無い。森の魔族の村には売買で頻繁に訪れる。まだ勇者歴も浅い頃、偏向的な正義を掲げて村の品物を強奪しようとした他の勇者を退治したことがあり、それ以来魔族達とは親交が深く、安否確認のためだけに顔を出すこともある。

 

性格も能力も互いをぶっ刺し合う最悪の関係。仮にこの先接触する時が来る場合も、結果的には関わり合わず互いに命を大切にする道を選ぶと思われる(気さんが命知らずの行動を控え始めた影響が大きい)。

 

第一印象で一方的に怖がられ避けられているため会えない。誤解が解けたら旅行仲間になれるかもしれない。これもある意味関係性の一つ。

最終更新:2024年12月05日 21:23