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は等比数列(geometric progression)を表す。
漸化式
を満たす数列を考える。
2つの数列{b_n}, {c_n}は漸化式(1)を満たしているとする。つまり
を満たしている。(2)と(3)の差をとると
を得る。(4)は数列

が等比数列ということを意味している。よって
という関係が得られる。
初項b_1が与えられたとき、なんらかの方法でc_nが見つかったとすると、これに等比数列を足すことで一般項{b_n}が求められる。ここでc_nは漸化式(1)を満たすものならどんなものでもよい。
(1)を満たすなるべく簡単な数列として、定数からなる数列を考えてみよう。この定数を

とすると、
を満たす定数である。(5)を特性方程式とよぶ。
漸化式

は、pが公比の等比数列だから
である。したがって漸化式(1)を満たす数列{b_n}の一般項は
となる。ここで

を満たすから、

を得る。したがって
最終更新:2014年02月21日 05:28