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Orbital

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Orbitalは、兄弟であるPhil Hartnoll(フィル・ハートノル)とPaul Hartnoll(ポール・ハートノル)によって結成されたプロジェクト。
"Orbital"の由来は、ロンドンにある環状高速道路M25の別称"London Orbital"から。この環状線の南東地域は初期レイヴシーンにおいて主要な場所だった。
兄弟はエレクトロやパンクに影響を受けて育った。

デビューからブラウンアルバムまで

1989年、父のカセットデッキを用いて"Chime"を録音。同年12月にOh'Zone Recordsよりリリースした。このデビュー曲は現在においても彼らの代表曲であるだけでなく、シーンのアンセムでもある。
1991年、1stアルバム"Orbital"(グリーンアルバム)をリリースした。このアルバムには"Belfast"など、既発の曲も含まれている。
その翌年に発表した"Radiccio"は売り上げ的にはふるわなかったものの、人気曲の"Halcyon"が収録されている。この"Halcyon"は、睡眠導入剤Halcionを多用していた母に捧げられた。
1993年、"Orbital 2"(ブラウンアルバム)をリリース。先述のHalcyonをこのアルバムのためにリミックスした"Halcyon + on + on"が収録されている。

人気絶頂から解散まで

1994年6月、イギリスの著名なフェスティバルであるグラストンベリー・フェスティバルのヘッドライナーを務めた。同年8月には3rdアルバム"Snivilisation"をリリース。Alison Goldfrappがボーカル参加した作品が2曲収録されている。
1996年にリリースされたアルバム"In Sides"には、CD1枚だけのもの、2枚組のもの、VHSが付属したものなど多くのバージョンが存在する。
2001年、義兄のDavid Grayが参加した"The Altogether"がリリースされた。このアルバムは、これまで多くのOrbital作品を発売してきたレーベルFFRRから出る最後のスタジオアルバムである。
翌年、これまでのベスト盤的位置づけである"Works 1989-2002"をリリースした。
2004年に解散を発表。同年6月"Blue Album"をリリースし、同月から最後のライブアクトをスタートさせる。イングランド、スコットランド、アイルランドなどで行い、日本のWIRE 04のライブをもって解散した。

復活

兄のPhilはLong Rangeというプロジェクトを結成し、弟のPaulはソロでそれぞれ活動していたが、2008年11月21日、ビッグチル・フェスティバル2009において復活ライブをすると発表。これを皮切りに様々なイベントへの出演が決定。そして、"Works 1989-2002"では抑えられなかった"Blue Album"の曲も収録したベストアルバム、"Orbital 20"のリリースも行った。彼らの代表曲がほぼ網羅されているため、入門版としては最適である。

Sample(One Perfect Sunrise)


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