銀河市民
2005
早川書房
ロバート・A・ハインライン, 野田 昌宏
★×4
ハヤカワ文庫に度肝を抜かれた本。
何がびっくりしたってこの表紙!
ハヤカワですよ?ハインラインですよ?なのにこのマンガちっくな表紙!手にとって本当にびっくりしちゃいました。
SFを文庫で読む方ならわりとご存知の事実だと思いますが・・早川書房のSFシリーズは表紙がビミョー(>_<)
メタリックなロボとか宇宙空間に浮かぶ星とかナゾの宇宙人とか全身宇宙服の人とか・・挙げたらきりがないですけど、「電車の中でカバーかけずに読むのはちょっとなぁ」と思ってしまう系なのです。イメージアップに乗り出したんでしょうか。こういう絵にも好みはあると思うのですけど、出版社さんが「表紙も大事!」と思ってくれたのかなぁ、とひそかにヨロコビを感じてます。
(あ、でも、気づいたらこの表紙もカバーかけずに読めない系でした・・どっちにしてもカバーかけちゃうからいいんですけど・・)
内容は、さすがハインライン~な満足感。この人の書くヒーローはほんとに好感が持てて、感情移入できちゃいます。やさしい人たちを描かれますね。作者様のお人柄でしょうか。
長いけど気になりませんし、主人公が超人(笑)なのも読んでるうちにオールオッケーな気がしてきちゃいます。さわやかな読後感。後半部分は今まで読んだハインラインにはない感じかな?と思って新鮮でございました♪
<追記>
最近は小畑健が太宰を描いたりしてますけど、これを読んだ頃は本当に衝撃だったのです。
最終更新:2011年02月16日 13:51