地下鉄(メトロ)に乗って
1999
講談社
浅田 次郎
★×2
壬生読んで、エッセイ読んですっかり好きになった次郎。
今夜は泣かせてよ次郎。ってわけで手に取ったのは次郎の原点である(と私が勝手に思ってる)この作ですよ。
うーん・・・泣けない。泣き所がない。
別にそれ自体はいいのですけど(当たり前だけど泣ける小説=いい小説な訳ではないので)。
心のツボに来るポイントがないというか、具体的な名前上げられないので下手したら中傷になりますが、なんかどっかで読んだようなエピソードが多いなとか。
たぶん同世代が読んだらグッとくる郷愁というか戦後へのアレもないし、それで余計にダメだったのかも。
書評家ではないので良し悪しは言えませんけども、自分には合わない一冊だったなぁと思うのでした。
今のところの次郎スケール
壬生>エッセイ=きんぴか>鉄道員>地下鉄
笑いと泣かせは同じくらいウマいと思う。
でももしかしてそれって技量が上がっていっただけで、作者が書きたいのは地下鉄路線なのかなぁと思ったり・・知りませんけども。
こんど蒼穹とかも読んでみますですよ。
最終更新:2011年02月09日 13:03