姑獲鳥(うぶめ)の夏
1998
講談社
京極 夏彦
★×5
素晴らしき屁理屈。
映画化したっていうのと、R25の京極インタビューしか事前知識がなくて読んだのですが。(あ、人気シリーズだっていうのも知ってました)
さすがです。おもしろいです。屁理屈万歳です。次郎とは違う路線でアタマのいい人なんだなぁ~~~~~と。
探偵・榎木津の「過去が見える」能力も、ラノベなんかだったらただフシギな能力とかで片付けられちゃうところできちんと屁理屈が付いてるのがヨシ。大好きですよ。
姑獲鳥は、もしあらすじを人に聞かされたら「何その駄作」と思うようなオチですけど、でも駄作じゃないのが凄い。言葉の力を感じます。
最終更新:2011年01月15日 02:45