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輪違屋糸里(上)(下)

2007
講談社
浅田 次郎

★×4

壬生義士伝?」の次はこう来たか…と思う本。

一人の作家が新撰組の小説をふたつ書くこともすごいけど、ふたつ書くだけあったなーと思う出来ですね。どっちも。
どっちも違ってどっちもいい!(みつを)

新撰組の方々のキャラ付けもすごかった。
本当に次郎はストーリーテリングの才能がすごいなぁ。いや努力なのかな。
限られた人数しか描かなかったからか、ちゃんと住み分けができてて「ああこの人はこういう人か」ってすっと入ってきました。ううむ。

次郎の描く女子は凛としてていいなあ。
糸里はおっとりしてて心根も優しいのに凛としてていい。
きんぴかのマリアみたいに見るからに強いのも好きです。


ところで、(上)のラストあたりは読んでてちょっと気持ち悪くなりました。
トシさん…



なんだかamazonで中がちょっと読めるみたいです。amazonすげー。






最終更新:2011年02月16日 13:50