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さくらインテリーズ

2008
ハヤカワ文庫
戸梶 圭太

★×2

エロ・グロ・バイオレンスな本。

ラノベみたいな表紙をめくると登場人物紹介イラストが。
あれ、表紙だけじゃなく、これってラノベ?

紹介イラストにはホームレスが5人、話の最初からホームレスが5人いるのに、裏表紙の解説には3人分の名前しかない…
こういうところがネタバレにつながってたりもするのですよね。
5人が3人になって、いきなり減っちゃう話だな!と衝撃を受けつつ、ああなるほどーだからあの解説かーと思いました。

5→3の衝撃なんて大したことなかったです。
全編通してエロ(ていうか下品)グロバイオレンスです。
いやな主人公だなー。脇役も嫌だ。いい人が出てこないのがおそろしい。

ラストとかはもう、何がしたかったの…という勢いですね。読後感がおそろしく悪い。
作者近影が以外におとなしそう&真面目そうな男性なのも余計に怖いわー!

文章とかストーリーテリング的には、めちゃくちゃながら下手じゃないので低評価はつけがたい。
ですが、とにかく読後感は悪いからあまりもう一度読みたくはないなという感じです。
この作者の他の本とか、怖いもの見たさで読みたいような、読みたくないような…


ISBN:978-4-15-03913-8






最終更新:2011年02月09日 13:02