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犬身

2007
朝日新聞社
松浦 理英子

★×2

「あの人の犬になりたい。」
のオビ文字を知ってから是非読みたいと思ってた本。


で、読んだわけですが。
先が気になって気になってすごい勢いで読んだわけですが。

しょっぱなから体液(非エロ)とか体臭とかの話で生々しい。
犬になるまでの展開が何でもありすぎる。
犬になってから救いがなさすぎてがっくりする。
ラストがそれか…って脱力する。

などなど。
作者は何かこの作品を通して訴えたかったとかじゃなく
「ドッグ・セクシャリティ」というネタを考えついて
見て見て~って書き始めちゃったんじゃないかと勝手に思いました。

ドッグ・セクシャリティっていう発想は斬新。そこはなるほどな~と思うけど、そんな考え方もありだなあって思うけど、残念ながらそれ以外の部分にあまり何も感じられない。
この先どうなっちゃうのって思わせといてどうにもならない投げ出しっぷりというか…そう思うのは私だけかもですが。
とりあえず読後感はよくないです。







最終更新:2011年02月09日 13:02