旅する女―女シリーズ完全版
2004
光文社
小松 左京
★×2
短編がぎっしりなので読み応えがある本。
旅情的なのからSFオチから、いろいろ取り混ぜてます。
とり混ざった中にも一貫してるのは、小松左京的「いい女」像かなぁ。
昔気質で控えめで夜は恥らいながらも激しいみたいな、そんな?
あとがきで宮部みゆきが「他の男作家が書く女は理想化しすぎだけど小松さんのは違う」みたいなことを書いてるのですが、左京さんのいい女も十分理想化されまくってると思いました。いないよこんな人ー。
ISBN:4-334-73770-6
最終更新:2011年02月16日 13:45