ニライカナイの空で
2003
講談社文庫
上野 哲也
★×3
和製スタンドバイミー?な本。
あと「
次郎物語?」みたいな少年成長系かなー。
スタンドバイミーなら「
夏の庭?」がよかったなー。
(でも子供のころ読んでいいと思ったから、この本も子供のころに読んでたら違うかもなー)
九州の方言の響きは男らしくてなんかいいですね。
読んでると癖になりそうな、迷った時にばしっと言ってほしいかんじ。
比べるとほんと東京弁は軟弱ですわー。
船を作って島に渡るとか、子供のころならドキドキしただろうな。
そういう冒険をしてみたかったです。羨ましい。
あちこちに出てくるシモ系の話題と、語りっぱなしでオチのないエピソードっぷりを見てると、これはもしや「自叙伝的作品」というやつなのかしら…
どうも私は自叙伝的ナントカと冠の付いた名作を読んだことがない気がします。
感傷が物語をダメにするのか…
今後も本を読みながら追求してみたいところです。
ダメっていっても所詮自分の感覚だし、好みじゃないという話に尽きるのかもしれないなー。どうなんでしょう。
最終更新:2011年02月16日 13:35