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新本格もどき

2010
光文社
霧舎 巧

★×4

ミステリーの大御所?をパロった本。


有名じゃないと思ってた我孫子武丸の人形シリーズがもどかれてて、個人的に嬉しかったです。
人形シリーズはのんびりしてて好きだなぁ。

元ネタのすべてを読んでいたわけではないので完成度は語れないけど、自分が知ってる分については、ちゃんともどけてるなあという印象。
名探偵の掟よりよっぽど面白いと思って、人にも勧めたりしたのですが…。

Amazonレビューはさんざんだったりします。
東野さん売れてるからなあ…


ミステリとしての完成度とか、知らない人置いてけぼりとか、批判はいろいろあるのでしょうけど、こういうおおらかな本がもっと出てもいいと思うのです。
「もどかれた」作者たちには新鮮な体験だろうし。
権利とか何とかで難しいのかもしれないけど、同じ時代の作家たちが影響しあって作品を書いていったら面白いと思うんだけどなあ。
同人誌的なノリというか。




最終更新:2011年02月16日 13:31