そのケータイはXXで
宝島社文庫
上甲 宣之
★×0
このミスに不信を抱いてしまった2冊目の本。
1冊目は
沈む さかなです。
あっちはまだ小説としての体裁は整っていたなあと今になれば思えます。
やっぱりね、小説なんだから最低限の文章の巧さって必要だと自分は思うのです。
百歩譲って巧くなくてもいいけど下手はダメだろ……
これはお金を取って読ませるような小説ではないです。
文章も内容も、中学生とかがノリに任せて書いたような、友達との交換ノートに勢いで連載しちゃうような、そんなテイストです。
タイトルにも中二っぽいなあ。「うまいこと言ったつもり」みたいな。
元ネタが丸わかりになるような真似っぷりもいただけません。読んでるこっちが恥ずかしくなりました。パロディでもオマージュでもなくて単なるパクリ。
ストーリー展開も、自分は全然好きじゃなかったのですが
もし内容を認める読者がいるなら、この人は小説家じゃなくて何かの原作者とかシナリオライターになればいいのではないかしら…。
ほんとにこの本ばっかりはもう、褒めるところがないです。
このレベルで売り物にしようと思った度胸かな?
最終更新:2011年02月15日 11:17