秋季限定栗きんとん事件
創元推理文庫
米澤 穂信
★×3
小鳩くんの掴めなさがさらにアップした本。
長くなった分、夏より読みやすさというか吸引力は落ちたかな?
でもまだまだ十分な吸引力を持っておりますよ。
夏から読み始めた自分としては当然、小鳩&小山内ペアが来ると思ってる所にそれぞれ彼氏彼女ができたりして、こういう意外な展開は悪くないですね。
小鳩くんが淡々と彼女に合わせる様は本当に謎です。
どういう人なの、小鳩くん。
彼女が最後に怒るのも分かる気がする…
世の中で一番腹立つのは、彼女の浮気を指摘してくれたナントカさん(名前忘れた)みたいな人ですね。
あまり恋愛ものとして読んでなかったので、最後に二人がくっついても「やっぱり」とは思わなかったです。
「あ、くっつくの?(どっちでもいいけど)」みたいな感じ。
しかしラストの方の「他愛ないなって思った」は心からひどいです。
小佐内さんこわいよ…。
キスしちゃだめとか、じゃあ付き合うって何なのだろーと思いました。
小鳩くんはやっぱり大物ですわ。
次も気になりますが、春未読なので、春読んでから冬に行きたいかなー。
最終更新:2011年02月16日 13:24