バセットホルン - (2009/04/25 (土) 00:10:21) の最新版との変更点
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* バセットホルン
[[クラリネット]]族に分類される楽器だが、ルーツは異なるらしい。
通常のB♭クラリネットより大きく、[[バスクラ]]よりは小さい。
[[アルトクラ]]と外見的にほぼ同じくらいの大きさで、ぱっと見で区別がつかない程のものも存在する。
ただし、アルトクラがEs管であるのに対し、バセットホルンはF管である。
「ぱっと見で区別がつかない程のもの&bold(){も}」と言ったのは、造りとして2種類存在するらしく、ひとつがアルトクラとほぼ同じ造りでF管であるもの(F管アルトと呼ばれることもある)、そしてもうひとつが、管体の内径がそもそもまったく違う(アルトクラよりむしろB♭クラに近い)ものである。
後者が本来のルーツに近いらしいが、アルトと同じような響きを求めた前者も存在する、というものらしい。そして前者は見た目がアルトと似ているわけだ。
さてさて、その音色には、独特の魅力がある。
音域は広く、LowCのバスクラと同様、下の「ド」まで出るので低音はしっかりと鳴るが、高音は鼻にかかったような独特の響きがする。
細管で管体が長い、なんとなく「鳴りきらない」ような感じである。
その独自性から出番は非常に少ないが、Mozartの頃の楽曲にはしばしば用いられている。MozartのDivertimenti(5つのディベルティメント)はバセットホルン3重奏のために書かれた曲であり、非常に魅力的な曲である。
(この曲は様々な編成に編曲されていて、よく演奏される Cl * 3 や Cl * 2 + Fg の他にも、Ob + Cl + Fg、Fl + Cl + Fg、果ては Hr * 3 などといったものまである。)
先日行った演奏会では、この珍しいバセットホルン3重奏の演奏を聴くことが出来たが、そのときに使用されていたバセットホルンには、なんとネック部分まで木製というものも存在した。(バレルが途中で鋭角に曲がっている感じ。)
欲しいけど、たとえ買ったとしても宝の持ち腐れになるであろう楽器No.1である(笑)
* バセットホルン
[[クラリネット]]族に分類される楽器だが、ルーツは異なるらしい。
通常のB♭クラリネットより大きく、[[バスクラ]]よりは小さい。
[[アルトクラ]]と外見的にほぼ同じくらいの大きさで、ぱっと見で区別がつかない程のものも存在する。
ただし、アルトクラがEs管であるのに対し、バセットホルンはF管である。
「ぱっと見で区別がつかない程のもの&bold(){も}」と言ったのは、造りとして2種類存在するらしく、ひとつがアルトクラとほぼ同じ造りでF管であるもの(F管アルトと呼ばれることもある)、そしてもうひとつが、管体の内径がそもそもまったく違う(アルトクラよりむしろB♭クラに近い)ものである。
後者が本来のルーツに近いらしいが、アルトと同じような響きを求めた前者も存在する、というものらしい。そして前者は見た目がアルトと似ているわけだ。
さてさて、その音色には、独特の魅力がある。
音域は広く、LowCのバスクラと同様、下の「ド」まで出るので低音はしっかりと鳴るが、高音は鼻にかかったような独特の響きがする。
細管で管体が長い、なんとなく「鳴りきらない」ような感じではあるが、そこに絶妙の艶っぽさがあるのだ。
その独自性から出番は非常に少ないが、Mozartの頃の楽曲にはしばしば用いられている。MozartのDivertimenti(5つのディベルティメント)はバセットホルン3重奏のために書かれた曲であり、非常に魅力的な曲である。
(この曲は様々な編成に編曲されていて、よく演奏される Cl * 3 や Cl * 2 + Fg の他にも、Ob + Cl + Fg、Fl + Cl + Fg、果ては Hr * 3 などといったものまである。)
先日行った演奏会では、この珍しいバセットホルン3重奏の演奏を聴くことが出来たが、そのときに使用されていたバセットホルンには、なんとネック部分まで木製というものも存在した。(バレルが途中で鋭角に曲がっている感じ。)
欲しいけど、たとえ買ったとしても宝の持ち腐れになるであろう楽器No.1である(笑)
記: 2009/04/25
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