ある日リリスは孤児院で働く妖怪の
トビーをつれ、秋山寺院を訪れていた
リリス「ごめんくださーい。」
春美「はーい、あ!リリスさん!!」
リリス「久しぶりねー春美ちゃん、大きくなって~(なでなで」
トビー「主ー!ひさしぶり!」
春美「トビー久しぶり!立ち話もなんだし入って!」
リリス「そうさせてもらうわ」
春美は妖怪を数人集めて寺院のある部屋にリリス達を招いた
春美「リリスさん、話って何?」
リリス「そう、それがね・・・この前」
トビー「仮面をつけた変なやつが出たんだ!!」
幹久郎「仮面?」
リリス「私の予想では、ここがねらわれると思うの。」
キリ「何故でありますか?」
リリス「トビーを、見てたわ、あの眼は「役を見定める」眼だった」
???「僕のことをよく見ているんだねぇうれしいよリリス」
突然部屋の上の方で声が響いた。
見上げるとそこにはいつの間にか黒い霧のような物が渦巻いていた。
黒い霧はみるみる形を作っていき
仮面をした男の姿にとどまった
トビー「あの時の!!」
キリ「こいつがでありますか!!」
アカノミ「っ!!」
アカノミがすかさずピエロを飲み込もうとした
ピエロの身体はいとも簡単にその口に入った、確かに入ったはずだった
ピエロ「強い能力だねぇ、そそるよ」
全「!!」
ピエロは何事もなかったかのように一同の後ろに立っていた
リリス「ヤミマガイ・・・こいつの能力よ」
キリ「このッ!!」
キリがはさみでピエロの身体を突き刺す、
貫通・・・なんて物じゃなかった
腕がピエロの身体を突き抜けている
しかしそこにあるはずのピエロの身体がないそこだけぽっかりと穴が空いてる
キリ「は?」
ピエロ「おやすみ、キリ君、だったかな?」
ピエロが手をかざした瞬間キリがその場に崩れ落ちた
春美「キリ!!」
ピエロ「君たちもちょっと寝てなさい」
かざした腕を一降りすると春美を取り囲むように立っていた
幹久朗、アカノミ、トビーが次々と崩れ落ちる
春美「みんなっ!!いやぁ!!」
リリス「大丈夫、眠ってるだけよ」
春美「え?・・・ホントだ」
気が抜けたのか春美はその場にへたり込んでしまった
するとピエロは突然しゃべり始めた
ピエロ「僕の能力はヤミマガイ、ヤミを操る能力さ、これは便利でね、
今みたいに睡眠薬にもなるし猛毒にだってなる、武器や盾にもなるのさ
でもね、一番恐ろしい能力は・・・」
ピエロが芝居気たっぷりに話していたその時だった
騒ぎを聞きつけたカイムが部屋に入ってきた
ピエロの眼が仮面越しに細められ仮面の口の両端がすうっと上がった
同時にピエロがカイムの目の前に姿を現した
ピエロ「一番恐ろしい能力が・・・これさ!!!!」
ピエロがカイムの前に手をかざし勢いよくそう口にした瞬間
カイムの目の前が真っ暗になった
カイム「何も見えない、何も聞こえない、これでは・・・まるで」
ちがう・・・身体が動かない、温度を感じない、殺されたとき以上の
「何もない空間」
カイム「うああああぁああぁぁあああああ!!!」
ピエロ「フフッ、苦しんでる苦しんでる」
ピエロは自分にしか聞こえないカイムの絶叫を聞いて楽しんでいた
ピエロ「これが僕の一番恐ろしい能力『人を開け閉めする能力』さ。人を閉めると言うのは・・・
う~ん、意識が有るまま死を体験する?まぁそんなかんじさ。
何も見えない、何も聞こえない、何も感じない、身体も動かせない
そんな状態が開けないと元に戻らない
どう?恐ろしいでしょ?きっとあの子は過去の体験と重ねてるんじゃないかなぁ?
どう思う春美ちゃん?」
春美「っ、いけない!!」
ピエロ「彼は恐れている、来るはずもない変化を、変化が来ない時間がが長ければ永いほど
恐怖は大きくなるだろうね、どうなるかは僕にだってわからない。
恐怖を克服すればそれはこれ以上ない刃になるだろう
でも・・・それをしなければ恐怖に身を焼かれ破滅の道へと暴走するかもしれないねぇ?
まぁ運の良いことにここには「人を開く者」がもう一人いる
全ては彼の子の精神力と君の処置のスピードにかかってるよ『リリス』
まぁ君がそれを使うにはカギが必要なんだよね?修道院から持ってくるのは大変だろうなぁ。」
リリス「持ってきてるわよ、貴方の能力を私が知らないわけがないでしょ?」
突然部屋に四角い物体が現れる。
中には・・・茶色いストレートヘアーの女の子がちょこんと立っていた。
ピエロ「用意周到なんだね」
リリス「それはどうも」
ピエロ「じゃあ僕は消えるよ成功を祈るよ、
無事成功した暁にはその子を重要な役回りに置く予定だからね」
リリス「待ってこの子達を巻き込むつもり!?」
ピエロ「なんのためにここに来たと思ってるんだい?
もちろんこの子達それぞれにちゃんと役回りがあるんだ、今日はそれを見定めに来たんだよ?」
その語尾とともにピエロはヤミとなり消えた。
春美「リリスさんカイムが!!」
リリス「シュー準備できてる?」
シュー「はい」
その瞬間シューを囲むように魔法陣が浮かんだ。
程なくしてカイムは目覚めることとなる。
時同じくして正義の味方は
シン・シー「おかしいな、今、人外のオーラが少し揺らいだそれに見たこともないオーラが・・・近づいてる」
ピエロ「こんにちはぁ。シン・シー君?」
シン・シー「っ!!」
「道化師の襲来2」
最終更新:2011年08月21日 13:53