「ネーちゃん、ネーちゃん、楽器が好きなー、おーんなーのこー♪」
「・・・」
「好きな楽器はバイオリン、嫌いな楽器はバグパイプ♪」
「・・・」
「好きでも嫌いでもない楽器はリコーダー♪」
「トキコちゃん、」
「あってもなくてもどっちでもいい楽器はカスタネットー♪」
「トキコちゃん・・・」
「だけど本命はー・・・」
「トキコ!!」
「え?何?」
「え、何、じゃなくて!演奏してる時に変な歌歌わないで!」
「えぇー?いいじゃんそれぐらい。」
「よくないし!確かに楽器の練習したいから、ちょっと聞いてて欲しいとは言ったけど・・・」
「なんか足りないから歌詞つけてあげたんじゃん。題して『ネイロちゃんに捧げるとっきゅんのブルース(ハート)』」
「『エリーゼのために』だから今の。なんで勝手に改変してるの。」
「クラシックって基本つまらないじゃん。」
「謝りなさいこら!クラシック好きな人に!!」
「ネイロちゃんはぁ、なんでそんなつまらない曲弾くの?いっつもノリノリのポップスとかじゃん。」
「・・・進みたい大学が、音楽専門なの。勉強より実技が重視される試験だし学校の評価もかなり高いから、頑張らなきゃいけないのよ。」
「えー、つまらない。やだそんなの。」
「トキコだって行きたいとことかないの?ここっておちこぼれだけど、それぐらいの希望は・・・」
「ないよ。」
「・・・ないの?」
「うん、ない。」
「・・・先生が泣くよ?」
「泣かせてみてもいいじゃない、人間だもの。」
「あー、そうですかー。・・・はぁ、もういいよ。」
「・・・」
「~♪」
「・・・・・・ネイロは、」
「うん?」
「ネイロは、夢があっていいね。」
「そう・・・かな?」
「うん、夢があって、好きなことに突き進もうとするから、いいと思う。」
「・・・ありがとう、トキコぐらいだよ、そう言ってくれるの。」
「えへへ。」
ネイロとトーキングin音楽室
「もしもどこにも進められなかったら、私のとこ来てね。」
「トキコ、そういうところ知ってるの?」
「うんっ、思い当たりあるからさ~」
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最終更新:2013年06月12日 21:55