放課後 いかせのごれ高校・校門前
「なー、知ってるか?オウカ」
「何がー?」
「この近くに「
色のない森」ってのがあるんだってよ」
「?なんじゃそりゃー」
「その名の通り「色」がないらしくてなー、その森」
「はー、気味悪いね」
「そ、だから誰も近付こうとしないんだと」
「そりゃそーだよ、僕なら絶対行かない」
「ただ、その森な、昔はすごく綺麗だったらしいよ。所謂デートスポット、みたいな」
「昔ってどれくらい?」
「…………昔」
「……わかんないならわかんないって言えばいいのに」
「で、さ。森の奥には大きな木があって、ついでに祠もあったんだって」
「ふーん、今はどうなってんの?」
「シラネー。人から聞いた話だから」
「まぁ、そうだよねー」
「「あ」」
「今通った人、すっごくいい匂いしなかったか?」
「うん、僕も思った石鹸、みたいな」
「おーおー、二人で何おもしろそーな話してんの?俺も混ぜろよー」
「うわっ、
カクマだ。後ろからいきなり声かけないでよ…。
今日は学校来てたんだね。
ケイイチ達と一緒にいないから今日は休みかと思ってたよー」
「(面倒なのに捕まっちゃったなぁ…)「色のない森」って言われてる森があってさ…」
「警察も手つけてないんだよね?やばー」
「ほほぉ~、…魔物とかいたりして」
「あははー、ないない」
「そんなゲームみたいなことあるわけねーって!」
「ですよねー」
「(実際、そんな感じの見たことあるなんて言ったらダメだよね。
興味本位で行くことになったりとかしたら危ないもん。カクマならやりかねない)」
「(魔物て…ゲームじゃないんだから、ないない。…ない)」
「(「色のない森」、ねぇ…)」
予兆
最終更新:2013年02月17日 03:27