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『キミ達は、人間が好きか?』
「人間…」
「ニンゲン?」
『…お父さんや、お母さんは好きか?』
「「! 大好き!」」
『そうか、じゃあ「ニンゲンじゃないもの」は好きか?』
「………?」
『例えば、私みたいな、さ。ニンゲンじゃないのに、ニンゲンのコトバを話す。
明らかにニンゲンではない力をもっているもの、だ』
「………」
『醜い、とは思わないかい?』
「…むずかしい…。でも、生きてれば、みんな同じだよ」
『…同じ?』
「うん。みんな同じ。人間だって、魚だって、虫だって、みんなおなじよーに生きてる!
人間じゃないからきらい!とか、そんなのダメだよ。生きてることをじゃまする権利なんてだれにもないよ。
だって、この世界に生まれたんだから!」
「…おねーちゃん、何言ってるか全然わかんない」
「うん、あたしも全然わかんない!」
『…不思議な子だな、キミは。』
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「だからさ、そいつ、その森から逃げてきたんだって!」
「本当か、ユズリ?その話、怪しさでいっぱいなのだよ」
「で、さ!俺その森に行ってみたいと思ってるんだ!」
「危ないよ、ユズリ君。やめておいたほうがいいって…」
「………」
ユズリは、学校に着くと2年1組の教室で早速あの男「
ハーディ」のことを凪、それから凪の弟分冬也に話していた。
ユウイはそんな弟を注意する気力もないのか、その様子をただぼーっと見つめていた。
「
色のない森」の話はもう学校中に広まっている。化け物が出る、だとか。警察も手が付けられないでいる、だとか。
彼、「ハーディ」はまだあの「おんなのことおとこのこ」を探しているのだろうか。
出来ることなら手伝ってあげたいと思った。あんなアバウトな情報だけで見付かるわけがないのだから。
「…戻ってこれなくなっても私は知らないぞ?」
「そんなことあるわけねーって!」
「ゆーちゃん」
楽しげに話す弟に声をかけた。
よくはわからないが、今「色のない森」や「ハーディ」のことを聞くのは不快でしかなかった。
とにかくはやく、今朝あった出来事を頭の中から消し去りたかった。
「もう、その話やめてくんない?」
(どうしてだろう)
(気持ち悪くて仕方ない)
友の思いを
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『綺麗だな』
「え――」
『違う、お前じゃない。その耳飾だよ』
「…私、今ちょっと傷ついたよ? これね、手作りなの。」
『へぇ、こんなものも作れるのか』
「…ほしい?」
『………』
「素直じゃないわね~、欲しいなら欲しいって言えばいいのに!」
『うるさいな』
「じゃ、今度一緒に作りましょう?きっと、楽しいから。ね?」
『……あぁ。…楽しみにしているよ』
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最終更新:2013年03月28日 20:26