コオリと一緒に、「けっこん」を調べることにしたの。
だれか、けっこんを知ってる人、いるかな。
「だれに聞いたらいいかな」
「ものしりなひとに、きくといいのよ」
「うん。物知りな人、いろんなこと知ってる」
「きっと、けっこんもしってるのよ」
アオとコオリ、物知りな人にけっこんのこと聞くことにした。
「…分かりませんよ」
「わからないの?」
「しらないの?」
物知りな人に聞いたのに、わからないって言われちゃった。
「分かりません。そもそも何故私に聞こうと思ったんです」
「ジングウ、物知りだから」
「ミレニアムのおにいちゃん、なんでもしってるのよ」
「……」
ジングウ、ふう、って言った。
「ためいき」っていうんだよね、こういうの。
「…あのですね、私にだって分からないことぐらいあります」
「そうなの?」「そうなの?」
「ええ。全知全能ではないんですから」
「ぜんちぜんのうって何?」
「何でも知ってたり何でも出来たりするわけではないということです」
「ふーん」「ふーん」
物知りな
ジングウでも、知らないこと、あるんだね。
アオたちと一緒。不思議。
「…で、お二方は何故急にそんなことを調べてるんです?」
「あのね、6月はじゅーんぶらいどなんだって」
「じゅーんぶらいどでけっこんするといいんだって」
「でも、アオたち、けっこんって知らないの」
「だから、おべんきょうしてるのよ」
「そうですか…」
「うん」
「あら?
アオギリちゃんにコオリちゃん」
「あ、
サヨリ」「メイドのおねえさん」
ジングウと話してたら、サヨリも来たの。
「ジングウさん、この子達に変なこと教えてないでしょうね?」
「貴女の中の私ってどれだけ信用ないんですか。……そうだ、サヨリさんにも聞いて御覧なさい」
「? ジングウさん?」
「メイドのおねえさんは、しってるの?」
「こういうのは女性の方が詳しいもんです」
けっこんは、女の人のほうが知ってるんだって。
ジングウは男の人だから知らないのかな。
「何か私に聞きたいことがあるんですか?」
「うん。あのね、けっこんって何?」
「えっ」
サヨリ、顔が赤くなった。
何でだろう。
「ねえねえ、けっこんってなあに?」
「え、えっと…その…」
サヨリ、ジングウを見た。
ジングウ、ぷいってしちゃった。
「サヨリも、知らないの?」
「わ、わわわわわ、私は擬人兵ですから…その、そういうのは…」
「しらないの?」
「うぅ………」
「ぎじんへい」だと、女の人でもけっこんって知らないのかな。
ジングウが「無邪気な子供の攻撃は恐ろしいですねぇ」って言ってる。
どうしてだろう。
「けっこん、難しいね」
「ほかのひとにも、きいてみるのよ」
「うん」
ジングウとサヨリに、バイバイした。
サヨリは、ずっと顔が赤いままだった。
変なの。
「だれに聞いたら、けっこん知ってるかな」
「だれがいいかな」
「だれにしよう」
二人で歩いてたら、アッシュ見つけた。
がっこうは、終わったのかな。
「あれ?アオギリちゃんにコオリちゃんじゃない」
「バイコーンのおにいちゃん、がっこうおわり?」
「そうだよ」
「ねえねえ、コオリ。アッシュなら、知ってるかな」
「きいてみよう」
「聞いてみよう」
アッシュ、がっこうでお勉強してるものね。
けっこんも、知ってる。
「僕に何か聞きたいの?」
「うん」
「あのね、けっこんってなあに?」
「結婚?んー、何て言ったらいいのかなぁ…好きな子と生涯を共にする、みたいな?」
「しょうがい?」
「好きな子とずーっとずーっと一緒にいるって事」
「ずっと一緒にいるの?」
「おべんきょうも、いっしょにするの?」
「そう。健やかなる時も、病める時も、ずっと一緒」
「ごはんも一緒に食べるの?」
「おふろも、いっしょにはいるの?」
「お着替えも一緒にするの?」
「ねるのも、いっしょにねるの?」
「そりゃあもちろ「いたいけな幼女に何吹き込んどんじゃこのパチモンがぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!」あべしっ!!」
「あっ」「あっ」
アッシュ、トキコにキックされてとんでっちゃった。
トキコ、どこから来たんだろう。
「バイコーンのおにいちゃん、とんでっちゃった」
「とんでっちゃったね」
「コオリ、しってるよ。こういうの、たーまやーっていうの」
「ちがうよ、コオリ。ファーーーーって、言うんだよ」
「どっちも違うからね!?」
「ちがうの?」
「違うの!」
アッシュの言ってるけっこんも、ちょっと違うんだって。
じゅーんぶらいどって、難しいね。
白い二人とじゅーんぶらいど~いろんな人に聞いてみよう~
「けっこんのおべんきょう、むずかしいのよ」
「もっといろんな人に聞いてみよう」
「うん」
最終更新:2013年06月07日 09:32