「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・な、何か用か?トキコ。」
「・・・なんで鶴折ってるのー?」
「え?・・・あー、えぇっとチャ・・・知り合いが、千羽鶴折るから手伝ってくれ、って言ってきてさ・・・」
「ふーん・・・・・・・・・一角君、優しいもんね。」
「いやいや、優しくねーよ。これぐらい当然だろ?」
「一角君が優しいから、そう思うだけだよ。」
「そうか?」
「そう。」
「「・・・・・・・・・」」
「・・・(なんだ、この変な緊張感・・・)」
「一角君は、駄目な人だよ。」
「・・・は?」
「駄目な人。」
「・・・トキコ、いきなり酷くないかそれ?」
「だって思ったこと言っただけだもん。」
「・・・何を思ったか知らねーけど、それを言うならトキコだって駄目な人だろ?
なりふり構わず突っ込むし、学校の備品は壊すし、この前は
ケイイチさんのこと・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・あ・・・(やばい、泣かせたか?)・・・トキコ、その」
「私は、私のことしか考えないからそうするんだもん。
なのに、一角君はいっつも別の人のこと考えて動いてばっかり。」
「・・・・・・え?」
「自分のことは二の次で、周りしか見てない。・・・だから駄目なんだよ。
そんなことばっかりしてると、いつか心が壊れるよ?」
「っ・・・・・・トキコ、それ、どういう意味なんだ。」
「だから、思ったことを言ってるだけだよ。」
「本当に?」
「・・・なんで疑うのかなぁ?私のこと嫌い?」
「別にそんなわけじゃ、」
「言うならはっきり言ってよ。私嘘吐かれるの大っ嫌いなの。」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・あ、足曲がってるよ?その鶴。」
「・・・・・・あ、あぁ・・・」
「「・・・・・・・・・」」
「トキコ、・・・ごめん。」
「なんで一角君が謝るの?」
「・・・大切な仲間を、変に疑ったからだよ。」
「・・・・・・・・・」
「トキコがらしくないのも分かるけど、なんか、俺もらしくないな。・・・雨降ってるからかな、はは・・・」
「・・・やっぱり、一角君は優しすぎるよ。」
「そうか?」
「そうだよ。」
「・・・・・・・・・悪い、けどこれが俺の性分だから。」
「そっか。・・・いいんじゃないかな?一角君が良いって言うなら。」
「・・・・・・でも、私と戦う前に壊れちゃ嫌だよ。」
(その呟きは幸いにも雨で掻き消され)
(麒麟の耳には入ることはなかった)
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最終更新:2013年06月19日 21:04