風使い、警告する
「口答えか、私に口答えするのかポークビッツ野郎。」
「ち、違いますよぉ!そして失礼です!」
「はっww今でもつるプリのくせにw」
「なんで知って…いや、いつ見たんですかー!///」
「あ?そうだったの?適当に言っただけなんだけどwww」
「う…酷いなぁ。まぁ、そういうとこも含めて好き…だけど///」
「何だって?はっきりしゃべれよ。」
「え…っていうか、イヤホンついてたら聞こえないじゃないですか!凪姉のバカ///」
「逆ギレすんなし。」
冬也がふてくされてしまったのに対し、凪は「わけがわからないよ」という表情。
そんなやりとりを、黒に限りなく違い緑の髪を束ねた男が見ていた。
「品がないのが気になるけど…こいつら本当に姉弟みたいだな。それにしてもあの男…凪に変なことしようとしてるな。最近嫌な風が続くのはそういうことだったか。」
風真はそう呟くと、風に乗って去った。
「!?」
「凪姉、どうしたの?」
「今、親父がいたような…。」
「まさかwいや、ボクと凪姉がデートしてると思って尾行してきたとか…」
「あるかもな。由衣達と遊びに行くだけなのによ。帰ったら尋問だな。」
「はー、今日は楽しかったなぁ。ん?」
「冬也くん、久しぶり。」
「ふ、風真さん!?なんで…」
「君にちょっと言いたいことがあってね。いいか、落ち着いて聞くんだ。今、冬也くんの周りには嫌な風が吹いている。それも、君一人だけが危ないってわけでもなさそうなんだ。こないだのお友達のこともあるから、気をつけるんだよ。」
「ボクだけじゃない…まさか、先輩達も!?」
「はっきりとは言えないけど、そういうことなんだろうね。とにかく、あまり一人にならないようにするんだ。じゃあね。」
「はい。あ、もういない…早いなぁ。(この人、なんとなく誰かに似てるんだよな…誰だろう。」
「凪、
おかえり。」
「ただいま。外で待ってるなんて珍しいじゃん。そんなに遅くなってないだろ?」
「…いいから、お父さんの部屋に来てくれ。」
「は?まぁいいけど。私も話したいことあるし。」
「じゃあ、凪からどうぞ。」
「ん。親父、今日私を尾行してなかったか?確かに冬也とは途中まで二人だったけどさ、他に友達と遊びに行っただけで変なことはしてないからな?心配してくれてるんだろうけど、あんまり過保護にされるのもちょっとなーって。」
「いやいや、さすがにそんなことはしないさ。ところでお父さんも話すけど、最近物騒みたいだから気をつけるんだよ。凪みたいに可愛い女の子は特に狙われやすいからね。」
「親父w大丈夫だっ…(え?なんでこんな怖いの?怒ってる…のか?」
「お父さんはな…お前にあいつと
同じようになって欲しくないんだ。」
「ちょ、親父、わかったから。わかったからそんな強く抱きしめんな苦しい。」
「っ…ごめんな。ご飯できてるから、凪は先に行っててくれ。」
「ん。」
「雪斗…」
風真は一枚の写真を見る。
帽子をかぶった青年と、薄水色の髪で眼鏡をかけた青年が写っており、そこにはこう書かれていた。
『風真&雪斗、初勝利☆彡』
最終更新:2011年04月12日 23:37