アットウィキロゴ
##ネタバレ(ほとんどオーラスまで)注意!##

以下、指標を簡単に。

すごく:複数プレイ・着エロ
わりと:SM
やや:百合・陵辱・サブタイ関係ないな 

Chapter3 [信念 Faith]

 あの戦いのことは、できれば多くは語りたくない。そも、語れることもほと
んどない。竜としての能力をほぼ限界まで解放した俺は、自分があそこで何を
したのか、まるで覚えていないのだ。ヴァイスとシュヴァルツにリンクして戦
闘記録を読むことは可能だが、とてもその気にはなれなかった。

 俺が言えることは、ただひとつだけ。勝ったのは、俺たちだ。

 そして俺は今、H国の政府が経営する病院――の近くの安宿で缶詰になって
いる。「敵」の攻撃がカガリに集中した結果、彼女は大きな怪我を負って、今
は病院の集中治療室にいる。辛うじて一命はとりとめたとはいえ、元来彼女を
守るのが俺の最大の仕事のはずだ。戦闘のさなかに理性を吹っ飛ばした俺には、
その基礎の基礎を保つことすらできなかった。

 俺は言葉にできない自己嫌悪を噛みしめながら、かといって何ができるわけ
でもなく、ぼんやりとテレビを見ていた。虚ろな笑い声が響く、深夜のバラエ
ティ番組。きわどい水着を着た若い娘が、小麦粉の中に埋められた飴玉を口で
拾っている。
 発作的にテレビを殴りつけようとして、辛うじて堪えた。これ以上備品を壊
したら、いくら「政府が秘密裏に支援するエージェント」だからといっても、
宿を追い出されかねない。俺は深呼吸しながら、右の拳を左手でねじ開け、チ
ャンネルを変えてみる。
 歌番組。
 スポーツニュース。
 グルメと旅。
 前世紀に作られた映画。
 子供向けアニメーション。
 どこを見ても戦争の気配はないし、そもそも人類が陥っている危急存亡を感
じさせる画面すらない。
 ――もしかしたら、本当は世界の大部分はこんなふうに平和で、俺たちだけ
がごくごく閉ざされた世界で決死の戦争をしているのかもしれない。そうでな
いという保障が、どこにある?
 俺は脳裏によぎった思いに慄然として、叩きつけるようにテレビを消した。
馬鹿げている。世界の真実は極限状態ともいえる戦争であって、作り物はこっ
ちだ。こっちの、はずだ。

 俺は安っぽいベッドにどさりと腰を下ろすと、両手を膝につき、悲惨と陰惨
を詰め合わせられるだけ詰め合わせたかのような日々を思い出そうとする。幼
い子供が巨大な竜に向かって石を投げ、両足を失った兵士が自分が無くしたの
は膝から下だということを聞いて安堵の表情を浮かべる、この世の地獄のこと
を思い出そうとする。だがその記憶は、再放送が繰り返されすぎたメロドラマ
のようで、どうしてもリアリティを伴わなかった。
 ゆっくりと、上体をベッドに沈める。ベッドはギシリと嫌な音を立てたが、
こんなに柔らかで暖かな空間に横になるのは、もしかすると初めてかもしれな
い。そしてこれが、この国の日常であり、この国の平穏なのだ。それを、文字
通り命を賭けて、ギリギリのところで守っている連中のことを、本当に俺は否
定できるのだろうか?



 ドアをノックする音がした。俺は起き上がると通路に対して遮蔽が取れる場
所に立って、枕元に置いてあったリモコンのような機械でドアロックを解除す
る。ドアの鍵なんてドアまで歩いていって開け閉めすればいいじゃないかと思
ったものだが、使ってみると悪いものではない。本来の用途からは離れている
気もするが。
 扉を開けて入ってきたのは、ヴァイスとシュヴァルツだった。二人とも野戦
服を脱いで、ドレスシャツにスカート、ふんわりとした大きめの帽子と、比較
的カジュアルな格好をしている。街の様子を偵察すると言っていたから、現地
に最も溶け込める服装に着替えたというところだろう。普段とは逆に、ヴァイ
スが黒系、シュヴァルツが白系でまとめているせいで、脳が煮えそうになる。
「こんばんは、シンラ……。その、報告に」
「歯切れが悪いな。まあ、入れよ。入れって堂々と言えるような部屋でもない
が、そこはお互い我慢しよう」
「はい。失礼します」
 二人はどこかもじもじとしながら部屋に入ってきた。この宿は素晴らしくあ
りていにいうと、ラブホテルというやつだ。俺の部屋はそのなかでも「特殊な
趣味を持った紳士淑女用」らしく、これはどうなのかなと思うような物体が並
んでいる。
「で、カガリの容態は?」
「安定しています。このぶんならば3日後には完全に回復する見込みです。正
確な時間は不明ですが」
「中央はアクセス拒否か」
「はい。Center of Military Intelligenceは昨日から私たちのアクセスを拒
否しています。最低限の計測処理およびローカルでの同期処理は可能ですが、
CMIのサポートが必要な機能は事実上死んでいます」
「予想の範囲だ。安心しろ、それで俺たちの戦闘力が決定的に低下するわけじ
ゃない」
「はい。ただ、その」
「何だよ」
「あの……」
「不安なのは分かるが、消耗戦をしなければいける。自信を持て、ここまで深
くH国に浸透できたのは俺たちが初めてなんだ。CMIとのリンクが切れている
のも、切れているからこそヘイズに感知されずに済んでるってことを忘れるな。
このまま一気にヘイズを叩く。奴らが対策を講じる前に、だ。
 ヘイズを叩いてしまえば、この国に他の竜が攻撃を仕掛けるまでの時間的猶
予ができる。この国には、地力はあるんだ。エメルならばこれまでの行きがか
りなど完璧に無視して、この国を橋頭堡にして攻勢をかけるだろう。最終的に
この国が受ける損害は最小で済ませられる」
「ええと……はい、シンラの計画は杜撰ですが、現状ではそれ以外にこの国の
決定的な崩壊を食いとどめる手段はないと思います」
「杜撰ときたか」
「すみません」
「見通しが甘いのは認めるが、大局として間違っちゃいないつもりなんだが」
「ええ、その、ええと、そうではなくて」
「おいおい、はっきりしてくれよ。さっきから随分らしくないぞ」
「あの……。CMIへのアクセス遮断によって私たちが失ったのは、量子コンピ
ューティング能力だけではないんです」
「わかってる。対精神汚染防御だろ」
「はい」
「不安定なのは自分でも認めるが、まだまだなんとかなる範囲だ。急いだほう
がいいのは間違いないが」
「そこは、信用しています。でも、あの、ええと……」
「じゃあ何だよ」
「……私たちも、精神汚染防御の閾値に限界が、きているんです……」
「はあ?」
 沈黙が落ちた。ヴァイスはもじもじし続け、シュヴァルツは顔を真っ赤にし
ている。
「すまん、物凄く察しが悪いのが自分でもわかってアレなんだが、それに、な
んだ、お前らに何かとんでもないことを言わせようとしているような予感もあ
るんだが、それはそうとして、俺にも分かるように説明してくれ」
 ヴァイスの耳がパタパタとはためく。興奮したとき独特のしぐさだ。
「ええと、ですね。わたしたちには、その、猫の遺伝子が導入されているんで
す。それで、聴覚や暗視能力、運動能力が飛躍的に向上していますが、あの、
CMIの援護がないと、その、猫の――うう、本能的な生理サイクルの影響も受
けてしまう……です」
「分かった。よく分かった。クソ、なんてこった」
「そそそそれで、私は、その、一応いろいろ経験もあるので、なんとか自分で
処理しようと思ってたんですけど、でもその、現地民間人を拉致とかあり得な
いですし、かといって帽子を被ったまま和姦とか考えられませんし、それにい
ま妊娠してしまうわけには」
「処理ってお前」
「で、で、問題がもういっこあって。あの、わたしは、いいんです! その、
最悪、なんか道具とかこの宿舎で見つけちゃったから、その、あの、もう我慢
できなくって、さっきちょっとお風呂で、その、少し解消とか、その」
「解消ってお前」
「シュヴァルツなんです。困っちゃったんです。彼女、経験がないんです。サ
カっちゃう時期にCMIの援護がないのも初めてで、何から何まで全部初めてな
んです。それで、どうしていいか分からなくて、でも本人に聞いたら、やっぱ
り最初は男の人がいいって言い張って」
「……どういう用語集を買ってくれば、こういうときの対応が可能なんだ」
「『女性の求めをエロカッコ良く押しとどめろ!』ですかね」
「何だそれ」
「錯乱しました」
「医者に鎮静剤とかを処方してもらうのでは対処できんのか」
「この状態は1週間から1ヶ月くらい続きます。その間ずっと鎮静剤の投与とい
うのは、無理です。電撃的な作戦遂行が必要な時期には、特に」
「で、何か、性交渉が行われれば、その時期は終わる、と」
「はい。その、一発ヤれば、おさまります」
「ストレートすぎる表現をどうもありがとう」
「たたたたた隊長が説明しろって言ったんですからね!」
「そこまでぶっちゃけろとは言ってねえよ。何だよこの全自動羞恥プレイは。
それよりシュヴァルツ。さっきからずっと黙ってるが、お前の本心はどうなん
だよ。最長で1ヶ月程度なら、潜伏を続けるのも手だぞ。カガリだって少しは
休養させないといけない」
「……それは、ダメ、です。この作戦は、1分1秒でも、時間がかかるごとに、
幾何級数的に成功率が、低下、します」
「そういう問題じゃねえだろ。お前はこんなことでいいのかって話だ」
「あ、ああ、あの、ふつつかものですが、よろしく、お願いします……」
「変な辞書にアクセスしてるんじゃねえよ」
「うう……。で、でも、うう。
 あの、カガリさんのことは、信頼してますし、大好きです。私たちが、こう
やって戦える、のは、カガリさんがいてこそ、です。でも、ずっと――ずっと、
うらやましい、うらやましかったんです。シンラを独占、できるのが、とって
も、うらやましいんです。
 わたしは、何にも、知らずに、ここまできちゃいました。男の人とは、キス
も、したこと、ないんです。でも、それは、シンラ、あなたを、あなたを最初
に見て、しまったからなんです。
 お願いです。今夜限りで、もう、こんなことは、言いません。こんな我侭も、
こんな無茶も、言いません。お願いです。助けて。助けてください……つらい
んです……苦しいんです……ずっと、ずっと……こんなことって……」
 俺は盛大にため息をついた。
「いいか。俺が精神的に不安定なのはお前らが一番よく分かってるはずだ。今
だって、俺はかなり理性が軋んでる。お前らにしてみれば、それこそ望むとこ
ろなのかもしれんが。
 だがな、俺自身、突っ走り始めたらどこまで突っ走るのか、想像できない。
シュヴァルツ、お前が特に問題だ。何の経験もない小娘が相手にするには、下
から何番目かに悪い相手だ。それでも、なのか?」
 彼女たちは微妙に怯えの表情を浮かべたが、それでも、揃ってこくりと頷い
た。なんて――なんて馬鹿げた話だ。
「いいだろう。見たところ、それしか選択肢もなさそうだしな。まったく。カ
ガリにバレたら殺されるぞ、俺は」
「す、すみません……」
「気にするな。あいつには俺からちゃんと説明する。あいつだって、任務と私
情を切り分けるくらいのことはするさ。それより、一線を越える前に、一つだ
け聞いておきたいことがある」
「ななななんでしょうか。あのその私は経験があるといっても、片手で数えら
れるくらいの、ノーマルな相手しか知りませんし、えええええSMとかアナル
とかの経験はまだ」
「何を一人で突っ走ってんだよ」
「あれ。そこじゃないんですか」
「落ち着け。俺が聞いておきたいのは、お前らの名前だ」
「……え」
「ヴァイスとシュヴァルツはコードネームだろ。名前が『シロ』に『クロ』っ
て、犬や猫じゃあるまいし。俺は、チームメイトを犯すんじゃなくて、俺を好
きになってくれた女と寝たい。お前らはどうだ」
「気持ちはありがたいのですが、本名の開示は軍規で固く禁じられて」
「何を今更」
「でででででも」
「……私は、グレイスです」
「シュヴァルツ!」
「シンラの、言うとおりよ、ヴィオレッタ」
「ふむ、ってことはヴァイスの本名がヴィオレッタか」
「わたし、たちは、双子の姉妹、でした。わたしが、ちょっとだけ、姉です」
「シュヴァルツ……」
「オーケー。じゃあ、はじめよう。グレイス、ヴィオレッタ」
 おかしなこともあるものだ。俺の理性は、全力で状況を否定していた。だが
ここまできて引き返すことなど、できるものか。



「さて、と。折角なんだから、忘れられない夜にしてやるよ」
 俺はそう宣言すると、すばやくシュヴァルツ=グレイスの腕を取って逆手に
極める。そうして彼女をずるずると不思議な形をした椅子へと引っ張り、その
上に担ぎ上げた。俺もこの道の達人というわけではないが、さすがにこれの使
い方は見れば分かる。
 おどおどしているグレイスの両手をベルトで肘掛けに固定し、両足をなにや
ら特別なパーツにこれまたベルトで固定する。パーツの間隔を広げてやると、
彼女は自然とM字型に足を開く格好になった。もともと真っ赤だった顔がさら
に朱に染まり、必死で膝を閉じようともがく。しばらくはそうさせておくとし
よう。まずは、おいたをした部下へのお仕置きからだ。
「さて、ヴァイス君」
「は、はい」
「君は軍規に詳しいな」
「は、は、はい」
「俺の記憶が正しければ、任務中には自慰行為を含む一切の性的行為が禁止さ
れていたと思うんだが」
「は……は、はい……あの……でも」
「でも? 偉くなりましたな、オペレーター・ヴァイスどの! 貴君は上官に
口答えしようと言うのか」
「い、い、いいえ」
「何だその返事は。口からクソを垂れる前と後には」
「さ、サー、ノー、サー!」
「聞こえんな」
「サー・ノー・サー!」
「白い淫乱娘さん、君はここに来る前に自慰行為を行ったと聞きましたが?」
「そ、その……」
「返事は」
「サー……イエス・サー……」
「聞こえんな」
「サー・イエス・サー!」
「重大な軍規違反だ。処罰が必要だと思わんかね」
「……サー……イエス・サー」
「よろしい。ではそこで豚のようにもがいているグレイスお姉さまと共有回路
をオープンしろ。防壁一杯までシンクロさせるんだ」
「そ、それは」
「急げ、急げ、この愚図が! それとも努力してこのザマか! 竜を殺す前に
戦争が終わっちまうぞ!」
「さ、サー・イエス・サー。共有回路オープン。シンクロシティを48%に上昇
させます。臨界まで12秒」
 ヴァイス=ヴィオレッタの額にうっすらと汗が滲む。彼女はいま、自分自身
の感覚と同時に、心臓をバクバクさせながら椅子に拘束されているグレイスと
感覚を共有している。共鳴率48%はほぼ限界で、これを越えると自我崩壊の危
険性がある。統計で言うと、52%を越えたら確実にアウトだ。相手の感覚のほ
うをより強く感じ取るなんて状況に、人間の精神はそう長くは耐えられない。
ま、本当は彼女らは49.8%までシンクロできるはずなんだが、そこは言わない
ことにしよう。そんな非常事態専用の回線までオープンさせる必要はない。
 ちなみに完全に余談だが、男女でシンクロしたままでセックスすると、それ
はもう凄いことになるらしい。興味本位で試した奴は何人かいるが、俺たちの
間で一番有名な談話は「ナメクジの交尾に参加してる気分だった(タケハヤさ
ん・職業:人類戦士)」であるあたりから、その惨状は推して知るべし。
「シンクロシティ47.6%。維持します」
「よろしい。さて貴腐人さま、貴女はどの道具をお使いになられたのですか?」
 俺は部屋の戸棚に飾ってあった様々なグッズを床にぶちまける。言っておい
てなんだが、俺にも使用法がさっぱり分からないものも多い。なんともはや。
ま、俺に分からなくて、こいつらに分かるってことはあり得ないだろう。あり
得ないことを祈る。
 幸い、ヴィオレッタは躊躇いながら、床にしゃがみこむと、小さなプラスチ
ックの器具を手に取った。ありふれたローターだ。助かった。
「俺はお嬢様のようなインテリじゃありませんので、それをどうやって使って
いいのかわかりかねますね。実演してたいだけますか、ヴィオレッタお嬢様」
 彼女はおどおどとしながら、小さな器具のスイッチをオンにした。羽虫が飛
ぶような音がする。彼女は風呂で自慰に至ったというが、こんな派手な音がす
るものを使ったら同室のグレイスだって気が気じゃなかったろうに。未経験と
いっても状況を推測する能力がないわけじゃないんだし、聴覚だって鋭敏なん
だから、どんなにヴィオレッタが声を押し殺していたとしても……。
 ちょっとの間、彼女は動悸を抑えるように左手で心臓の上に手を添えていた
が、意を決したようにスカートをめくり上げ、ショーツの上からローターを秘
所へと押し当てた。途端に、椅子に縛り上げられたグレイスがひっと短い悲鳴
をあげる。
 ほほう。想像した以上に面白いな、これ。

 低い唸り音をたてる器具を、ヴィオレッタはゆっくりと秘所に這わせる。グ
レイスは自分に襲い掛かる初めての感覚に、必死で首を振りながらよくわから
ないうめき声をあげた。構わず、ヴィオレッタは自分の秘所をローターでまさ
ぐり続ける。
「ヴィオレッタ、ああ、ヴィオレッタ、お願い、やめ、ああ、だめ、だめ」
 グレイスは涙声になって哀願する。何を言ってるんだか。ここで止められた
ら困るくせに。
 俺はローターを2個手に取ると、グレイスの背後に回った。彼女が着ている
ドレスシャツの前ボタンを、時間をかけて外していく。上気しつつある白い肌
と、ストラップレスのブラジャーがあらわになった。ほのかに汗の匂いと――
メスの匂いが漂い始めている。
 ブラジャーのホックを外し、するりと抜き去る。綺麗に発達したバストが外
気に触れた。乳首は既に固いしこりのようになって、天を向いている。俺は背
後から乳首をつまみ上げると、やわやわと胸全体を揉みしだいた。新たな刺激
に、二人が同時にうめき声をあげる。そこそこの男性経験があるヴィオレッタ
にとってこれは快楽の前兆だが、何もかもが初体験のグレイスには苦悶の体験
なのだ。それが二人に同時に降りかかっている。
 適当なところで乳房への責めを終えると、俺は手元に持ってきていたロータ
ーのスイッチを入れた。微細な振動を続けるそれを、ヴィオレッタの乳首にひ
とつずつあてがう。ここまで唇を噛んでなるべく声を抑えてきた彼女も、これ
にはたまらなかった。「あうっ」と一声叫ぶと、細いおとがいを宙へと突き上
げる。グレイスはもう声も出ないようで、酸素を求めて口をパクパクさせた。
 活きの良い魚のように身体を痙攣させ始めたヴィオレッタを、背中からしっ
かりと抱きしめる。彼女は俺のほうを振り返ろうとした。潤んだ瞳が俺を見る。
俺は軽く笑うと、彼女の唇に自分の唇を重ね、荒々しく舌を差し込んだ。貪る
ように、彼女も自分の舌を俺の舌に絡めてくる。
 ヴィオレッタはそのまま絶頂を極めようとして強くローターを自分の秘所に
押し当てたが、こんなところで勝手にイってもらっては困る。俺は彼女から唇
を離すと、ローターについていたクリップをつまみ、これ以上はないほどツン
と突き立った乳首をクリッピングする。
「痛いっ! いた、痛い、です、隊長っ、あ、だめ、痛いっ!」
「いた、いたい、ああ、あああああ、ヴィオレッタ、痛い、シンラ、ダメ、ダ
メ、痛い、ああ」
 突然の激痛に、二人がまとめて悲鳴をあげた。俺は構わず、二つのローター
がヴィオレッタの乳首にあたるように調整する。激痛と快楽が混濁し、二人の
女は悲鳴と嬌声をあげ続けた。
「まだまだオードブルだぜ。もうギブアップか」
 笑いながらヴィオレッタの耳元で囁くと、椅子に縛られたグレイスがガクガ
クと首を横に振った。「シンラ、ああ、シンラ、もっと、もっと、ああ、怖い、
なんだか、凄い、凄い、もっとして、ください」。
「お姉さんはずいぶんマゾッ気があるな。妹はどうだ」
 ヴィオレッタは完全に涙目になって、荒い息をつきながら首を横に振った。
自分を慰めていた右手は、力なく投げ出されている。ローターだけがむなしく
地面で振動していた。
「痛いのはイヤか。どれどれ、本当かね」
 俺はニヤニヤ笑いながらヴィオレッタのスカートを大きくたくしあげ、ショ
ーツの内側に手を入れる。ショーツはもうぐっしょりと濡れていて、彼女の女
性自身はドロドロになっていた。俺はその裂け目にそって、やんわりと指を這
わせる。二人は同時に全身を引きつらせた。俺は手をショーツから引き抜くと、
ヴィオレッタの鼻先に愛液塗れになった指先を突きつけた。
「こんなにメス臭い匂いをさせてるくせに、イヤだとは恐れいる」
 ヴィオレッタの顔が真っ赤になる。俺は体内の竜をほんのわずかに呼び覚ま
すと、指先を鋭利な鍵爪に変え、ヴィオレッタのショーツを引き裂くと、素早
く鍵爪を元に戻す。うむ、変身技術がこんな使われ方をしていると知ったら、
開発者は三日三晩涙で枕を濡らすに違いない。

 俺はヴィオレッタの両足を抱え、赤ん坊におしっこをさせるような姿勢で抱
き上げた。自然と彼女の秘所が曝け出される。痛みと快楽と羞恥が入り混じっ
て、彼女は我を失っていた。俺はその姿勢のまま、椅子に拘束されたグレイス
の近くまで彼女を運んでいく。
「グレイス、見ろ。これが男を何人も銜え込んできた妹のアソコだ。お前のと
は全然違うだろう? 安心しろ、お前のも朝にはこうなってる」
 グレイスはおどおどとしていたが、妹の淫らな花園に視線が釘付けになって
いた。ヴィオレッタの顔は赤らむのを通り越して、青ざめている。
「よし、ヴィオレッタ。姉さんに指での自慰の仕方を見せてやれ」
 ヴィオレッタは軽く息を飲んだが、従順に命令に従った。おそらく、もうほ
とんど正常な判断ができなくなっているのだろう。むしろ下腹部への刺激の源
を失ったいま、快楽を自分で掘り起こしてよいというお墨付きを得た彼女は、
興奮するそぶりすら見せている。
 目の前で、細い指先がぬぷりと肉裂に忍び込んだ。つかのま、中指で裂け目
を愛撫していたが、すぐに物足りなくなったのだろう。人差し指と薬指を自分
の内側に侵入させ、身体の内側をじっくりとこね回し始める。二人の表情が、
苦悶と快楽に歪む。そうなってようやく、ヴィオレッタは自分の指が姉の体内
をもかき回していることを思い出したようで、僅かに躊躇して――そして、悪
戯っぽく微笑むと、中指も一緒に深々と自分の内部へと打ち込んだ。絶叫にち
かいグレイスの悲鳴があがる。
 ヴィオレッタはその声にうっとりとしながら、さらに激しく自分の内側で指
を蠢かせた。やがて彼女は両手を動員し、ぐいっと膣口を広げてみせる。グレ
イスはそのたびにじたばたと悶え、悲鳴をあげ、全身を痙攣させた。ふむ、妹
はSか。

 やがて、ヴィオレッタの呼吸が浅くなり始めた。口がわななき、下半身が震
えている。絶頂が近いのだろう。いやいや、まだ早い。
 俺はヴィオレッタの足を片方ずつ離して床に立たせると、彼女の両手をがっ
ちりと掴んだ。高みに到達しようとしていた彼女はイヤだとか酷いとかわめき
ながら、必死で腰をうねらせる。グレイスはゼイゼイと喘いでいたが、それで
も快楽が途切れたことにどこか不安げな表情だ。
 俺はヴィオレッタの頭をぐいと押し下げ、その両手をグレイスの開ききった
両膝につかせた。即座に、彼女はこれから何が起こるのかを理解する。俺は彼
女の期待にたがわず、両手をグレイスのショーツにかけると、力任せに引きち
ぎった。さらけだされた秘所からは、妹のそれに似た、しかし若干淡い匂いが
たちのぼる。グレイスは今更ながら羞恥に打ちひしがれ、俺と目線を合わせな
いようにしようと横を向いた。だがヴィオレッタが、曝け出された姉の肉裂に
舌を這わせると、端正な顔は一気に喜悦に侵食される。
 ヴィオレッタは姉の秘所を舌でちろちろと舐め、淡い翳りを楽しむように唇
を添え、ほころびひとつ見えない割れ目にわずかばかり舌を差し入れると、あ
ふれ出してくる愛液を音をたてて啜った。グレイスは全身を圧倒する未知の快
楽に溺れ、その快楽はヴィオレッタに伝わる。ヴィオレッタは嗜虐の喜びに浸
り、その興奮はグレイスの悦楽をさらに掻き立てる。なんとも無駄のない永久
機関だ。
 俺はヴィオレッタの背中をぽんと叩くと、ズボンのベルトに手をかけた。わ
ざと大きく音をたててベルトを外す。ヴィオレッタの背中が期待と興奮に震え
ているのがわかる。
 残念。ヴィオレッタ君、ちょっとハズレ。俺はベルトを手に巻きつけると、
スカートの上から軽く彼女の尻を撃った。突然の痛みに、「あぐぅ」とか「は
ぐぅ」とかいう悲鳴があがる。俺は無言でヴィオレッタの尻をもう一度撃つ。
彼女は苦痛に耐えながら、一層激しくグレイスの秘所を責めた。
 もう一撃。また一撃。一発ごとに、悲鳴が丸みを帯びていく。ごぷっという
音がして、ヴィオレッタの足元に大量の体液が滴った。足が小刻みに痙攣して
いる。
 嗜虐の楽しみをそこそこに満喫したので、俺はズボンとトランクスを脱いだ。
息子はもう十分に元気になっている。今度こそ、と思ったのだろう。ヴィオレ
ッタが腰を突き出す。
 俺はヴィオレッタのスカートをめくりあげ、愛液でぐしゃぐしゃになった尻
のあたりを、肉棒でぺたぺたとはたいてみる。ヴィオレッタは悩ましげに腰を
振り、両足を広げた。

 よし、じゃあもうちょっとその格好でいてもらおう。

 俺は彼女のスカートを元に戻すと、ゆっくりとグレイスの頭の側に回った。
妹に延々と責められて焦点を失った虚ろな目が、俺の姿を写す。俺はグレイス
の顔を掴むと、口を開けさせて、いきりたったイチモツを突き込んだ。彼女は
激しくむせたが、俺はゆるやかに彼女の口のなかで息子をピストンさせる。
 ヴィオレッタが低く呻くのが聞こえる。彼女はいま、姉にクンニリングスを
しながら、口のなかには俺のペニスを感じているのだ。混乱するどころではな
いだろう。それでも、ヴィオレッタはすばやく状況に適応した――グレイスの
秘所にぴったりと口を押し付けると、フェラチオをするかのように吸い始めた
のだ。グレイスはこれまでになく激しく悶え、息苦しさと初めて目にする男性
自身に圧倒され、めくるめく快楽に押し流されていた。初めての体験には、ち
ょっと過激すぎたかもしれない。
 つたないフェラチオを味わったところで、俺はグレイスの口からイチモツを
引き抜く。ヴィオレッタが大きく息を吐き、グレイスは壊れた玩具のようにゆ
っくりと首を前後に振っている。
 俺はギンギンに膨らんだ息子をブラつかせながら、枕元にあったコンドーム
の箱を手に取った。箱をあけて銀色のケースに入ったそれを1つ取り出すと、
姉との行為に没頭していたヴィオレッタの頭を押し上げて、その手に取らせる。
「たいちょぅ、ゴムつきなんですかぁ……」
 脳が溶けたような調子でヴィオレッタが呟く。
「アホ。最初の一回はゴムつきってのが相場だ」
「だってぇ……やっぱりぃ……ナマですよぉ……ナマがさいこーですぅ……」
「お前、今ままで全部ナマか」
「はぁい……あたしぃ……はじめてのひとは……げーのーかいのひとだったん
ですよぅ……。しゃしんをとるときに……それでぇ……ハマちゃってぇ……」
「お前、本当にアホだな。広報部には芸能界あがりのクズ野郎が多いとは聞い
てたが。よく妊娠しなかったもんだ。いいから、さっさとしろ。姉貴が冷めち
まうぞ」
「ぁぁぃ……」
 ヴィオレッタは舌の上にコンドームを乗せると、俺のイチモツを口に含みな
がら、器用にゴムをかぶせていった。
「お前さ、どこで覚えた、こんなの」
「えへへぇ……こんなことにぃ、なったらいいなぁっておもってぇ、いんすと
ーるしといたんですよぅ」
「本物のアホだな。まあいい。そら、さっさと姉貴にご奉仕しろよ。まずはお
前を犯ってやる。一度疑似体験すれば、グレイスも気が楽だろ」
「えへへ、やったぁ、うれしぃ……もぅ、さっきからぁ、じらさぇすぎてぇ、
あたまぉかしくなりそぅでしたぁ……」
「もう十分におかしい」
「ぷんぷん……ぉかしくなんてぇ、ないもんねぇ……びおれったはぁ……おか
しくなんてぇ……ないれすよぅぅだぁ」
 ふらつきながら彼女はもう一度グレイスの股の間に顔を埋めた。金魚みたい
に口をパクパクさせながら天井を向いていたグレイスが、突如蘇った快楽に身
体を痺れさせる。ヴィオレッタは姉を愉しませながら、姉と共有される快楽に
酔い、そして全身を期待に震わせて腰を突き上げた。

 俺はヴィオレッタのスカートの裾を彼女の背中にまでめくりあげると、人差
し指と中指を彼女の秘所に侵入させる。今更ながら、彼女は快感のあまり下腹
部を痙攣させた。まったく、自分でヤるのと原理的には一緒だろうに。
 俺が指をピストンさせると、彼女もそれに合わせて腰を振る。身体の一番深
いところを突き上げられる衝撃に、グレイスが激しく身悶えた。俺とヴィオレ
ッタはその様子を楽しみながら、さらに女陰を責める。
 皺がよらんばかりにどっぷりと濡れた指を、ずるりと引き抜く。挿入の予兆
を感じたヴィオレッタは、ぐっと腰を突き上げる。だが俺は抜いた指を、彼女
の菊穴にじわりと差し込んだ。ヴィオレッタの背中が揺れる。
「た、た、たい、たいちょぅ、そ、そこ、ちが、ちが……」
「ん? 聞こえんな」
 俺はやんわりと彼女の菊穴をマッサージする。やわらかく息を吹きかけ、少
しずつ、少しずつ、中指を差し入れる。ヴィオレッタの全身から、冷たい汗が
吹きだしているのがわかる。
「たい、ちょう……っ、たい、ちょう……っ、そこ、だめ、だめ、おねえちゃ
ん、まだ、ひどい、それ、ひど、あうっ、ああ、あうううううぅ」
 ヴィオレッタもだいぶ錯乱しているが、もっと酷いのはグレイスだ。彼女は
目を大きく見開き、自分の身に起こっていることを理解しようとして、果たせ
ずにいる。菊穴の内側と、膣の内部、その未知の領域双方を同時に責められて
いるのだ。理解できるほうがおかしい。
「ヴィオレッタ、ちゃんとグレイスのケアをしろよ。このままだとお前も姉貴
も痛いだけだぞ。姉貴をきちんと悦ばせていれば、お前だって気持ちがいいん
だろ? なら、すぐにケツの穴でも感じるようになるさ」
「た、たい……ちょぅ……ダメ……むり、むり、で、すぅ……あぅぁぁっ」
「無理なもんか。カガリはすぐに馴染んだぞ。それとも、所詮、第三世代って
のはこんなものなのかな」
「ひ、ひど……ぃ……ぁぅ……っ……」
 ヴィオレッタはもう一度グレイスの秘所にしっかりと唇をあてると、強く吸
った。そして背後から襲い掛かる違和感と痛みを追い散らそうと、姉の愛液を
貪っていく。俺は彼女らの呼吸にあわせて、じっくりと菊穴を責める。少しず
つ、少しずつ、二人の呼吸に熱さが伴い始めた。
 俺はもう一本、指を増やす。二人の背中が跳ねたが、彼女たちはそれを受け
入れた。ゆっくりと抽送を繰り返す。そして、さらにもう一本。
 いつしか、二人はアナルを犯される快感に溺れ始めた。正確には、彼女らが
感じている快楽は、ヴィオレッタがグレイスの秘所を犯している、その快楽だ。
アナルに刺さった指からは、痛みと違和感しか感じていまい。だが今の二人に、
その区別をつけるのは無理だろう。
 頃合だ。俺はヴィオレッタのアナルから指を抜くと、すかさず自分のイチモ
ツを押し当てた。一瞬の抵抗があったが、じわりと押し込むと、空気が抜ける
音をたてながら彼女の腸のなかに俺の息子が飲み込まれていく。
「息をつめるな、ヴィオレッタ」
 ヴィオレッタは肩で息をしながら、アナルに突き込まれる痛みに耐えていた。
口はお留守になっている。そのせいか、グレイスはほとんど気絶寸前だ。
 やむをえない。俺はまだヴィオレッタの乳首でぶらぶらしていたクリップつ
きローターを外すと、クリップを元に戻して、ヴィオレッタの秘所にローター
を押し当てた。途端にぎゅっと息子が締め上げられる。だから、息を詰めるな
って言ってるだろうが。
 軽くイラっときたので、俺はヴィオレッタのクリトリスを指で探り当てる。
さんざん自慰だのなんだので愛撫され倒されてきたそれは、いまなお固く充血
していた。俺は軽く彼女のクリトリスをつまむと、2個のローターで挟むよう
に愛撫を始める。これは不感症の治療プログラムで使われることもある愛撫だ
が、普通の相手にだってもちろん有効だ。とても、とても、有効だ。
 果たせるかな、数秒もたたずにヴィオレッタが快楽の絶叫を上げた。グレイ
スもそれにシンクロする。
「あああああっ……!! ああっ! あああっ! そ、すご、た、たいちょっ! 
そ、そんぁ、ああぅああっっ!」
「ひ、ひあ、ひぐ、ぐ、あう、あ、へんに、へんなの、シンラッ、へんになる、
あ、あああ、シンラッ、あああああっ」
「とっととイケよ。我慢すんな」
 ヴィオレッタの耳元で囁く。
「ひ、ひぁ、ひあぁぁぁっ、イク、イキます、イク、イク、ぁあぁぁあっ、ダ
メ、ダメ、ダメえええええええっ」
「うああ、へんなの、なに、これ、ああ、これ、だめ、だめ、おちる、おちる
ぅ、ああ、あああ、いやああああああっ」
 ヴィオレッタとグレイスの身体が激しく痙攣した。だが彼女らがちょっと暴
れた程度で、俺の腕力にかなうはずもない。俺はきっちりとヴィオレッタの腰
を固定し、ローターをあてがい続けた。
 足が小刻みに痙攣し、細かな痙攣は腰に、そして腹部に伝わる。こうなった
らもう止められないだろう。グレイスの手が椅子をぎゅっと掴み、ヴィオレッ
タはグレイスの足首をしっかりと握り締める。
「ひ、ひぁ、イク、イキます、すごぃっ、イク、イクううううっ!」
「いやあああ、いや、いや、いや、いやああああっ、だめえええええっ!」
 二人の絶叫が部屋に響き、そして同時に二人の身体からがっくりと力が抜け
た。まだまだだよ、お嬢さん方。
「……ぁぅっ……な……ぁ……ま、また、イクよぅ、なにこれぇ、イク、イッ
ちゃうよぅ、あああああっ、だめ、いやあああぁっ、また、あ、イクううう」
「う……うぁ……だめ……ダメ……ひ、ひいいいぃ、いや、いやあ、また、ま
たくるぅ、また、だめ、もう、むり、むり、むりぃあああああぁっ」
 絶頂の波に攫われた直後に、次々に絶頂が襲い掛かる。こうなるともう止ま
らない。
「……ぅ……ぃ……くっ……イク……だ、だめっ、うあ、あ、ああああ、ああ、
ああああッ」
「いや……もう……いや……あ……ああ……あ……また……いや……いやあ…
…いやああああッ」
「ふぁ……ま、まって、ダメ……ah... no... no, no, no, oh, ahhhh!」
「だ、だ、だめ……please... no... no more... no, no, no, noooo!」
 彼女たちの言語処理野が飽和したようだ。自動翻訳機能が停止している。
“comin...comin....no.....no, oh, please...no...comin...”
“no... no.. oh... no... god... no... oh my.... no....”
 俺はローターを床に落とすと、一気にヴィオレッタのアナルを貫いた。二人
が同時に声にならない絶叫を放つ。
 ヴィオレッタはグレイスの身体にもたれかかるように倒れた。全身、どこに
も力が入らないようだ。いい具合に菊門の力も抜けているので、俺は彼女のア
ナルをたっぷりと楽しむ。二人は目を見開いたまま、俺の動きにあわせて腰を
振っていた。オペレーターの象徴とも言える、鋭利な刃物を思わせる知性の煌
きはどこかに飛び去り、ただのメスになった二人を俺はじっくりといたぶる。
 やがて、ぐっと射精感が盛り上がった。俺は歯を食いしばりながら激しくヴ
ィオレッタの尻に腰を打ちつけると、二人は「ひぃ」とか「はぁ」とか繰り返
しながら腰をよじらせる。そして二人が極限まで高まったところで我慢を緩め
ると、俺の愚息は大量の精液を吐き出し始めた。



 しばらくして愚息が一段落ついたので、俺はヴィオレッタのアナルからイチ
モツを引き抜く。ヴィオレッタが低く呻いた。コンドームを外し、ゴミ箱に投
げ捨てる。
 ヴィオレッタは、完全に息も絶え絶えという様子で、ずるずると床に崩れ落
ちた。気絶しているわけではないし、眠ってしまったわけでもない。だが、半
開きになった口からは涎が滴り、目は1キロ望遠状態になっている。今しばら
くは使い物にならないだろう。
 俺はグレイスを拘束していたベルトを外した。彼女もまたぼうっとした表情
で天を仰いでいたが、直接犯されていたヴィオレッタよりは余裕がある。何も
知らない乙女にとっては、あまりにも刺激的過ぎたかもしれないが。
 椅子からグレイスを抱き上げると、何も言わずに彼女の唇を奪った。彼女は
驚いたようだったが、おずおずと俺の舌に自分の舌を這わせてくる。俺とヴィ
オレッタが交わしたキスの感触を覚えているのだ。
 そのまま、しばらくキスを続けた。初めは戸惑っていた彼女も、少しずつ積
極的になってくる。十分に彼女がキスの味を知ったところで、俺は彼女から唇
を離す。二人の舌のあいだを、つつっと唾液の糸が伝った。
「……I... no, rebooting language setting... ready. 言語システムが飛
ぶなんて、初めてです……」
「お気に召してくださったようで」
「……ずっと、あこがれてました……カガリさんと、シンラが、キスしてると
こを……こっそり、覗き見しちゃったり、とか……」
「そりゃまたどうも。でも、キスだけじゃイヤなんだろ?」
「は、はい……」
「しかしお前もアホだな」
「はい……」
「言語システムの再起動とかさ。どうせまたすぐぶっ飛ぶのによ」
「……え」
 俺は彼女をベッドの上に放り出した。
「さて。覚悟はいいかな、お嬢さん」

 まずは彼女の上にのしかかると、ゆっくりと胸を愛撫する。部屋に入ってき
たときから気にはなっていたのだが、彼女はノーブラだ。俺はそこらへんを聞
いてみることにする。
「お嬢さん、どうしてブラジャーをしていないのかな。そんなにヤられる気マ
ンマンだったってこと?」
「あ、あの、発情期が……突然、きてしまって……。初めてで……。胸の、あ、
あの、ええと」
「胸の?」事情は分かったが、ここは聞くところだろ。
「む、胸の、そ、その、ち……乳首が、ブラジャーに、あたって、しまって…
…痛くて、その」
「こんな感じで、か?」
 俺は服の上からでもわかる突起をぎゅっとつまむ。クリップで挟まれる痛み
を間接的に味わってきたとはいえ、じかに触られるとなればまた違うのだろう、
彼女は下唇を噛んで痛みに耐えた。俺は執拗に彼女の乳首を撫で回し、つねり、
胸全体を愛撫した。少しずつ、少しずつ、彼女の呼吸が熱さを取り戻し始める。
「お姉さんのほうが、妹よりもサイズは小さめだな」
 わざと意地の悪いことを言ってみる。が、事実なので否定もできまい。案の
定、彼女はぷいと顔を背けた。
「気にするなよ。揉まれると大きくなるって話、聞いたことないか」
「医学的じゃありません、そんな都市伝説」
「ふーん。なら、やめとこう」
 グレイスはあわてて俺の方に向き直ると、俺の手をとって自分の胸に押し付
けた。
「俺にどうしてほしいわけよ」
「そ、その」
「どうしてほしいのかなー」
「う、うう、あの、もっと……して……くだ……さい」
「何をもっとすればいいのかなー」
「わ、わたしの、おっぱい……を……触って……」
「今だって触ってるだろ」
「さっき……みたいに……あ、愛してくだ……さい」
「もちろん愛してるぞ、可愛い部下のことは」
「だ、だか、ら……揉んで……ください……お願いです、やめないで……」
「何を揉めと」
「わたしの、おっぱいを……揉んでくださいっ……」
「ふーむ。おっぱいを揉んでほしいとはねえ。常に冷静沈着、気品と知性を兼
ね備えた美貌のオペレーターさまのお言葉とは思えませんな」
「い、い、意地悪っ。シンラの意地悪っ」
「はは、冗談だ。だがまあ、リクエストしていただいたからには、ご要望にお
応えしよう」

 俺はたっぷりと時間をかけて、グレイスの胸を開発していった。そもそも、
ついさっきまでローターとクリップの刺激を強烈な快感とあわせてシェアして
いたのだ。やわやわとした愛撫は、着実に彼女のなかの女を刺激していった。
 ぼちぼちと柔らかな声が漏れ始めたところで、俺は片手を彼女のスカートの
なかにもぐりこませ、剥き出しになった彼女自身に触れる。随分前からそこは
ぐちゃぐちゃに潤っていて、いつでも男を受け入れられる体勢になっている―
―が、急ぐ必要はない。俺は押し殺したうめき声を上げ始めたグレイスの耳元
で、月並みな言葉を囁いてみる。
「おいおい、本当に処女なのかよ。初めてにしちゃあ、あり得ないくらい濡れ
てるぞ」
「……そ、それは、その……」
「それは、何が、どの?」
「……シンラ……だから、です……」
「また変な辞書を入れたのか」
「え。あ、あの、さっき言語システムを再起動したばっかりですから、辞書関
係のリンク修復はまだしてないんですけど、もしかして、なんだかすごい……
場違いなことでも言っちゃったんでしょうか」
「そうか。場違いってわけじゃないさ」
 いやいやいや、正直これは結構クる。小説なんかで目にした日には吹き出し
てしまう類の言い回しだが、俺の中で、折角だから優しくしてやろうという気
持ちと、折角だから徹底的にヤらなくちゃという気持ちがグラグラとする。折
角だからってのは、実に便利な言葉だな。
「そういえば、ヴィオレッタとの共有回路はまだ開いてるのか」
「はい。シンクロシティは29%くらいに低下していますが」
「調度いいかもしれんな」
「調度いい……?」
 戸惑うグレイスをよそに、俺はまだあっちの世界にイったままになっている
ヴィオレッタの身体をベッドへと運び上げた。まずは仰向けに転がし、テラテ
ラと光っている陰唇の中に指を突っ込む。グレイスが額に皺を寄せ、ヴィオレ
ッタは軽く喘ぎながら腰をよじった。
 しばらくヴィオレッタの内側で指をピストンさせたあと、今度は彼女をうつ
ぶせに転がして、もう一度指を挿入しなおす。ヴィオレッタが「むーん」と低
く唸った。グレイスの額には皺が寄ったままだ。俺はまた緩やかに指を動かす。
「さて、グレイス。最初のと、次のとで、どっちが痛みが緩かった」
「え……ええ……えと……二番目の……ときの……ほうが?」
「そうか。じゃあ、シンクロシティを上げろ。33%ちょいだ」
「は、はい」
 俺はじっくりとヴィオレッタの内側を愛撫していく。微細な襞に指先を這わ
せ、細かな凹凸を刺激した。ヴィオレッタはとろんとした目のまま、湧き上が
ってくる快楽に浸っている。グレイスは体内を侵食される感覚にいまだ馴染め
ないようで、苦悶と苦痛が入り混じったような顔だ。
 俺はぐっと力を入れて、ヴィオレッタの身体の一番深い部分に刺激を与える。
「はぐぅ」とか不思議な声をたてて、ヴィオレッタの顎が落ちた。同時に、
グレイスが苦痛を訴える。
「妹は本当の色魔だな。ここで感じるってのは、相当ヤってきた証拠だ」
 涙で潤んだ瞳で、グレイスが俺を睨みつける。
「心配すんなよ。だいたいアタリはついてきた」
 指先をじりじりと入り口に向かって引いていく。ヴィオレッタがイヤイヤと
首を振った。今はお前のことは聞いてないんだよ、まったく。3/4くらい引い
たあたりで、グレイスが軽く下唇を噛むのが分かった。ここか。
 俺は同じ場所を執拗に責め始めた。小刻みに指を震わせ、指先で軽く叩くよ
うに刺激し、少し強めに襞を擦ってみる。ヴィオレッタは「たいちょぅ……も
っとしてぇ……おくにほしぃ」とか寝言を言ってるが、華麗にスルー。
 グレイスの表情が、少しずつ切羽詰り始めた。苦痛の皺はどこかに消え去り、
目には怯えの影が見える。呼吸がいい感じに熱くなってきた。
「お姉さんはここが弱点なんだな。さ、気持ちがいいなら気持ちがいいって言
っちまえ。妹みたいに鳴けば、もっと気持ちよくなるぜ」
 あらん限りの痴態を見せる妹を横にして、グレイスは快楽の淵に飛び込むこ
とを躊躇していた。俺はわざと愛撫の手を止める。途端に、グレイスの表情が
変わった。彼女は何かを堪えるように下を向くと、妹を犯している俺の手に、
躊躇いがちに手を重ねる。
「……きも……ち……ぃ……ぃです」
「痛いって?」
「きもち……っ……い……ぃ、です……っ」
「そうか、そんな痛いのか」
「き、きもち、いい、ですっ! ああっ!」
 グレイスの言葉にあわせて、俺は愛撫を再開する。うーむ。しかしまあアレ
だ。処女の上付き・下付きの調査だとか、Gスポの探査だとかに感覚共有シス
テムを使ったなんてことが知れたら、R&Dでデスマーチしてる開発者たちは発
狂するんじゃなかろうか。

 ――うむ、あれだ、人類の科学は戦争によって発達するという説があるが、
科学を普及させるのはエロ力(えろぢから。えろりょくでないことに注意)で
あるという仮説もあってだね。前世紀におけるDVDの普及にせよ、インターネ
ットの普及にせよ、エロ力なしにはここまでの急成長はあり得なかったという
論文がどこかにだな。

 ……まあ、いいか。言い訳は、必要になってから考えよう。そもそも必要に
なるのかどうかすら怪しいのだから。

 最先端の科学技術をエロい目的に使って遊んでいるうちに、俺に装備された
最も原始的な主砲も再装填が完了したようだ。もっと激しくしてほしがってい
る妹の秘所を指でやわやわと犯しつつ、俺の膝に額を乗せて快楽の波を堪えて
いる姉を眺めるという図は、なかなかそそるものがある。
 俺は左手の指でグレイスの顎をとらえると、俺のほうに顔を向かせた。切れ
切れに快楽を訴える彼女の口を、自分の口で塞ぐ。そうしながら、右手は一層
激しくヴィオレッタを責めた。グレイスは何かから逃れようとするように、必
死で俺の口を吸った。
 さて、もう、十分だろう。
 グレイスに、妹と同じ方向を向いて四つんばいになるように命令する。彼女
もこれから何が起こるのか、よく分かっている。不安そうな表情を浮かべなが
ら、俺に尻を向けた。
「もっと高く尻を上げろ」
 ヴィオレッタがくいっと腰をもたげる。お前じゃねえよ。
「尻を上げろ。足を開け」
 意を決したように、グレイスが腰を上げ、僅かに足を開いた。
「足をもっと開け」
 やはり羞恥が勝るのだろう。グレイスは躊躇っていた。俺はヴィオレッタへ
の愛撫を止める。
「足を開け。妹のを見てれば、どれくらい股を開けばいいのか分かるだろうが。
それともここで切り上げるか?」
 目の前で、ゆっくりと両膝の間が開かれていく。俺は愛撫を再開し、空いた
左手でグレイスのスカートをたくしあげる。彼女が軽く息を呑むのが分かった。
 俺は右手をヴィオレッタの中に突っ込んだまま、左手でグレイスの腰をしっ
かりと押さえつける。そして、熟れすぎたメロンのようになったグレイスの秘
所に、俺自身をぐいっと押し付けた。
「痛いっ! シ、シンラ、痛い、痛いっ! ひ、ひぃっ!」
 うーむ、これだけ濡れてればそこまで痛くもないだろうと思ったんだが。と
はいえ考えてみれば、これだけ感じているとはいっても、彼女の体の構造自体
は未通のままなわけで、そこに物理的に異物を挿入すれば痛みが勝るのもやむ
をえないかもしれない。
 と、姉の痛みがシェアされたせいか、ヴィオレッタがこっちに戻ってきた。
「はぅ……いたぃ……いたぁぃ……でも、だいじょぅぶだよぅ、おねえちゃん、
いたいのはぁ、さいしょだけだよぅ……すぐに、すごく、すっごく、きもちよ
くなるよぅ……」
「ヴィオレッタ、そう思うならお姉さんをサポートしてやれ。そこで自分勝手
に腰を振ってるんじゃねえよ」
「ぁうぅ……びおれったも……おねえちゃんといっしょに……はつたいけん、
するです……いっしょがぁ、いいれすぅ……にゃんこみたいに……うしろから
……すてきですぅ……」
 ダメだこりゃあ。俺はちょっとだけ嘆息すると、グレイスへの侵入を再開し
た。痛い、いたい、が綺麗にユニゾンするが、彼女らが訴えるほど大きな抵抗
はない。締め付けはきついが、にっちもさっちもいかないというほどの感じで
もない。ふふ、タケハヤ君、君とは違うのだよ、君とは。
 それほど時間をかけることもなく、俺の息子はグレイスの体内に収容された。
グレイスは涙声になって痛みを訴えているが、ヴィオレッタは、いたい、いた
いと言いながら腰をガクガクさせている。
 俺はじわりと腰を引き、そしてまたじわりと腰を押し込んだ。男根の突起部
が細かな襞を刺激していくが、そんなことよりも今は異物感と圧迫感のほうが
強いのだろう。
「たいちょう……もっと……もっと、つよくぅ……つよく……ついてくださぃ
……」
「アホ。姉貴がぶっ壊れるぞ」
「だーいじょうぶれすよぅ……あたしの……おねえちゃんなんだもん……」
 根拠があるんだかないんだか良く分からない断言をされる。いやいや、それ
はまだまだ先のお楽しみだ。俺はヴィオレッタの訴えを無視して、あくまでも
ゆるやかにグレイスの内側を抉り続ける。
 そうやってじっくりと抽送を繰り返すうちに、グレイスの涙声に甘さが混じ
り始めた。気をよくして、ピストンのストロークを長めにとる。最初の数回は
息を詰まらせていたが、すぐに馴染んだようで、今はもう犬のようにハッハッ
と喘いでいる。
 だいぶ動きに余裕がでてきたので、俺は事前調査しておいたグレイスの弱点
を重点的に責めることにする。グレイスは激しく首を振りながら、堰を切った
ように「気持ちいい」を繰り返した。ヴィオレッタは、「初めてなのにそんな
に感じるなんて羨ましい」とかなんとかブツブツ言っている。
 そんな感じで、20分ほどゆっくりと腰を動かし続けただろうか。グレイスは
言葉が出なくなってきたようで、両肩をベッドに落とし、シーツを噛みしめて
いる。細かく震え続ける右手がいい雰囲気だ。
「たいちょぅ、おねがぃ、おく、おくを、つよくついてぇ……っ! あたし、
こんな、ダメ、もっとほしぃよぅ、たいちょうぅ、ひどいよぅ……!」
 ヴィオレッタが半泣きになり始めた。まあ、そろそろいいか。いくらゆっく
りとしたピストンとはいえ、俺もそろそろいい感じに気分が高まっている。
「グレイス、そろそろいくぞ」
 俺はそう宣言すると、返事を待たずに大きく腰を引いて、ぐんと強くグレイ
スの身体の奥深くをえぐった。

「ひぎぃぃぃっ!」

 不思議な悲鳴がシンクロする。なんだその声は、とか突っ込みを入れはじめ
るときりがないので、俺は自分の性欲を満足させることだけに集中することに
した。長いストロークで、激しく怒張を突き立てる。
 こめかみの辺りが軽くぴくつきはじめた。ぐっと歯をくいしばって、がつん、
がつんとピストンを繰り返す。グレイスは目を大きく見開いて固く固くシーツ
を握り締め、ヴィオレッタは激しく腰を振っている。
 限界は唐突に訪れた。グレイスの胎内に、どっと俺の体液が噴出していく。
グレイスはぜいぜいと荒い息をつき、ヴィオレッタが「あうっ」と声をあげた。
俺は軽く抽送を繰り返して、残滓を吐き出す。
 やがて息子が欲望を吐き出しきったところで、わざとゆっくりとグレイスの
中から引き抜いていく。グレイスが微かなうめき声を上げた。俺の息子も、グ
レイスの秘所も、血と体液でぐちゃぐちゃになっている。俺はベッドの上にあ
ぐらをかいて、「どうだった」と声をかける。
「すごぃ……すごかった……れすぅ……」
「お前の感想は聞いちゃいねえ」
「ひどぉい……」
「どうだ、グレイス。女になった感想は」
「……よ、よく、わかりません……」
「そうか。ま、そんなもんだな」
「あ、ああ、あの、でも……」
「ん?」
「嬉しかった……です……それから……あの……きもち、よかった……です…
…。ありがとうございます、シンラ……」
「どういたしまして」。俺は苦笑を禁じえない。

 ――が、ヴィオレッタは別の感想を抱いていたようだ。
「ずるーい! おねえちゃんだけ、ずるいんだぁ! いぃもん! おねえちゃ
んなんかには、できないこと、やるんだもん!」
 言うが早いか、ヴィオレッタは俺のイチモツを口に含むと、あり得ないほど
慣れた様子で舐め始めた。いやこれは……俺もプロに性欲処理をしてもらった
ことはあるが……普通にその道で食っていけるレベルだ。思わずうめき声が漏
れてしまう。
 俺の声を聞いて、ヴィオレッタは勝ち誇ったような表情になると、一層激し
く息子をしゃぶり始めた。あっとういまに息子が元気になる。彼女は俺の男性
自身の太さと硬さを確認すると、笑みを浮かべてフェラチオを止めた。
「えへへへぇ、おねえちゃんには、こんなこと、できないもんねぇ……だ」
 グレイスは妹の暴走っぷりにぽかんとした表情を浮かべている。フェラの感
覚は共有されているはずだが、さすがにここまで本人たちの技術差があると、
何が起こっているか理解できなかっただろう。
 ヴィオレッタは張りを取り戻した俺の息子を片手で握ると、俺の上にのしか
かって、ぎゅっと自分の陰部に押し当てた。そして、うっとりとした表情のま
ま、腰を沈める。感覚共有をしていたグレイスが悲鳴を上げた。
「だめだよぅ、そんなおしばいしても……おねぇちゃん……もう、きもちがよ
くなってるの……しってるんだから……」
 俺を下の口で銜え込んだまま、ヴィオレッタは姉を抱き寄せ、俺の腹の上に
座らせた。重いな、クソ。ヴィオレッタは、腰を振りながら背後から姉の胸を
揉み、それからふっと息を耳の後ろに吹きかける。
「ひゃふっ!?」
 グレイスが妙な声を出した。
「しってるんだもん……おねぇちゃん……ここがよわいんだよねぇ……」
 ヴィオレッタは俺の分身を締め上げ、ねっとりと腰を動かしながら、姉の胸
と耳を責めたてる。何かを必死に堪えるような表情だったグレイスは、妹が耳
をぱくりと咥えたとたん、決壊した。首を大きくのけぞらせ、自分から妹にあ
わせて腰を動かし始める。
「たいちょぅ……あたしのなか……きもちいぃ? ちゃんと……きもちいぃ?」
 俺は曖昧に頷く。
「おねぇちゃんと……どっちが……きもちいぃ?」
 そらきたぞ。
「そりゃお前、中古品よりは新築未入居のほうがいいに決まってるだろ」。シ
レっと言ってみる。
「……!! ひっどーい! きづついたんだからね……きづついたんだからね
ぇ……こーしてやるぅ! どうだっ!」
 ヴィオレッタは綺麗に発達した腹筋を総動員して俺のイチモツを締め上げる。
グレイスが口の端から泡を吹きながら、ガクガクっと痙攣した。俺は急に高ま
ってきた興奮を散らそうと必死になる。
「おねぇちゃんだってっ……もう、ちゅうこひん……だもんねーだ。でも、お
ねぇちゃんには、こんなこと、できないもんねぇーだぁ」
 ヴィオレッタはグレイスの両耳の裏をくすぐり続けている。快楽のあまり意
識が朦朧としているグレイスのバストを鷲掴みにすると、胸に走った痛みで彼
女はこっち側に戻って――そして再び悦楽の波に攫われる。

 ……とまあ、そんな感じでヴィオレッタにもナカでのフィニッシュを強要さ
れてみたり、

 疲れ果ててグダグダになっているグレイスを二人がかりで責め立てて、勢い
にまかせてアナルの処女も頂いてみたり、

 3人でシャワーを浴びていたら、成り行きでピンクっぽい雰囲気が再燃した
ので立ちバックで姉妹を交互に犯してみたり、

 そうこうしているうちに、俺もちょいと疲れてきたので、三人で川の字にな
ってベッドに横になった。時計を見てみると、そろそろ夜も明けようかという
時間だ。随分長丁場になったもんだ。
 グレイスはもう半分眠っているようで、目がとろんとしている。ヴィオレッ
タはまだ元気だが、軽く欠伸をかみ殺したのは見逃さない。俺もやや眠気を感
じたので、二人に腕枕を提供すると、そのまま眠ろうと思った。
 が、眠りに落ちる寸前、ふとした疑問がわきあがる。
「……あのさ。寝る前にひとつだけ聞きたいんだが」
「ふぁ……なんですかぁ、たいちょぅ……あたしわぁ、もういっかいせんくら
いならぁ、なんとかいけますよぅ」
「アホ。いやさ、お前ら、トシはいくつだ」
「れでぃーにねんれいをきくのはぁ、まなぁいはんですよぅ」
「いいから」
「……18です、シンラ。正確には、あと5分くらいで19になります」
「助かった」
「たすかったってぇ、たいちょぅ、どーいうしんぱいしてたんですかぁ」
「ロリコンの汚名は御免だ」
「えへへ、そんなにかわぃく、みえますぅ?」
「幼く見える」
「ぷんぷん!!」
「……マジな話さ。俺はガキを地獄に連れてきたんだと、ずっと思ってた。ま、
だからって許される選択でもないとは思うがな」
「シンラ……」
「ヴァイス、シュヴァルツ、正直なところを言ってほしい。この作戦の成功率
は、1%以上残るか?」
「……いいえ、シンラ。CMIの量子コンピューターを利用して計算できた段階
で、0.4%という数字でした」
「だよな。すまん」
「いいんです、隊長。わたしたちのことは、気にしないでください」
「思うのさ。世が世なら、お前らは人生を一番楽しんでる時期だ。お喋りして、
カフェを食べ歩いて、恋人を作って、ケタケタ笑って、くだらないメールに一
喜一憂して。そういう人生を送ってる人間だって、まだまだいるってのにな」
「シンラ、わたしたちは、志願して」
「だからさ。だから、まあ、なんだ。アホな指揮官ですまん。すまんついでに、
運が悪かったと思って――死んでくれ。俺やカガリや、エメルのためじゃなく、
ましてや防衛戦線だの、人類だのいうわけの分からん集団のためなんかじゃな
く、脳みそスッカスカな恋バナだの、スイーツ食べ放題なランチバイキングだ
の、そんな……そんな、くだらねぇ未来のために、死んでくれ」
「アイ・サー。武運を。とびっきりの、武運を」
「悪いな……しかしまあ、ハイティーンか……。
 ああ、5分経ったな。ハッピー・バースディ、グレイス、ヴィオレッタ」
「ありがとうございます、シンラ」
「たいちょぅ、さんきゅ~でありますぅ」
 俺は軽く笑うと、腕枕をしたまま二人の乳房に手を這わせた。
「シ、シンラ?」「たい、ちょう?」
「何キョドってんだ。誕生日ったらプレゼントだろ。寝るには早えぇよ」
 さて、追撃戦といきますかね……。



(chapter4に続く)



タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2013年05月04日 21:22