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バーミーズ - (2008/04/17 (木) 23:50:56) の1つ前との変更点

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*藩国独自の新型I=D:バーミーズ #contents(fromhere=true) >[[裏マーケット 第4ターン魅惑の商品群>http://blog.tendice.jp/200702/article_64.html]]にて購入 >[[ ハイクオリティボーナス対象(+1)>http://blog.tendice.jp/200712/article_14.html]] 感覚+1 名称:  ・04 バーミーズ/I=D 評価:  ・体格5.06(評価4)・筋力3.38(評価3)・耐久力1.50(評価1)・外見0.30(評価-3)・敏捷38.44(評価9)・器用5.06(評価4)・感覚38.44(評価9)・知識1.50(評価1)・幸運3.38(評価3) 特殊:  バーミーズはI=Dとして扱う。  バーミーズは白兵戦行為が出来る。  バーミーズは隠蔽時の判定は×3.38(評価3)される。(燃料は消費しない)  バーミーズは侵入時の判定は×3.38(評価3)される。(燃料は消費しない)  戦闘時に1機につき燃料2万tを使用する。  戦闘時に1機につき資源1万tを使用する。  パイロットの他、コパイロット2名を必要とする。  兵員5人分として数える。  アタックランク15として数える。 →次のアイドレス:なし #openclose(show=※i言語バージョン){ L:バーミーズ={  t:名称=04 バーミーズ(乗り物)  t:評価=体格10,筋力9,耐久力7,外見3,敏捷15,器用10,感覚15,知識7,幸運9  t:特殊={   *バーミーズの乗り物カテゴリ = I=Dとして扱う。   *バーミーズは白兵戦行為ができる。   *バーミーズは隠蔽時の判定は評価+3される。(燃料は消費しない)   *バーミーズは侵入時の判定は評価+3される。(燃料は消費しない)   *戦闘時に1機につき燃料2万tを使用する。   *戦闘時に1機につき資源1万tを使用する。   *パイロットの他、コパイロット2名を必要とする。   *兵員5人分として数える。   *アタックランク15として数える。  } →次のアイドレス:なし } } ***イラスト設定 &blankimg(burmese.jpg,width=90%,height=90%) (絵:イズナ)(※クリックで原寸大表示されます) ○武装 #ref(043.jpg)(絵:イズナ) #ref(044.jpg)(絵:イズナ) ○光学迷彩運用テスト &blankimg(041.jpg,width=90%,height=90%) (絵:乃亜Ⅰ型)(※クリックで原寸大表示されます) ○周辺環境など &blankimg(040.jpg,width=75%,height=75%) (絵:乃亜Ⅰ型)(※クリックで原寸大表示されます) ○おまけ:寒冷地迷彩仕様 &blankimg(burmese2.jpg,width=90%,height=90%) (絵:イズナ)(※クリックで原寸大表示されます) ***文章設定 ○開発ナンバー 006 開発コードネーム「スプリンター」 名称   バーミーズ 全長   4m 完装重量 4.4t 使用用途 陸戦(偵察) 機動性  優秀 センサー 優秀 装甲   極度に劣る 固定武装 頭部レドーム、腕部ワイヤーガン×2、光学迷彩 推力   なし  ナニワアームズ商藩国が開発した新型I=D。開発コードネームは「スプリンター」。 偵察行動を主目的に想定して開発された機体で、機動力と敏捷性を重視。見た目もスリム&シャープにデザインされている。 共和国製I=Dでは珍しい装甲を薄くしてでも機動力を重視した設計であるため、開発は難航。最終的には機動力重視のデザインが得意なわんわん帝国の技術を導入しなんとか完成にこぎつけた。(バトルメードisNo1で出来た帝国側とのパイプと国境線に近い立地がよかったよなぁ、と開発にあたった藩王が後に語ったというが、公式文書には残っていない) また、それと同時に藩国下層部に巣くう地下生物、通称「地底怪獣」の体構造も参考にされている。本機の開発コードであるスプリンターとは元となった地底怪獣の名称で、機体設計、特に走行持の姿勢制御はこの怪獣を真似て作られている。  軽量・軽装甲型である本機であるが、地下4000mという地下深いところまで進出したお国柄ゆえ骨格にあたる基本フレーム部分は地下の高圧力下で練成されたレアメタルを使用。細身ながら非常に頑健な機体に仕上がっている。 特に走行時の負担が著しい脚部フレームの強度は高く、衝撃を和らげるサスペンションも最高品質のものを使用。そのため脚部は筋肉質で腿の部分が胴体よりも太い。 ○頭部レドーム  レドームとしての機能の他、センサーカメラアイ、熱感知センサー、集音マイク、集音センサー、パッシブソナー、などを装備し一般のI=Dの偵察メットと同等の能力を持っている。通信機能も強化されており、センサーカメラで撮影した画像を後方部隊へ送ることもできる。 特徴的なのはサイボーグ化することでI=Dとの感覚共有が行えることがあげられる。これはわが国で編成された偵察部隊に導入された歩兵用偵察メットを発展させたもので、センサーで得た情報が直接脳に情報として取り入れられる点や、同様の装備をした者同士なら短距離なら無音通信が可能である点は同じであるが、新機能としてI=Dとの感覚共有が可能となっており、たとえばI=Dのセンサーが感知した匂いを感じることができたり、遠くのものを見ようとして目を細めたらカメラが望遠モードに切り替わる、といったことが可能になった。 ただ、全ての感覚を共有することは危険であると判断され、これらは偵察に必要なセンサー系の制御のみに使用されている。 ○センサーカメラアイ  高性能のセンサーカメラアイを両目・頭部・両肩・腹部に装備している。特に両肩に装備されたものは前方から後方まで可動式で広範囲をカバーすることができる。また、暗視モード・サーモグラフィーモード・ズームモードなどの機能がすべてに標準装備されており、切り替えることでどのような状態でも効果的に情報収集が可能。 本機は主に偵察目的のため、隠密性を高めるために迷彩塗装を施される(画像は夜間迷彩)のであるが、風景に溶け込んだ本機が各所のカメラアイを光らせて情報収集にあたる姿は「すごい不気味」と評判(?)である。 ○光学迷彩  隠密性を高めるため、試験的に装備された装置。光の屈折率を変化させて姿をみえなくする効果が期待されたが、完全に姿を隠すことはできず「半透明」どまり。燃料の消費も激しく使用中は熱量が非常に高まるため、使いどころの難しい装備になってしまった。 もっとも、半透明になれるだけでも視覚的隠密効果は高く、奇襲戦などに行かせるのではなど運用方法が模索されている。 ○走行姿勢と脚部のスパイク爪  本機の走行姿勢は特徴的で頭部を前に突き出すような極端な前傾姿勢をとり、バランサー代わりの尻尾を水平に伸ばして走るというさながら二足歩行の恐竜のような走り方をする。この走行姿勢は参考にした地底怪獣スプリンターの影響が大きいが、もっとも影響を受けたのは足の指に取り付けられた大きなカギ爪である。 このカギ爪は上下に180度近い可動範囲を持っており、走行時にはスパイクの様に地面に突き刺しながら走ることでバーニアやロケットなどの推進装置を持たない機体としては驚異的な速度で走ることができ、悪路での移動や隠密移動時でも変わらぬ機動性を発揮できる。 踵部分は通常時はハイヒールのような形状だが、走行時は折りたたまれてちょうどつま先立ちのような格好になる。この機構はアメショーと同じもので、実は脚部の基本構造はアメショーのものを一部改修して設計されている。 特段の改良点はカギ爪の他、膝のサスペンションが強化されており衝撃に強く、アメショーに比べて重量も軽いためかなりのジャンプ力を持つ。 バランサー代わりの尻尾は走行時の姿勢安定の他、旋回時の舵の役目も持ち、そのため非常に柔軟で器用に動かすことができる。この構造はネコ科動物のチーターを参考に作られたが、地底怪獣の陰に隠れてあまり知られていない。 ○腕部ワイヤーガン  先端に釣り針上のカギ爪がつけられたワイヤーを射出できる。ワイヤーは特殊合金で作られた剛性の高いもので、アメショークラスの重量なら十分に支えることができる。この装備は高所への登攀時などに使用される他、トラップを仕掛ける際や戦闘にも利用される。  射出装置は腕部内蔵型で巻き取りは機械制御で行えるが、装甲の下に完全に隠れるためワイヤーが断裂したり、故障したりしても装甲を腕部装甲を一度はずさないとならないため、前線での整備には向いていない、と整備からは不評だった。 以下よりオプション装備 ○12.4mmアサルトライフル  主力兵器として開発された12.4mmアサルトライフル。20mm機関砲を装備する案も出たが、採用が検討されたアメショーと比べ本機が華奢であったことと、重量の関係からこちらが採用された。 歩兵用の対戦車ライフルを元に開発されたもので、弾薬には被帽徹甲榴弾を使用。口径が小さく対物破壊能力の低さを補うため、貫通後の内部破壊効果を期待して採用された。 上部に小型のリニアカタパルトを装備し、多目的ランチャーシステムとして使用する。特殊弾頭をセットして射出することが可能。マガジンはスタンダード32発と大型60発がある。狙撃用スコープはないが、本体とケーブルで接続することによってセンサー系と同期し狙撃を行うことができる。 ○22mmショットガン  22mm口径7連装のポンプアクション式ショットガン。速射性や射程により主力装備とはならなかったが、本機の装備では最大の威力を持つ。ポンプアクション式は速射性に劣るものの、信頼性の高さと藩国のほとんどの施設が地下にあるというお国事情から接近戦用武器として採用された。 取り回しのよさから12.4mmアサルトよりこちらを愛用するパイロットも多く、機動力を活かして肉薄、射撃、即離脱というヒットアンドアウェイ戦法で運用された。 ○腕部装着式9mmサブマシンガン  腕部装着式9mmサブマシンガン。フレキシブルバレルで非常にコンパクトに収まっており、さらにケースレス弾薬を実装しておりかなりの軽量化に成功している。腕部に装着するため取り回しもよく、非常に重宝された。装弾数は120発。 ○シーカー  偵察用にマルチセンサーを装備したラジコン飛行機。大きさは50cmほどで本体に2機まで装備可能。シーカーの得た情報は本体とリアルタイムで共有することができる。マルチセンサーは本体に装備されたものと同等の高性能センサーである。 飛行には中央部にある二重のローターを使用し、安定性が高く上下を反転した状態でも飛行可能(あまり意味はないが)。消音装置付きのため隠密性も高い。 簡単な改造で12.4mmアサルトのランチャーシステムを取り付けることもできたため、発煙弾や信号弾を装備することもある。 ○発煙グレネード&炸薬グレネード  主に12.4mmアサルトのランチャーシステムを用いて使用するが、投擲することも可能。 発煙グレネードは煙と同時にチャフもばらまき、センサーをかく乱する効果もある。煙の色は7色から選択可能。 (文:サターン) ***文章設定2 独自I=D開発秘話 ~整備士たちの戦い~ これは独自I=D開発のために戦った整備士たちの涙と涙と涙の物語である。 ●独自I=D開発中 「また、駄目か」 テストを終えた部品を後ろに放り投げる。 藩王が課した規定値をクリアできなかった部品である。 偵察機として動作音が大きすぎるのだ。 「そっちはどうだ?」 「NGって書いてある」 「マジか・・・」 普段から怠惰で知られる男は頭を抱えた。 ちなみに相方の猫士がテストをやっていたのはマルチカメラの新型部品である。 「やっぱり自分の手で一つずつ作ったほうが早いって」 「馬鹿野郎、この部品は週5セットの割合で作られるんだぞ?  ラインに乗せないとどれだけ時間を食われると思っているんだ?  あー、そうだな。 ちょっと高くなるけど材料を変えてみよう。  それで駄目なら設備の見直しも考えるぞ。  機体コンセプトからして騒音値と重量は譲れないからな」 「設計から間違ってるって事はないの?」 「今から設計やり直してたらそれこそ実践投入に間に合わん」 開発チームはぐだぐだだった。 ●一人目の犠牲者 一人の男が引きずられてる。 引きずっている男と同じ青いつなぎと腕章をしている。 「新型の開発を手伝え? なんで?」 「手伝いじゃない、整備士の仕事だ」 ずりずり 「こっちは吏族の仕事終わったばっかだよ」 「俺も行って来たところだ、ちなみにおまえが休んでた間、護民補の仕事もやっていた」 ずりずり ばたん、ぽい 「ちくしょう! おまえの場合道楽みたいなもんだろ!」 「世の中楽しんだ者勝ちだ。  おまえの担当は武器とオプション担当な。  めんどくさいのはシーカーくらいだから大丈夫だろう?」 うなだれているsakakiを見てミストフェリーズが肩をすくめた。 ●二人目の犠牲者 『ツノは、ツノはつけてもいいのか!』とか目を輝かして言っていたが設計図はもう藩王が引いてしまった事を伝えると逃げ出したくろがねは3秒でつかまった。 逃走を得意とする男は人を捕まえるのもうまかった。 「まじごめんなさい今すぐ田舎に帰ります」 「そんなにおびえる必要はない、作業自体は猫でもできる」 ドアを開けるとそこには吏族が一人と猫が3匹。 どんよりとした空気の中作業が続けられていた。 「やって欲しいのは、耐久試験のデータ取りだ。  やりかたはミストに聞いてくれ」 「ここではボクが先輩だからねっ。 ちゃんと言う事を聞くんだよっ」 何が悲しくて猫に頭を下げなきゃいけないんだ。 くろがねは心の中で涙を流した。 ●三人目の犠牲者 「え~、公休くれるっていってたじゃんか~!」 「そこをまげて手伝ってくれ。  正直人手が足りなくて困ってる」 「まぁ、そこまで言うなら…」 ドアを開けると人間が3人と猫缶で買収された猫士が11匹。 sakakiが落ちるシーカーと共に崩れ落ちる。 くろがねが切れて叫びだす。 「いーやーだー。徹夜で作業はもういやだー」 バタン 「なぜ閉める?」 「えっと、コレをやるの?」 YES!YES!YES! OH MY GOD! 「おうちにかえしてよ~」 あらたな犠牲者の叫び声が響いた。 ●4人目の犠牲者(自爆) 開発は難航していた。 何しろ開発者たちの精神状態がいっぱいいっぱいになっていたからだ。 「いつか監禁罪で訴えてやる…えぶえぶ」 兄猫はいすの上で体育座りしながら人差し指一本でキータイプしている。 暗い、暗すぎる。 あっ、隣でくろがねが涙を流しながら泡を吹いている。 「なんだ、男の方がだらしないじゃないか。  もうちょっとやせ我慢って言葉を覚えたらどうだ?」 視界を奥に向けると大荷物を運ぶ乃亜Ⅰ型の姿。 このにわか開発陣のなかで最大戦力である。 「わははは。何のためにパワータイプのⅠ型を選んだと思うのだ。  この程度の作業量など どんと任せ・・・(ばたり。)」 【バッテリー残量ゼロニナリマシタ。エネルギーヲ補充シテ下サイ】 【再起動まで後8時間】 「………」 乃亜Ⅰ型、再起不能(リタイア) (文:うさぎ&sakaki&くろがね&猫屋敷 兄猫&乃亜Ⅰ型)
*藩国独自の新型I=D:バーミーズ #contents(fromhere=true) >[[裏マーケット 第4ターン魅惑の商品群>http://blog.tendice.jp/200702/article_64.html]]にて購入 >[[ ハイクオリティボーナス対象(+1)>http://blog.tendice.jp/200804/article_33.html]] 感覚+1 名称:  ・04 バーミーズ/I=D 評価:  ・体格5.06(評価4)・筋力3.38(評価3)・耐久力1.50(評価1)・外見0.30(評価-3)・敏捷38.44(評価9)・器用5.06(評価4)・感覚38.44(評価9)・知識1.50(評価1)・幸運3.38(評価3) 特殊:  バーミーズはI=Dとして扱う。  バーミーズは白兵戦行為が出来る。  バーミーズは隠蔽時の判定は×3.38(評価3)される。(燃料は消費しない)  バーミーズは侵入時の判定は×3.38(評価3)される。(燃料は消費しない)  戦闘時に1機につき燃料2万tを使用する。  戦闘時に1機につき資源1万tを使用する。  パイロットの他、コパイロット2名を必要とする。  兵員5人分として数える。  アタックランク15として数える。 →次のアイドレス:なし #openclose(show=※i言語バージョン){ L:バーミーズ={  t:名称=04 バーミーズ(乗り物)  t:評価=体格10,筋力9,耐久力7,外見3,敏捷15,器用10,感覚15,知識7,幸運9  t:特殊={   *バーミーズの乗り物カテゴリ = I=Dとして扱う。   *バーミーズは白兵戦行為ができる。   *バーミーズは隠蔽時の判定は評価+3される。(燃料は消費しない)   *バーミーズは侵入時の判定は評価+3される。(燃料は消費しない)   *戦闘時に1機につき燃料2万tを使用する。   *戦闘時に1機につき資源1万tを使用する。   *パイロットの他、コパイロット2名を必要とする。   *兵員5人分として数える。   *アタックランク15として数える。  } →次のアイドレス:なし } } ***イラスト設定 &blankimg(burmese.jpg,width=90%,height=90%) (絵:イズナ)(※クリックで原寸大表示されます) ○武装 #ref(043.jpg)(絵:イズナ) #ref(044.jpg)(絵:イズナ) ○光学迷彩運用テスト &blankimg(041.jpg,width=90%,height=90%) (絵:乃亜Ⅰ型)(※クリックで原寸大表示されます) ○周辺環境など &blankimg(040.jpg,width=75%,height=75%) (絵:乃亜Ⅰ型)(※クリックで原寸大表示されます) ○おまけ:寒冷地迷彩仕様 &blankimg(burmese2.jpg,width=90%,height=90%) (絵:イズナ)(※クリックで原寸大表示されます) ***文章設定 ○開発ナンバー 006 開発コードネーム「スプリンター」 名称   バーミーズ 全長   4m 完装重量 4.4t 使用用途 陸戦(偵察) 機動性  優秀 センサー 優秀 装甲   極度に劣る 固定武装 頭部レドーム、腕部ワイヤーガン×2、光学迷彩 推力   なし  ナニワアームズ商藩国が開発した新型I=D。開発コードネームは「スプリンター」。 偵察行動を主目的に想定して開発された機体で、機動力と敏捷性を重視。見た目もスリム&シャープにデザインされている。 共和国製I=Dでは珍しい装甲を薄くしてでも機動力を重視した設計であるため、開発は難航。最終的には機動力重視のデザインが得意なわんわん帝国の技術を導入しなんとか完成にこぎつけた。(バトルメードisNo1で出来た帝国側とのパイプと国境線に近い立地がよかったよなぁ、と開発にあたった藩王が後に語ったというが、公式文書には残っていない) また、それと同時に藩国下層部に巣くう地下生物、通称「地底怪獣」の体構造も参考にされている。本機の開発コードであるスプリンターとは元となった地底怪獣の名称で、機体設計、特に走行持の姿勢制御はこの怪獣を真似て作られている。  軽量・軽装甲型である本機であるが、地下4000mという地下深いところまで進出したお国柄ゆえ骨格にあたる基本フレーム部分は地下の高圧力下で練成されたレアメタルを使用。細身ながら非常に頑健な機体に仕上がっている。 特に走行時の負担が著しい脚部フレームの強度は高く、衝撃を和らげるサスペンションも最高品質のものを使用。そのため脚部は筋肉質で腿の部分が胴体よりも太い。 ○頭部レドーム  レドームとしての機能の他、センサーカメラアイ、熱感知センサー、集音マイク、集音センサー、パッシブソナー、などを装備し一般のI=Dの偵察メットと同等の能力を持っている。通信機能も強化されており、センサーカメラで撮影した画像を後方部隊へ送ることもできる。 特徴的なのはサイボーグ化することでI=Dとの感覚共有が行えることがあげられる。これはわが国で編成された偵察部隊に導入された歩兵用偵察メットを発展させたもので、センサーで得た情報が直接脳に情報として取り入れられる点や、同様の装備をした者同士なら短距離なら無音通信が可能である点は同じであるが、新機能としてI=Dとの感覚共有が可能となっており、たとえばI=Dのセンサーが感知した匂いを感じることができたり、遠くのものを見ようとして目を細めたらカメラが望遠モードに切り替わる、といったことが可能になった。 ただ、全ての感覚を共有することは危険であると判断され、これらは偵察に必要なセンサー系の制御のみに使用されている。 ○センサーカメラアイ  高性能のセンサーカメラアイを両目・頭部・両肩・腹部に装備している。特に両肩に装備されたものは前方から後方まで可動式で広範囲をカバーすることができる。また、暗視モード・サーモグラフィーモード・ズームモードなどの機能がすべてに標準装備されており、切り替えることでどのような状態でも効果的に情報収集が可能。 本機は主に偵察目的のため、隠密性を高めるために迷彩塗装を施される(画像は夜間迷彩)のであるが、風景に溶け込んだ本機が各所のカメラアイを光らせて情報収集にあたる姿は「すごい不気味」と評判(?)である。 ○光学迷彩  隠密性を高めるため、試験的に装備された装置。光の屈折率を変化させて姿をみえなくする効果が期待されたが、完全に姿を隠すことはできず「半透明」どまり。燃料の消費も激しく使用中は熱量が非常に高まるため、使いどころの難しい装備になってしまった。 もっとも、半透明になれるだけでも視覚的隠密効果は高く、奇襲戦などに行かせるのではなど運用方法が模索されている。 ○走行姿勢と脚部のスパイク爪  本機の走行姿勢は特徴的で頭部を前に突き出すような極端な前傾姿勢をとり、バランサー代わりの尻尾を水平に伸ばして走るというさながら二足歩行の恐竜のような走り方をする。この走行姿勢は参考にした地底怪獣スプリンターの影響が大きいが、もっとも影響を受けたのは足の指に取り付けられた大きなカギ爪である。 このカギ爪は上下に180度近い可動範囲を持っており、走行時にはスパイクの様に地面に突き刺しながら走ることでバーニアやロケットなどの推進装置を持たない機体としては驚異的な速度で走ることができ、悪路での移動や隠密移動時でも変わらぬ機動性を発揮できる。 踵部分は通常時はハイヒールのような形状だが、走行時は折りたたまれてちょうどつま先立ちのような格好になる。この機構はアメショーと同じもので、実は脚部の基本構造はアメショーのものを一部改修して設計されている。 特段の改良点はカギ爪の他、膝のサスペンションが強化されており衝撃に強く、アメショーに比べて重量も軽いためかなりのジャンプ力を持つ。 バランサー代わりの尻尾は走行時の姿勢安定の他、旋回時の舵の役目も持ち、そのため非常に柔軟で器用に動かすことができる。この構造はネコ科動物のチーターを参考に作られたが、地底怪獣の陰に隠れてあまり知られていない。 ○腕部ワイヤーガン  先端に釣り針上のカギ爪がつけられたワイヤーを射出できる。ワイヤーは特殊合金で作られた剛性の高いもので、アメショークラスの重量なら十分に支えることができる。この装備は高所への登攀時などに使用される他、トラップを仕掛ける際や戦闘にも利用される。  射出装置は腕部内蔵型で巻き取りは機械制御で行えるが、装甲の下に完全に隠れるためワイヤーが断裂したり、故障したりしても装甲を腕部装甲を一度はずさないとならないため、前線での整備には向いていない、と整備からは不評だった。 以下よりオプション装備 ○12.4mmアサルトライフル  主力兵器として開発された12.4mmアサルトライフル。20mm機関砲を装備する案も出たが、採用が検討されたアメショーと比べ本機が華奢であったことと、重量の関係からこちらが採用された。 歩兵用の対戦車ライフルを元に開発されたもので、弾薬には被帽徹甲榴弾を使用。口径が小さく対物破壊能力の低さを補うため、貫通後の内部破壊効果を期待して採用された。 上部に小型のリニアカタパルトを装備し、多目的ランチャーシステムとして使用する。特殊弾頭をセットして射出することが可能。マガジンはスタンダード32発と大型60発がある。狙撃用スコープはないが、本体とケーブルで接続することによってセンサー系と同期し狙撃を行うことができる。 ○22mmショットガン  22mm口径7連装のポンプアクション式ショットガン。速射性や射程により主力装備とはならなかったが、本機の装備では最大の威力を持つ。ポンプアクション式は速射性に劣るものの、信頼性の高さと藩国のほとんどの施設が地下にあるというお国事情から接近戦用武器として採用された。 取り回しのよさから12.4mmアサルトよりこちらを愛用するパイロットも多く、機動力を活かして肉薄、射撃、即離脱というヒットアンドアウェイ戦法で運用された。 ○腕部装着式9mmサブマシンガン  腕部装着式9mmサブマシンガン。フレキシブルバレルで非常にコンパクトに収まっており、さらにケースレス弾薬を実装しておりかなりの軽量化に成功している。腕部に装着するため取り回しもよく、非常に重宝された。装弾数は120発。 ○シーカー  偵察用にマルチセンサーを装備したラジコン飛行機。大きさは50cmほどで本体に2機まで装備可能。シーカーの得た情報は本体とリアルタイムで共有することができる。マルチセンサーは本体に装備されたものと同等の高性能センサーである。 飛行には中央部にある二重のローターを使用し、安定性が高く上下を反転した状態でも飛行可能(あまり意味はないが)。消音装置付きのため隠密性も高い。 簡単な改造で12.4mmアサルトのランチャーシステムを取り付けることもできたため、発煙弾や信号弾を装備することもある。 ○発煙グレネード&炸薬グレネード  主に12.4mmアサルトのランチャーシステムを用いて使用するが、投擲することも可能。 発煙グレネードは煙と同時にチャフもばらまき、センサーをかく乱する効果もある。煙の色は7色から選択可能。 (文:サターン) ***文章設定2 独自I=D開発秘話 ~整備士たちの戦い~ これは独自I=D開発のために戦った整備士たちの涙と涙と涙の物語である。 ●独自I=D開発中 「また、駄目か」 テストを終えた部品を後ろに放り投げる。 藩王が課した規定値をクリアできなかった部品である。 偵察機として動作音が大きすぎるのだ。 「そっちはどうだ?」 「NGって書いてある」 「マジか・・・」 普段から怠惰で知られる男は頭を抱えた。 ちなみに相方の猫士がテストをやっていたのはマルチカメラの新型部品である。 「やっぱり自分の手で一つずつ作ったほうが早いって」 「馬鹿野郎、この部品は週5セットの割合で作られるんだぞ?  ラインに乗せないとどれだけ時間を食われると思っているんだ?  あー、そうだな。 ちょっと高くなるけど材料を変えてみよう。  それで駄目なら設備の見直しも考えるぞ。  機体コンセプトからして騒音値と重量は譲れないからな」 「設計から間違ってるって事はないの?」 「今から設計やり直してたらそれこそ実践投入に間に合わん」 開発チームはぐだぐだだった。 ●一人目の犠牲者 一人の男が引きずられてる。 引きずっている男と同じ青いつなぎと腕章をしている。 「新型の開発を手伝え? なんで?」 「手伝いじゃない、整備士の仕事だ」 ずりずり 「こっちは吏族の仕事終わったばっかだよ」 「俺も行って来たところだ、ちなみにおまえが休んでた間、護民補の仕事もやっていた」 ずりずり ばたん、ぽい 「ちくしょう! おまえの場合道楽みたいなもんだろ!」 「世の中楽しんだ者勝ちだ。  おまえの担当は武器とオプション担当な。  めんどくさいのはシーカーくらいだから大丈夫だろう?」 うなだれているsakakiを見てミストフェリーズが肩をすくめた。 ●二人目の犠牲者 『ツノは、ツノはつけてもいいのか!』とか目を輝かして言っていたが設計図はもう藩王が引いてしまった事を伝えると逃げ出したくろがねは3秒でつかまった。 逃走を得意とする男は人を捕まえるのもうまかった。 「まじごめんなさい今すぐ田舎に帰ります」 「そんなにおびえる必要はない、作業自体は猫でもできる」 ドアを開けるとそこには吏族が一人と猫が3匹。 どんよりとした空気の中作業が続けられていた。 「やって欲しいのは、耐久試験のデータ取りだ。  やりかたはミストに聞いてくれ」 「ここではボクが先輩だからねっ。 ちゃんと言う事を聞くんだよっ」 何が悲しくて猫に頭を下げなきゃいけないんだ。 くろがねは心の中で涙を流した。 ●三人目の犠牲者 「え~、公休くれるっていってたじゃんか~!」 「そこをまげて手伝ってくれ。  正直人手が足りなくて困ってる」 「まぁ、そこまで言うなら…」 ドアを開けると人間が3人と猫缶で買収された猫士が11匹。 sakakiが落ちるシーカーと共に崩れ落ちる。 くろがねが切れて叫びだす。 「いーやーだー。徹夜で作業はもういやだー」 バタン 「なぜ閉める?」 「えっと、コレをやるの?」 YES!YES!YES! OH MY GOD! 「おうちにかえしてよ~」 あらたな犠牲者の叫び声が響いた。 ●4人目の犠牲者(自爆) 開発は難航していた。 何しろ開発者たちの精神状態がいっぱいいっぱいになっていたからだ。 「いつか監禁罪で訴えてやる…えぶえぶ」 兄猫はいすの上で体育座りしながら人差し指一本でキータイプしている。 暗い、暗すぎる。 あっ、隣でくろがねが涙を流しながら泡を吹いている。 「なんだ、男の方がだらしないじゃないか。  もうちょっとやせ我慢って言葉を覚えたらどうだ?」 視界を奥に向けると大荷物を運ぶ乃亜Ⅰ型の姿。 このにわか開発陣のなかで最大戦力である。 「わははは。何のためにパワータイプのⅠ型を選んだと思うのだ。  この程度の作業量など どんと任せ・・・(ばたり。)」 【バッテリー残量ゼロニナリマシタ。エネルギーヲ補充シテ下サイ】 【再起動まで後8時間】 「………」 乃亜Ⅰ型、再起不能(リタイア) (文:うさぎ&sakaki&くろがね&猫屋敷 兄猫&乃亜Ⅰ型)

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