*美術館造営に至る経緯 &bold(){発案当時のナニワの状況} ナニワに限ったことではありませんが、アイドレスに於いては国民への連絡、国データの保存、SSやイラストの提示などなど、その運営にはウェブリブログやwikiや掲示板が多く使われています。 誰でも書き込むことが出来、手軽に編集できる。 既存のウェブページ作成に比べると格段に便利なのですが、その一方で増え続けるデータがあちこちに分散するという不具合があります。 最近知ったのですが、かつてはこういった傾向を懸念して公共事業でこれらの整理を促されたこともあったらしいですね。 ちなみに2007年末頃のナニワの主な構成というと ナニワアームズウェブリブログ【表玄関。管理権限者はサターン(PCサターン藩王)。シーズンオフに伴い更新停止。】 →ナニワアームズ商藩国@うぃき【wiki。ウェブリブログと多くの部分を共有しデータ保管庫として機能する。 主管理者はアズマ(PC守上摂政)。編集権限はナニワ国民ほぼ全員が保持。当初はデータ格納庫として機能していたようだが、後に機能を強化、停止したリブログにかわってナニワを構成する主要な地位を占めるに至った。】 →レンタル掲示板群【作戦会議掲示板、旧作戦会議掲示板、企画掲示板、画像アップ掲示板、旧画像アップ掲示板、落書きチャット、交流チャット、ダイスチャットなど。】 小藩のナニワですらこの有様。 はっきり言って初めて訪れた人には全体がとても解りづらかったと思います。 そこで守上摂政を主とした作業によって藩国wikiにほぼ全機能を集約、各種掲示板へのリンクを配することで歩きやすい藩国へと改善が模索されました。 これは勿論前述の公共事業の理念が念頭にあったと思いますが、一重に『歩きやすいナニワ』を目指した守上摂政の志によるところが大きいです。 改善後の構成は以下の通り ナニワwiki【国設定、財務表、国民データ、提出物保管庫などを備える】 →ウェブリブログ【かつてイベントで使用されたSSやイラスト、国設定を備える。今やwikiと機能を逆転しており、wikiからのリンクにより各種データを参照出来る】 →作戦会議掲示板【文字通り公的イベントへの提出・戦闘出撃時のエントリーに用いられる。各種公的機関からの書き込みもこちらにされる関係上、外部参照を前提としておりとてもシンプル】 →画像アップ掲示板【実は簡易アップローダーで画像に限らずエクセルのデータをアップできたりとても便利】 →企画掲示板【形になる前のSSや国内企画の相談・提出用に用いられる。】 →交流用チャット【藩士憩いの場。雑談以外にも情報交換や簡単な相談に適する。】 →ダイスチャット【ログ保存が可能で、ダイスも振れるためAマホなどがプレイできる。】 →落書きチャット【絵を描きながら雑談できる。主にくじら(PCイズナ)氏が愛用しており、主要NPCはいつもここから生み出される。その性質上、国民の似姿を煮詰める際にも利用される。】 →各種リンク【公的機関や国民が個人的に保持するウェブページへのリンク】 階層的な構造になり、改善前に比べると大分シンプルになったと思われます。 &bold(){美術館造成計画発案} そもそもの事の起こりは2007年12月末頃の事。 入国から1ヶ月近く、二度の出撃を経験したわたしは暇を持て余して談話室でいつものようにごろごろしていました。 そしていつものように唐突に思い付いてしまったのです。 そういえば旧画像掲示板が廃止されるらしい。 ではそこにアップされていたイラストが消えてしまうではないか。 実にもったいない話である。 国家的損失である。 そこでわたしは8ビットのネコ脳をフル回転させて考えました。 ならば、無くなる前に回収すればよろしい。 そもそもナニワに入国以来、守上藤丸・乃亜Ⅰ型を始めとする有能な技族が在籍する一方で、その作品を見るためにあちこちリンクを辿らなくてはいけないことが不満だったわけで。 余計な操作無しで技族の作品がまとめてみられる場所、これに勝る眼福はありますまい。 名前はナニワアームズ商藩国立美術館にしよう。 うん、そうしよう。 実作業に要する労力などは軽くさておいてわたしは早速同室していた乃亜さんと兄猫さんに思い付きを披露しました。 「・・・というアイディアがあるんですけど、どうでしょうね。 これは昨日摂政閣下から提示のあった掲示板の統廃合と合致しますし、今夏休み中だから出来る意義ある作業でもあると思います」 「う~んと、企画掲示板に作るの?」 まだまだ飲み込めていない様子の兄猫氏。 まあテレビ番組の話題からいきなり美術館造営計画の演説を始められたら誰だってそうなるでしょうが。 これで理解できたらその人はエスパー認定してもよろしい。 「色んな所に散らばったイラストを集めてウィキに貼り付け、技族の方に作品名と解説文を付けて貰う形になるかなぁ」 「すこしずつでー。本気で、画像数かなり多いと思われるので」 技族代表と言うべき乃亜さんからも内諾を頂き、更に作業の流れを考え始めたわたし。 この時は乃亜さんの作品数が比喩でなく大量だったことを知る由もなく・・・。 「こんばんは」 「こんばんは。摂政閣下」 そこへ丁度良く入室してくる守上摂政。 「(前略)ということで国営美術館を造営したいのですが!!」 「許可」 ぽん、と認め印を捺してあっさり許可してくれた守上摂政ですが。 「画像まとめるのはいいと思いますよー。 ただ、枚数多すぎて本当に大変だと思うけども・・・」 やはり乃亜さんと同じ懸念を持った模様です。 「頑張りまっす!ところでウィキの容量はどのくらいなんでしょうね」 「どうだろうね~。なんだったら他にウィキ借りてくる?」 「いえ、それだと掲示板統廃合の流れに反しますし(以下略)」 こうして守上摂政の許可を得たわたしはいよいよ調子に乗って具体案をまとめ、その日のうちにwikiに造成予定地を確保、企画掲示板にも関連作業用のスレッドを立て美術館造営に乗り出したのでした。 数日後「美術館?いいよ。はい、認定」とやはり軽くサターン藩王からも許可がおり、公式にナニワアームズ商藩国立美術館造営計画が始動。 以来約2ヶ月かけて藩国内各地及び犬猫参謀本部、果ては秘宝館まで出向いてナニワアームズ技族の作品をサルベージしてきました。 やはり驚くべきは乃亜さんの作品数で、作業開始当初、冗談で『100点を超える見込みです』とか言っていたら本当に越えていました。 そのクオリティと共に脱帽の一言です。 そんなこんなで3月に入って細々と続けてきた展示作業が終わり、後は各作品に対するコメントや命名など、作者の監修が必要な記述のみになったため、ひとまずここに仮オープンできる運びとなりました。 長々とどうでもいいことを書き連ねてきましたが、全ては素晴らしい作品を鑑賞したいがため。 この思いを来館者の皆さんに少しでも共有していただけたならば、何にも勝る幸福です。 #right(){ 2008/03/18 久遠寺 那由他 美術館造営委員 }