「えへへ。どや?似合う?」
「うん、似合ってるよ。」
「えへへ。」
はやては聖祥小学校って所の制服を着ている
明日は入学式なんだけどどうも待ちきれなかったようだ
ちなみにはやての足は大分回復してきた
リハビリには俺も付き合ってるけどかなりのペースだ
といっても、まだ誰かに手を繋いでもらえれば歩けるといったレベルだ
一人ではまだ歩けないみたいだ
でも夏が終わるまでには一人で歩けるようになるだろう
「よくお似合いですよ。」
「ありがとな、リインフォース。」
リインフォースさんのこと、まぁ夜天の書のことかな
それの修復プログラムっていうのかな
まぁ、そんなのが見つかってきてるようだ
防御プログラムが生まれることはもうないみたいなんだけど
それと同時にリインフォースさんの融合能力も失われたみたいだ
そのせいかリインフォースさんの妹が生まれるとかどうとか
どうやって生まれるんだろ
まさか…口から卵を吐いてとか…ない…よね…
「はやてちゃん、そろそろお風呂に入っちゃいましょ。」
「わかったで。」
そう言ってはやてとシャマルさんとヴィータがお風呂場に向かっていった
「そういえば、明日の日程でどうでしたっけ?」
「明日は入学祝いのパーティーするという話だったな。」
「我々は翠屋という喫茶店でその準備を手伝うことになっている。」
「シャマルは主はやての入学式の付き添いだ。」
「そうでしたね。俺達は明日はやて達一緒に出て翠屋に行くってことでいいですよね?」
「ああ。」
その後色々と雑談しているとけっこう時間が過ぎていた
「そろそろはやて達が上がりそうですね。」
「そうだな。入る順番は私、リインフォース、孫だったな。」
「ええ、それでいいです。」
そう言った後俺は庭先に出ようとする
「出かけるのか?」
「いえ、お風呂に入るまで修行するだけですよ。」
「そうか。体を壊さないようにな。」
「ええ、わかってますよ。」

朝…か
体を伸ばし、胴着に着替えた後、超サイヤ人なった
いつも通りはやてが起きるまで俺は修行する
そういえば常に超サイヤ人いることを続けて大分経ったな
最初の頃は大変だったけど
今じゃ、残忍性や凶暴性、体に掛かる負担や興奮状態っといったのも大分無くなってきた
これが完全に無くなった後、超サイヤ人状態で気を完全に開放してみれば
どれだけ強くなったかわかるだろう
ちゃんと強くなってればいいな
…そういえば修行を始めてけっこう時間経つけどはやてが起きてこないな
気を探ってみたらまだ部屋にいるみたいだ
もしかして今日が楽しみで中々寝れなかったのかな
だとしたら起こすのもあれだな
今日の朝ご飯は俺一人で作るか

あとは目玉焼きだけかな
「ゴメン、寝坊してもうた。」
「おはよう、はやて。」
「おはよう、悟飯。朝ご飯の準備は?」
「あとは目玉焼きだけだよ。」
「あ、そうなん。私のこと起こしてくれてもよかったんとちゃう?」
「起こそうかと思ったんだけど、今日のことが楽しみで中々眠れなかったんじゃないか?」
「え…何でわかったん?」
「昨日の様子を見てればわかるよ。」
「はう…。」
「後はこれだけだからはやてはできたの運んでくれるかな?」
「うん、わかったで。」

朝ご飯を食べて皿洗いして着替えた後にはちょうどいい時間になった
「もういい時間ですね。」
「そやね。」
「俺達は翠屋に行くけどそっちも学校まで気をつけてね。」
「うん。」
「それではそろそろ行きましょう。」

家を出てはやてとシャマルさんは学校に
俺、ヴィータ、シグナムさん、ザフィーラさん、リインフォースさんは翠屋に行った
俺達が翠屋でやってること店の中を飾り付けたり料理作るのを手伝ったり色々だ
店の中なのでザフィーラさんは獣人形態をしている
「悟飯君、これあっちに運んでくれるかしら?」
「あ、はい。」
こういうのも結構大変だな

ある程度準備が終わったらけっこう時間が過ぎていた
「そろそろ主達が帰ってくる頃か?」
「そうみたいだな。」
「あら、ほんと。もうこんな時間。悟飯君。」
「はい?」
「なのは達を迎えに行ってもらえるかしら?
女の子ばかりじゃ少し心配で…。」
「あ、わかりました。」
そう言って翠屋から出て行こうとすると
「アタシも行く!!」
とヴィータが言ってきた
「それじゃ一緒に行こうか。」
「おう。」
「あ、孫。」
「はい?」
「超サイヤ人は解いておけ。」
「あ、そうですね。」
そう言われて超サイヤ人を解いた
ご近所とかには俺は黒髪黒目って認識があるからな
しかたないか

翠屋を出てしばらく歩いているとヴィータが俺の方を見てきた
「どうかした?」
「いや、黒髪黒目の悟飯見たの久しぶりだと思ってさ。」
「あ、そっか。殆ど超サイヤ人で過ごしてるしな。」
「暫く経てば見慣れたけどな。今はそうじゃないけど
最初の頃は超サイヤ人になった時目つきずっと鋭いまんまで
怒ってるのか怒ってないのか全然わからなかったし。」
「それは…ゴメン。」
最初の頃は感情などを抑えるだけで精一杯で顔つきまでは手が回らなかったからな
「それでその修行ってのは進んでるのか?」
「うん。あともう少しっていったところかな。」
「ふーん。」
その後もヴィータの色々と話しながら学校の方に向かった

バスに乗って学校近くで降りてしばらく歩いてたらはやて達を見つけた
「はやて!!」
「ヴィータ!!」
ヴィータがはやての方に向かって言った
「悟飯も!!迎えに来てくれたんか?」
「うん。女の子ばかりじゃ少し心配だって桃子さんが言っててね。」
少し視線を感じたのでそちらを見るとアリサがいた
「アリサ、どうかしたか?」
「えーと…あんた悟飯…よね?」
「そうだよ。」
「あ、もしかしてアリサちゃん超サイヤ人じゃない悟飯君見るの初めて?」
「多分…。」
「悟飯君は一日の殆どを超サイヤ人でいるものね。」
「私も最初驚いたな。まぁ、私の場合順序が逆だったけど。」
「超サイヤ人でいる悟飯は雰囲気とかかなり変わるもんね。」
「今は人通りがあるからあれだけど翠屋に着いたら超サイヤ人になってみせるよ。」
その後俺達は色々雑談しながら翠屋に向かった

「ただいまー。」
「お帰り。」
色々雑談しながら来たから直ぐに翠屋に着いた
飾りつけも殆ど終わってるみたいだ
「じゃあ、さっそく超サイヤ人とやらになってみせてよ。」
「うん。」
そう言われて俺は気をゆっくり開放しながら爆発させ
超サイヤ人になった
一気になっちゃうと気で周りの物吹っ飛ばしちゃうしね
纏っていた気を消して周りを見てみる
みんなが俺のことを見てる
「どうしたの?」
「悟飯が超サイヤ人になるとこ初めて見る人いるからなぁ。
驚いてるんとちゃう?」
「…たしかに今のは驚いたわ。」
「髪の色だけじゃなくて目の色も変わったわね。」
何だかみんなが寄って来た
「あの…。」
「髪の色は私のともフェイトのともシャマルさんのとも違うわね。
色合い的にフェイトとシャマルさんの方に近いのかしら?」
「ちょっと…。」
「この逆立った髪の毛って押しても直ぐ戻るな。」
「ふむ…筋肉が若干膨れ上がってるな。これも超サイヤ人になった影響か?」
「普段の悟飯と超サイヤ人になった悟飯の違いを今探してみるのもええかもな。」
「服の色が若干明るくなってるような…。」
「内側から少し光を放ってる…のかな?」
「もしも~し…。」
「身長は変わってないみたいね。」
「少し前までは目つき鋭かったけど今はそうじゃないみたい。」
「他に違うところは…。」
「おーい…。」

結局俺は女性陣にもみくちゃにされた
助けを求めようとしたんだけど女性陣の気配を察してか
ザフィーラさんも士郎さんも恭也さんも厨房の方に引っ込んでしまった
どこの世界も女性は強いということを改めて認識した

しばらくしてリンディさん達も合流してパーティーは無事始まった
みんな楽しんでるみたいでよかった
俺は料理食べながら雑談していたらいつのまにか大食い大会が始まっていた
そしていつのまにか俺は八神家代表として出場することになっていた
なんでも優勝表品は翠屋特製ケーキだとか
で、食べるものもケーキだったんだけど…
俺と一位を争ってたのがリンディさんだった
途中で他の人はペースが落ちてきたりしてたんだけど
リンディさんのペースはまるで落ちなかった
むしろ上がってる感じがした
もうかなりの量を食べてるはずなんだけど…
女性の人にとって甘い物は別腹だって聞いたことがあるけど
そのレベルを超えてるような…
もしかして…リンディさんって…サイヤ人…とか…?
まさか…ね…
激しいデットヒートのが繰り広げられた結果
俺が優勝した
流石のリンディさんも40皿超えた辺りでペースが落ち始めた
というかそこまでペースが落ちずに食べ続けられたことにビックリだ
まぁ色々疑問が残ったけどはやて達は喜んでるみたいだしいっか

パーティーは無事終わってそれぞれ帰宅することになった
時計を見たらけっこうな時間が過ぎていた
はやてとヴィータは疲れたのか寝ちゃったので二人は俺が背負ってる
ケーキはシャマルさんに持ってもらってる
「それにしても今日は星が綺麗ですね。」
「そうだな。」
雲一つ無く星がよく見える
これなら明日もいい天気になりそうだな
「…孫。」
「はい?」
「聞いてみたいことがあるんだがいいか?」
「いいですよ。」
「おまえが居た世界が見つかったらどうするつもりだ?」
一瞬空気が張り詰めた感じがした
「そうですね…すぐに戻って人造人間に戦いを挑みますね。」
「その後は?」
「奴らを倒したらしばらくは復興作業ですかね。」
「その後は?」
今度はリインフォースさんが尋ねてきた
「ある程度復興の目処立ったらこっちの世界とあっちの世界を行き来することになるのかな。
できる限り時空管理局に協力するように言われてるし。その時はまたみんなと一緒に
暮らすことになると思いますけど。」
そう言ったらみんなからホッとする感じがした
「どうしたんですか?」
「いや、何でもない。」
「復興作業する時ははやてちゃん達も手伝うって言うわね。」
「そうだな。主達ならそう言うだろう。」
「勿論私達もね。」
「その時は遠慮なく我々に声を掛けてくれ。」
「家族なのだからな。それに悟飯、私はおまえのおかげで生き、
こういった日々を送れてる。それくらいはさせてくれ。」
「みんな…ありがとう。その時はお願いします。」
「ああ、まかせろ。」

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最終更新:2013年04月13日 05:55