仮面ライダーリリカル電王sts
プロローグ
雨の中、一人の男が自転車をこいでいた。
「ハァ、ハァ、雨が降って来るなんて聴いてないよ。」
その男、野上良太郎は急いでいた。姉にコーヒー豆と卵を買って来るよう頼まれたのだ。「急がなくちゃ。」
急いでいたその時であった。
「う、うわっ!」
スピードを出していた為に自転車がスリップして、止まらなくなったのだ。しかも、そこは、下り坂(結構、急な坂)で、その先は!「う、うわぁぁ!」 あろうことか階段。当然自転車は飛び出してしまい、しかもそこは地上20メートルの高さであった。
(うわぁもうダメ!)そう、思った次の瞬間!ドシャアァァン!なんと、良太郎の側に雷が落ちて来て、
「うわあぁぁ!」
野上良太郎という存在はその世界から消えた。これにより時を越える仮面ライダーは魔法少女と出会うのであった。
一方、その頃、時の列車デンライナーにも、問題が起きていた。
「なんだありゃ。」
「新しい路線かな。」「またエライことになったで。」「ネェネェ、僕にも見せてよ~。」モモタロス、ウラタロス、キンタロス、リュウタロスが騒ぐなか、ハナはオーナーと話していた。
「オーナーあの路線は一体なんですか? 」
ハナはオーナーを問い詰めた。
「アレはこの世界とは違う世界の時間へとつながっています。」 「違う世界ってなんですか。」ハナは更に問い詰める。
「さあ、それは行ってみないとわかりません。ちょうど、つながっているようですからね。「おい、ハナクソ女!良太郎の気配が消えたぞ」モモタロスが突然叫んだ。
「なんですって!」
ハナも思わず叫んだ。モモタロスが耳を抑えてもがいていた。
「もしや、良太郎さんは違う世界へといったのかも知れませんねぇ。」
オーナーはそう呟いた。「良太郎……。」
ハナは心配そうに呟いたのであった。
その頃ミッドチルダでは新人達の朝の練習が始まっていた。そして、模擬戦の途中、事件は起きた。教官である高町なのはの一撃が、新人の一人である、スバルに迫ったその時!「うわぁぁぁ。」
一人の男性が空から落ちて来て、その一撃をくらってしまったのだ。驚愕する、機動6課の隊員。スバルは、その男に近寄り、
「あ、あの~大丈夫ですか?」
と言うと、その男は、こういった。
「だ、大丈夫です。あの、ここはどこですか、あとあなたは。」
「ここは、ミッドチルダ、私は、時空管理局機動6課所属のスバル・ナカジマっていいます。」
こうして、二つの世界は出会ったのである。
最終更新:2008年01月17日 20:20