戦士のエチュード
グリフィスは川岸にいた。ザフィーラの埋葬の場所を探して。
「とにかく、ザフィーラを埋葬しよう。でないと報われない」
傍らにはザフィーラの遺体。右手には木刀、左手にはデイバックを持っていた。
「ザフィーラ…、あなたはもしかしてあの娘を…」
ザフィーラの遺体の近くにいて、ザフィーラを殺害したと思われる少女。
もしかしたらあの娘は自らの身を守っただけでは?
だとしたらザフィーラは殺し合いに乗ったというのだろうか?
そんなことを考えながらも埋葬場所を探していた。
「だとしたら、あなたも彼女も罪を問われるべきなんだろうな…」
真面目な彼はそんなことを考えていた。
移動しようと、デイバックを持っていく為にザフィーラの側から離れた瞬間、赤い熱線が先程までいた場所を抉りザフィーラの遺体を消し去った。
(なんなんだ、一体)
そう考え、上空を見ると、そこには身体に大きな傷を負った、魔導師だと思われる人がいた。
グリフィスがザフィーラの遺体を川岸に運んだ頃、少年エリオ・モンディアルは川の対岸にやって来ていた。
彼は、戦う相手を求めここまでやって来たのだ。
ヤクトミラージュを握りしめ、マジンカイザーを使い。
そして、エリオは見つけた。新たなる敵を、グリフィスを。
本来グリフィスは非戦闘員。しかし、今のエリオにはそんなことはどうでもよかった。
ただ、戦えればいいのだから…。
だから放つのだ無慈悲の閃光を。
「ファイヤーブラスター!」
しかし幸か不幸かグリフィスは移動し、閃光は外れた。
エリオにはこう移った避けたのだと…。
「次はあなたが相手をしてくれるんですか?グリフィスさん」
グリフィスは焦っていた。突然の襲撃者に。今、自分に武器はない。木刀は先程の攻撃の衝撃で落としてしまった。
どのみち、木刀では魔導師には勝てない。
グリフィスは先程の攻撃で断定した。相手は魔導師だと。
そして今の自分に魔導師と戦う力はない。ならば方法は一つ。
逃げる、とにかく逃げきることである。
幸い近くに森がある。森の中なら相手が飛んでいようと関係はなくなる。
しかし、エリオはそれも許さないかのように射撃をしてくる。
「うわッ!あ、眼鏡が」
激しい攻撃にふとした拍子に転び、眼鏡とデイバックの中身が放り出された。
グリフィスは急いで立ち上げろうとする。
その右手にカードデッキをつかんでいることに気付かず。
地面に放たれた魔力弾の光。それは眼鏡に反射しグリフィスとカードデッキを写した。
そして、グリフィスの腰にバックルがセットされる。
「これはもしかして…」
グリフィスは考える。これはこの箱の力を引き出すものではないのか、と。
しかし、エリオは待ってくれない。
「鬼ごっこは終わりですか?」
「一か八かだけど、ウオォォォ!」
エリオの放つ魔力弾が迫る中、グリフィスはデッキをバックルにはめこんだ。
そして、
「やっぱり戦いはこうじゃないと」
そこには緑の鎧を纏った戦士がいた。グリフィスである。
戦士の名はゾルダ。
神崎が作り上げたデッキの力を纏った姿である。
「早く戦いましょうよ。ねっ!」
「狂ってる…」
【1日目 現時刻AM2:46】
【場所 I-5 森付近】
【グリフィス・ロウラン@リリカルなのはFeather】
[状態]健康。疲労(中)ゾルダに変身中
[装備]マグナバイザー、カードデッキ(ゾルダ@マスカレード
[道具]遊戯王カード「バスターブレイダー」「魔法の筒(マジックシリンダー)」「光の護封剣」@リリカル遊戯王GX
[思考・状況]
基本的にこのゲームには乗らない。
1.目の前の魔導師の拘束しなければ
2.部隊長…、どこに…。
〔備考〕
※カードデッキの制限については知りません。
※魔導師がエリオだとまだ気付いてません。
【1日目現時刻AM2:45】
【場所 I-5 森付近】
【エリオ=モンディアル@リリカル遊戯王GX】
〔時間軸〕第六話終了後
〔状態〕左胸上部から右脇腹への裂傷、デュエルゾンビ化、魔力消費大、体力消費大
〔装備〕マジンカイザー@魔法少女リリカルマジンガーK's
ヤクトミラージュ@NANOSING
〔道具〕支給品一式
レヴァンティン@スーパーリリカル大戦(!?)外伝 魔装機神 THE BELKA OF MAZIKAL ローザミスティカ@ヴィータと不思議なお人形
[思考・状況]
基本 戦いを楽しむ
1.グリフィスさんと戦おう。
2.なのはさんを探す
最終更新:2008年03月11日 18:45