「じゃあ、まず砲撃の準備をしてくれ。」
「「うん。カードリッジ・ロード!!」」
二人のデバイスから空になったカードリッジが排出される
「これで、いつでもいけるよ。」
「よし、今度は俺の番だな。」
そう言った後、俺は闇の書に回り込むように接近する
闇の書は俺に向けて様々な攻撃を放ってくる
「やはり、さっき動きが鈍いと感じたのは気のせいじゃなかったみたいだな。」
奴の攻撃は殆ど…いや全部が切れが無いし直線的すぎる
俺は全てを回避しながら接近して行く
そして奴の目の前で高速移動をし、一旦奴の視界から外れる
そのまま背後に現れ膝蹴りを当て、正面に回り込み胴体に肘打ちを当てる
蹲ってる隙に腕を掴み放り投げる
「今だ!!撃て!!」
「スターライト・ブレイカー!!!!」
「プラズマ・スマッシャー!!!!」
なのはとフェイトの攻撃
桜色の閃光と黄色い閃光は闇の書に直撃した
これで…
「ん?…なんだ?あれは…。」
闇の書からなにか黒い物体が吹っ飛んでいった
「!!え、嘘!?」
「どうした!?」
「闇の書の反応が消えてないって!!」
「何!?」
「後、あれには近づいちゃダメだって!!」
あれ…というのは黒い物体か…
どうなった
はやては…
「ん?この気は…。」
「…おいで、私の騎士達…。」
「はやて!!」
「我等、夜天の主の下に集いし騎士。」
「主在る限り、我等の魂、尽きる事無し。」
「この身に命在る限り、我等は御身の許に在り。」
「我等が主。夜天の王、八神はやての名の下に。」
「シグナムさん、シャマルさん、ザフィーラさん、ヴィータ!!」
この気…間違いないみんなのものだ
よかった、無事だったんだ
「夜天の光よ、我が手に集え!!祝福の風リインフォース…セットアップ!!」
はやてがバリアジャケット…いや、この場合騎士甲冑か
それを装着する
その後、色々話してたみたいだけどうまくまとまったみたいだ
「みんな!!」
そう言って近づいていった
「あ、悟…飯?」
あれ、言いよどんだな?
みんなも、ん?って顔してる
「どうした?」
「いや、いつも髪と目の色が違うもんやから…。後、髪形も…。」
「…ああ、そういえばみんなに超サイヤ人になったとこ見せたことなかったっけか。」
「超サイヤ人?…えっと、ようわからんけど悟飯なんよね?」
「そうだよ。それと、みんな無事でよかった。お帰り。」
「…悟飯!!」
っと、ヴィータが抱きついてきた
「おまえもがんばったよな。」
そう言って頭を撫でる
少しそうしていると
「はやてちゃん。」
「はやて。」
なのはとフェイトも近くに来ていた
「なのはちゃん、フェイトちゃん、ごめんな。うちの子達が
いろいろ迷惑かけてしもたみたいで…。」
「ううん、気になしで。」
「全然平気だから。」
「そっか、ありがとな。」
こっちもこっちでうまくまとまったみたいだな
「ん?」
「どうした?孫。」
「いえ、近くにユーノとアルフの気が。それと一度感じたことがある気が…。」
「すごいな。よくわかったな。」
そう言って一人の男とユーノとアルフが現れた
…たしかみんなが結界に閉じ込められた時に現れた奴か
「時空管理局執務官、クロノ・ハラオウンだ。和んでるところ悪いが、
時間が無いのでこちらの話を聞いてほしい。」
「時間がない?」
「ああ、あそこの黒い物体…闇の書の防衛プログラムが、後数分で暴走を始める。
僕等はそれを何らかの方法で止めなければならない。停止させる方法は、現在二つある。」
二つ…か
「その方法は?」
「まず一つ目。極めて強力な氷結魔法で停止させる。ようするに氷付けにする。
そして二つ目。軌道上で待機している戦艦アースラの魔導砲…アルカンシェルで消滅させる。
でだ、これ以外に他にいい手は無いか? 闇の書の主とその守護騎士の皆に訊きたい。」
みな一様に渋い顔をしている
「えっと…最初の氷付けにするのは多分難しいと思います。主のない防衛プログラムは
魔力の塊みたいなものですから。それに凍結させても、コアが在る限り再生機能は止まりません。」
「アルカンシェルも絶対ダメだ!!こんなところでアルカンシェル撃ったら
はやての家まで吹き飛んじゃうじゃんか!!」
「そ、そんなに凄いの?」
「えっとね、発動地点を中心に百数十キロ範囲の空間を歪曲させながら
反応消滅を起こさせる魔導砲…つまり、当たり一帯を吹き飛ばしちゃうんだ。」
「あ、あの、私はそれ反対です!!」
「同じく!!」
「…僕もかあ…艦長も使いたくないよ。でも、あれの暴走が本格的に始まったら、
被害はそれよりずっと大きくなる。」
「暴走が始まると、触れた物を侵蝕して無限に広がっていくから…。」
さて、どうしたもんか…
突然みんなの顔色が変わる
「どうした?」
「あ、あのね、もう時間が十五分くらいしかないって…。」
「まずいな…。」
「何か無いか?」
何かって言われてもなぁ
「あ、そうだ!!」
「何かわかったのか!?ヴィータ!?」
「おう!!悟飯、おまえなら何とかできるんじゃないか!?」
「え?俺?」
「ほら、おまえの技のかめはめ波なら!!」
「たしかにあれを塵一つ残さず消滅させることなら可能だ。」
「じゃあ!!」
「だが、今あれに向けて全力でかめはめ波なんて撃ったら地球が跡形も無く吹っ飛ぶぞ。」
「「「「「「「「「「へ?」」」」」」」」」」
…みんな随分間抜けそうな顔してるな
「あ、あの悟飯君。それ冗談とかじゃ…。」
「こんな時に冗談なんて言いませんよ。威力を絞って撃ってもあの大きさだ。
大津波がおきてクレーターができますよ。」
「そ…そう。」
「ちなみに、エネルギー波系じゃなく、エネルギー弾系の威力を一点に絞った技でも
世界規模の大津波が起きますよ。下手すると地球が削れますよ。」
「…って結局振り出しに戻ったじゃん!!」
その後も色々と話合いをしたが全然ダメだった
「あー、もう!!なんかゴチャゴチャと鬱陶しいなぁ!!
なんか、こう…ズバ!!っとぶっ飛ばしちゃうわけにはいかないの!?」
「ア、アルフ、いくらなんでも…。」
何か…
「ズバ!!っと、ぶっ飛ばす…。」
「地上で撃ったら被害が大きいから撃てへんし、悟飯にしては地球が無くなる…。」
「でも、ここじゃなければ…。」
「「「…あ!!」」」
なのは、はやて、フェイトの三人が何かに気付いたようだ
「クロノ君!!アルカンシェルって、どこでも撃てるの!?」
「どこでもって…例えば?」
「今、アースラのいる場所!!」
「つまり、宇宙空間で!!」
宇宙…たしかにあそこなら被害はないな
「悟飯君は!?」
「へ?何が?」
「宇宙まで行ける!?」
「どうなんや!?」
三人が俺に詰め寄って来た
「いや、成層圏とかオゾン層ぐらいまでなら平気だけどさすがに宇宙空間に生身ででると死ぬよ。」
そう言ったら、それもそうかって顔をされた
「そ、そうだよね…。」
「冷静になって考えたら無理だよね。」
「てっきり悟飯ならーって思ったんやけど…。ご…ごめんな。」
「いや、生身でそこまで行けるだけでも十分凄いが…。」

作戦はあれのコアって言うものを露出させ、宇宙まで転移させるというものだ
だが、あれの再生力は凄いらしいので俺はエネルギー弾を絶え間無く撃ち込んでいる
要するに再生する暇をまったく与えなくして作戦をスムーズに運んでいくというものだ
「どうだ、状況は!?」
「君が奴の再生力を抑えてくれているおかげで順調だ。」
「そうか。」
奴は確実に弱って来ている
あと少しだ

「よし、最後の仕上げだ。」
そうクロノが言ったので俺はエネルギー弾を撃つのをやめた
「悠久なる凍土、厚き棺の内にて、永遠の眠りを与えよ!!」
その瞬間海一面が完全に凍り奴の再生力と動きを完全に封じた
やっぱ魔法ってすごいな
俺は念には念をってことで三人と…
はやて、なのは、フェイトと一緒に攻撃を仕掛けることになっている
俺は三人の所に移動した
「それじゃいくぞ、三人とも。」
「「「うん!!」」」
もう準備はいいみたいだな
「かぁぁぁぁ…めぇぇぇぇ…はぁぁぁぁ…めぇぇぇぇ…。」
勿論俺のかめはめ波は威力と大きさを抑えている
「全力全開!!スターライト!!」
「雷光一閃!!プラズマザンバー!!」
「ごめんな…おやすみ…。響け終焉の笛!!ラグナロク!!」
「波ああああああああ!!!!」
「「「ブレイカアアアアア!!!!」」」
………どうやら成功のようだ
俺達の攻撃が直撃した後奴は消えた
…少し時間が経った
みんなの顔が笑顔になる
「どうだ?成功か?」
「うん!!成功だって!!」
ふぅ、よかった
ん、三人が手を掲げてる
何か待ってるような…
ああ、ハイタッチか
俺も手を掲げてハイタッチをした
その後、俺は超サイヤ人を解いてノーマル状態に戻った
三人が俺の方を見ている
「ん?どうしたの?」
「けっこう簡単に戻れるんだなって…。」
「不思議だなぁ…と思って。」
「うん、黒髪黒目…いつもの悟飯や。」
その後少し談笑してたが
突然はやてが意識を失った
「はやて!!」
俺は落下しているはやてを受け止めて抱きかかえる
…気が減っているな
俺の気を分けとくか…
「悟飯!!はやては!?」
「大丈夫だ。疲れて眠ってるだけだ。」
「そっか…。」
みんな安心した顔になったな
「あー、すまないが色々と話したいことがあるのでア-スラーに来てくれないか?」

今俺はアースラーという戦艦の一室ではやての様子を見ている
はやてが運びこまれた時みんなが心配して来たが
大丈夫だとわかったら凄く安心した顔をしていた
その後色々と雑談をしていた
…少し眠くなってきたな
少し寝るか…

誰かに背中を揺すられる
「悟飯。悟飯。」
「はや…て。もう大丈夫なのか?」
「うん。もう平気や。」
元気そうな顔をしている
気もいつもと同じ大きさだ
大丈夫だな
「よかった。」
「ところでみんなは?」
「えっと…。」
集中して気を探ってみる
「………少し離れた所にいるみたいだ。」
「………。」
「はやて?」
「そこに連れてって!!」
「え?」
「何かとてもやな予感がするんや!!お願い!!」
「…わかったよ。」
そう言ってはやてを抱き上げる
「わ、わ、こ、これってお姫様抱っこっていうやつ………。」
「少し飛ばすからしっかり掴まってろよ。」
「う、うん。」

少しの間飛んでると開けた場所出た
みんなが…シャマルさん、ヴィータ、シグナムさん、ザフィーラさん、なのは、フェイト
それにリインフォースが居た
「何…しとるん…?」
そう、はやてが言った後
みんなが何とも言えない表情をしていた
「主はやて、申し訳ありませんが私は消えなくてはなりません。」
そうリインフォースが言った
「何でや!?」
「基礎構造が歪められたままなのです。このままでは、また新たな防御プログラムを
組み直してしまいます。その際、高確率で主はやてはまた侵蝕されてしまいます。」
だから死を選ぶ…と
「だめや!!防御プログラムなら私がなんとかする!!だから!!」
「お聞き訳を…。」
「ダメだ。そんなの認める訳にはいかない。」
「だが、そうしなければ主はやてが…。」
「なら、おまえははやてに俺と同じ想いをさせる気か!?」
「同じ…想い…だと?」
みんなが俺の方に注目していた
…言いたくはないんだが
「俺は……仲間…全員の命と引き換えに…生き残ったんだ…。」
「「「「「「「「…え?」」」」」」」」
「だいたい…三年くらい前……俺が九歳の時、俺の居た世界でDr.ゲロという科学者が造り上げた
二人の人造人間が現れた…。」
あの時のことは今でも鮮明に思い出せる
「奴等は生みの親であるDr.ゲロを殺し、その後破壊の限り楽しみ、
次から次へと罪の無い者を殺していった。奴等は誰かが苦痛に歪む顔を何よりも
楽しみにしている。奴等を倒すため仲間とともに俺は戦いにいった…。」
あの光景は…忘れられない
「だが、奴等の強さは次元を超えていた…。俺の師匠であるピッコロさんも…
俺と同じように超サイヤ人になれるベジータさんも…奴等にはまったく歯が立たなかった…。
戦いが終わりごろになると、ピッコロさんも、ベジータさんも、立っていられるのもやっとの
状態だった。クリリンさんもヤムチャさんも天津飯さんも餃子さんもヤジロべーさんも、
そして俺も同じような状態だった。人造人間は殆ど無傷だった。
その後俺は奴等の攻撃をもらい殆ど動けない状態になった。
そしてしばらくした後、俺達に止めを刺そうと奴等はエネルギー波の発射体勢に入った。
…俺のことなんて放っておいて逃げればよかったのに…そうすれば死なずに
すんだかもしれないのに…。だけど、みんなはそれをしなかった…。死に掛けの…
俺を庇って…みんな…死んで…いっ…た………。」





『おいおい、どうした?もう終わりか?』
『だらしがないねぇ。』
『この俺が…このベジータが手も足も出んだと…!!』
なんて…強さだ…フリーザよりも遥かに上だ
『しょうがないな、少しはやる気がでるようにサービスしてやるよ。』
そう言って僕の前に一瞬で現れた
『そら!!』
『ゴハァ!!』
血を…吐いた
『そらそらそらそら!!』
『ガハァ!!アガ!!うわ!!ぐあ!!』
『悟飯を放せ!!』
だ…めだ…ク…リリンさん…に……げ
『ほら!!』
『ぐわあ!!』
『何だ、蹴りの一発でもう終わりか?』
『う…か…は…なせ…!!』
『何だ、まだ喋れる元気があったのか。ほら!!』
『うわあ!!』
『おいおい、どうした?早く助けないとこのガキ死んじゃうぞ。』
僕…のこと…はいいか…ら
『いくぞ!!ヤムチャ!!』
『おう!!』
ぼ…くのことは…いいから…にげ…
『どうした?二人で来てもそんなもんか?そら!!』
『がは!!』
『ほら!!』
『うぐ!!餃子!!ヤジロベー!!』
『お見通しだ。』
『うわあ!!』
『あぎゃあ!!』
『はははは弱いなぁ、おまうわあ!!』
1…7号を殴…り飛ばし…たのは
『く…無事か?悟飯。』
『ピッ…コ……ロ…さ……ん…。』
僕は…ピッコ…ロさんに抱き…かかえられて…いた
『アッハッハッハ、なにやってんだい17号。油断してるからだよ。』
『うるさい!!』
『アタシもう飽きてきたよ。こんな奴等さっさと殺してもっとでっかい町に行こうよ。
そこでどっちが多く殺せるか勝負しようよ。』
『それもそうだな。』
や…つらは…上空に上がっていった
『奴等、ここら一帯を吹き飛ばすつもりか!?』
『俺は…サイヤ人の王子ベジータだ!!貴様等ガラクタ人形なんぞにやられてたまるかぁ!!!!』
『よせ!!ベジータ!!突っ込むな!!』
『ま、中々楽しかったぜ。』
『ばいば~い。』
雨の…ような…エ…ネルギー波…の量だ…
『み…んな…にげ……て…。』
『悟飯を守れえええええ!!!!』






僕の意識は一旦ここで無くなった






ん、頬に何か当たった
水滴…
雨…かな
『!!そうだ、みんなは!?あづ!!』
体中痛むがなんとか動かせる
体に少し重みを感じた
目も見えてきたのでそちらを見ると
僕の体の上にピッコロさんが乗っかっていた
『ピッコロさん。』
…反応がない
『ピッコロ…さん?…ピッコロさん!!』
嘘だ
『ねえ!!起きてくださいよ!!ピッコロさん!!ピッコロさん!!』
何度も大きく揺さぶっても反応がない
すぐ近くにベジータさんが倒れていた
そちらにいってベジータさんの体を揺する
『ベジータさん!!超サイヤ人は全宇宙最強の戦士なんでしょ!!ねぇ!!
起きてくださいよ!!ベジータさん!!ベジータさん!!』
どんなに揺すってもベジータさんも起きてくれない
嘘だ
周りにみんなが倒れてる
だけど、どんなに揺すっても、どんなに声を掛けても反応がない
嘘だ
『嘘だ!!嘘だ嘘だ!!みんな僕を騙してるんでしょ!?そうだと言ってくださいよ!!
ピッコロさん!!ベジータさん!!クリリンさん!!ヤムチャさん!!天津飯さん!!餃子さん!!
ヤジロべーさん!!』
雨の音しか聞こえない
雷が鳴った音しか聞こえない
すぐ周りにいるみんなからの反応はない
僕の冷静な部分が言ってる
みんなの気はどんなに探っても感じない…死んだって
みんな僕を庇って死んだんだって
『嘘だ…嘘だ!!』
涙が溢れて来た
『う…そ…う…うわあああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!
あああああああああああ!!!!!!ああああ!!!!ああああああああ!!!!!!!
うわあああああああああああああああ!!!!!!!ああああああああああ!!!!!!
あああああああああああ!!!!!!あああああああああああああああ!!!!!!!!
ああああああああ!!ああああ!!!!ああああああああ!!!!!あああああ!!!!
うわああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』



                僕の中の何かが切れた



突如体中から凄まじい量の気が溢れ出てきた
何事かと思い辺りを見回してると水溜りが見えた
そこには逆立った金髪、エメラルドグリーンの瞳の色をした僕がいた
超サイヤ人だ
『なんで…もっと……早くになれなかったんだ…。なれてたら…こんな……こんな
ことには…なら…なかった…かも…しれないのに…。う…く…うう…くううう……
うわあああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!』
僕は…雨が止むまで……泣き叫ぶことしか…できなかった





「あの時程、自分の無力さを、非力さを、力の無さを恨んだことはない…。」
「悟飯…。」
はやての手が目元に当たる
はやてが溢れ出てきてる涙を拭ってくれていた
いつ流れたんだ…
「つらいんだよ。苦しいんだよ。誰かが…特に、自分にとって大切な人が自分のために
命を投げ出すのは…死んでいくのは…自分が傷つくより、死ぬより…ずっと…ずっと…。」
涙が…止まらない
「おまえは…はやてにそんな想いをさせたいのか?」
「………。」
「何で一番簡単な方法取る?聞いたところ、
無限書庫っていう所に手がかりがあるかもしれないのだろう?」
「だが、見つかる可能性は…。」
「やってみなきゃわからない。」
お父さんがよく言ってた言葉
やらなければ0だけど、やってみれば1以上になるかもしれない
「また、プログラムが再生したら…。」
「その時はまた倒せばいい。」
「………。」
「俺は…人造人間に戦いを挑み続けて…何度もボロボロにされても、殺されかけても、
力の差を見せつけられても、諦めずに戦い続けている。なのにおまえは簡単に諦めるのか?」
「………。」
「…おまえが…どうしても…死ぬことを選ぶんなら…。」
俺は気を開放し爆発させ超サイヤ人になった
俺を中心に突風が吹く
流れでる涙は次から次へと空に上がって散っていったいった
「わ!!」
「キャ!!」
「俺を倒してからにしろ。」
…少し時間が流れた
「はやて。」
「え、あ、何?」
「リインフォースに言いたいことを言ってやれ。」
「…あんな、リインフォース。」
「はい。」
「一緒に生きていこう。死ななくてもいい方法一緒に探していこ。」
「主…。」
「せやから…死ぬなんて…悲しいこと言わんといて…。」
「主……。」
「お願い………。」
「………わかりました、主はやて。」

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最終更新:2013年04月13日 05:53