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腐れ外道

腐れ外道とは守衛ファミリーの1人で、現在の「現世」における守衛副長。守衛力(フォース)ランクは(A→)SS。尚、現在の守衛界にSSの者は5人しかいない。
眉目秀麗で高身長な美青年。また性格も温厚篤実で人とのコミュニケーションもそつなくこなせる。それでいてどこか品のある非の打ち所のない守衛。さらに守衛ファミリーの中で最も仕事ができるというチートぶり。
守衛歴は10年。両親は共に守衛力ランクAのサラブレッド。幼い頃から守衛としての英才教育を受けており、常に守衛界の同年代ではトップに立ちつづけてきた。しかし彼が守衛について学んでくるにつれ、1つの野望が生まれていった。それが伝説の守衛丹羽の殺害であった。彼は自分の力を試してみたいと考えたのだ。そう思うほどに彼の守衛に対する熱は強かった。そしてその野望は日に日に大きくなり、ついに彼の守衛力ランクはSSに到達した。そしてその後、丹羽に会うためだけに自ら「現世」への転送を志願した。
かくして守衛ファミリーの仲間入りを果たした腐れ外道であったが、その頃の丹羽はもう五十路で彼の能力「闘争する紫煙」も禁煙によって封印され、全盛期の面影はなりを潜めていた。その姿は腐れ外道が幼少期から思い描いてきた伝説の守衛丹羽のイメージとは大きくかけ離れており、彼は大きく失望した。そのショックからか、次第に彼にサイコパスの傾向が見え始める。具体的には、守衛の仕事の挨拶の最中に、学校や会社といった俗世に支配された毎日を過ごしている人々と挨拶を交わすことで性的に興奮を覚えるというものであった。かろうじて彼の自制心の強さによって1週間に1回の挨拶シフトでこの欲望は抑えが効いてはいたが、一流の守衛としては持ってはならない感情を持ってしまった自分自身に対する嫌悪感と毎日戦い、日に日に憔悴していった。
それでも彼は、守衛ファミリーのどのメンバーよりも精力的に勤務し、守衛界との連絡という重労働を挨拶シフトのある日以外は嫌な顔一つせず行った。そうした日々を過ごしていくにつれ、あまりにも怠惰に過ごす守衛ファミリーを見て、呆れや怒りを通り越し愛嬌を感じ始める。彼らの守衛としてはあるまじき勤務態度によって、いままで規律正しく、それゆえ思い詰めることの多かった腐れ外道の心にも余裕ができ始める。それから、彼はいろんなことをどうでもいいと考えるようになる。今思えば、彼は誰とでもそつなくコミュニケーションをこなせる反面、誰とも真に心を交わしたことはなかったのかもしれない。しかし、このころから本音で守衛ファミリーと語り合えるようになっていった。糞猿が守衛部屋で自慰行為をしているのを叱ったり、チビ猿がサボっているのを注意したり、丹羽に「たまには守衛界との連絡もやってくださいよ。」と伝えたり、そんなありふれたコミュニケーションを初めてとることができた。そうして次第に彼の異常性癖も治っていった。彼は、真の仲間というものを願わずして得たことにまだ気付いていないが、これは腐れ外道という一人の守衛の人生における最も大きな進歩と言えるだろう。
今では彼のシフトは週6日守衛界との連絡、1日休日となっており、休日には日々の面倒なことを忘れて小旅行にでかけるのが趣味となった。

能力:「極獄ロックンロールドッグ」
腐れ外道は体内に守衛力によって具現化された犬を1匹飼っており、体内を自由に移動させることができる。その移動した部分半径約50センチの筋力、可動速度、可動域、感覚、守衛力が局部的に10倍になる。基本的には腐れ外道意思を優先して動くが、犬自身も意思をもっており、腐れ外道の生命を守っている。例えば、腐れ外道が後ろから背中に不意打ちを受けた場合、犬が犬自身の意思で背中に移動し、守る。移動する速度は光速に等しく、犬の移動よりも早く攻撃することはまず不可能。
尚、犬を体外に出すこともできるが、犬自体は概念であるため質量をもたず特に効果はない。

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最終更新:2016年12月25日 11:11