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王女なのだから… ◆2ZKOUYCe4Y




「ハァ…ハァ…」
――逃げなければ。
逃げなければならない。
この者のために、死んでしまった者のためにも。
この者が探しているピーチ姫とやらはもう居ない。
ならば、残された道はただ一つ。
生きた者を救うこと。
死人と化した者を救うことは出来ない。
殺人を犯した哀れな者も止められなかった。
もう、生きて助けを求めている人のために役に立たねばならない。
私は一国の王女なのだから…。

そこで、考えが消える。
急に目の前に現れた男が、手をこちらに向けて睨んでいたからだった。
「貴様、人間か。」
「そうだ。私は――「何故殺した?」――何?」
「貴様の体から血の臭いがする。どうやら返り血もついているようだが?」
「…私が通ってきた道は見たのか?」
「見た。あの惨状の一部始終を知っているのか?知っているなら全て話せ。」

シークは全てを話した。自分の見たとおりに、全てを。
「つまり、貴様達以外全員死んだ、と言う訳か。」
「そうだ。…私については話した。貴方のことも聞きたいのだが…?」
「…人間に話すことなど無い。強いて言うなら、私は人間を憎んでいる、と言う事だ。」
「人間を…?」
「さあ、私はこれから人間を殺すであろう。止めないなら通っても良いが…」
「…止める、と言ったら?」
「それならば…容赦はしない。殺させて貰おう。」
シークは考えた。
止めるべきか。止めぬべきか。
私が止めたら、私は死ぬ。だが、傷くらいは付けられるだろう。
それならば少しは、誰かを助けられるかもしれない。
だが止めなかったら私は生きる。が、誰かが死ぬ。
リンク、貴方ならどうするのでしょうか…

そこに、一つの濁声が響いた。
「止めさせてもらおう。だが、こやつは逃がせ。その決まりだ。」
「な…お前…っ」
「貴様は人間ではないだろう…貴様を殺すつもりは無い…」
「ほう、ワガハイの力に怯えて逃げるのか?」

それを聞いたミュウツーは呆れたように、
「…良かろう、貴様を殺してそこの男を追えばいい話だ。」
クッパがシークをちらっと見ると、行けという合図のように目をそらした。
「…分かった、良いだろう…だが一つ、この支給品を持っておけ…」
シークがクッパに渡したのはマスターソードではなく、ギガクッパのフィギュアであった。
シークは薄々気づいていた。クッパの目的を。
だが、信じたくなかった。
「…死ぬな…死ぬな…死ぬな…ッ」
最後にシークをみたクッパの顔は、少しだけ笑っていた。

【D-8/日中】
【名前:クッパ@スーパーマリオシリーズ
 健康状態:軽傷
   武装:なし
  所持品:ギガクッパのフィギュア@スマブラDX
 現在位置:D-8
 第一行動方針:時間をかせぐ。
 第二行動方針:敵を倒せれば倒す。
 最終行動方針:主催者を倒してゲームを潰す。
 備考:】

【名前:ゼルダ@ゼルダの伝説
 健康状態:疲労、シークに変身中。
   武装:マスターソード@ゼルダの伝説
  所持品:支給品一式
 現在位置:D-8から西へ走行。
 第一行動方針:逃げる。
 第二行動方針:リンクを探す。
 第三行動方針:クッパを助けに戻る。
 最終行動方針:ゲームの阻止。
 備考:ガノンドロフのことは忘れています。】

【名前:ミュウツー@ポケットモンスター
 健康状態:少し疲労
   武装:なし
  所持品: 支給品一式(中身は未確認)、不明支給品1~3個(中身は確認してません)
 現在位置:D-8
 第一行動方針:この亀を殺す。
 第二行動方針:逃げた男を殺す。

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最終更新:2008年05月05日 15:05