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兄に勝る弟などいない! ◆2ZKOUYCe4Y




しばらくの間沈黙が続いていた。
マリオとブラックシャドーは睨み合い、両者とも銃を構えていた。
その長い沈黙を破ったのはマリオだった。

「一つ、聞いても良いか?」
「…質問によって、だ。それとこちらからも聞きたい事がある。」
「………なんで、ゲームに乗った?」

また、間が空いた。多分、質問の答えを探している訳では無さそうだ。
「お前に教える義理はないな。ではこちらの―――

その時、間が悪く放送がなった。
『―――死亡者から――』

少しだけ、期待があった。
人を殺す奴なんて、ほぼ皆無だろう、と。このゲームが始まった時、思っていた。
だが確かに、殺戮ゲームは始まっている事を実感した。このゲームで初めて死体を見たときだった。

そして、今。まだほんの少しだけあった期待が、砕け散った。

『――ピーチ―――マロ――ヨッシー――』

「どうやらファルコンは死んだようだな…まぁいい、邪魔者が一人減っただけだ」

「嘘、だろ…」
「…何だと?」
「嘘だよ、嘘に決まってる!」
「この放送が、か?」

分かっていた。嘘ではない、死人は出たのだ。
でも、認めることが出来なかった。

分かっていた。嘘ではない、死人は出たのだ。
でも、認めることが出来なかった。

「クク、馬鹿馬鹿しい。そんなに仲間が恋しければ、今すぐ殺してやろう。」
一度下げたブラスターをもう一度構え、撃った。今度は最大まで力を溜めて。
マリオの頭に直撃する。が、マリオはうずくまっているだけだった。

「ふ、ついに生きる希望を無くしたという訳か。…それとも死んだのか?」
ブラックシャドーが死亡を確認しようと近づいた瞬間、マリオが飛び起き、足下にもう一つの支給品、"デクの実"を投げつけた。
「ぐぉおっ!!」

「目眩ましとは小癪な!!」
ブラックシャドーが辺りにブラスターを撃つ。
だが、目が見えないのでコントロールが悪く、マリオには一発もあたらなかった。

「仲間が死んだ。…共に冒険してきた仲間が。姫も死んだ。…俺が散々助けてきた姫が…。」
「もう助ける事なんて出来ないんだよ…」
誰にも聞こえないくらいの小さな声で呟く。
「でもな…」

「…だからって、ここで死ぬ訳にはいかねぇだろーがッッ!!!!」

拳を思い切り握りしめ、炎を纏ったそれをブラックシャドーの腹へとたたき込む。
そして何の抵抗も出来なかったブラックシャドーは吹っ飛び、木に叩きつけられ気絶した。

「…まだ、俺にはしなきゃいけないことがある…」
また一言、小さな声で呟くと、ブラスターが直撃した頭を押さえ、その場を立ち去った。




【一日目/日中/D-9】
【名前:マリオ・マリオ(マリオブラザーズ)
健康状態:軽傷 精神的なショック
 武装:デスビーム@MOTHER2
所持品:支給品一式、デクの実@ゼルダの伝説シリーズ   
現在位置:D-9
第一行動方針:とりあえず移動
第二行動方針:まだ残っている仲間を捜す
第三行動方針:多分マーダー化しているルイージを説得する。
最終行動方針:ゲームを潰す
備考:ディディー、メタナイト、ロイ、ドロッチェをマーダーだと誤認識しています】

【名前:ブラックシャドー@F-ZEROシリーズ】
健康状態:腹が重傷 気絶
武装:ブラスター@スターフォックスシリーズ  ファイアフラワー@マリオストーリー×残り2
所持品:支給品一式 、冥府の術符(使用回数:5) @ファイアーエムブレム暁の女神
現在位置:D-9
第一行動方針:赤帽子の男を追い、殺す
第二行動方針:出会った相手には服従か、死か選ばせる
最終行動方針:ゲームに優勝し、理想郷を作り上げる】

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最終更新:2008年05月05日 15:21