久しぶりの風景
「うぅん……」
何時間も気絶していた
ピットは、やっとのことで目を覚ました。
照りつける太陽が眩しい。
一体何でここにいるんだろう?
……そうだ。確か………
やっと思い出したのは、いきなり吹っ飛ばされて、それっきり覚えていない。
辺りを見回すと、教室の2階に人影が見える。
がれきのおかげで、そこまで続く道がなんとかできていた。
はいずり状態のまま、自力で2階まで来ると、人影がしっかりと確認できた。
それは、青く長い髪の、
シーダだった。
「なっ……」
胸にはナイフが刺さっていて、誰もが見たくなくなるような風景だった。
よく考えれば彼女は死んでいる。
という事は誰かが殺したという事だ。
しかも自分のザックまで無くなっていた事に気づく。
つまり、彼女を殺した犯人が持っていったのだろうか。
……まだ頭がぼやけているのだろう。
深く考えるのを中断し、シーダのザックを取る。
2階まで来たのがまずかったか、頭が朦朧としてくる。
あの電撃のせいでかなりのダメージを食らってしまった。
このまま歩けば、また倒れてしまうかもしれない。
彼は、ザックを取った後、壁によりかかって、
水を取り出す。
まだ口に入れてないようだったので、数口飲んで、ザックにしまった。
だいぶ楽になってきた。
死体と同じ空間で休むのは逆効果もいいところだが、
別の場所に移動する気力はなかった。
【H-4/日中】
【ピット(パルテナ)
健康状態:重傷
武装:無し
所持品:支給品一式(シーダの物)
現在位置:H-4/二階教室
基本行動方針:とにかく休む
第一行動方針:頭の中を整理する
第二行動方針:状況の確認
第三行動方針:身を守るものを探す
最終行動方針:ゲームからの脱出
備考:意識がはっきりしない為、長時間歩く事は無理なようです。】
最終更新:2009年08月19日 11:47