とある日。No.1

大河内アキラは悩んでいた。自分の寡黙な性格に。
時々、不安を感じた。
亜子は、こんな私と一緒でも、楽しいのかなって…。

「…ねぇ、亜子。」
「どうしたん?アキラ。」
いつものような返事を返す、私の親友。
「あたし、つくづく思ってしまうんだけど…。」
言うのが、少し怖かった。でも…
「?」
「亜子、あたしと一緒でも楽しいのかな?って思ってきて…」
押さえきれなくて、言ってしまった。
すると、いつもは優しい亜子の顔が少しだけ、怒ったように見えた。
「どうして、そんなことを言うん?」
声は――悲しみを帯びていて。
「えっ…。」
突然の質問。どう対処をすればいいのか、分からなかった。
「どうして、そんなことを言うんかって聞いてるんねん…。」
亜子の瞳から、ぽろぽろとしずくが零れる。
悲しみからのしずく。それは涙。
さすがにアキラも耐え切れなくなって、全部打ち明けた。

「アキラ…。なんかアキラ変なカンチガイしてるとちゃうん?」
アキラを見上げて、亜子は言う。

「ウチ…優しいアキラにはいつも助けられとるんよ?苦しくて、つらくても、アキラが隣にいてくれたから、ウチは今、こうしているんよ…?それは、ゆーなやまき絵にとってもおんなじコトなんよ…。」

「亜子…。」

「せやから、もうそんなことは言わんでや。誰がなんと言おうと、ウチはアキラのこと、大好きなんやから…。」

「亜子…って、えぇ!!?」
大好きって、女性男性同士が愛しあってるときに言う言葉じゃ…!!
「$*は≒ぅ&#@;&’////!!」
「どどどどないしたんアキラ!!顔が真っ赤や!!!」

終わり☆ぱっとしないオチ(笑



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最終更新:2009年04月27日 09:34