◆Middle Phase01◆
シーンプレイヤー:[[エリス]](登場難易度:リズは自動登場、他PCは7)
リズ:ん、それなら登場ですな。
GM:簡易ではあるが組み上げられた舞台が、火と魔法を併用してライトアップされる。
客席には人がひしめいており、ざわついている。
エリス:さっそくやってるわけか。
GM:エリスとリズは舞台にあがり、いわゆるひとつのオン・ステージ状態だ。
リズ:じゃ、踊り子衣装で静かに構えておく。
GM/観客:「おお! 出てきた!」「待ってました、なんか唄え-!」
エリス:「みんなー、ハートときめいてるー?☆」
GM/観客:「いえー!」
エリス:「(……ときめいてるんですか……いいですねえ……私なんて彼氏いない暦=年齢なのに……★)」
GM:あからさまに冷やかしの者もいるが、神殿の前宣伝が効いているのか、おおむね舞台に興味を持っている客が多いように見える。
リズがそっと動き出し、だんだんと踊りのスピードをなめらかに、そして早くしていくと、それにつられて冷やかしの声が静かになっていく。
リズ:舞台慣れしてるからね。開いた翼、身体に散りばめられたアクセサリが炎を映して輝く。 幻想的な感じ。
エリス:≪アカンパニー≫を覚えたてなので、今回はリズさんの踊りが主役にしときましょう。
GM:エリスの唄を背景にし、リズが舞う。 リズの舞を背景にし、エリスが唄う。
リズ:反応がいいのでそれなりに気合いを入れて演じておこう。
GM:では、それぞれ踊りと唄の判定でもしてもらおうか!(笑)
エリス:呪歌判定でいいんですよね。
エリス:# 2D6 (6,1) + 5 = 12
エリス:平均値です。
GM:あわせて20くらいいけば大喝采ということにしよう。
踊りは【敏捷】でどうぞ。
リズ:≪ダンシングヒーロー≫使う。
GM:ガチで獲りにっ!?
リズ:# 3D 6 (1,2,1) + 3 = 7
一同:……。
リズ:フェイト使うか!(笑)
エリス:そこまで……いや、前回もそこそこ余ってたしいいのかな?
メル:1個くらいならいいんじゃね?
リズ:まあ成功してもあんま意味無いだろうしな……。
GM:お任せする。 大喝采が最後に足をすべらせて笑いをとるくらいになる形だが。
リズ:くっ……まあ、これはこれでおいしいと解釈して脚滑らせておく。
GM:皆が息をのんでじっと見つめているところでそのアクシデントが起こったので、反動かどっと笑いが起こる。
リズ:「誰だよこの舞台作ったのー!」
エリス「(まさかこれもゴルゴム……じゃなくて妖魔の仕業!?)」
GM:ただそれは好意的なもので、その場にいた誰もが君たちに拍手を送ってくれた。
「うわははは、最後にやっちまったな姉ちゃん!」
リズ:「責任者! 責任者はどこだ!てめえか!」
ほっとくとこのままオレ退場しそうだが……(笑)
エリス:「り、リズさん落ち着いてくださいーっ★」って羽交い絞めにする(笑)
GM/ジョッシュ:「す、すいません。 この手の雑用は基本、私が……」
リズ:「てめえが責任者か!責任取って屋上行ってもらおうか!」
GM/ジョッシュ:「ひいいい」
エリス:「ジョッシュさんだって普段こういう仕事してないんでしょうから、仕方ないですよ! 急に決まった話ですし!」
リズ:「……それもそうだな」ところりと落ち着いておく。
ただし屋上送りは執行して、ジョッシュも笑いものになってもらおう。
エリス:「むしろ判定ファンブルして、ドリフのコントみたいにセット崩落オチにならないだけ良かったと思うんですよ☆」
GM:と、まあ、観客との一体感を醸成したところで……皆【感知】で判定して貰おうかな。 目標10。
リズ:ん、なんか来たか。
メル:失敗したら出るんだぜ。
エリス:# 2D6 (1,2) + 4 = 7
リズ:# 2D 6 (2,2) + 2 = 6
エリス:だめでした★
リズ:【感知】は低いのよね。
GM:[[フィッシャー]]とメルも判定しても良い。 登場判定に成功してからだが。
フィッシャー:では、まずは登場判定だな。 メル、行ける?
メル:# 2D 6 (1,2) + 3 = 6
メル:しっぱーい。 登場できず。
フィッシャー:なんてこった……(笑)
GM:フラスコのことでもかぎまわっていたんだろう。
フィッシャー:では登場判定。
フィッシャー:# 2D6(6,5) + 3 = 14
GM:無事登場ですね。
フィッシャー:無駄な運を……【感知】は3なのでフェイト1点使用。
フィッシャー:# 3D6(1,2,6) + 3 = 12
リズ:全体的にダイス目が危ういな……ありがとうありがとう。
GM:では舞台袖にいたフィッシャーだけが気づいた事がある。
流石にアルファル伯爵本人は来ていないが、伯爵側の部隊の人間は結構来ているのに対し、オメガン子爵側の人間がほとんど来ていない。
フィッシャー:ほう……? とりまとめ側がサクラもよこさんとはけしからんな。
エリス:演目に不満でしたか……演歌とかも入れたほうが良かったんですかね?
GM:最初に冷やかしていたのも子爵側の人間だったと、フィッシャーは見抜いた。
フィッシャー:今すぐ伝えるのは難しいだろうし、一応、演目が片付いたころにでも皆に伝えよう。
リズ:ジョッシュとのファイトも落ち着いた頃だな。
エリス:違う意味で見世物になってるなあ。
メル:クラウザーさんならレイプしてるとこだな。
GM:なにやらありそうでなさそうな雰囲気を残しつつ、それでもまあ、大盛況のうちに舞台は終了した。
リズ:「どう見る? 少なくとも、オメガン子爵は協力的ではないって感じだね」
エリス:「本人が乗り気でないとしても、部下にわざわざ指示してまで慰問の邪魔なんてしますかね?」
フィッシャー:「ま、これだけじゃあ何とも言えんよ。 歌曲が嫌いなだけかもしれんしな。 若いのにもわしから伝えておこう」
リズ:「頭の片隅には置いておこう……ってとこだね」
GM:では、シーンエンドということで。
エリス:「んー、とりあえず後の事は打ち上げが終わってからにしましょう。 今夜は飲むぞー☆」
GM/観客:「おおー、飲み比べだ-(下心満載)」
リズ:「こっちはサービスだ、何人でも相手してやるよ」
エリス:「自分の懐を気にせず飲む酒の旨いこと……」
GM:では観客が死屍累々の中、2人で飲み続けるリズとエリスの挿絵が挿入されたところでシーンエンドだな。
◆Middle Phase02◆
全員登場
GM:さて、このシーンは情報収集シーンになる。
情報収集は選択肢を選んでもらい、演出できる能力値で判定。
4人で1巡したら次のシーンでイベントがおこることになる。
では、情報収集の項目はこちら。
・アルファル伯爵について(10)
・オメガン子爵について(10)
・ワラーク博士について(8)
・部隊内の“裏切り者”について(8/12)
・エリデ=リズの迷宮フラスコについて(9)
・近隣のゴブリンの部隊について(8)
・依頼:ゴブリン退治(VeryHard)
・依頼:ある家族との邂逅(DeadEnd)
・その他について
・「×××が犯人だ!」
(※カッコ内は必要達成値。 複数記述がある場合は段階ごとに情報が得られる)
エリス:(素になって)おいなんか不吉な文字があるぞ。
リズ:その物騒なのはなんですか。
メル:俺のログにも何もないな。
フイッシャー:まず素直に手ごろな奴から扱えよ、やばいのは見なかったことにしようぜ!!(笑)
メル:つうても俺はフラスコ調べるぜ。
エリス:んー、情報得る特技ないからなあ……素直にフェイト使うの考えましょうか。
リズ:≪ダンシングヒーロー≫使えば期待値で10は出るんだが……。
フィッシャー:GM、質問。 判定に失敗した場合、その情報項目は消失したりしますか?
GM:しない。
フィッシャー:失敗してもシーン数が増えることによってリスク発生するくらいかな。 まあ、気楽に行きましょう。
GM:ああ、「依頼:○○」は失敗すると君たちが消失するという意味でする。
メル:つまり、器用に書類盗んだりすればいいのか。
リズ:【筋力】と【器用】で調べ物ってきついよな(笑)
GM:傭兵に腕相撲で勝って聞き出すとかでもいいのよ?
フィッシャー:ではわしから。 駐屯地の部隊配置から、【知力】で裏切り者を推測というのは可能だろうか?
GM:OKです、判定をどうぞ。
フィッシャー:# 2D6(3,3) + 7 = 13
フィッシャー:ほい通った。
エリス:高いな【知力】。
リズ:さすがウィザードだ。
フィッシャー:エルダナーンだから、≪マジックセンス≫で作成時に+3できますしねえ。
その代わり、【知力】と【精神】以外はひどいものですが……。
GM:では一段階目、裏切り者は内部の人間であるという噂のそもそもの根拠。
全滅する少人数の部隊があって、それがまあ、妖魔の部隊と関係の無いところでだったりしたことが原因。
つまり、「戦況が悪い→そういえばこの前、敵のいないところで少人数の部隊がやられたぞ?→誰か裏切ってるんじゃね?」
そんな感じで噂が流れたわけだ。
フィッシャー:統制がしっかりしてなくて、トンズラこいた連中がいるようにも見えるが……。
エリス:妖魔側に、常勝する金髪とか不敗の黒髪が居る可能性が。
フィッシャー:あー、ちゃんと死体はあったのかな?
GM:それが2段階目の情報。 死体はあった。 死因は爆殺。
リズ:爆発四散と聞いて。
フィッシャー:よし、犯人は出オチスレイヤー=サンだな。
GM:「ナサケムヨウ!」
リズ:ともあれ、そこまでかな?
GM:うん、錬金術によるものであろう、という情報だな。
そして新しい情報項目が登場。
・裏切り者の犯人像について(エネミー識別16)
フィッシャー:爆破というと、まあ博士に容疑者ポイントをプラス。
GM:メルはフラスコ調べるとして、他お2人も能力値と何に挑むか相談をどうぞ
リズ:オメガン子爵の方を軍団内で兵士に聞いてまわろう。 拳で。
GM:OK、判定どうぞ。
エリス:ちょっとした事件になりませんかそれは。
リズ:ええと、じゃあ色仕掛け(物理)で。
≪ダンシングヒーロー≫使用。
リズ:# 3D 6 (5,5,1) + 6 = 17
GM:子爵の方だね。 んでは1人美人局で聞き出した(もっと酷くなってる)
リズ:「お願いします!」「元気ですかこの野郎!」「ありがとうございます!」(※色仕掛けです)
GM:オメガン子爵は家族を妖魔に殺されて以降、復讐に凝り固まっているという話を聞いた。
リズ:「ああ、うん、ありそうな成り行きだね……」
GM:で、よくよく話を聞いてみると、その妖魔は「ある紋章を掲げた邪教の一味」だったらしい。
フィッシャー:よし、飛騨の国から仮面の忍者を呼ぼう!
エリス:ここは琵琶湖じゃないですよっ!?
リズ:「ん? それって……」つーてもフィッシャーにまだ話聞いてないだろうから、何気なく伝えておけばいいか。
『コネ:秘密』が回収できた! めでたい!
GM:どうやらその紋章は、前回のボスの部屋に掲げられていたものと同じらしい。
そのあたりの伝達はまあ、お任せする。
リズ:秘密でもねえか、そうしたら(笑)
GM:で、復讐のために怪しげな連中なんかを呼び寄せたり、もともといた部下に殺人的な訓練をほどこしたり。
呼び寄せた中に、ワラーク博士がいたわけで。
エリス:「虎だ! お前は虎になるのだ!」
GM:「お前達は子爵領を愛しているか!」「妖魔を殺せ!妖魔を殺せ!」
メル:大リーガー強制ギブスが火を噴くな。
リズ:消える魔球くらいは投げてくるやつがいそうだな……。
ま、聞いた範囲だと、むしろ怪しいのは博士の方だね。
フィッシャー:子爵はこう、ただのおかしい人のよーにも思えるんだよなあ。 煮詰まった人って非寛容なもんだし。
エリス:じゃあ私はアルファル伯爵についてかな。
いちおう神官ですので兵士さん達に「懺悔とか告解とか異端審問とかいりませんかー」と相談に乗りつつ聞き出す。
……という体で【精神】で判定したいんですが。
GM:いいですよ。
エリス:# 2D6 (2,4) + 5 = 11
GM/兵士:「あ、あいつ俺の女を取ったんだ! きっと異端に違いねぇ!」
リズ:モズクス様が見えた。
エリス:「まさかの時のスペイン式宗教裁判! おすすめですよー」
GM:では、言いくるめて聞き出すと。
アルファル伯爵は、今回の討伐部隊に手勢はほとんど率いてきていない。
補給部隊と数名の護衛だけで、あとは冒険者や傭兵を雇っている。
商業が盛んな地域の領主らしく、金に糸目をつけてはいないが、どうやら妖魔退治そのものに乗り気ではないようだ。
エリス:神殿に呼ばれたから、しぶしぶ来てる感じかしら。
GM:そうだね、そんな感じ。 「つきあいもあるしいたしかたない」
リズ:飯食って適当に流そう、って感じだなあ。
フィッシャー:まあ、伯爵が妖魔側だったらわかる編成だなあ。
傭兵すりつぶしたら、支払いも踏み倒せるし。
エリス:で、冒険者の部隊がやられてるって話だとアルファル伯爵側の手勢が損耗ひどいのかな?
GM:「金は払ってるんだから仕事しろ」と結構容赦のない局面に投入したりするので、損耗率は高い。
ただまあ、補給部隊は自前のを使って物資はきっちりと届けるし、金払いはいいので評判は悪くはない。
エリス:オメガンさんとは正反対のモチベーションですね……会議とかで顔あわせるたびにひどくなりそうな。
GM:その仲裁役に神殿から指定されているのが、子爵側のワラーク博士。
メル:では、フラスコを。 実際見た時に感知したこととライブサボって聞き取ったことを総合しつつ、【感知】で。
メル:# 2D 6 (1,4) + 5 = 10
GM:マジックアイテムで、効果は「入れたポーションを圧縮し、重量を下げたポーションを作る」
メル:蒸留かい。
エリス:どちらかというと濃縮?
GM:実験器具的には濃縮かな。
システム的には、シナリオ中に[CL]個まで重量2以上のポーションを重量1にできる。 アルケミスト専用。
あと透明でキラキラしててとっても綺麗。
エリス:お砂糖、スパイス、ステキなものをいっぱい入れられるんですね。
メル:女の子作ってどうする。
GM/フラス子:「あ、あの……(もじもじ)」
フィッシャー:なんか難易度高めのが来たぞ(笑)
GM:冗談はともかく、特段、魔族絡みのアイテムではない、というのも付け加えておいて情報終了かな。
メル:「という感じじゃないかと」
フィッシャー:あ、メルは共有するかどうかわからんが、情報共有するタイミングで皆に軽く一言。
「わしも多分、子爵と同じの追っかけてるが。 勝てそうもないなら引くし、自分でどうにかするこだわりも無いからねー」
とさらっと伝えよう。
GM:わ、さらっとカミングアウトきた。
フィッシャー:リズが流してこないなら言わないが(笑)
依頼と噛み合ってこないなら黙っててもいいんだけど、この状況ならちょっとなあ。
リズ:特に隠す理由もないし、流すわな。
エリス:「同じ紋章を掲げる妖魔、ですか……」
フィッシャー:話して、情報貰いやすくした方が得かなと。 では次のシーン行きましょうか。
◆Middle Phase03◆
シーンプレイヤー:メル(登場難易度:7)
GM:メルがふらふらと駐屯地をうろついていると、ワラーク博士にばったり出会う。
「んんー!!?? くひゃひゃ、君は何とかというギルドの何とかという少年!」
メル:「ああ、博士。 キルケスのメルです」
GM/ワラーク:「くひゃひゃ……ああ、そうだ、君たちにこれを」
メル:「これを?」
GM:ポーションホルダーを4つくれる。
メル:「おお、ポーション、戦闘の要」
フィッシャー:うむ、ポーションホルダーは良いアイテム。
エリス:ホルダーだけですか?
GM:全てのホルダーに「ハイHPポーション」「ハイMPポーション」「聖水・改」「霊水・改」の4種類が入っている。
リズ:むむ?
GM:聖水と霊水はそれぞれ重量が1になっているもので、価格や効果は通常の品物と変わり無い。
メル「こんなに希少なもの、貰っちゃっていいんですか?」
ワラーク:「くひゃひゃ、じっけんだ……いや、今回の依頼の自分からの報酬だと考えてくれたまえ。
飲むなり売るなりしてくれて結構」
メル:「微妙に聞きたくない単語が混じってた気もしますが、ありがたくもらっておきます」
リズ:出ていいかな? なんか裏が無いか≪インサイト≫込みで判定したいんだが。
メル:ええんちゃう?
GM:登場してからなー。
リズ:# 2D 6 (3,2) + 3 = 8
リズ:登場は成功。
メル:「ここ最近、他の冒険者に交じってダンジョン巡ってるんですけど、どうにもこうにも、僕は燃費が悪いみたいでしてね。
面白いくらい備蓄のMPポーションが消えてくんですよ。 お金がひどいことになってくんですよ」
GM/ワラーク:「なぁに。 追加報酬くらい出しておかないと神殿から訴えられそうだからなぁ……」
リズ:「ふーん、高価なもんをぽんぽんと……」と帽子くるくるさせて見てる。
単純に欺瞞や罠は無いか、って博士の様子を見てみるかなあ。
GM:どうぞ?
リズ:≪ダンシングヒーロー≫込み。
リズ:# 4D 6 (6,1,1,2) + 4 = 14
GM:んでは。 「頼みがある」
メル:「みんな博士くらい気前が良ければなあ……え、はい。 なんでしょう?」
GM/ワラーク:「ゴブリンの部隊のひとつに、『黒髪の不敗』と呼ばれるリーダーに率いられているのがおってな」
リズ:本当に出やがった!(笑)
エリス:居たんですか!?
GM:拾った。 いや、ヤン・ウェンリーの戦術を使ってるのは間違い無いんだよ。
メル:「邪教団の陰謀で、中盤あっさり死にそうなふたつ名ですね」
フィッシャー:大丈夫だ、このアリアンロッドはMMORPGをモチーフにしたゲーム!
MMOでヤンだのラインハルトだの名前につけてるプレイヤーは9割以上ろくなやつが(以下略)
GM:同意見だ!
エリス:落ち着け!(笑)
リズ:魔術師、始まらず。
フィッシャー:つい言いたくてな、失礼した……(笑)
GM/ワラーク:「『妖魔の森』と呼ばれる森の前あたりに陣取っているだが、堅固な陣を敷いているかと思えば、神出鬼没にあちこち出没して我々を苦しめておる」
メル:「そらまた難儀な」
GM/ワラーク:「森の中を突破できればいいんだが……大規模の部隊が通れないような深い森で、なおかつゴブリンどもが罠をしかけておる。
逆に言えば、そこを突破すれば、少人数の本陣を『奇襲』し、準備の整っていないゴブリンどもを『一網打尽』にできるハズなんじゃ」
メル:「ちょっと行ってぶん殴ってこい、と?」
GM:「うひゃひゃ」とワラークは笑って答えない。
フィッシャー:こうなってくると「近隣のゴブリンの部隊について(8)」が気になるなあ。 今の話がコレ含んでるのかもしれないが。
GM:ああ、それを調べると部隊の構成がわかります。
フィッシャー:なるほど、戦闘の対象としての情報なわけだ。
メル:「そいつはハードだなあ。 でも、まあ、前金にいいもん4つももらっちゃってますからねえ。
報酬はずんでくれるっていうなら、善処はしますよ」
たとえば、ポーションを濃縮できるフラスコなんかも、その中に含まれるとやる気出るんじゃないかなあ」
GM/ワラーク:「じゃあ、報酬にいいことを教えておこう」
メル:「はいな。 いいことは大好きですよ」
GM/ワラーク:「慰問団とはいえ、冒険者としてある程度成果をあげておかないと、子爵から妖魔討伐の依頼が来るぞ。 もっと洒落にならんのが」
メル:「ワーイ、ボクゴブリンタイジダイスキー。 ヨウマノモリイクイクー」
GM/ワラーク:「報酬どーん、じゃ。 嬉しいじゃろう」
エリス:帰ったら上司さんをシメましょう(提案)
リズ:不穏な。
GM:では、ワラーク博士がゴブリン(実験台)から聞き出した部隊の情報を渡しておこう。
メル:そらまあ人道的な尋問だったんだろうなあ。
フィッシャー:ふかふかのクッションだー!
GM:内容はまあ、情報収集のやつと同じものだ。
・ゴブリンリーダー(不敗の黒髪)
・ゴブリンライダー×2
・ゴブリンアーチャー×2
・ゴブリンパスファインダー×2
・ゴブリン×5
GM:なお、そのままゴブリン退治をすると……
(PC一同)-(ライダー×2)-(ゴブリン×5)-(パスファインダー×2)-(リーダー・アーチャー×2)
GM:という配置に。
エリス:なんとかして相手の不意をつけと
リズ:結構多い上に陣形組んでくるなあ。
フィッシャー:罠のエリアを抜けて、リーダーを急襲……できるのが理想。 だが、現実は非情である。
リズ:まずオレが「大将首じゃ! よか!首おいてけ!」とな。
エリス:森を焼こう(真顔で)
フィッシャー:良い案だ……(笑)
まあ、簡単に焼けるなら苦労はしないであろう。
GM:妖魔の森を突破すると、奇襲になる上に陣形はもっと固まる。
なおリーダーは≪司令塔4≫(部下のすべての判定+4)を使う。
またゴブリン族は全員≪ゴブリン集団≫(ゴブリンのモブ(ゴブリン・ライダー・パスファインダー)の分パワーアップ。 最大で命中+9 ダメージ+18)持ち。
メル:暗殺しかねえ……。
エリス:どっかから金髪の貴族をスカウトしてきましょう☆
GM/アルファル:「呼んだ?」
リズ:実はその伯爵、レスリングが得意だったりしないか。
あと金髪の孺子だと黒髪に勝てないんだよな……(笑)
エリス:じゃあ紅茶を淹れるのがうまいヤツを探しますか……。
リズ:赤毛のジークフリートが居れば勝てる気がする。
GM:行動内容に「依頼:妖魔の森を突破せよ」を追加してシーンエンド。
◆Middle Phase04◆
シーンプレイヤー:全員登場
メル:えーと一応犯人分かってないんだっけ? PC的には。
エリス:PL的にもわかってないというか、人間側NPCの誰をころころすればいいのやら。
GM:「爆発物で殺した」くらいの情報しかないな。
リズ:犯人はニンジャ。
エリス:なんてことだ、ここはネオサイタマだったのか。
フィッシャー:まあ、わしは犯人特定のエネミー識別に挑戦するつもりですが。
リズ:【知力】判定はもうフィッシャーにお任せだな。
エリス:じゃあ、その前に私がワラーク博士を調べておきましょう。
またスペイン式宗教裁判で兵士の皆さんから【精神】判定で情報収集したいんですがどうでしょう。
GM:可能どすえ。
エリス:ではでは。
エリス:# 2D6 (4,1) + 5 = 10
GM/兵士:「ああ、あの博士かい? 見てのとおりの……まあマッドサイエンティストだよ」
エリス:「狂気のマッドサイエンティストですね☆」
GM/兵士:「ポーションの専門家で、腕は確かだ。
特に、あの魔法のフラスコを手に入れ冒険者を辞めてからは研究一筋だと聞く。
ただ火薬の扱いはとんと苦手で、銃やグレネードは扱えないと言っていたな」
メル:ミスディレクションだな!
エリス:「そうなんですか。 ほー」
フィッシャー:つまり、ポーション=バクサツ=ジツの使い手だな!!
GM:くそ、吹いた(笑)
フィッシャー:まあ、素直に読めば犯人じゃないですよ情報だとは思う。 邪魔してすまぬ。
GM:いえいえ。 で、次はどうしますかネ GMとしては有る家族との邂逅なんかオススメ しない
リズ:その選択肢がよくわからんのだけど、どういう話なの?
GM:前回も登場したほのぼのファミリーと3ラウンドほどたわむれていただくおはなし。
リズ:アッハイ。
フィッシャー:ドラゴンファミリーはほっといてエネミー識別を済ませよう。
エリス:先生、お願いします。
GM:目標値16は結構高いが……。
フィッシャー:# 3D6(2,1,4) + 7 = 14
フィッシャー:ボス情報だしなあ……ダイス振り直しかつ、判定ダイス増加で合計2点フェイトを払います。
フィッシャー:# 4D6(1,6,4,6) + 7 = 24
リズ:うむ、大成功だな
GM:クリティカルか。 ではそのサツガイ方法諸々の状況を聞いて、暗躍している魔族は「ハゲンティ」というやつだと思った。
フィッシャー:ルールブックのエネミーデータ見てもよろしいので?
GM:ういうい。 無限錬成されるハンドグレネード使いですね。
錬金術を得意としている中位魔族で、知識を吸収するため捕らえた人間の記憶を引きずり出す。
範囲攻撃やら毒攻撃やらを使う。
フィッシャー:多分、博士は犯人じゃないっぽいなあこれは。
エリス:解説に「知識を奪うために人間の町に身を潜めたりする」ともありますね。
リズ:オレとしてはまだ保留かな、そこの判断は。
GM:クリティカルに免じて新しい情報項目出そう。
・捕らえられた妖魔について(8)
リズ:そんなのいたんだ。
エリス:博士が実験台にしてるとか、どこかで聞きましたね。
リズ:ああ、そういえば。
GM/ワラーク:「聞きたいかね!」
リズ:それ、判定しなくてもべらべら明かしてくれるのか(笑)
GM:一応、判定はしてくれ。 何を言ってるか理解できたかの(笑)
リズ:んー、まあオレがやっとくか。 あと登場人物ジョッシュくらいだし。
≪ダンシングヒーロー≫も足して判定。
リズ:# 3D 6 (4,2,6) + 6 = 18
リズ:「キリキリ喋れやオラ」
GM/ワラーク:「な、なんでわしが首締められておるんじゃ……まあいいわい。
元はフィルボルじゃからな、ポーションの実験台にしておる。
身体能力増加とか、逆に弱体化とか、それなりに役にたっておるわ」
リズ:「ふーん。オレ達も実験台とか?」
GM/ワラーク:「プルーフ済みのもんしか渡しとらんわい。 やってくれるなら新薬の実験台になってもらう依頼かけるからの。 くひゃひゃひゃ」
リズ:「OK、邪魔したね」
GM:「そうそう、中には薬の効きすぎで危うく拘束を引きちぎる様なやつもいてな……」
と、達成値がだいぶん言ってるので『ゴブリンバーサーカー』というエネミーの存在を示しておこう。
リズ:ふむ?
GM/ワラーク:「まあ、しっかり拘束しておいたから、余程のことが無い限り平気じゃわい。
そのうち子爵に試し切りでズンバラリされて終わりじゃろう」
リズ:今のうちに指を全部だな……なんでもない。
メル:あと調査項目、その他と犯人だ、くらいかね。
GM:ですかね。 もしくは調査を切り上げて、妖魔の森を突破するか?
メル:んじゃあ、その他を一応調べとくかね。
現場百辺、あちこち歩き回って【感知】でゴー。
メル:# 2D 6 (3,1) + 5 = 9
メル:ひじょうにひくい。
GM:うむ、特に何も見つからずに、オメガン子爵と遭遇。
「おや、君は確か新しく来た冒険者の……(目玉グルグル)」
メル:「[[メルヒオール]]ですよ。 子爵」
GM/オメガン:「そうか、ところで何故妖魔狩りをしていないのだね?(目玉グルグル)」
メル:「一応、色々と調べてからにしようかなあ、と」
GM/オメガン:「そうか、では妖魔のいる場所を教えるので狩ってきたまえ」
メル:「アッハイ」 つか、 なんで知ってるねん。
GM:いや、妖魔討伐部隊だから妖魔があちこちにいるのは知っている。
メル:そういやもともとそういう集団でしたね。
GM/オメガン:「そうだな……あちらのオーガが群れを成している方には兵が手薄だったから……(ぶつぶつ)」
メル:「あー、えー。 ソフトリーな方がいいかなあ、と思わないでもないんですが。
この後、例の森抜けて、ゴブリンどもぶん殴ってこないとあかんのでして」
GM/オメガン:「そうか……あそこのゴブリンどもも、数が多いと殺傷力が高い。 殲滅すべし(目玉グルグル)」
メル:「(あかんわ、このひと)」
GM:「子爵、そろそろ伯爵との軍議の時間が……」
「むう、そうか……貴君らの働き、しっかりと軍議でも話しておこう。 大戦果を期待しているぞ(目玉グルグル)」
ということでオメガン子爵は去っていく、と。
メル:ところでこれ、犯人ハゲンティじゃねっていうシーン?
エリス:言って捜索と始末たのめれば楽なんだけどなー。
リズ:話してみてもいいかもしれんな。
メル:「はーい。 あ、そういえば、仲間が」
GM/オメガン:「む?」
メル:「最近の小隊規模での謎の壊滅ってハゲンティの仕業じゃね? って言ってましたけど、その辺どうなんですかね?」
GM/オメガン:「錬金術を使う魔族か。 ふむ、ありえなくはないな。 それはおぼえておこう」
メル:「はいはーい。 じゃあ失礼しまーす」
ってとこで仕事押し付けられる前に逃げ帰ります。
◆Middle Phase05◆
マスターシーン
アルファル「……ということで、今のところ状況は小康状態と言えるな。 ふん」
ワラーク「くひゃひゃひゃ。 悪くない悪くない」
オメガン「そういえば、なんと言ったか……そう、キルクスだ。
あのグループが、妖魔の森を突破すると言っていたな」
ワラーク「ほうほう、装備は渡したが、そうか、動くか」
アルファル「ふん? 上手くいけば状況は動くな。 なかなかの妙手だ」
オメガン「うむ、妖魔が殺せる」
ワラーク「くひゃひゃ、また妖魔が捕らえられるなあ」
アルファル「……ふん」
GM:微妙に噛み合ってない3者をおいてシーンエンド。
で、次のシーンは「依頼:妖魔の森を突破せよ!」で、FS判定になる。
フィッシャー:漁れる情報は全部取りましたし、森行きましょうか。 ゴブリンが情報持ってるかもしれませんし。
裏切り者の正体はわかりましたが、誰の中身に入ってるかは確度そんな高くないしな。
エリス:そもそもハゲンティは≪変身能力≫を持ってないけど、化けてるんでしょうか?
GM:そのあたりはシナリオにあわせて適当にデータいじってる……かもしれない。
リズ:色々と確証がないねえ。
フィッシャー:よし、NPCをみんな殺そうぜ! 問題はキルクスに賞金がかかりそうなくらいだ(笑)
エリス:覇道ルートですね!
リズ:ラングリッサーが無いと危険だな。
最終更新:2013年05月25日 01:51