■ミドルフェイズ1:バーサーカー
シーンプレイヤー:カーレイ・グラフヴェルズ 登場難度:全員登場

GM:一同が居るのは、バーサーカーの勢力圏――王都から66.6kmぎりぎりで、これから踏み込もうという所です。
カーク:「駆動系問題無し。 センサー、レーダー……纏めて全部、問題無し」
GM:アームドギアに随行する形で、水先案内人のジール・ベルクも居ます。
カーレイ:ジールの顔見せはもう終わってるのかな?
GM:カーレイOPの後に済ませた、ということで。
ルシャ:「ここがウェストリ……」
カーク:「酷い荒れ果てようだな」
GM:「ここから先は、一歩でも踏み込めば命の保障は無い危険地帯だ」と、ジールも緊張してます。
カーレイ:「……ま、出来るだけ危険を減らしたいので宜しくお願いしますよ。 ジール」
GM/ジール:「なるべくバーサーカーに遭遇しないルートは通るが……。
        アームドギアの機能が発揮されなければ、この作戦そのものが決行できない事になる」
カーレイ:「それは実際、遭遇してから確かめるしか無いか……」
イヴ:すとん、と空から降りてきます。 「現在のところ、視界内にバーサーカーは確認できません」
カーク:「安心はしないで下さい。 僕も一昨日初めて聞いた話ですし」装置の起動準備します。
ウィル:「ジールさん、だったか。 俺のパンツァーはどうしたもんかね?」
GM/ジール:「最悪バーサーカーを相手にするかもしれない。
        狭い道を通るわけでもないから、乗っていった方がいいだろう」
ウィル:「了解だ」
GM:では、全員【知覚】判定してください。 難易度10で1人でも成功してればOKです。
カーク:# 2D6(3,4) + 4 = 11
ルシャ:# 2D6(5,3) + 3 = 11
カーレイ:# 2D6 (6,1) + 6 = 13
ウィル:# 2D6(4,2) + 4 = 10
イヴ:# 2D6(4,1) + 3 = 8
カーク:「センサーに反応。 前方に熱源反応多数か」
ウィル:「さて……鬼が出るか蛇が出るか」
GM:イヴ以外は、遥か後方からゲパルト・ギアを含んだ帝国兵が一個中隊ほどの規模で此方に向かって進軍しているのに気づく。
カーク:「ついでに後方からも……前門のバーサーカー、後門の帝国軍か」
ルシャ:……赤い機体は?
GM:赤いのは見えません。 「物陰に隠れた方がいいな。 突入前に余計な戦いは避けたい」
カーレイ:「そうですね。 やりすごしましょう」
カーク:ではがっしゃがっしゃと物陰に。
GM:帝国兵はカーレイ達に気付かず、目の前を通り過ぎ王都方面に進軍していきます。
ウィル:「あの程度の規模で、だと? バカな」
GM/ジール:「……よく耳を澄ませていろ。 バーサーカーの脅威が解る」
カーレイ:「バーサーカーがどれ程の能力か知るに良い機会か」
ウィル:「そうだな、甘く見て……あの規模なら五分というところか?」
カーク:レーダーで前方の熱源と後方の熱源が接触するのを見つつ。
GM:暫くすると、遠くから金属同士がぶつかる音が響いてくるが、数分も立たないうちに音がやむ。
   その後、『ウオォォォォォン』という獣の咆哮みたいなものが聞こえます。
ルシャ:暴走かぁ。
GM/ジール:「……どうやら終わったようだな」
カーク:「12機のゲパルト・ギアを、たった3分で?(汗)」
イヴ:相手は何体ほど?
GM:ここからでは見えない。 霧がかかっていて上空からでも無理だったと思ってください。
   ただ、聞こえてきた音声等から、戦闘自体は非常に短い時間で決着がついたと推測できました。
カーレイ:「ふむ、確かに脅威的な戦闘力だ……」
ルシャ:ほぬ。
GM:神妙な面持ちでジールが物陰から出ます。
   「……もう奴らも去った頃合だ。 カーレイ、行こう」
カーレイ:「わかった。 カーク君達も準備は宜しいですか?」
カーク:「大丈夫です……信号は何時でも出せますから」
ウィル:「しかし、帝国軍まで来ているとはな。
     バーサーカーだけでも、命が幾つ有っても足りんってのに」
ルシャ:「彼らもバーサーカーの存在は知っているはずなのに、対策をとってなかったんでしょうか?」
GM/ジール:「これまでも不定期に帝国軍の探索部隊は出ていた。
        何らかの対策をしてきたが有効ではなかった、というあたりだろう」
カーレイ:「ふむ」
ルシャ:「……」
カーク:「……大丈夫? ルシャちゃん」
ルシャ:「大丈夫ですぅ」
カーク:「そう、なら良いけど」
ルシャ:指輪を握り締めつつ「……大丈夫ですぅ」と呟きます。
GM:では、一同が王国方面に足を踏み入れたところでシーンエンドに。


■ミドルフェイズ2:野心ふたつ
マスターシーン

バーサーカーに撃破されるゲパルト・ギアを、遠くの崖の上から見つめる2人の男が居た。
アイン「まったく歯が立たないとはな……」

カーク:兄貴キター!?

?「ア、アイン! どうするのだ!!」

ウィル:コンスコンかよっ(笑)

アイン「兵の練度の問題です。 あの程度の戦闘能力ならば問題ありません、私に任せていただきたい」
?「そ、そうか。 ならば、任せたぞ。
  ……して、指輪の在り処はわかったのか?」
アイン「そちらも問題はありません。 あなたはただ待っていれば良いのですよ」
アインが「フッ……白いヤツ、そして妹よ……今日は見逃そう。 せいぜい指輪を大事にしておくのだな」と呟くと、2人ともその場を去った。

カーク:今回も戦わないのか……な?
GM:見逃す、と言ってるから戦いません。
カーク:となるとボスはやっぱりヴァルキリー……?
カーレイ:まぁそのうちに解るんでは。
ルシャ:イヴ相手にすると思うとちょっとヤダ(笑)
ウィル:そう思ったのでポーション買い足した(笑)


■ミドルフェイズ3:マーカスの技術力
シーンプレイヤー:カーク・シュタゥク 登場難度:カーレイのみ自動登場。 他PCは8

ジールの案内でウェストリの地を歩く一同。
そのうちに、先刻の戦闘の場所に着き……ゲパルト・ギアだったであろう残骸を目にする。

カーレイ:「原型を留めないほど、徹底的に破壊されてるな……」と残骸に手をやる。
カーク:「酷い、な」

その光景は凄惨で、残骸からは躊躇や手加減のような物は一切感じられない。

カーク:「これが、バーサーカーの力……」手が……震える。
GM/ジール:「バーサーカーに見つかった者はこうなる。 これまでに何人のエージェントが同じ末路を辿ったか」
カーレイ:「……仕事とは言え、こんな死に方はしたくなかったろうに」
ルシャ:登場して、いちおう生存者を探したいかな。
GM:どぞ登場判定を。
ルシャ:ムダだろうけど。
ルシャ:# 2D6(1,2) + 4 = 7
一同:……。
ルシャ:登場判定失敗病……。
ウィル:登場せずに背景で警戒(笑)
GM:ではルシャは背景で捜索しててください。 見つけることは無理ですが(笑)
イヴ:私は上空で、バーサーカーに見つからないようにぽわぽわと探索中。
カーレイ:「我々も気をつけないとこうなると言う事か。
      ザインの能力が効くか解らない以上、できるだけ見つからない様に慎重に行こう」
GM:生存者を探すルシャがゲパルトギアの残骸を動かした音に反応したのか、向こうからガシャンガシャンという音が聞こえてきます。
   バーサーカーが3~4機くらいだと思ってください。
カーク:「しまった!?」
GM/ジール:「こっちに来るぞ、やばい、ここには隠れる場所が無い!」
カーク:慌てて信号を発信する。
カーレイ:「……試すに良い機会か。 いささか急だが」
カーク:「頼むぞ、ザイン……皆、一応ザインの周囲に」そのバーサーカーを見つつ。

バーサーカー達はしばらくゲパルト・ギアの残骸の周りをウロウロするが、カークのアームドギアには近づかない。
そのうち、警戒を解除したのか、バーサーカー達はバラバラにその場を去っていった。

カーク:「……ふぅ」
    しばらくバーサーカーの後ろ姿を見つめた後、大きく息をつく。
GM:ジールも「す、凄い……」と驚きます。
カーレイ:「とりあえずの所、上手くいったようだな」
カーク:「みたいですね。 信号はこのまま出しっぱなしにしておきます」
GM/ジール:「これなら、ここから先はあまり警戒せずに進む事ができそうだな」
カーク:「だと良いんですが……」
カーレイ:「とは言え冷や汗ものだった。 引き続き慎重に行った方が良いだろう」
GM/ジール:「それでも、コイツが居てくれるのが心強くなったな」とアームドギアをぱしぱし叩きます。
カーレイ:「ま、確かに」

アームドギアのジャミングは効果を発揮しているらしく、バーサーカーに襲われる事は無かった。
マーカスの研究は成功だったようだ。

カーク:「親父……ありがとう」


■ミドルフェイズ4:指輪の輝き
シーンプレイヤー:ルシャ・アンブル 登場難度:全員登場

アームドギアを先頭に、ルシャ達は無人のウェストリ廃王国を進んだ。
何度かバーサーカーに遭遇したが、敵対行動を取る事は無かった。

イヴ:「大丈夫のようですね」
カーク:「そうみたいだね」
ルシャ:「……」
カーク:「ルシャちゃん?」
ルシャ:「なんでもないですぅ、カークちゃん」
カーク:「……そう?」
ウィル:「カーク、ザインの挙動に気をつけておけよ。
     今のところ大丈夫のようだが、ザインが先祖がえりでもしたらオシマイだ」
カーク:「大丈夫、だと言いたいですけど……わかりました」計器類をチェックしなおす。
GM/ジール:「しかし、こんなにバーサーカーと遭遇する予定ではなかったんだが……すまんな」
カーレイ:「あまり気にするな、ジール。 と、着いたか?」

一同はミーティアの麓にたどり着いた。
しかし、その外壁に入り口らしき物は見当たらない。

GM:ちなみにミーティアは山のような建造物……超兵器みたいなものが落下したような感じです。
   基本ルールブックP153のイラストを参照。
ルシャ:コロニー?(※)
    (※初代ガンダムのコロニー落下シーンみたいな感じで、地面に斜めに突き刺さったメカ円筒のイラストがある)
カーク:ほむほむ。
ルシャ:宇宙船ですかなぁ。
ウィル:「ブービー・トラップか、ハメられた」(笑)
GM:どこの超時空要塞だ。
ウィル:いや、この絵、似てないか?(笑)
GM:ジールは「ああ、これがミーティア遺跡だ。 王国が健在の時には近くにミーティアパフェという名物があったらしいが」と。
カーレイ:「パフェか。 そう言えばお前さん甘いもの好きだったな」
ルシャ:「食べたかったですぅ」
カーク:「……ウィルさんなら知ってるんじゃ?」
ウィル:「噂に聞いたくらいだな。 俺は甘いものは苦手でね」
イヴ:「検索……検索終了。 “ミーティア・パフェ”。
    ガラスの容器に生クリームのような薬品とアイスクリームのような保冷剤、さまざまなフルーツ型に固めた爆薬を詰めた……何をするのですかちびイヴ」
ちびイヴ:「(うしろからはがいじめ)」
ルシャ:……。
GM:なんでそんなロクでもないものは一瞬で検索できるんだよ(笑)
イヴ:元が兵器なので武装関連のものは検索しやすいんですよ。
ルシャ:パフェは武装だったのか。
イヴ:「モロトフカクテルのようなものです」
カーク:イヴは元テロリストなのか?(汗)
GM:「まあ、それはともかくだな……ここから先の道はわからない。 入り口が見つかった試しがないんだ」
カーク:「なら、どうやって入るんです?」イヴの不穏当な発言は無視。
カーレイ:「ぐるっと周囲を探索するか?」
ウィル:「それともザインのセンサーで出入りするバーサーカーでも探す、か。
     どのみちザインから離れるわけにはいかんしな」
GM/ジール:「これまでにこの壁をよじ登ろうとしたり、爆薬で外壁を吹き飛ばそうとしたり、宅急便のフリをして入ろうとしたり手を尽くした。
        どれもダメだったがな」
カーク:……ジールの最後の発言を再び無視。
カーレイ:「真面目に試したのか、宅急便」
ルシャ:「N○Kのふりでもだめですの?」(笑)
GM/ジール:「ああ。 銃窓からレーザー撃たれて死にかけた」
カーク:「わざわざ身体はってコントしないで下さいっ!?」耐え切れず突っ込み(笑)
カーレイ:「……そのまま死ななくて良かったな。 それで死んだら阿呆の極みだ」
GM/ジール:「もしプリムローズから呼ばれなかったら、宅配ピザで挑戦する予定だったんだが」
カーレイ:「とりあえず宅配系から離れろ」
カーク:エレンはきっと芸人気質の人が好きだったんだろうねぇ……。
GM/ジール:「さて、改めて外壁の周りを歩いてみるか。 これだけの人数が居ればなにか扉がみつかるかもしれん」
カーレイ:「そうしよう」
ウィル:そうすることになった(笑)
カーク:「では……」と動きますが。

1時間ほどかけて外周を回ってみたが、扉らしきものは見つからなかった。
さすがにくたびれてシートを敷いて休憩する一行。

カーク:「……な、何にもありませんでしたね(汗)」
カーレイ:「これは……どうしたものか」
ルシャ:えっと。 <フリッグの予知>使用OK?
GM:どうぞ。 質問内容は?
ルシャ:「古き神よ……ここに入るにはどうすればいいのでしょうか?」……でいいかな? なんか無茶直線的だが。
GM:シャードは『その瞳を閉じて……指輪をはめた手を前へと差し出すのだ』と答えます。
ルシャ:無言でそのとおりに。
GM:では、ルシャの指が何かに触れます。
ルシャ:「これは……?」
GM:「(ぴんぽーん)」と電子音が鳴り、外壁がゆっくりと横にスライドしていきます。
カーク:「……開いた」
イヴ:合成音声っぽく「いらっしゃいませー、パフェ“ミーティア”へようこそー」と声がするんですね。
カーク:「な、なんだってー!?」
ルシャ:「……なんか軽いノリですぅ」
ウィル:「そこは“カフェ”と言うべきじゃないか?」
GM:ジールは「これが……入り口か?」とトラップがないか確認し始めます。
カーレイ:「どうもそのようだな。 その指輪は……ウェストリの物か」とルシャの手を見る。
ルシャ:「では、みんな行くですの」
カーク:「わかったよ」と言って中へ。
ウィル:「そうだな。
     できるようなら、入った後その扉を閉じておいてくれ、嬢ちゃん」
GM/ジール:「いったい君達は……?」
カーレイ:「色々と秘密があるようでな。 女性に秘密はつきものだろうし気にするな」(笑)
GM:ではシーンエンドで(笑)


■ミドルフェイズ5:油断
シーンプレイヤー:ウィル・ケアリー 登場難度:全員登場

一同は、薄暗いミーティアの中に入り、探索を開始した。

ミーティアの中に入ったウィルたちが見た物は、ほの暗い非常灯だけが点った、無機質な金属の壁が続く通路だった。
道はそれなりに広く、パンツァーやアームドギアも難なく歩行でそうだ。

カーク:その中で、ザインのカメラアイが青く光る……と言ってみる。
ウィル:「案外広いのは助かるね。 さて“白い翼”だったか?」
GM:通路を奥へ奥へと進んで行くと、赤い虫のような機械、数体と遭遇する。
カーク:「ハンスさんはそう言ってましたけど……」と言いかけた所で……何か来る?
ルシャ:「大丈夫ですの?」
GM/ジール:「今までの報告にないタイプのバーサーカーだな。 大丈夫だとは思うが……」
ウィル:「バーサーカー、いや遺跡のガーディアンなのか?」
イヴ:「偵察機なのでは?」
カーレイ:「とりあえず警戒は怠るな」
GM:外のバーサーカーと同じようにしばらくはアームドギアの周りをうろつきます。
   ……が、やがて「ギチギチギチ」と不快な音を立てて、前面の格闘用クローらしきものを展開します。
カーク:「……まずいですね」
GM/ジール:「不味い、こいつらにはジャミングが効かないらしい!」
カーレイ:「どうもそのようだな」指輪にも無反応か……。
GM:というわけで戦闘突入です。 こいつらはバーサーカー・バグと呼称します。
カーク:虫型って事ですか。 「信号カット、システムを戦闘モードに切り替え!」
ウィル:「10年振りの再戦、か。 来い、虫ども」

という訳で虫型バーサーカー・バグと交戦する一同だったが……。

「ちなみにバグは1グループ15機編成で60機です。(HP15が4体の意)」
「<ランナバウト>で範囲攻撃……殴+17点で」
「2グループとも残り1匹ずつ」
「く、仕留め損ねた!?」

「ならカークちゃん巻き込んで範囲攻撃」
「(ころころ)全員回避(笑)」
「クリティカル……って、皆避けたっ!?(汗)」
「やっぱり攻撃呪文むいてないですぅ」

「バグBはイヴに向かってレーザー発射(ころころ)クリティカル!」
「先生、歪んでいると思います(ころころ)……ファンブル。 ごめん、ちょっと転がらせて(一同爆笑)」
「歪み過ぎだ(笑)」

「HP1なら当たれば(ころころ)ファンブル」
「何ですか、この蝶★歪空間」
「……まさか、この遺跡が俺達を排除しようとしているのか!?(一同爆笑)」

とファンブルとクリティカルが入り混じって意外に苦戦し、3ラウンド目まで勝負がもつれ込んでしまう。

GM:と言うわけでなんとか最後の1匹もまっぷたつに。
カーク:「っぅ、はぁ、はぁ、はぁ……」
GM:……した途端、通路に赤いランプが点灯し警報が鳴り響きます。
カーク:「!!」
ルシャ:「はぅ?」
イヴ:合成音声で「侵入者発見!侵入者発見!」と。
GM:うじゃうじゃと通路の天井やら壁やら床やらにバーサーカー・バグが蠢く。
カーレイ:「……不味いな、一旦退くか」
イヴ:「逃げましょう」
GM/ジール:「とてもじゃないが倒しきれないな、逃げるぞ!」
ルシャ:「にげるですぅ~」
カーク:「くそっ」
ウィル:「嬢ちゃん、後ろに乗れ!」と<パンツァーⅠ>に変形。
GM:と言うところでシーンエンド。

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最終更新:2013年09月30日 11:15