ミドルフェイズ1 シーンプレイヤー:曲尾智
GM:天音は自動登場になりますね。
このシーンは人数欠けると結構不利なことがあるので、他のPCもそれぞれタイミングを見計らって自動登場してください。
天音:なんと。
GM:理由は察してよい。
ひとまず智は、グリューネを連れて街の中心部にやってきた。
街の各所で、武器を手にした人々が騒動を起こしているようだ。
……と、そこへ、智は偶然にも天音の姿を発見した。
どうやら、彼女もこの街の騒動を収めにやってきているようだ。
GM:で、智の視線がそっちに向いているところで、グリューネは例によって空気を読まずに話しかけてきます。
「奈落に操られている人があちこちに居るようです~。 おそらく、汚染された武器に支配されているのです~」
天音:「えーい、大人しく休んでなさーい」という感じで、操られた人をぽこぽこしてます。
智:「グリューネ、知り合い見つけたから、あっち行こう。 ……天音さん!」
GM:「はい~」とにこやかに返事をしてついて行きます。
天音:「んもー、きりが無い……って、あれ、智くん? とー……」 智くんとグリューネちゃんをちらり。
智:間にいた、操られている人達を倒しながら天音のところに着きます。 「怪我はなさそうだね」
天音:「えへへー、だいじょうぶ。 智くんたちもとりあえず大丈夫そう、だね。 んっと、その子は?」
GM:グリューネ:「智様~。お知り合いですか~、私にも紹介してください~」
智「こちら、アイドルでクエスターの天音さん。 で、さっき会ったばかりのグリューネだ」
GM/グリューネ:「私は剣王の蔵の管理ユニット、グリューネです~。
現在はあの城を取り戻すため、智様と一緒に行動しております~。 お力をお貸しください~」
天音:「あ、あの城って。 ええええええ!? ど、どうしよう智くん!?」
マヤー:「うおおおおおお!!!」アタッシュケースでその辺の操られている人を押しのけて登場。
「天音ちゃん、智くん大丈夫っすか!?」
智:「マヤーさんもお疲れ様です。
グリューネ、こちらはマヤーさん」
GM/グリューネ:「はい~。 剣王の蔵の管理ユニット、グリューネです~」
マヤー:「こちらもお力を貸して欲しいっす。 後輩が奈落に捕まったっす」
天音:「あわわ、マヤーさんの後輩さんも。 大変なことになっちゃった」
マヤー:「とにかく、城を取り戻しつつ後輩を助けて、奈落を潰すっす! そうすりゃ解決っす」
天音「……そ、そうだね、奈落をぐしゃっと潰せばいいよね。 きっと」
レイズル:原付にのって登場。 「そこにいるのはマヤーさん?」
マヤー:「レイズル、ちょうどいいとこに来たっすね
智くんに天音ちゃん、このなんだかわからない少女はクエスターのレイズルっす。
異世界やらどこから来た正義のアンドロイドみたいなものっす」
レイズル:「そちらの少年少女もクエスターですか。 よろしく」
源一郎:で、さらにわっと有象無象が皆を取り囲んだところで(ばりばりばりばりばり)と電撃がなぎ払い、彼らを奈落から解放する!
「話は聞かせてもらった。 全員こちらに固まれ、結界を張る!」
GM:うむ。 場の収拾をありがとう(笑)
天音:「源さんに、ええと、レイズルちゃん。 わあ、心強いよー。良かったぁ」
ほっとしつつ、源さんの方に固まります。
マヤー:「源一郎!」 とりあえずそっちに行きます。
智:「グリューネもこっち」と源一朗に近寄ります。
源一郎:まあ、意味があるかはしらんが<シールエリア>で結界を張ろう。
GM:街中が混乱してるからねえ。
源一郎:「相手にする必要のない連中はこれで入ってこられない」
で、一息ついたところで情報交換と自己紹介をすませた、と。
GM:うむ。 OPで手に入れた情報話は交換した、というところで。
天音:「えぇと、ゾンバスが剣王の蔵を奪っていって、みんなが奈落に捕まって、マヤーさんの後輩さんも捕まって。大変だぁ……」
自分の失態がきっかけなので流石にちょっと落ち込みます。
GM:キミたちが話をしていると、突如、上空に轟音が響き、空間に裂け目が走る。
そこから剣王の蔵が姿を見せると、裂け目を通って無数の剣が地上に降り、次々と人々に突き立つ!
フォーチュンサービスの張っていた結界が、ついに破られたのだ!
智:「あれがグリューネが管理していた剣王の蔵か!」
マヤー:「来るっす!」アタッシュケース2個を構える。
源一郎:「……ちっ、少し手強いのが来るぞ」
GM:上空の城から、何者かの声が響きわたった。
「ムハハハハ……ワシこそが“剣王の蔵”の主、“奈落棟梁”ゾンバスである!」
見れば、蔵の屋根に、六本腕の魔人が立っている。
GM/グリューネ:「け、剣王の蔵の主とか言っちゃダメです~」
レイズル:「あれが蔵をのっとったダークレイスか……!」
天音:「ゾンバス! 泥棒しといて何が主なのよう。 さっさと蔵から出て行ってよねー」
GM/ゾンバス:「ほほう、ご苦労なことよ。 本当にここまで追ってきたのか。 悪いが今は別の用がある!おぬしの相手はその後よ!」
マヤー:「……“奈落棟梁”ゾンバスってマヌケな響きっすね……」
GM/ゾンバス:「何を言うか! ワシとしては大変ナイスで粋であると思う!」
マヤー:「はいはい、ならくとーりょー、ゾン、バス。 とりあえず保くんを返してもらうっすよ」
GM:ゾンバスは、一行をぐるりと見回し……何かに気づいたかのように智に視線を止める。
「おい、そこの小僧! 貴様が持っている剣は“剣の女帝”に相違ないな!」
智:「いいえ、剣違いです」
GM/ゾンバス:「いや……ワシにはわかるぞ。 そのツヤ、輝き、そしてデカさ! まさに剣の女帝よ!」
源一郎:「なるほど、少年はこういう運命か」
GM/ゾンバス:「どうりで収蔵されておる武具がひとつ足りぬと思ったわ…」
智:「これは渡せないよ」
GM/ゾンバス:「いいや、その剣も最早ワシのものよ。 さあ、遠慮はいらぬ、天へと差し出すがよいぞ。 しからば楽に殺してやろう」
智:「ガイアより託された剣だ(と思っている)。 お前の自由になると思ったら大間違いだ」
天音:「そうそう、思い通りになんてさせないんだからねー」
GM/ゾンバス:「渡さぬと言うのであれば、じっくり殺す!」
レイズル:「奈落らしい物言いだな、傲慢な!」
マヤー:「殺すのはこっち側っすよ。 ちなみに楽には殺さないっすから安心するっす
お前のマブイを奈落に送り返すっすよ。 葬儀代はその城で払ってもらうっす」
智:「そうだ、そっちこそ剣王の蔵返せ!」
GM:「なんと、盗人猛々しいやつらめ……ええい、我が配下ども!剣を取り戻せい!」
というわけで、ゾンバスが号令をかけると、先ほど奈落に侵食された人々が襲いかかってきます。
具体的に言うとヴィクティムが7グループ。
マヤー:「多いっすね、気合っす!」
天音:「盗人はどっちなのよう。 よし、気合だ気合だー!」
レイズル:「罪もない人々を操り人形にするとは……許さん!」
■第1ラウンド
行動値:マヤー・源一郎(10)→智・天音(9)→レイズル(8)→ヴィクティム(6)
配置:
<ヴィクティムA~B>
/ |
5m 5m
/ |
<PC一同>-5m-<ヴィクティムC~E>
\ |
5m 5m
\ |
<ヴィクティムF~G>
レイズル:ちょっと面倒な配置だなあ。
GM:流石に範囲攻撃で2秒とはいかせん!(笑)
マヤー:固まってたらガトリング掃射で殺されますからね。
GM:あ、グリューネさんはぽややんと応援してます。
エキストラなので戦闘力0ですが、まあ巻き込まれもしません。
ゾンバスも、「かかれぇーっ!かかれぇーっ!」と号令をかけるだけで、智たちへ直接向かいはしません。
セットアップこちらは何も無し。
天音:セットアップはなしでーす。
マヤー:私も何もなし……次はセットアップ特技取るか。
智:こちらもなしです
マヤー:まってー!! 剣をだすのは!?
天音:さっき出した(オープニングフェイズで剣の女帝を使った)のはしまった扱いなんですかね?
智:あれ、倒しながら来たから手に持ってて、それ見て返せ言われてたんでは?
マヤー:変ですけど、ゲームなんで……戦闘時は出し直すと思ってます。シーン終了でなくなるんで。
GM:演出とデータ上の処理は別です。 あれは演出だからな……MP等消費しない代わりにルール上のメリットもありません。
智:了解。 では“剣の女帝”召喚で。静かに圧倒的存在感を放つ剣を召喚する(再)
GM:まあその辺の理屈はどう付けてもいいんだがね。
で、それを見てゾンバスがほしがってるところで、イニシアチブ進行に移るのです。
源一郎:「やれやれ、やはり少年が“主人公”ということか……?」 ということで源一郎からいきますです。
マヤー:「源一郎、しゃくだけど頼むっす」
源一郎:「まだ結界の力が利用できるか……ならば!」
ムーブ特になし、マイナーで<ゾーンアシスト>、メジャーで<エンチャントブレイド>。
<エンチャントブレイドⅡ>の効果と併せて、全員の物理攻撃、ダメージ属性を雷&【命中】に+2。
マヤー:強い……。
源一郎:天音さんは魔法攻撃なので特段変化はなく。
天音:変化無いのちょっとさびしい(笑)
源一郎:天音さんの魔法攻撃にも<エンチャントアタック>は効くので……とはいえこの戦闘ではお預けかな。
智:「ありがとうございます」
GM:【命中】まで上がるのか。 これは厳しい。
マヤー:ではマヤーいくかな、ヴィクティムCのエンゲージに突っ込んでいいですか?
源一郎:あ、上か下に突っ込んだ方がいいかも。
GM:マヤーは範囲攻撃あったっけ?
マヤー:いや、真ん中に智が突っ込むと思うんでカバー範囲に入れたい。
レイズル:真ん中だけ敵が3体いるから、単体攻撃しかできないマヤーがいっちゃうと手数的に損なんだ。
マヤー:分かりました。 ではヴィクティムAのエンゲージに行きます。
まっすぐ突進して雷を帯びたアタッシュケースを一心不乱に叩き漬けます。
GM:ほい。 固定値で処理してしまいます。
マヤー:# 2D 6 (5,5) + 12 = 22
GM:こちらの【回避値】は11として扱いますので、それ以上になれば命中です。
うん、圧倒的に、当たるね……。
源一郎:ふひひ。
マヤー:# 2D 6 (6,2) + 10 = 18
マヤー:「うわー!!!」ガッツンガッツン両手のアタッシュケースが血に染まります。
防御特化なので火力低いんです……。
GM:でも、雷属性で軽減できないんだよなあ。 ヴィクティムA、撃破です。
走り込んだマヤーがそれなりの人数をたたきのめした。
マヤー:「ふしゅううう」
GM:走り込んだマヤーがそれなりの人数をたたきのめした。
智・天音の手番。どっちからでもいいよ
天音:これなら智くんで、C~E撃破できちゃいそうです?
源一郎:できちゃいそうです(にっこり)
智:そしたら先、真ん中に突っ込みます。
ムーブでC~Eに接敵、マイナーで<なぎ払い>して攻撃っす。
GM:どうぞ。 全員11で回避。
智:# 2D 6 (5,4) + 9 = 18
GM:うむ、ダメージどうぞ。
智:では<猛攻>使って+1D6。 これでMP25。
マヤー:容赦無い……。
智:# 3D 6 (3,4,6) + 18 = 31
智:雷31です。
GM:到底耐えきれない! 30人以上のモブがまとめて吹き飛ばされた。
智:「まとめて倒す!」と大剣を振り回し一掃する。
天音:うーん、範囲……じゃなくてもまだいいかなぁ。 1シーン1回……。
レイズル:ボクは代償なしで範囲攻撃できるので、天音はヴィクティムB単体を相手にしてください。
天音:了解です。 ということでヴィクテムB狙います。
マイナーで<ブーストマジック>でダメージ+1D6つけて……念の為メジャーで<マナブレイク>。 MP37!
天音:# 2D 6 (3,4) + 9 = 16
GM:めいーちゅー。
天音:# 4D 6 (2,2,5,6) + 9 = 24
天音:氷24です。
GM:これも耐えきれない。 氷に襲われて全滅です。
天音:「はーい、お疲れ様でーす、おやすみなさいっ」
杖を振ってくるんっと回りつつ氷の魔法をはなちました。
源一郎:「ふう……(やはり大規模支援強化は負担も大きいな)」
レイズル:「みんな戦い慣れてるようですね……では、ヴァルキリーの戦いという物をお見せしましょう」
ヴァルキリーウィングで空に浮かび、左手に持つ大型ガトリングガンを乱射……特技使わなくてもいいな。
GM:アッハイ。 もう支援来てるしねえ。
レイズル:# 2D6(2,5) + 10 = 17
GM:命中です……。
源一郎:固定値目標値な上に命中+2があるからね……。
レイズル:<死の力>持ちなのでダメージ常時+1D6です。
GM:何という中二ソウル。
レイズル:# 3D6(2,2,1) + 19 = 24
レイズル: 雷24。 出目がくさってるなあ。
GM:とはいえ、ガトリングが一気にヴィクティムをなぎ払います。
こちらの手番無しのまま戦闘終了……ですね。
なお、これらの一般人は、例によってこれで助けられたことになります。
レイズル:地面がえぐれるほど乱射しますが峰撃ちです。
マヤー:こっちもアタッシュケースで原型なくなるぐらい叩いてそうですが、峰打ちです。
天音:最近のみねうちはハードだなぁ……。
マヤー:「えーと、とーりょーは何処っすか? 投了したほうがいいすよ。」
GM/ゾンバス:「ぐぬぬ……あの数をたちまちの内に片付けるとは、なんという腕前よ!
こうなればワシ自らが出るしかあるまい! ゆっくり行くから待っておれい!」
天音:「ゆっくりなんだ……」
GM:空にゾンバスの罵声が響いたところで、このシーンを終了します。
ミドルフェイズ2 シーンプレイヤー:月居天音
GM:相変わらず全員登場ね。
天音たちは、それまで上空で様子を見ていた、巨大な気配が動くのを感じた。
六本の腕を持つ武将が降りてくる。 そう、“奈落棟梁”ゾンバスだ。
その傍らには、剣王の武具を携えた男――海藤保が控えている。
源一郎:「……あー、あれは操られてるな」
GM/ゾンバス:「ムハハハハ……! ワシの配下を倒したとはいえ、圧倒的棟梁であるワシの前では無力よ!
おとなしく、剣を差し出すがよい。 ついでにそこの管理ユニットも回収してやろう」
智:「どっちもお前に渡すか!」
源一郎:「頭はさほどまわるタイプじゃなさそうだが……その分強い、な」
マヤー:「保くんを返せ! とーりょー」
GM:そのマヤーの声に、海藤がわずかに呻く。
「うう、ああ……」
マヤー:「たもつくん!! 気合っっす根性っす!!!」
天音:「まだ助けられる可能性はありそう……?」
GM:「ご、ごめん、マヤーさん……」と、やはり呻くように呟きますが、それ以降は会話にならない声をあげる程度になります。
マヤー:「謝るんじゃないっす!まだ行けるっす!!」
GM/ゾンバス:「ふむ、抗うと言うか。 この絶対無敵棟梁であるワシに!」
マヤー:「抗うんす。 そんなの雑魚っす。 保くんならいける!」
智:「葉子のときみたいに、意識があるならまだ間に合うかも!」
天音:「で、でも、保さんと戦えばいいのかな、それって?」
源一郎:「グリューネ、あれは何か蔵のアイテムの力か?」
GM/グリューネ:「うーん、あれは、蔵のアイテムというより~。 それと、もうちょっと確認してみないと~」
マヤー:「剣をどうにかすれば戻るっすよね! そうなんすよね!グリューネ」
GM/グリューネ:「それも~。もうちょっと~チェックしてみないと、です~」
具体的に言うと情報収集シーンで調べれば確実だな!
源一郎:あ、このあと戦いにならないのか。
天音:一旦撤退です?
GM:そこでゾンバスを狙う銃弾が突如飛来。ゾンバスはそれを無造作に打ち払います。
「むう、何やつ!」
天音たちの前に、新たにゾンバスと対峙する一団が現れた。
フォーチュンサービスの傭兵だ。
「待たせたな、クエスター! 俺達が来たからには、もう安心だ」
GM:なお、エキストラです。
マヤー:「だっ大丈夫なんすかあの人達。 あっさりやられそうっすけど」
レイズル:「いや、彼らはフォーチュンの中でも最精鋭のエリート部隊です。 彼らの協力があれば蔵の奪還も容易でしょう」
マヤー:「なら安心っすね。 エリートならいけそうっす」
源一郎:で、同じく猛スピードで自動車がつっこんできて、我々の前で止まる。
源一郎/黒子の助手:「先生!みなさん! 乗ってください!」
源一郎:「……不安はあるが彼らに任せていったん撤収! 定員オーバーはこの際気にするな! 傭兵の皆、死ぬなよ!」
マヤー:「ここで保くんを取り戻したかったのに!! やるせないっす」
天音:「気をつけてね、傭兵さんたちー! 今度ライブにご招待するからー!」
レイズル:「えっ、ここまで来て帰るんですか?」
GM:うむ。 ではちょい演出継続。
傭兵「くらえ、俺達の火力を!」
海藤「はばめ、無敵結界!」
号令と共に、傭兵達の重火器が一斉にゾンバスに叩き込まれる。響く銃声と爆音。ゾンバスの姿は、煙に包まれた。
傭兵「やったか!」
源一郎:「…………っ!」
マヤー:「……不穏な声が聞こえたっすけど」
次の瞬間、煙の中から現れたゾンバスの剣によって、傭兵の1人が貫かれた。
「くだらぬのう……戦士の戦いに水を差しおって。下がれい!」
ゾンバスは剛剣を一振り、一気に傭兵達はなぎ払われる。
天音:「っ、うそ……」
GM:で、グリューネがぽん、と手を打ち。
「だめです~。ゾンバスが使っているのは、剣王の武具に備わる秘技、無敵結界です~。
あの結界が張られている限り、一切のダメージが与えられないのです~」
マヤー:「なんですっと! ではその無敵結界とかいうのを潰さないといけないんすね」
レイズル:「そのネーミングセンスはなんとかならなかったんですかね、効果はともかく」
智:「グリューネ、無効化できるか?」
GM/グリューネ:「いまはあの結界を何とかする手段がありません~。 退きましょう~」
天音:「うう、悔しいけど……仕方ない、かぁ……」
マヤー:「すぐリベンジして保くんを取り返すっす!」
GM:では黒子がエンジンをぶおーんとふかして。 6人乗れるかなあ。
智:ワンボックス車ってことで。
レイズル:ボクは屋根に乗りますので。
マヤー:マヤーは体をたたんで、トランクにでも。
源一郎:後で修正しておきます。
GM:うむ、まあ飛ぼうが走ろうが何でもいいんだ。
ゾンバスは特に追わず、つまらなさそうに城に向かって飛び去ります。
というわけで、全員退場してシーンエンドですね。
ミドルフェイズ3 シーンプレイヤー:往来司源一郎
GM:舞台の指定はない。 適当に走り去った先だろう。
源一郎:特に指定がなければ、私の事務所まで戻ってきた、で。 回復できるし。
GM:ほい。 源一郎の元に、灰原古凛からの連絡が入ります。
『ご無事で何よりです、源一郎さん。 それに皆さんも。 先ほどの奈落との遭遇、報告はこちらでも聞いています。
あらゆる攻撃を無力化する結界とは……なんという脅威」
源一郎:「結界の原則に反してますから、一見無敵に見えても、何らかの無効化手段はあるはずですがね。
で、そちらの状況は芳しくありませんか」
GM/古凛:『ゾンバスが街を囲むように結界を張りました。
人々をこの街に閉じ込めた上で、城から奈落に侵された武具を次々に飛ばし、スペクター化させています。
私たちフォーチュンサービスは、逃げ遅れた彼らを保護して回るので手一杯です』
天音:「それって、わたしたちの調査も、その街中でやるってことだよね?」
マヤー:「街でも魔界でもやるっす! 気合っす!」
GM/古凛:『クエスターの皆さんなら、特に問題ありません』
源一郎:「そのあたりは色々調べていかないといけませんね。 こちらにかろうじて有利と言えるのは……」とちらと智とグリューネを見ます。
智:「無敵結界が剣王の武具に備わってるなら、蔵の制御を先に取り戻せたらいいのに……」
天音:「そういえば。 グリューネちゃん、智くんの剣には無敵結界って無いの?」
智:おお、無敵結界ほしい!!
GM/グリューネ:「あれは~ぶっちゃけ3つほどの剣王装備と奈落パワーが必要です~」
天音:思ったよりぶっちゃけてた!
レイズル:「奈落パワーはともかく、剣王装備が足りないから無理ですね」
智:複数はハードル高いですねぇ。
マヤー:「この呪われた血の力と智くんのパワーがアレば……やれるっすかね」
源一郎:「……まあ、追加料金は覚悟してください」と古凛に伝えておこう。
GM/古凛:『切り札があるなら……攻撃のタイミングは、あなたがたにお任せします。
追加料金も……検討しておきます』と苦笑。
天音:「えっと、そしたらわたしも広告宣伝費に……」
マヤー:「追加料金!! やるっす頑張るっす!何時かはマンションにクラスため!」
レイズル:「マヤーさんの場合は給料分しか出ないと思いますが。 あなたの務め先はフォーチュンじゃなくFC社でしょう」
マヤー:「そうでしたっす……このアタッシュケースを買うために全財産使い果たしたのが悪い……」
レイズル:「エクスカリバーもめっちゃくちゃ大変なんですよね……弾薬分はギリギリ経費で落とせるけど給料安いし残業手当出ないし……」
源一郎:「さて、やれることを整理していきますか」とGMに調査項目の提示を求めるわかりやすいフリ。
GM:うむ。 では、必要な事があったらお手伝いします、と言い残して古凛との通話は終了。
シーンを切って、次のシーンで情報収集にします。
源一郎:では私の住居効果で、HP・MPが+2D6回復します。
マヤー:わーい、と思ったけど消費してなかった。
レイズル:ボクもまったく減ってないのでそのまま。
GM:戦闘でMP減った組やねえ。
智:# 2D 6 (6,1) = 7
天音:# 2D 6 (2,3) = 5
源一郎: # 2D 6 (1,5) = 6
GM:全員そこそこ回復したな。
ミドルフェイズ4 シーンプレイヤー:知花マヤー
GM:このシーンは情報収集シーンになります。
マヤー:「やるっす、情報収集っす。 保くんを何とかするため頑張るっす」
GM:PC1人につき1回の判定を行うことができます。
もし調べ終えることができなかった場合、同じシーンをもう1個追加します。
ただし、追加したシーン数が多いほどクライマックスで少々不利になります。
・“剣王の蔵”について(判定:【理知】 <情報:異世界・軍事>) 判定値8
・“奈落棟梁”ゾンバスについて(判定:【意思】 <情報:噂話・裏社会>) 10
・無敵結界について(判定:【知覚】 <情報:学問・魔法>) 10
・海藤保について(判定:【知覚】 <情報:噂話・企業>) 8
GM:以上4つ、適宜割り振ってやってください。 順番はどういう順番でもかまいません。
マヤー:まず、“剣王の蔵”調べる!
マヤー:# 2D 6 (2,2) + 5 = 9
GM:成功ですね。ちと説明。
■剣王の蔵
剣王の城と呼ばれる謎の建造物の一部。
現在はゾンバスによって支配されており、貯蔵されていた武器は奈落に汚染され、人間を奈落化させる武器と化している。
剣王の蔵は現在、ゾンバスの意思によって扉を閉ざしているため、誰も中には入れない。
ただし、蔵は剣王装備を持つ者に対しては、常にその扉を開くという。
GM:と言う話を、異世界に詳しいマヤーはどっかで聞いたことがあったらしい。
マヤー:「よし! 智くんつれてけばもんだいないっす」
智:「お、突入できるんですね」
レイズル:ではレイズルが奈落棟梁を調べます。
レイズル:# 2D6(1,1) + 6 = 8
マヤー:1ゾロ……。
レイズル:うわ、<リトライ>で振り直し。
GM:セルフリトライ!
源一郎:これは南無い。
レイズル:# 2D6(2,6) + 6 = 14
GM:うむ、ファンブルはどこかに消えた。
■ゾンバス
ダークレイスのひとりで、“奈落棟梁”を自称する。
武器収集家で、とりわけ伝説の武器が集められている剣王装備を好む。
現在は曲尾智の持つ“剣の女帝”と管理ユニットのグリューネを狙って活動中。居場所は剣王の蔵の中。
レイズル:「ひたすら地下迷宮でムラマサを求めてさまよってそうな奴ですね」
GM:きっと背中にはムラサマブレード持ってるね
智:そしたら海藤保についてを調べます。
智:# 2D 6 (6,3) + 3 = 12
GM:これも出目がいいなあ。
智:よかった。
■海藤保
FC社に勤める19歳の少年。15歳説もある。
退魔師としての実力はまだまだだが、結界術師としての優れた才能があり、現場をサポートする術師として働いている。
今回も、剣王の蔵をいち早く結界に封印しようとした結果、ゾンバスに見つかり操られてしまった。
レイズル:19歳の……少年……?
天音:過去には22歳で少女って説明された大作RPGもありますから、19歳ならまだまだ少年でいける!かと!
マヤー:19歳だと少年といいづらい、かといって青年でもない微妙なお年ごろ。
15歳なら若すぎるっていうか労働基準法守れよFC社って話になる。
GM:マヤーと10歳差はあれかなあという微妙なお年頃。
……と言うか誤植があってな。 シナリオの年齢設定が15と19あるのだ。
で、重要なのは次。
海藤の支配は「ダメージを1点でも与える」か「≪ガイア≫を使用する」ことで解くことができる。
なお、海藤自身も無敵結界で守られている。
ゾンバスに対するダメージは<神>属性を含めて防ぐ無敵結界も、海藤の結界は<神>属性のみ貫通する。
天音:手っ取り早いのは≪ガイア>を使う事ですが……。
智:葉子ちゃんの時と一緒ですね。
マヤー:無敵結界を破壊する圧倒的な攻撃力って強引な方法も……死なないですよね?
レイズル:≪トール≫か≪ヘル≫を撃てと。
ゾンバスと保が一緒にいるなら、≪ガイア≫で真っ先に開放した方が楽かな。
源一郎:後は、私が無敵結界を調べた上で、だめだったら天音が調べる形でいいですか?
天音:そうですね、おねがいしまーす!
源一郎:2D 6 (3,5) + 3 = 11
源一郎:「一応、結界の専門家ではあるからな。 あれは……」 ということで説明プリーズ
■無敵結界
強力な剣王装備である、「八卦の火」「永久氷刃」「雷槍」の3つを使用することで生み出せる、絶対防御の結界。
あらゆる攻撃を遮断し、ダメージを受けなくなる。
なお無敵結界の構築には高等な結界術が必要となるため、ゾンバスはこれを海藤保に行わせている。
すなわち、海藤を奈落の支配から解放することができれば、ゾンバスの無敵結界は解除される。
源一郎:てっとりばやいのは≪ガイア≫を使えばオールオーケーか。
マヤー:温存してもいいけど、手数消費を考えるとガイアでいいかと。
私のアタッシュケースでどつき倒すというのも面白いとは思いますが
智:≪ガイア≫が無難そうですね
GM:うむ、話はまとまったかな。
では情報収集シーンを切って、次のシーンに移ります。
ミドルフェイズ5シーンプレイヤー:レイズル
ひととおりの情報収集を終えた所に、タイミング良く灰原古凛から連絡が入った。
フォーチュンサービスだけでなく、FC社やエクスカリバーの人員も総動員し、作戦の連携をとるべく集合・準備しているとのことだ。
レイズル:「では高度の柔軟性を維持しつつ、臨機応変に対処するということでお願いします」
GM/古凛:『アムリッツァの二の舞とは勘弁してほしいものですな』
マヤー:レイズルの言いかたは適当にやってくれと言っているようにしか……。
GM/古凛:『ともあれ皆さん、ゾンバスを討つ手はずは整いそうですか?』
レイズル:「こちらの手札でなんとかなりそうです」
GM/古凛:『なるほど。 では、僕らは……そう、陽動作戦を行うということでよろしいでしょうか』
源一郎:「我々のパーティを、蔵の前まで突入させてください」
天音:「蔵まで行けたら、あとはわたしたちにお任せだよう」
GM/古凛:『お任せください。 1日や2日なら、せいぜい暴れてごらんに入れます』
源一郎:「………………え、ええ」
マヤー:「死なないようにっす。 命が一番大事っすから」
GM/古凛:『心配はいりませんよ。 はははは』とさわやかに返す。
マヤー:「……フォーチュンは大丈夫なんすかね。 怖いっす」
GM/グリューネ:「そうですね~。 では、剣王の蔵の中では、私が皆さんをご案内します~」
智:「うんグリューネ、任せた」
GM:では、グリューネは智の手を抱いて。
「智さん、あなた様とあなた様の剣が最後の希望です~。 頑張ってくださいませ~」
と目をきらきらさせて言ってきます。
天音:「……おお、なんだか2人の世界っぽい?」
智:「まかせてくれとまでは言えないけど、精一杯頑張るよ」
GM/グリューネ:「はい~。 あなた様のためなら、何でもいたします~」
源一郎:「(無言でデジカメでムービー撮影)」
智:「いずれ……すごい防具がほしいなぁ」カメラを気にしつつ。
マヤー:「修羅場が始まるっす……怖いっす……奈落よりもずっとずっと」
天音:「源さん、その動画、あとでわたしにもちょうだーい」
ミドルフェイズ6 シーンプレイヤー:曲尾智
剣王の蔵の外壁に、魔法や銃砲の爆音が轟いた。
正面ではフォーチュンサービスや、様々な組織の戦士たちが奈落を引き付けてくれている。
GM:智たち一向は結界の中を飛び、剣王の蔵へと向かっている。
しかし、奈落に汚染された武具が次々と飛翔し、襲いかかってくる!
……というわけで、弾幕のように剣や斧、あるいは矢弾や魔法の飛び交う中を進んでいくイメージです。
レイズル:「ここは気合いで避けるしかないな」
智:「くっ、伝説の武器の雨なんてシャレになってない!」
マヤー:「私の後ろにつくっす。 こんな斧はこのアタッシュケースの前には無力っす」
アタッシュケースでぶんぶん叩き落としながら突破を頑張ってみます。
源一郎:「大変だな(ぷかー)」←電子煙草状のMPポーションを飲んでいる。
GM:では、武器の妨害を回避して蔵に取り付けるかの判定をしてもらいます。
全員、難易度10を目標に、【反射】で判定してください。
智:了解~。
レイズル:【回避値】じゃないんだ。 <ソニックコンバット>が使えんな。
智:# 2D 6 (4,4) + 5 = 13
智:「なんとか避けきれそうか……」
源一郎:# 2D 6 (4,5) + 3 = 12
源一郎:「まあ体を動かすのは比較的得意なんだ」
マヤー:# 2D 6 (1,1) + 4 = 6
マヤー:食らった!! 激しく!
レイズル:マヤーに<リトライ>飛ばそう。
「お礼は昼飯1回で構いませんから」とマヤーを狙う武器を迎撃する。
マヤー:わーい。
マヤー:# 2D 6 (2,6) + 4 = 12
マヤー:「足が滑ったと思ったらなんともなかったっす。 昼飯でも何でもおごるっす」
レイズル:# 2D6(6,2) + 4 = 12
天音:# 2D 6 (5,1) + 2 = 8
天音:ぴゃー!
源一郎:天音にはこっちから<リトライ>をとばす。
天音:取りつくよ取りつくよ取りついちゃうよー。
天音:# 2D 6 (6,1) + 2 = 9
GM:妖怪1足りない。
智:ここで出たか。
天音:Oh……。
マヤー:妖怪もありますが、一番【反射】が低いという問題が。
GM:では、天音には2D6点の実ダメージ。
GM:# 2D 6 (1,1) = 2
一同:……。
天音:えーと、2点喰らうでいいですこの場合?
レイズル:かすり傷だったようだ。
GM:まともに当たっていれば致命傷だったな……2点ダメージだね……(わなわな)
天音:はい。 かすり傷ならどうということはない。
「あー、服やぶけたー! おろしたてだったのになぁ……」くらいの損耗で。
マヤー:「天音ちゃーん……大丈夫ぽいっすね」
ダメージ酷かったらカバーアップしようかと思ったんですが。
奈落に染まった武器の猛攻を切り抜け、智たちは剣王の蔵の城門へとたどりついた。
巨大な、重々しい扉が、一向の前に立ちはだかっている。
GM/グリューネ:「到着です~」
レイズル:「さて……どうやって開けるんですか?」
マヤー:「智くんが気合いれればいけるっす!やるっす!」
智:「確か、この先は俺の剣がいるんでしたね?」
GM/グリューネ:「はい~、剣の女帝をお呼びください~。 それを掲げれば、門はあなたを認めて中へと通してくれるはずです~」
智:「わかった。 剣の女帝よ……!」蔵の近くのせいかすぐさま大剣が顕現する。
智が大剣を掲げた瞬間、無数の歯車が動き出す音と共に、閉ざされた扉が、その隙間から光を放ちながらゆっくりと開いていく。
マヤー:「おおお、さすが智くん」
GM/グリューネ:「お美事です~。 これこそ、あなた様が選ばれた勇者である証~」
源一郎:「ふむ」
マヤー:「おおお、さすが智くん」
智:「ええ、これで進めますね」
マヤー:「たおすっすやるっす!」
天音:「いくぞー、おー」
レイズル:「それでは選手の入城です」
GM/グリューネ:「よく来た勇者ども、なのです~」
マヤー:「あいかわらず、レイズルというかグリューネというかヴァルキリーはぶっ飛んでるっすね」
レイズル:「見解の相違ですね。 悲しい事です」
GM:というわけで、全員飛翔したまま剣王の蔵の中に突入してシーンエンドです。
全員に、【クエスト:ゾンバスを倒す】を配布。
最終更新:2015年02月13日 15:11