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帷幕の内 - (2006/08/18 (金) 01:54:39) のソース

-ストーリーがあがっているのもすべて策のうちです。フフフ……

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 13:15:33.73 ID:EUIlReiXO 
男「ん?」 
犬「ワンワン!」 
男「うわっ!逃げないと!」 
タッタッ… 
男「わっ!」ボスッ 
男「なんだこれ、落とし穴……?」 
軍「引っ掛かりましたね私の策に」 
男「!!」 
軍「助けて欲しければ要求を呑みなさい」 
男「へっ!?よ、要求?」 
軍「私と付き合いなさい」 


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 13:26:56.25 ID:EUIlReiXO 
女「あれ、靴箱に手紙……軍師さんから?……『今日は父上も母上もいないから、家に来ても良いですよ』………?」 

軍師の家 
ピンポーン ガチャ 
軍師「はいー……あ、あら?何の御用ですか?」 
女「いや、何の御用って、手紙が靴箱に」 
軍師「あ、えっ?嘘、あれ?」 
女「………あ、もしかして入れる靴箱、間違えたとか」 
軍師「え、は、はい………ショボン」 
女「くすくす、大丈夫、黙っといてあげるから」 
軍師「す、すいません………」 


女「……あれ?じゃあ誰に入れようとしてたのかな……もしかして」 


翌日 
女「(ニヤニヤ)」 
男「(なんかずっとこっち見てるけど……もしかして俺に気があるのかな?)」 


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 13:35:45.56 ID:dHcsAnLa0 
男「そういえば今日のテスト全然勉強してないや」 
軍「孫子の兵法にも”知彼知己、百戰不殆”とあります。 
   ご自身の準備不足を省みるのですね」 
男「分かってるよそんなこと、なにか良い策はないのか?」 
軍「それでは、ここは私にお任せを」 

先生「あれ?男は今日は休みか」 

男「でもいいのか?教室抜け出したりして」 
軍「ここは一旦退き、後日万全の体制で挑むのです」 
男「いやだからって…べつにお前と映画を見に行く必要は…」 
軍「ご安心を、これも策の内です。 
  この後は私の家にて試験の準備をいたしましょう」 
男「あ、ああ…」 
軍「今夜は寝ずに訓練ですね…ウフフ」 


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 13:46:52.69 ID:dHcsAnLa0 
男「これ見てくれ、ラブレターなんて貰っちまった」 
軍「…」 
男「こういう場合はどうすればいいんだ?お前の考えを聞きたい」 
軍「(私がお慕いしていることを知っておきながら 
   他の女の恋文を見せ付けるなど… 
   このような酷い仕打ちを受けたのは初めてです…。 
   ああ…しかし、私は軍師! 
   天下のために私情をはさむことなど許されようもない。 
   ならば私がとるべき道は一つ。 
   この方のために、最上の策を申し上げるまで) 
   は…。 
   ご自身の気持ちを素直に打ち明けるのが上策かと」 
男「そ、そうか。困ったな」 
軍「なにか問題でもおありですか」 
男「ああ。いまこの子とは別に好きな人がいるからな。 
  どう返事したらいいんだろう…」 
軍「…!そ、それでしたらその旨を素直に申し上げれば…。 
  そ、そうなのですか…他に好きな方が… 
  (もしかすると、私では…)…ウフフ」 
男「言っておくがお前じゃないからな」 
軍「げえっ!」 


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 13:53:38.45 ID:dHcsAnLa0 
男母「あら軍師ちゃん、毎朝起こしに来てくれてありがとね」 
軍「これは母上殿。お元気そうでなによりのこと」 

ジャーン!ジャーン!ジャーン! 
男「…」 
軍「おお、目が覚めましたか」 
男「あのさ……起こしに来てくれるのは嬉しいけど… 
  至近距離で銅鑼鳴らす以外にも別の方法があるだろ…」 
軍「では明日からは別の策を用いましょう」 
男「そうしてくれ」 

~翌朝~ 
軍「おはようございます」 
男「…おお、今日は銅鑼の音は聞こえない。 
  ん?なにかヤケに温かい…いや、熱いな…」 
軍「早く起きないと黒焦げになりますよ」 
男「ひ、火攻めで起こすのもやめろ!」 


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 13:54:37.22 ID:EUIlReiXO 
男「……あれ?弁当がない」 
軍師「どうしたのですか?」 
男「弁当がないんだよ」 
軍師「あ、私、作りすぎちゃったのがあるんですけど食べますか」 
男「いいの?」 
軍師「ええ」 
男「ありがとう、じゃお言葉に甘えて、頂きます」 
軍師「どうですか?」 
男「おいしいです、特にこの卵焼きが。好物なんで」 
軍師「あら、そうだったんですか。それは知りませんでした」 



渡辺さん「あれれ~?わたしのお弁当が増えてるよお~?」 


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 14:03:15.39 ID:dHcsAnLa0 
男「それはそうと、何で俺の周りをうろついてるんだ? 
  いや、俺も時々知恵を借りたいからいいんだけどさ」 
軍「王佐の才を持つものが、使えるべき主君を見つけた。 
  ただ、それだけの理由です」 
男「ふぅん」 
軍「それだけの器がおありなのです」 
男「でもさ…その…上手く言えないんだけど 
  俺としてはお前を恋愛対象には見れないんだ」 
軍「ははは。突然何を申されます」 
男「え?あの…それでもいいのか?」 
軍「私はただ、お傍に居れればよいのです。 
  (それに… 
   難攻不落な城ほど、落としがいがあるというもの…ウフフ)」 


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 14:08:11.25 ID:dHcsAnLa0 
男「女の子はやっぱり胸の大きいほうが良いな~」 
軍「…お待ちください。外見で人物を判断してはいけません。 
  その人物の内面にこそ、目を付けるべきなのです」 
男「それは、お前の胸が小さいのと関係があるのか」 
軍「…」 


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 14:18:18.04 ID:EUIlReiXO 
女「軍ちゃん一緒に帰ろー」 
軍師「いいですよ」 
女「ちょっと聞いて欲しいんだけど」 
軍師「何ですか?」 
女「男くんに映画に誘われたの」 
軍師「!」 
女「これってデート?じゃあ気合入れて行ったほうがいいかな」 
軍師「いえ、多分その必要はないですよ」 
女「そうかなあ……」 
軍師「二人っきりじゃ気も引けるでしょうから、私もついて行きましょう。あともう一人男の人を呼びましょう」 
女「ほんと?助かるー」 
軍師「では、昼の一時、駅前で」 

当日 
男「なー軍師、二人来ないんだけど」 
軍師「そうですか、仕方ないですね……」 
男「つーか朝十時集合ってありえないよ」 
軍師「女さんが提案したんですが……待ちますか?」 
男「いいよ、二人で見に行こうぜ」 
軍師「そうですか。では行きましょう」 


37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 14:25:24.83 ID:dHcsAnLa0 
男「今日は楽しかったよ」 
女「ホント?男君っていつも傍に軍師がいるでしょ? 
  だから何となく遊びとか誘えなくて…」 
男「そっか、まあ悪い奴じゃないんだけどなあいつも」 
女「でもさ…その…正直、鬱陶しくない?」 
男「え?いや、それはないかな。 
  何だかんだいって俺の事をちゃんと考えてくれてるし。 
  でもそういう所が、何ていうか逆に世話好きの妹みたいで 
  恋愛対象としてはムリなんだけどな~」 
女「ウフフ、男君って軍師の話になると楽しそうだね」 
男「そ、そうか?」 
女「ホントは好きなんじゃない?軍師のこと」 
男「そうなのかな…」 
女「そうだよ!自分の本当の気持ちって、案外気付かないもの。 
  きっと心の底では軍師のこと好きなんだよ」 

女「…という首尾でございます」 
軍「ご苦労」 


42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 14:29:32.98 ID:QhTNgIJ4O 
>>37 
ちょwwww女もかなりの策士だwwwww 


44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 14:32:52.87 ID:dHcsAnLa0 
>>42 
女「なに、軍師殿に教えられたとおりに従ったまで」 
軍「此度の働きは見事でした。これからも頼みますよ」 
女「はっ」 


50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 14:37:37.29 ID:d5FK5C9O0 
>>37の女は馬謖 


56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 14:46:19.86 ID:dHcsAnLa0 
>>50 
女「どう?ハイキングもたまにはいいでしょ」 
男「ああ、そうだな」 
女「(軍師殿は山の上にはいくなって言ってたけど… 
   ここなら男殿の気持ちも開放的になるはず)」 
男「それにしても山の上だと、なんか叫びたくなるなー」 
女「そうだよねー。じゃあ好きな人の名前とか叫んでみる?」 
男「えっ?!」 
女「いいじゃん、やろうよ!私も一緒に言っちゃうから」 
男「あ、ああ…俺の好きな人、か…」 
女「じゃあいくよ?いっせーのーで…」 
男「ぐんっ…あ!うわ、何だ!すげえ雨ッ!」 
女「あ、男君!大丈夫?この傘を使って」 
男「いいよ。一つしかないじゃないか。一緒に入ろうぜ」 
女「えっ…で、でもそれは…」 
男「ほらほら。もっとくっつかないと濡れるぞ?」 
女「…あ…」 

女「も、申し訳ありません…」 
軍「どうして山頂などに…山の天気は移ろいやすいとあれほど…。 
   仕方ありません、そこに四つん這いになりなさい」 
女「は、はい…アッー!」 


62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 15:01:35.95 ID:dHcsAnLa0 
女「なに?言いたいことって…」 
男「す…好きだっ!」 
女「うわ…なに言ってるの。ちょっと甘い顔しただけで 
  本気にしないでくれる? 
  あーあ、これだから童貞ってイヤなのよね。 
  私は男君のことなんて、べつに好きでも何でもないの。 
  わかった? 
  気持ち悪いのよね、そんな勘違いされたら」 
男「あ…」 

軍「そう落ち込まれてばかりいては体に毒です」 
男「いや…そっとしておいてくれ…」 
軍「私は軍師。主の困っているときに力を貸すのが役目です」 
男「そうか…優しいんだな、お前は」 
軍「何を申されますか。さ、元気を出してください」 

軍「見事でした。これであの方も…ウフフ」 
女(…男君) 


66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 15:15:42.67 ID:C+DdQ2KMO 
男「こちら男、今軍師殿の敷地内に侵入した」 
男「玄関にはSPと思われる男が二人」 
男「愛の力をもってして、これの強行突破を試みる」 
SP「なんだ貴様!うわっなにをs(ry」 

アッー 

男「こちら男、今軍師殿の屋敷の玄関前にいる」 
男「ん?」 

… 

男「かっ鍵が開いていない…」 


軍師「彼は何をしているのかしら?」 


70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 15:51:40.37 ID:THVq4PKyO 
軍師「男さん…補修はどうでした?」 
男「いやさすが王佐の才、お前のお陰でバッチリだよ!」 
軍師「//…そうですか。では一刻も早く家に帰りましょう」 
男「あ、ああ…」 
ガチャ…バタン 
男「軍師…なんか今日お前つめた…んんっ?」 
軍師「んむ…んんっ」 
男「っは…どうしたんだよ急に」 
軍師「補修とはいえ…私を1時間近くも待たせるなんて…許しませんよ///」 
男「す、すまん…//」 

デレを意識したが、軍師でなくてもよかった件 


76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 16:48:19.04 ID:dPaOfFAr0 
男=子桓 
軍師=仲達 
で作ろうぜ 


86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 17:08:29.18 ID:hwWLpz/r0 
>>76で 
男「父さん・・・父さん・・・グスン」 
軍師「大丈夫ですよ私がしっかり支えます!」 
男「ホント?」 
軍師「お父さんが私が貴方のずっと傍にいるように言われましたよっ!」 
女「さあ、前を向きましょう」 
軍師「貴方の軍は後ろを向いた方が良いですよ」 
女「え、ええ有難うじゃあ伝えてくるわね」 
軍師「あの、質問しても良いですか?」 
男「うん、いいよ」 
軍師「結婚するなら役に立つ人と役に立たない人のどちらがいいかな~ってハハ」 
男「やっぱり役に立った方が良いかな」 
軍師「行きましょう!今度一緒に蜀に映画見に行けるようにしますからね!」 
男「ありがとう。絶対行こうね!」 
軍師「え?あ、ハイ。///」 


始めて書いてみたけどこれでいいですかわかりません!>< 


95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 18:18:06.59 ID:KjDbOxmI0 
保守ついでに孫策と周瑜で考えてみた。 

男「悪いな、いつも俺の用事に付き合わせちまって。 
  お前がいるとたすかるよ」 
軍「いいんです、私も楽しいですから。」 
男「しかしお前も、彼氏ができねーなぁ、見た目は三国一なんだから 
  言い寄る男には事欠かないんじゃねーのか?」 
軍「…私は、その、もう決めた人がいるんで…」 
男「ふーん……」 
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