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帷幕の内

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
  • ストーリーがあがっているのもすべて策のうちです。フフフ……

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 13:15:33.73 ID:EUIlReiXO
男「ん?」
犬「ワンワン!」
男「うわっ!逃げないと!」
タッタッ…
男「わっ!」ボスッ
男「なんだこれ、落とし穴……?」
軍「引っ掛かりましたね私の策に」
男「!!」
軍「助けて欲しければ要求を呑みなさい」
男「へっ!?よ、要求?」
軍「私と付き合いなさい」


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 13:26:56.25 ID:EUIlReiXO
女「あれ、靴箱に手紙……軍師さんから?……『今日は父上も母上もいないから、家に来ても良いですよ』………?」

軍師の家
ピンポーン ガチャ
軍師「はいー……あ、あら?何の御用ですか?」
女「いや、何の御用って、手紙が靴箱に」
軍師「あ、えっ?嘘、あれ?」
女「………あ、もしかして入れる靴箱、間違えたとか」
軍師「え、は、はい………ショボン」
女「くすくす、大丈夫、黙っといてあげるから」
軍師「す、すいません………」


女「……あれ?じゃあ誰に入れようとしてたのかな……もしかして」


翌日
女「(ニヤニヤ)」
男「(なんかずっとこっち見てるけど……もしかして俺に気があるのかな?)」


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 13:35:45.56 ID:dHcsAnLa0
男「そういえば今日のテスト全然勉強してないや」
軍「孫子の兵法にも”知彼知己、百戰不殆”とあります。
   ご自身の準備不足を省みるのですね」
男「分かってるよそんなこと、なにか良い策はないのか?」
軍「それでは、ここは私にお任せを」

先生「あれ?男は今日は休みか」

男「でもいいのか?教室抜け出したりして」
軍「ここは一旦退き、後日万全の体制で挑むのです」
男「いやだからって…べつにお前と映画を見に行く必要は…」
軍「ご安心を、これも策の内です。
  この後は私の家にて試験の準備をいたしましょう」
男「あ、ああ…」
軍「今夜は寝ずに訓練ですね…ウフフ」


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 13:46:52.69 ID:dHcsAnLa0
男「これ見てくれ、ラブレターなんて貰っちまった」
軍「…」
男「こういう場合はどうすればいいんだ?お前の考えを聞きたい」
軍「(私がお慕いしていることを知っておきながら
   他の女の恋文を見せ付けるなど…
   このような酷い仕打ちを受けたのは初めてです…。
   ああ…しかし、私は軍師!
   天下のために私情をはさむことなど許されようもない。
   ならば私がとるべき道は一つ。
   この方のために、最上の策を申し上げるまで)
   は…。
   ご自身の気持ちを素直に打ち明けるのが上策かと」
男「そ、そうか。困ったな」
軍「なにか問題でもおありですか」
男「ああ。いまこの子とは別に好きな人がいるからな。
  どう返事したらいいんだろう…」
軍「…!そ、それでしたらその旨を素直に申し上げれば…。
  そ、そうなのですか…他に好きな方が…
  (もしかすると、私では…)…ウフフ」
男「言っておくがお前じゃないからな」
軍「げえっ!」


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 13:53:38.45 ID:dHcsAnLa0
男母「あら軍師ちゃん、毎朝起こしに来てくれてありがとね」
軍「これは母上殿。お元気そうでなによりのこと」

ジャーン!ジャーン!ジャーン!
男「…」
軍「おお、目が覚めましたか」
男「あのさ……起こしに来てくれるのは嬉しいけど…
  至近距離で銅鑼鳴らす以外にも別の方法があるだろ…」
軍「では明日からは別の策を用いましょう」
男「そうしてくれ」

~翌朝~
軍「おはようございます」
男「…おお、今日は銅鑼の音は聞こえない。
  ん?なにかヤケに温かい…いや、熱いな…」
軍「早く起きないと黒焦げになりますよ」
男「ひ、火攻めで起こすのもやめろ!」


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 13:54:37.22 ID:EUIlReiXO
男「……あれ?弁当がない」
軍師「どうしたのですか?」
男「弁当がないんだよ」
軍師「あ、私、作りすぎちゃったのがあるんですけど食べますか」
男「いいの?」
軍師「ええ」
男「ありがとう、じゃお言葉に甘えて、頂きます」
軍師「どうですか?」
男「おいしいです、特にこの卵焼きが。好物なんで」
軍師「あら、そうだったんですか。それは知りませんでした」



渡辺さん「あれれ~?わたしのお弁当が増えてるよお~?」


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 14:03:15.39 ID:dHcsAnLa0
男「それはそうと、何で俺の周りをうろついてるんだ?
  いや、俺も時々知恵を借りたいからいいんだけどさ」
軍「王佐の才を持つものが、使えるべき主君を見つけた。
  ただ、それだけの理由です」
男「ふぅん」
軍「それだけの器がおありなのです」
男「でもさ…その…上手く言えないんだけど
  俺としてはお前を恋愛対象には見れないんだ」
軍「ははは。突然何を申されます」
男「え?あの…それでもいいのか?」
軍「私はただ、お傍に居れればよいのです。
  (それに…
   難攻不落な城ほど、落としがいがあるというもの…ウフフ)」


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 14:08:11.25 ID:dHcsAnLa0
男「女の子はやっぱり胸の大きいほうが良いな~」
軍「…お待ちください。外見で人物を判断してはいけません。
  その人物の内面にこそ、目を付けるべきなのです」
男「それは、お前の胸が小さいのと関係があるのか」
軍「…」


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 14:18:18.04 ID:EUIlReiXO
女「軍ちゃん一緒に帰ろー」
軍師「いいですよ」
女「ちょっと聞いて欲しいんだけど」
軍師「何ですか?」
女「男くんに映画に誘われたの」
軍師「!」
女「これってデート?じゃあ気合入れて行ったほうがいいかな」
軍師「いえ、多分その必要はないですよ」
女「そうかなあ……」
軍師「二人っきりじゃ気も引けるでしょうから、私もついて行きましょう。あともう一人男の人を呼びましょう」
女「ほんと?助かるー」
軍師「では、昼の一時、駅前で」

当日
男「なー軍師、二人来ないんだけど」
軍師「そうですか、仕方ないですね……」
男「つーか朝十時集合ってありえないよ」
軍師「女さんが提案したんですが……待ちますか?」
男「いいよ、二人で見に行こうぜ」
軍師「そうですか。では行きましょう」


37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 14:25:24.83 ID:dHcsAnLa0
男「今日は楽しかったよ」
女「ホント?男君っていつも傍に軍師がいるでしょ?
  だから何となく遊びとか誘えなくて…」
男「そっか、まあ悪い奴じゃないんだけどなあいつも」
女「でもさ…その…正直、鬱陶しくない?」
男「え?いや、それはないかな。
  何だかんだいって俺の事をちゃんと考えてくれてるし。
  でもそういう所が、何ていうか逆に世話好きの妹みたいで
  恋愛対象としてはムリなんだけどな~」
女「ウフフ、男君って軍師の話になると楽しそうだね」
男「そ、そうか?」
女「ホントは好きなんじゃない?軍師のこと」
男「そうなのかな…」
女「そうだよ!自分の本当の気持ちって、案外気付かないもの。
  きっと心の底では軍師のこと好きなんだよ」

女「…という首尾でございます」
軍「ご苦労」


42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 14:29:32.98 ID:QhTNgIJ4O
>>37
ちょwwww女もかなりの策士だwwwww


44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 14:32:52.87 ID:dHcsAnLa0
>>42
女「なに、軍師殿に教えられたとおりに従ったまで」
軍「此度の働きは見事でした。これからも頼みますよ」
女「はっ」


50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 14:37:37.29 ID:d5FK5C9O0
>>37の女は馬謖


56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 14:46:19.86 ID:dHcsAnLa0
>>50
女「どう?ハイキングもたまにはいいでしょ」
男「ああ、そうだな」
女「(軍師殿は山の上にはいくなって言ってたけど…
   ここなら男殿の気持ちも開放的になるはず)」
男「それにしても山の上だと、なんか叫びたくなるなー」
女「そうだよねー。じゃあ好きな人の名前とか叫んでみる?」
男「えっ?!」
女「いいじゃん、やろうよ!私も一緒に言っちゃうから」
男「あ、ああ…俺の好きな人、か…」
女「じゃあいくよ?いっせーのーで…」
男「ぐんっ…あ!うわ、何だ!すげえ雨ッ!」
女「あ、男君!大丈夫?この傘を使って」
男「いいよ。一つしかないじゃないか。一緒に入ろうぜ」
女「えっ…で、でもそれは…」
男「ほらほら。もっとくっつかないと濡れるぞ?」
女「…あ…」

女「も、申し訳ありません…」
軍「どうして山頂などに…山の天気は移ろいやすいとあれほど…。
   仕方ありません、そこに四つん這いになりなさい」
女「は、はい…アッー!」


62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 15:01:35.95 ID:dHcsAnLa0
女「なに?言いたいことって…」
男「す…好きだっ!」
女「うわ…なに言ってるの。ちょっと甘い顔しただけで
  本気にしないでくれる?
  あーあ、これだから童貞ってイヤなのよね。
  私は男君のことなんて、べつに好きでも何でもないの。
  わかった?
  気持ち悪いのよね、そんな勘違いされたら」
男「あ…」

軍「そう落ち込まれてばかりいては体に毒です」
男「いや…そっとしておいてくれ…」
軍「私は軍師。主の困っているときに力を貸すのが役目です」
男「そうか…優しいんだな、お前は」
軍「何を申されますか。さ、元気を出してください」

軍「見事でした。これであの方も…ウフフ」
女(…男君)


66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 15:15:42.67 ID:C+DdQ2KMO
男「こちら男、今軍師殿の敷地内に侵入した」
男「玄関にはSPと思われる男が二人」
男「愛の力をもってして、これの強行突破を試みる」
SP「なんだ貴様!うわっなにをs(ry」

アッー

男「こちら男、今軍師殿の屋敷の玄関前にいる」
男「ん?」


男「かっ鍵が開いていない…」


軍師「彼は何をしているのかしら?」


70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 15:51:40.37 ID:THVq4PKyO
軍師「男さん…補修はどうでした?」
男「いやさすが王佐の才、お前のお陰でバッチリだよ!」
軍師「//…そうですか。では一刻も早く家に帰りましょう」
男「あ、ああ…」
ガチャ…バタン
男「軍師…なんか今日お前つめた…んんっ?」
軍師「んむ…んんっ」
男「っは…どうしたんだよ急に」
軍師「補修とはいえ…私を1時間近くも待たせるなんて…許しませんよ///」
男「す、すまん…//」

デレを意識したが、軍師でなくてもよかった件


76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 16:48:19.04 ID:dPaOfFAr0
男=子桓
軍師=仲達
で作ろうぜ


86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 17:08:29.18 ID:hwWLpz/r0
>>76で
男「父さん・・・父さん・・・グスン」
軍師「大丈夫ですよ私がしっかり支えます!」
男「ホント?」
軍師「お父さんが私が貴方のずっと傍にいるように言われましたよっ!」
女「さあ、前を向きましょう」
軍師「貴方の軍は後ろを向いた方が良いですよ」
女「え、ええ有難うじゃあ伝えてくるわね」
軍師「あの、質問しても良いですか?」
男「うん、いいよ」
軍師「結婚するなら役に立つ人と役に立たない人のどちらがいいかな~ってハハ」
男「やっぱり役に立った方が良いかな」
軍師「行きましょう!今度一緒に蜀に映画見に行けるようにしますからね!」
男「ありがとう。絶対行こうね!」
軍師「え?あ、ハイ。///」


始めて書いてみたけどこれでいいですかわかりません!><


95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/16(水) 18:18:06.59 ID:KjDbOxmI0
保守ついでに孫策と周瑜で考えてみた。

男「悪いな、いつも俺の用事に付き合わせちまって。
  お前がいるとたすかるよ」
軍「いいんです、私も楽しいですから。」
男「しかしお前も、彼氏ができねーなぁ、見た目は三国一なんだから
  言い寄る男には事欠かないんじゃねーのか?」
軍「…私は、その、もう決めた人がいるんで…」
男「ふーん……」

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