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男が記憶喪失になったようです21 - (2008/08/08 (金) 20:25:28) のソース

新ジャンル「素直クール」=クー (己の想いをクールにストレートにぶっちゃける子、ある意味危険) 
新ジャンル「ザルクール」=ザル (酒好きのクールな姉ちゃん) 
新ジャンル「常連客」=店主 (とあるお客の馴染みの店の店主) 

クー「さて、姉さん帰るぞ」 
ザル「ん? 何だもう来たのか、早いな」 
クー「耳の穴まで酒にやられて腐って堕ちたか? 姉よ、外は雨だぞ」 
ザル「随分と厳しいな……それじゃっ、店長今日はご馳走さん」 
クー「待て、姉。流石に私もこの雨の中を濡れながら帰りたくないのでな」 

店長「ん? タクシーかい?」 

ザル「ほう」 
クー「一応この店に待機して於くように段取りはしてある、そっちにいくぞ」 
店長「はは、こりゃあVIP待遇じゃねぇか。良かったな、姉ちゃん」 
ザル「そうだな、こんな送迎が受けられるのなら、また近いうちに飲みに――」 
クー「もちろん、今回のタクシーのお金は貸しだからな、今週中に返すんだぞ」 

ザル「……来れそうもない、な」 

店長「はっはっは、こりゃ妹に一本取られたな」 
クー「こんなのんだくれ姉を持つモノとして当然の対応だ」 

店長「じゃあ今回、タクシー代くらいはまけといてやるぜ、姉ちゃん」 

ザル「そうかぁ、嬉しいねぇ。じゃあまた近いうちに飲みに来れるな」 

クー「はぁ……まさか二人がかりとはな、想定外だ」 

店長「ははっ、悪いな、妹さん。いくら客商売とはいえ、顔も見たくない客も居れば 
   多少まけてでも顔を見たくなる客も居るって事だ。それじゃあなお二人さん」 

新ジャンル「素直ヒート」=ヒー (己の想いを熱くまっすぐ叫んじゃう子、どの道危険) 
新ジャンル「誤解殺気」=誤殺 (見た目雰囲気共に殺戮の女神、しかし実際は純粋あっぱらぱ) 

誤殺「えっと、お……お顔上げようよぅ」 

ヒー「この通りッッ!!!」 

誤殺「う、ううん! こ、この場合は誰も悪く無いというか……いや、うん 
   だっ、だから土下座は止めてよぅ……」 

ヒー「ごめんなさいッ!! 仕事終わってイェイイェイだったし、駅前で誤殺が涙目だし 
  そののおじさんは何かスケベそうな顔だったし、そんな訳でつい殴っちゃった……警察」 

誤殺「う、うぇえ……お願いだよぅ、頭あげてぇ」 

ヒー「いやぁー警察の制服なんてよく見たことなかったもんで、警備員のおいちゃんかと」 

誤殺「物凄いありえそうで絶対無い間違いだよぅ」 

ヒー「そぅれにしても駅前騒がしいな! 何かあったのか!?」 

誤殺「ううぅ……その何かの張本人が一番脳みそおちゃっぴぃだよぅ」 

ヒー「それにしても本当にゴメン!!」 

誤殺「お、お願いだよぅ顔あげてぇ! でないと……でないと」 

聴衆「うわぁ……あの怖い姉ちゃん、あんな子に土下座させてるぜ……おっかねぇ」 
聴衆「げぇっ! な、何かやばそうだからあっち行こうぜ! で、でも綺麗だなぁ」 

誤殺「も、もういやぁ……うぐぅ」 
ヒー「ごめんなさいっ!! ごめんなさいっ!!」 

新ジャンル「ツンサメ」=鮫子 (普段ツンツン、それでいて冷めている。ついでに鮫、暴力的。不良コラボVer) 
誤解殺気エピソード「とらいん」=不良 (不良、喧嘩上等、硬派ぽいが馬鹿。鮫子コラボVer) 
新ジャンル「軍事オタ」=ミリ (軍事オタか生粋の兵士か、そんな感じ。口調硬め) 

不良「鮫子……」 
鮫子「……ん」 
ミリ「……おやぁ? おやおやおやぁ?」 

鮫子「ッ!?」 ドゴッ! 

不良「げうっ!? い、一体何が……?」 
ミリ「気にするな、続きを♪ 私の事はそこらの石か、はたまた犬っころ程度の扱いで構わんぞ」 
鮫子「……まだ何もしてないわよ」 

ミリ「ふふ『まだ』な、付き合ってるのは知ってたが……鮫子がこんな往来で 
  イチャイチャするような女だとは夢にも思わなかったぞ」 

鮫子「はぁ、どうしてこんなごっついジープに乗ってこんな所に来るのかしらね」 
ミリ「こっちの台詞だ、どうしてこんな夜に校門の前で二人がイチャついてるのかねぇ」 
鮫子「傘を届けに来たのよ、この馬鹿に」 
ミリ「そっか。随分と小さめの傘じゃないか。それは密着せざるを得ないな」 
鮫子「クッ! んで、そっちは何か面白いものあった? 不良」 
不良「おう、お菓子が一杯積まれてるな。主にチョコだが」 
ミリ「んなぁッ!? い、何時の間に人の車をあさってるんだ!?」 

鮫子「おやぁ? おやおやおやぁ? 『甘いモノなど脳みそを溶かすだけの不用品だ!』 
   が口癖のミリには必要の無い、甘ぁいお菓子が何故車の中にあるのかしらぁ?」 

ミリ「ッ~! あ、ああ~一体何を私は見たのだろうな? まったく判らないんだ」 
鮫子「流石ミリねぇ、話が判るわぁ、これで私と貴方は親友よ。プライベートでお金を 
   借りる時は真ッッッッ先に連帯保証人になってもらうわぁ♪ ふふふ」 
不良「……女って、こえぇなあ」 

新ジャンル「やさしい」=優 (やさしい。だが貧乳) 

カンカンカンカンカンカンカン 
優 「こ、この踏み切りまだあがんないんだよ~はぁ」 

優 (……どうしよっかな、もう別の所に行こうかなぁ) 

カンカンカンカンニャカンカンカン 
優 「ん?」 

優 (何か踏み切りの音の隙間に何か……) 

猫 「なー」 

優 「捨て猫……」 

猫 「なーう」 

優 「……猫さん寒くないの?」 

猫 「なーう」 

優 「まだ子猫なのに……あはは♪ もう、指かみかみしちゃダメなんだよー」 
猫 「なーう」 

優 「……うん」 
猫 「なう?」 

優 「一緒に帰ろうか? お母さんにごめんなさいするんだよー? 猫さんも」 
猫 「なうっ」 

新ジャンル「素直冷静不良」=素不 (素直で冷静に元不良) 

素不「……ん? あれは……男!?」 

素不「男、だよな? 反対側で少し見えにくいな……」 

素不「雨に濡れっぱなしじゃないか、何やってるんだ駅前で。しょうがない私の傘に……」 

素不「……あ」 

素不「返り血が、べっとりだ。さっきの喧嘩でか」 

素不「……」 

素不「いやいやいや、そんな事を気には、でも……うぅ」 

素不「ダメだッ! 男が風邪を引くほうがよっぽど悪い」 

素不「で、でも……約束破ってる、訳では無いけど。うー」 

素不「だからっ、風邪を引いてしま……ん?」 

素不「……男に傘を誰かが……ん?」 

素不「あれは……」 

新ジャンル「アンニュイサド」=アサ (アンニュイなサディスト。保健室の先生設定で) 
新ジャンル「甘え下手の策略アンニュイ」=甘策 (名前のまんま) 

アサ「ったく、飛ばすわよ」 

甘策「あんまりスピード出さないでね、ドーナツ買ってあげたじゃない」 

アサ「うぅるさいわねぇ。ぷかぁ」 

甘策「ちょっと、隣でタバコは控えて欲しいんだけど?」 

アサ「ふふん、ザマぁ見なさい」 

甘策「もう」 

アサ「……ぷかぁ」 

甘策「男の容態どうだったの?」 

アサ「今日は顔合わせと簡単な問診だけよ、大して何も判ってないわ」 

甘策「そう」 

アサ「……ただねぇ、一つ腑に落ちないのよね」 

甘策「何か気になるの?」 

アサ「……これが即、異常って訳じゃないわよ?」 

甘策「ええ」 
アサ「一週間、何も……どんなささいな事何もかも記憶が戻ってないというのが、ちょっとね」 

ツンデレ=ツン (最早語らずとも。男と幼馴染で) 

ツン「ったく……どこフラフラしてるのよ、あいつは」 
ツン(雨足も強くなってるし、早く見つけてあげないと……) 
ツン「駅前、のほうかなぁ」 

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  「ふぅ、雨って大嫌い。こんな降るまで本読んでなきゃよかった」 
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ツン「ん? 携帯……もう! 何なのよ」 ピッ 
弱ツ『おねえひゃん! まらかえっれこにゃいのれすか!』 
ツン「げ……取らなきゃ良かった……あ、あはは、もうちょっとで帰るからね」 

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  「……人多いわねぇ」 
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ツン「……はぁ、まだ元気なのね、あの子ったら」 
ツン(後は男にでも押し付けちゃおうかしらね、もうそろそろ駅前か) 
ツン「きゃっ、もう! 何なのよあの車ッ! もー! 泥撥ねちゃったじゃない」 
ツン「うわ、人多いなぁ。流れに沿うと遠いのよねぇ」 

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  「ん? アンタ……」 
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ツン「わわっ、すいません……傘当たりました?」 
ツン「ホント申し訳ありません……あ、あの急いでますので!」 
ツン「はぁ……やっと駅前、か……男居る、か……な」 

――スッ 


男 「んお? 雨が止ん――」 


淡白「……そんな所で何してんのよ、男。びしょ濡れじゃない、ホラ」 


男 「……え?」 


新ジャンル「淡白」=淡白 (すごくアッサリ風味、それでいてしっとり) 











父親『いやぁ、脳みそまっさらな状態で、雨の中を不安と焦燥に駆られながら 
   迷いに迷い、疲れ果ててしゃがみ込んだそこに、傘を持って現れる少女』 

ツ母『あら♪ ナイスフラグツンちゃん♪』 

父親『こりゃあ恋に落ちるには中々のシチュエーションじゃないか、っと』 
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